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第四章:転生者ウェルガ 初等部編
そろそろ対校戦の季節だってばよ
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「いや~、あん時は楽しかったね~♪人間ってあんな目で人見れんだね~♪」
翌日の登校日、俺は友人達に魔術師ギルドであった出来事を楽しそうに話していた。
「…き、鬼畜…」
「ウェル君、可愛い顔して相当ヤバいね…」
「…プルプル…プルプル…」
「…相手の自業自得にも見えるけど、それ以上に可哀想過ぎる…」
まあ、当然こんな反応になるよな。知ってた。
ちなみにイルマが可愛いと言っていた通り、俺の顔はカッコイイよりもカワイイ寄りだ。
背も同年代の男子よりも頭1つ分くらい低いが、一応中等部位に伸び始めて、高等部卒業までに180㎝になるよう、転生前に調整している。前世は175㎝止まりだったからなぁ。
「そういやぁ、全裸の女の子が狂ったように叫びながら街中走り回って、衛兵に取っ捕まってたけど…あれ、ウェルだったのかぁ…」
ザイアはどうやらあの罰ゲームを見ていたようだ。
「あたしは聞いただけだけなんだけど、あれ、そういう事だったんだね…」
「ボクは知らなかったけど、何だか侍女達が騒いでいたねぇ」
「…ぜ、全裸ダッシュ…プルプル…」
イルマとゼクトはともかく、さっきからネルが机の下でプルプル震えている。多分想像して恐怖に刈られてるんだろう。豆腐メンタルだからな。
「…そ、そういえば、そろそろ対校戦だよな…」
あ、ザイアが露骨に話題変えてきた。
「そうだねぇ。このクラスは誰が出るんだっけ?」
「ボクとルシア君、あとはネル君だよ」
「う、ウェルガ様ではないのですか!?」
ネルがガバッと机から出てきた。
「ウェルガ君が出たら試合にならないだろう?」
「死人が出るぞ」
「会場が塵になっちゃうよ」
…君達は俺を何だと思っているのかね?
対校戦は、学園の初等部の分校同士で行う大規模なスポーツ大会みたいなものだ。
1年生から3年生まで(ちなみに俺は今年で10歳になるので、10歳から12歳)の各クラス3人を選出し、分校のトップを目指して対戦をするのだ。
選出方法はなく、各クラスが「この人にしよう」という人が出るらしい。
「まあそういうこと。俺は3年間応援って訳さ」
「うぅ…ウェルガ様のお力を他の方々にもお見せしたかったのにぃ…」
ネルは熱心な信者だから、女神の愛し子である俺が世間で注目されないのが納得いかないらしい。
「前衛のリシアと魔法を使う後衛のゼクト、神官で回復役のネルか。バランスはいいよな」
「オリハルコン級冒険者のお墨付きなら安心だねぇ」
「です!」
「なんなら…期間限定で愛し子の加護、やろうか?」
「「え?」」
2人は何言ってんだって顔して俺を見てるけど、そんなに不思議か?
「だって、自分のクラスを一番にしたいんだろ?俺は全然興味ないけど」
「それは嬉しいけど…何をするんだい?」
「ステータスを弄る」
「「い、弄るぅ!?」」
あ、そういえば言ってなかったっけか?
「まぁ、お前達の能力値やスキルを操作するのさ」
「さ、流石女神の愛し子…!」
「か、神の…神の奇跡ですぅ…!」
「ちなみに、能力値を下げたりスキルを消したりも出来る」
「ヤ、ヤベェ…ヤバ過ぎる…」
「まさに世界最強…」
はっはっは、誉め言葉と受け取っておこう。
ただ…何か嫌な予感がするんだよなぁ…
何というか、面白そうだけど俺にとっては面倒な事が起きそうな気がするのだよ…はぁ…
翌日の登校日、俺は友人達に魔術師ギルドであった出来事を楽しそうに話していた。
「…き、鬼畜…」
「ウェル君、可愛い顔して相当ヤバいね…」
「…プルプル…プルプル…」
「…相手の自業自得にも見えるけど、それ以上に可哀想過ぎる…」
まあ、当然こんな反応になるよな。知ってた。
ちなみにイルマが可愛いと言っていた通り、俺の顔はカッコイイよりもカワイイ寄りだ。
背も同年代の男子よりも頭1つ分くらい低いが、一応中等部位に伸び始めて、高等部卒業までに180㎝になるよう、転生前に調整している。前世は175㎝止まりだったからなぁ。
「そういやぁ、全裸の女の子が狂ったように叫びながら街中走り回って、衛兵に取っ捕まってたけど…あれ、ウェルだったのかぁ…」
ザイアはどうやらあの罰ゲームを見ていたようだ。
「あたしは聞いただけだけなんだけど、あれ、そういう事だったんだね…」
「ボクは知らなかったけど、何だか侍女達が騒いでいたねぇ」
「…ぜ、全裸ダッシュ…プルプル…」
イルマとゼクトはともかく、さっきからネルが机の下でプルプル震えている。多分想像して恐怖に刈られてるんだろう。豆腐メンタルだからな。
「…そ、そういえば、そろそろ対校戦だよな…」
あ、ザイアが露骨に話題変えてきた。
「そうだねぇ。このクラスは誰が出るんだっけ?」
「ボクとルシア君、あとはネル君だよ」
「う、ウェルガ様ではないのですか!?」
ネルがガバッと机から出てきた。
「ウェルガ君が出たら試合にならないだろう?」
「死人が出るぞ」
「会場が塵になっちゃうよ」
…君達は俺を何だと思っているのかね?
対校戦は、学園の初等部の分校同士で行う大規模なスポーツ大会みたいなものだ。
1年生から3年生まで(ちなみに俺は今年で10歳になるので、10歳から12歳)の各クラス3人を選出し、分校のトップを目指して対戦をするのだ。
選出方法はなく、各クラスが「この人にしよう」という人が出るらしい。
「まあそういうこと。俺は3年間応援って訳さ」
「うぅ…ウェルガ様のお力を他の方々にもお見せしたかったのにぃ…」
ネルは熱心な信者だから、女神の愛し子である俺が世間で注目されないのが納得いかないらしい。
「前衛のリシアと魔法を使う後衛のゼクト、神官で回復役のネルか。バランスはいいよな」
「オリハルコン級冒険者のお墨付きなら安心だねぇ」
「です!」
「なんなら…期間限定で愛し子の加護、やろうか?」
「「え?」」
2人は何言ってんだって顔して俺を見てるけど、そんなに不思議か?
「だって、自分のクラスを一番にしたいんだろ?俺は全然興味ないけど」
「それは嬉しいけど…何をするんだい?」
「ステータスを弄る」
「「い、弄るぅ!?」」
あ、そういえば言ってなかったっけか?
「まぁ、お前達の能力値やスキルを操作するのさ」
「さ、流石女神の愛し子…!」
「か、神の…神の奇跡ですぅ…!」
「ちなみに、能力値を下げたりスキルを消したりも出来る」
「ヤ、ヤベェ…ヤバ過ぎる…」
「まさに世界最強…」
はっはっは、誉め言葉と受け取っておこう。
ただ…何か嫌な予感がするんだよなぁ…
何というか、面白そうだけど俺にとっては面倒な事が起きそうな気がするのだよ…はぁ…
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