474 / 625
17章
443話 動きの展開力
しおりを挟む
思った以上に感触が良い。
機体の制御は地上よりも難しく、気にする部分も多いし、今まであれこれと必死こいてやってきた事が全くもって通用しないからなおの事、難度が高い……のは、周りも一緒だったりするから、いかにこの状況を飲み込んで、順応していくかって話よ。
「って言うのが、建前だったりするけど」
色んなゲームをしてきて、この手の物もやってきたけど、操縦周りの細かい設定が足を引っ張っているというか、操作難度を上げている感じはする。ひたすら真っすぐ飛ぶだけなら問題はないけど細かい横の制御だったり、加減速の具合を自分で調整しなきゃいけないのは結構大変。勝手にブレーキが掛かって停止するわけじゃないから吹かし続けると文字通りエリアの果てまで加速し続けていくから適度に自制しつつ機体を動かさないといけないのはちょっと他のゲームと違うとこかな。
「でもまあ、こういうメカを動かすのにあれこれ操作するってのは良いよね」
フックショットを使い、近くにあったデブリに突き刺して引っ掛けて、それを引きずる様に前進していき、他のプレイヤーが戦っている所に目がけて突き刺しておいたデブリを自分が静止し、最後の微調整を加えてからフックショット外して飛ばす。
我ながら中々にえぐい攻撃だな、もたもた戦闘している所に突っ込ませたおかげもあって、1機だけだが直撃。ぐるぐると回転しながら吹っ飛んでいく様を見ながらにまにまする。こんなにも簡単に行くとちょっと拍子抜けではあるが、楽しすぎる。吹っ飛ばされた奴は、暫く機体を回転させながらすっ飛んでいくので、吹っ飛んだ奴と戦っていたのと白兵戦の練習でもするか。
「こういうのは実戦でさっさと慣れた方が良いんだよなあ」
じゃこっとARを構えて射撃しながら接近、ちゅんちゅんと音が鳴るのだが……この辺はゲーム的演出だな。そら、宇宙そのものの物理法則なりを持ってきたら無音すぎて味気ない。BGMもそうだけど、SEってのもゲームに限らず映画やらアニメやら、娯楽には大事。
そんな事を考えつつ、射撃を受けてバランスを崩している機体に向かっていくのだが、さっきの射撃だけでやられるわけもなく、反撃でビーム射撃で返してくる。ああ、なるほど、銃の反動が無いのは光学系兵器の特徴だな。
当たり前だが、こっちも素直に撃たれるわけもなく、制御が難しくないビームライフルが主流になるのくらいのは見越している。しっかりビームシールドで射撃を防ぎ、勢いのまま蹴りをお見舞いしてやる。
ぐしゃっとひしゃげるような音を聞きながら更にブーストを掛けて加速を付けた所で、適当なデブリにフックショットを引っ掛け、無理やりの減速とバックブーストで停止。ただ向こうは何も繋がっていないので、さっさと勢いをカウンターしないとさっき吹っ飛んでいった奴と同じ末路だが……。
「まさか何もしないとは」
吹っ飛ばされてそのまま耐えるのかなと思ったら特に何もしてこない……訳ではないけど、カウンターブーストを当てるのが遅すぎる。かなり距離を取ってから姿勢制御をしてからこっちを向き直す。けど、さっさと次の所に行っているので私の姿は捉えられていない。
何て言うか、この宇宙戦、楽しすぎる。
地上で動いていた時に関しては、正直な所T2Wの時と変わらない。なんだったら同じような事は4脚戦車でやっていたし、機動力の差はあるにしても生身でやれていたことの沿線上でしかないので、こうやって自由自在に飛び回れるのは爽快感含めてT2Wじゃ味わえない。こう、自分が操作できる事も多く、自分の実力でどこまでも強くなれるってのも良い所。
『アカメ殿、攻撃が当たらないのだが、どうしたら!』
『宇宙だと遠近感が狂うからなあ……地上の様に攻撃するのやめりゃーいいんだよ』
上下逆さまでいつもの様に光も反射しないカーボンブレードを振るい相手に攻撃を繰り出している柳生の方を確認しつつ、細かくサイドブーストを掛けぐるりと姿勢を変えてから戦っている様を楽しむ。
『そう、は、言っても……!』
『そーだなあ……遠近が狂っているから間合いが測れないってなら突っ込んで突き入れりゃいいだろ?』
もしくは、すれ違うようにして、刀を振るうってのもあるな。
それにしても大半のプレイヤーが宇宙で溺れているのを見ると、操作難度が結構高いのかね。こういうのは感覚とコツを掴むのにそこまで苦労しないと思う。柳生だって地上であれだけ近接戦出来てるから上手い事動けると思うんだがまだコツを掴めてないみたいだ。
『もっと柔軟に、力業で制御できるほど簡単じゃないぞ』
地上での戦闘が染みついている古参連中ほど宇宙で溺れている気がする。そりゃいきなり勝手も違うし、操作難度が増えた宇宙じゃ難しいって事か。それでも基本操作の部分は一緒だし、ちょっと考えれば慣れそうなもんだけど。
で、柳生の奴が私に言われた通り、斬りかかる……のではなく、突きをメインにした突撃攻撃に切り替えている。言われた通りの事を素直にやっている辺り、向上心があるなあ。
何て事を思っていれば、上から雨の様に射撃を貰うので、回避行動でサイドブーストを掛けて体を横に振りながら射撃された方に方向転換。これも横を振りつつ、体自体を回転させるブーストは別ってもんだから、やっぱむずいわ。
『私はお客さんの相手してるから、さっさと倒しなさいよ』
『任せい!』
絶え間なく射撃してくる方を向いて、ビームシールドで受けながらバックブーストを掛けて距離を取りつつARで反撃。 マップ的にデブリが多く、ちょっと油断するとそれにぶつかって結構なダメージ。何て事が起きるから後ろに下がっている間も、障害物に当たらない様にしなきゃならない。考える事が多くて大変だが、この大変さこそ、面白さだよなあ。
「まーだまだ、甘いね」
後ろに下がりながらぐるりと一回転と共にデブリにフックショットを掛け、シューっとワイヤーが擦れる音を聞き、十分に長さを確保出来た所で一気に前に。シールドで受けつつ射撃をしながら一直線上での戦闘を振って、すれ違うと共にワイヤーをぐるりと絡ませるようにし、フックショットのワイヤーで縛り付けると共に、ARを構えてグレネードを一発。
派手なピンク色の爆発……の方が個人的には好きなんだけど、普通の赤い炎が上がる。これも演出の1つだけど、本当だったら爆発しないよなあ。でもそういう細かいことをあーだこーだいって水を差すことはナンセンス。派手な演出って大好き。
「って、まだ原型が残ってるのか」
半壊して辛うじて動いているのを見て「ひゅう」っと口笛1つ。
悲しいけどこれ、バトロワなのよね。
もう一度ARを構えてから縛り付けている機体に向けて引き金をかるーく引いてやる。
機体の制御は地上よりも難しく、気にする部分も多いし、今まであれこれと必死こいてやってきた事が全くもって通用しないからなおの事、難度が高い……のは、周りも一緒だったりするから、いかにこの状況を飲み込んで、順応していくかって話よ。
「って言うのが、建前だったりするけど」
色んなゲームをしてきて、この手の物もやってきたけど、操縦周りの細かい設定が足を引っ張っているというか、操作難度を上げている感じはする。ひたすら真っすぐ飛ぶだけなら問題はないけど細かい横の制御だったり、加減速の具合を自分で調整しなきゃいけないのは結構大変。勝手にブレーキが掛かって停止するわけじゃないから吹かし続けると文字通りエリアの果てまで加速し続けていくから適度に自制しつつ機体を動かさないといけないのはちょっと他のゲームと違うとこかな。
「でもまあ、こういうメカを動かすのにあれこれ操作するってのは良いよね」
フックショットを使い、近くにあったデブリに突き刺して引っ掛けて、それを引きずる様に前進していき、他のプレイヤーが戦っている所に目がけて突き刺しておいたデブリを自分が静止し、最後の微調整を加えてからフックショット外して飛ばす。
我ながら中々にえぐい攻撃だな、もたもた戦闘している所に突っ込ませたおかげもあって、1機だけだが直撃。ぐるぐると回転しながら吹っ飛んでいく様を見ながらにまにまする。こんなにも簡単に行くとちょっと拍子抜けではあるが、楽しすぎる。吹っ飛ばされた奴は、暫く機体を回転させながらすっ飛んでいくので、吹っ飛んだ奴と戦っていたのと白兵戦の練習でもするか。
「こういうのは実戦でさっさと慣れた方が良いんだよなあ」
じゃこっとARを構えて射撃しながら接近、ちゅんちゅんと音が鳴るのだが……この辺はゲーム的演出だな。そら、宇宙そのものの物理法則なりを持ってきたら無音すぎて味気ない。BGMもそうだけど、SEってのもゲームに限らず映画やらアニメやら、娯楽には大事。
そんな事を考えつつ、射撃を受けてバランスを崩している機体に向かっていくのだが、さっきの射撃だけでやられるわけもなく、反撃でビーム射撃で返してくる。ああ、なるほど、銃の反動が無いのは光学系兵器の特徴だな。
当たり前だが、こっちも素直に撃たれるわけもなく、制御が難しくないビームライフルが主流になるのくらいのは見越している。しっかりビームシールドで射撃を防ぎ、勢いのまま蹴りをお見舞いしてやる。
ぐしゃっとひしゃげるような音を聞きながら更にブーストを掛けて加速を付けた所で、適当なデブリにフックショットを引っ掛け、無理やりの減速とバックブーストで停止。ただ向こうは何も繋がっていないので、さっさと勢いをカウンターしないとさっき吹っ飛んでいった奴と同じ末路だが……。
「まさか何もしないとは」
吹っ飛ばされてそのまま耐えるのかなと思ったら特に何もしてこない……訳ではないけど、カウンターブーストを当てるのが遅すぎる。かなり距離を取ってから姿勢制御をしてからこっちを向き直す。けど、さっさと次の所に行っているので私の姿は捉えられていない。
何て言うか、この宇宙戦、楽しすぎる。
地上で動いていた時に関しては、正直な所T2Wの時と変わらない。なんだったら同じような事は4脚戦車でやっていたし、機動力の差はあるにしても生身でやれていたことの沿線上でしかないので、こうやって自由自在に飛び回れるのは爽快感含めてT2Wじゃ味わえない。こう、自分が操作できる事も多く、自分の実力でどこまでも強くなれるってのも良い所。
『アカメ殿、攻撃が当たらないのだが、どうしたら!』
『宇宙だと遠近感が狂うからなあ……地上の様に攻撃するのやめりゃーいいんだよ』
上下逆さまでいつもの様に光も反射しないカーボンブレードを振るい相手に攻撃を繰り出している柳生の方を確認しつつ、細かくサイドブーストを掛けぐるりと姿勢を変えてから戦っている様を楽しむ。
『そう、は、言っても……!』
『そーだなあ……遠近が狂っているから間合いが測れないってなら突っ込んで突き入れりゃいいだろ?』
もしくは、すれ違うようにして、刀を振るうってのもあるな。
それにしても大半のプレイヤーが宇宙で溺れているのを見ると、操作難度が結構高いのかね。こういうのは感覚とコツを掴むのにそこまで苦労しないと思う。柳生だって地上であれだけ近接戦出来てるから上手い事動けると思うんだがまだコツを掴めてないみたいだ。
『もっと柔軟に、力業で制御できるほど簡単じゃないぞ』
地上での戦闘が染みついている古参連中ほど宇宙で溺れている気がする。そりゃいきなり勝手も違うし、操作難度が増えた宇宙じゃ難しいって事か。それでも基本操作の部分は一緒だし、ちょっと考えれば慣れそうなもんだけど。
で、柳生の奴が私に言われた通り、斬りかかる……のではなく、突きをメインにした突撃攻撃に切り替えている。言われた通りの事を素直にやっている辺り、向上心があるなあ。
何て事を思っていれば、上から雨の様に射撃を貰うので、回避行動でサイドブーストを掛けて体を横に振りながら射撃された方に方向転換。これも横を振りつつ、体自体を回転させるブーストは別ってもんだから、やっぱむずいわ。
『私はお客さんの相手してるから、さっさと倒しなさいよ』
『任せい!』
絶え間なく射撃してくる方を向いて、ビームシールドで受けながらバックブーストを掛けて距離を取りつつARで反撃。 マップ的にデブリが多く、ちょっと油断するとそれにぶつかって結構なダメージ。何て事が起きるから後ろに下がっている間も、障害物に当たらない様にしなきゃならない。考える事が多くて大変だが、この大変さこそ、面白さだよなあ。
「まーだまだ、甘いね」
後ろに下がりながらぐるりと一回転と共にデブリにフックショットを掛け、シューっとワイヤーが擦れる音を聞き、十分に長さを確保出来た所で一気に前に。シールドで受けつつ射撃をしながら一直線上での戦闘を振って、すれ違うと共にワイヤーをぐるりと絡ませるようにし、フックショットのワイヤーで縛り付けると共に、ARを構えてグレネードを一発。
派手なピンク色の爆発……の方が個人的には好きなんだけど、普通の赤い炎が上がる。これも演出の1つだけど、本当だったら爆発しないよなあ。でもそういう細かいことをあーだこーだいって水を差すことはナンセンス。派手な演出って大好き。
「って、まだ原型が残ってるのか」
半壊して辛うじて動いているのを見て「ひゅう」っと口笛1つ。
悲しいけどこれ、バトロワなのよね。
もう一度ARを構えてから縛り付けている機体に向けて引き金をかるーく引いてやる。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる