陰陽師の異世界騒動記〜努力と魔術で成り上がる〜

熊1969

文字の大きさ
8 / 81
第1章 遥か高き果ての森

八話 検証と擬似錬成

しおりを挟む


   早速そのエクセイザーの皮膚と恒例である土を使って、あるものを作ろうと思う。

   まず始めに五メートルもあったのでいくつかに分けた皮膚の一つの上にエクセイザーの刀身を置き、長さ、刀身の幅、厚さを図る。 

   大体目測で測り終えると、エクセイザーで皮膚を、ちょうど彼女をくるっと丸めておけるくらいの大きさを切り取った。 

   インテリジェンス・ウェポンであるエクセイザーでも、相当苦労した。

   飛躍的に向上したステータスがなかったらもっと時間がかかっていたことだろう。



   しかしこれにより、皮膚の靭性にさらなる期待が持てた。



  それが終わるとエクセイザーと切り取った皮膚を持って外に出て、地面にエクセイザーを突き刺した。

『いったい何をするのじゃ?』
「まあ、見ててくれ」

   エクセイザーの前に座り込み、地面に向かって手をつく。

「ふっ……!」

   そのまま地面に霊力を流し込んで、目を瞑って集中力を高め、エクセイザーの周りの土を操作し始める。

   数分間かけてその地層を探し当て、一気に表面に引き出す。

   それは、真っ黒な土だ。地中深くの『エナジーコア』に近く、かつ霊力が豊富に溜め込まれている頑丈な土。

   それで、エクセイザーの紫色を帯びた刀身を覆っていく。

『おっ?おおっ?』

   初めての不思議な感覚にエクセイザーは戸惑っているようで、困惑したような声を上げていた。

   最初はただ自動的に超圧縮された土が纏わりつくだけだったが、少しずつ、脳内でイメージを浮かべ続けながら操作していった。

   ただの土塊だったそれは、やかエクセイザーの刀身に合わせて洗礼された形に整ってゆき、鞘になる。

「ぐっ……」

   その間、こちらに来てからログキャビン作成と土ツールの作成以外ほとんど消費しなかった霊力がごりごりと削られていった。

「全身に、重りをつけてるみたいだな……!」

   当然、肉体にかかる負担も大きくなり、俺の頰を幾筋もの汗が伝う。

   ただ何かを作るだけなら簡単だけど、こういう緻密な作業は難しいな……!

   地球にいた頃もよく小さかった時に土人形を作って遊んでいたが、それを動かすための回路を作ろうとすると、かなりの負担が体にかかっていた。

   レベルアップやイザナギ様の加護があるからそれよりは楽だが、やはりキツい。

   これは後からシリルラに聞いた話だが、普通はこうやって地面の土を精密な調整することなどできないそうだ。

   俺の権限レベルと昔からの経験、そしてこの『遥か高き果ての森』という場所の潤沢な霊力を持った土地だからこそ、可能になった。

「あと、少し……!」

   やがて体感時間で十分ほどたった頃、ついにそれは完成した。

   全長70センチほどの、漆黒と形容していいほど真っ黒な鞘。

   材質は全て高質な土で形成されており、地中にあった木の根や小石をなるべく取り除くよう意識したおかげで、綺麗に完成させることができた。

   全力で作っただけに、中の構造は今まで作った土ツールと比べてもかなり密になっており、これだけで充分鈍器になり得るだろう。

「はぁっ、はぁっ……」

   全身を駆け巡る疲労感と、久しぶりの複雑な作業による激しい頭痛に、思わず脱力して地面に寝転がった。

《お疲れ様ですね》
「はぁ、はぁ、ふぅ……おう、サンキュー。けど、まだ仕上げがあるんだよな」

   そのまま数分間休憩し、やがてすっからかんだった霊力が動けるようになるまで肉体に巡ってくると、立ち上がって傍に置いた皮膚を拾う。

   そして出来上がったばかりの鞘に巻きつけ、また霊力を流し込んでその上からさらにもう一回り、今度は土ツールに使っている地面の表面層の土を覆わせた。なるべく薄く、しかし強固になるように。

   土が全体を覆った後表面を滑らかにすると、ようやく完全に完成した。

   エナジーコアに近い硬質な土、エクセイザーの皮膚、さらに土の3層構造の、俺が考えうる限り現状の素材で作れる最も堅牢な鞘。

   インテリジェンス・ウェポンであるエクセイザーに相応しい鞘…とまでは言えないが、それなり出来ているのではないかと思う。

   最後に地面と繋がったままのこじりの部分を整え、中に収まっているエクセイザーごと持ち上げた。おっ、結構重量があるな。

《…補足しておきますと、龍人様のレベルに反して異常なほどの高ステータスだからこそ、それは重いとだけ感じるのであって、普通のレベル20の人間が持とうとしても、絶対に持ち上げられない重量ですね》

   ……うん。もう俺のステータスのことは気にしないことにしよう。エクセイザーの亡骸の解体中に自分でも確認したが、あのインフレ率はもはやバグとしか思えない。

   だってあれだぞ?普通の人間のレベル上限が100で、ステータス上限は10000だ。

   それなのに、俺もうレベル20でMP以外のステータス、6000超えてるからね?MPに至っては、9000超えてたし。

   これはもうそういうものだと諦めるしかないだろう。じゃなきゃ、実力に釣り合わないことのストレスで、胃に穴が空くわ。

   まあ、ステータスは鎧とか不思議な効果のついたアクセサリーとかをつけると多少補正がかかるみたいだが。

   しかし、決してこのバグじみたステータスに感謝していないというわけではない。

   身体能力が上がれば、地球にいた時基礎能力が足りなくて出来なかった爺ちゃん考案の鍛錬をすることが出来る。

   だから、助かるものは助かるのだ。ただ唯一の問題は、俺がチート能力を得てそこまで喜ぶような性格じゃないってこと。  

《普通ならば、自分が強者だと分かれば飛び跳ねて喜びそうですけれどね》
「自分に力があるなんて過信は、一瞬でもできないよう、徹底的に精神を鍛えられたからな。例の如く爺ちゃんに」

   逆にもし強い力を得たのならば、それを振るうだけでなく、自在に使いこなす術を身につけなければならないというのが爺ちゃんの口癖の一つだ。

   そして俺はその意味を、よく理解していた。幼き頃、俺が犯したとても大きな過ちのせいで。

『ふむ、良い心がけじゃな』
《そうですね》

   さて。そろそろ、エクセイザーやいつの間にか新しく手に入れていたスキルの検証に移ろう。

   シリルラ、新しいスキルを表示してくれるか?

《了解ですね》

   するとシリルラの了承とともに、毎度の如く脳内にリストのようなものが浮かび上がってきた。


【銀を倒せしもの】
   秘境、『遥か高き果ての森』の西部全域を支配していた大いなる女皇を倒したものに送られる称号。西部全域の魔物を従える資格を持つ。また、女皇が持ちし力の一部を受け継ぐ。


【風の狩人】
   その体はまるで疾風の如く。何者も捉えられぬ狩人は静かに獲物の命を刈り取らん。
奇襲をした際ほぼ完全な確率で成功する。


【大地を操るもの】
   土を扱い、多くのものを作り出したものへ与えられる称号。名誉スキル。特に効果はない。


【水使い】
   多くの水を扱ったものへ送られる称号。名誉スキル。特に効果はない。


【大番狂わせ】
   圧倒的実力差のある相手と相対し、見事打ち倒したものへ与えられる称号。レベルが三十以上格上の魔物を倒した際、経験値にブーストがかかる。


【身体能力超強化Lv3】
   体内で魔力(霊力)を高速で循環させ、肉体能力を向上させるスキル、身体能力強化の上位互換です。レベルが上がっていくにつれ、強化の倍数が上がっていきます。
Lv3…魔力が枯渇するまで、全ステータス六倍


【体術Lv6】
   名前の通り、体を使った戦闘をする際動きに補正がかかる。レベルが上がっていくにつれ、五感が鋭くなり、高ければ高いほど強い格闘家だということを示している。
Lv6…免許皆伝


【爪撃Lv4】
   名前の通り、爪を使った闘術。レベルが上がるにつれより早く、より鋭く技が鋭角になっていく。


【衝撃、打撃、精神、魅了、阻害、毒、炎熱、疲労耐性】 
   名前の通り、衝撃、打撃、精神、魅了、阻害、毒、炎熱、疲労に対しての耐性がつく。レベルがカンストしている際、八割の確率で完全に無効。
特殊:疲労耐性は常時発動。


【空歩】
   魔力(霊力)で空気の足場を作り、その上を移動する高等技術。本来ならば【立体起動、瞬歩、韋駄天、風の使い魔、集中、魔力操作、魔糸】のスキルを全てカンストした上で手に入る【天歩】というスキル。しかし、イレギュラーな取得方法によりさらに強力な固有スキルへと変化した。
所有権:皇 龍人(固定)


「ふむ、こんな感じか。というか、またしても固有スキルを手に入れたのか……」

   このスキルは多分あれだ、修行で山に放り込まれた時に、猛獣から素早く逃げるため、手っ取り早く木の上に登ろうと試行錯誤した末に思いついたやつがスキル化したんだ。

   しかも地球にいた頃、心の中で【空歩からあゆみ】って呼んでたのが何故か名前になってるのが何となく嬉しい。読み方は違うみたいだけど。

《馴染みのあるものがあって良かったですね》
「ああ」

   他のは……色々とお腹いっぱいである。【爪撃Lv4】とか、昨日までは持ってなかった耐性系のスキルは【銀を倒せしもの】の効果で、エクセイザーの持っていたスキルがこっちにきたみたいだな。

   エクセイザーから無理やり奪ってしまったものとはいえ、せっかく手に入ったものだ、しっかりと修練して使いこなせるようになろう。

   それが勝手な理由でエクセイザーの命を奪ったことへのせめてもの恩返しってもんだ。

『む、別に気にしなくて良いぞ。7割がたはこのに残っておるからな』

「あ、そうなのか。じゃあ遠慮無く……とは言えないけど、活用させてもらうよ」
『うむ。お主に使われるのなら大歓迎じゃ』
「そう言ってくれると、こっちも多少気が楽になるよ」

   あ、【大番狂わせ】はスルーの方向で。もうこれ以上成長促進系はいらない。【創世神の友】だけで充分すぎるわ。

   最後に、手に入れたスキルで唯一使えないのが、【大地を操るもの】と【水使い】か。これは何か使い道があるのだろうか。

《他人に知られたとき、羨望の眼差しを送られるくらいですね。本来ならば精霊と契約を交わし、長い修練の果てに手に入れるものですからね。これを誰かに見られれば未熟な魔法使いに追いかけ回されるでしょうね》
「……なあ、ちょっと思ったんだけどさ」
《何ですかね?》
「お前さ、俺が頭を抱えるのを見るためにわざと細かい説明してない?」
《………さあ、何のことでしょうか》
「おいコラ、何だ今の間は」

   ま、まあいいや。ただ単に親切に教えてくれてるだけってことにしとこう。
   そうした方が俺の精神的にもいいに決まってる。

《その通りですね》
『……お主ら、仲がいいの』

   そうシリルラとやり取りをしていると、木に立てかけたエクセイザーがぽつりと呟く。

「まあ、こっちに転移してから何かと世話になってるしなぁ」

   それに、こいつと話してると友人を思い出すんだよな。

   だから、この説明してくれてるのか、自分が楽しむためにわざと教えてるのかわからない解説も、苦笑いで済ませられる。

『ほう、友人とな?』

   そ。あっちの世界じゃ浮きまくりの俺の外見を全く気にせず接してくれた、かけがえのない友人。

   一つ年下の、どこかぼーってしてそうで、でも実際はよく周りを見てた女の子だ。

   ……あ、そういえば。

『?   どうかしたのか?』

   シリルラと最初に話したときおかしいなって感じたのは、あいつが似たような口調だったからだっけ。

   一つ下の後輩なのに、よく俺をからかって楽しんでいた。

   …あいつ、どうしてるかなぁ。もしかして、俺のこと心配とかしてくれてるのかな。もしそうだったら、なんか嬉しいな。

   あいつは、本当に大切な存在だったから。

   あいつがいなかったら、俺は一人な事に耐えきれなくて、もっとネガティブな性格になってたんじゃないかなー、とか常々考えていた。いや、過去形じゃ無くて今もか。

   まあとにかく、それくらい友人は俺にとって大切なやつだったから、似た口調のシリルラに何か言われても、あんまり怒る気にならないんだよ。

『なるほどのう。くくっ、その友を大事に思う心意気、妾は結構好きであるぞ』

お、そっか。なんか、ありがとな。


《……………》


●◯●


   さて。いつの間にか話が脱線しまくってたな。スキルの確認も終わったし、エクセイザーの検証に移ろう。

   立てかけていたエクセイザーを持ち上げ、三層目を作った時につけておいた、日本刀の鞘で言う栗型の部分で後ろ腰に固定する。

   すると、はりというべきか、ずっしりと腰に確かな重みがのしかかってくる。

   次に激しい運動をしても取れないか、試しにその場で蹴り技を連続で放つが、一向に栗型がぽろりといく様子はない。

   俺が修得している中で最強の技である皇ノ脚術序列五位、〝壊首〟をしても、しっかりと腰にくっついていた。

   わかりやすく表現すれば、空気が破裂するような音を出す動きをしても大丈夫ということだ。

「これなら大丈夫か……」

   無事鞘の強度を確認できたので、今度は右手で本命であるエクセイザーを鞘から引き抜く。

「うおっ、軽いな」

   鞘が付いていた時と比べると、五分の一ほどに重量が減った。やっぱりこの鞘、相当重いんだな。 

『ふふ、そうじゃろう?妾は軽いのじゃ』

   ……体重の話じゃないけど、まあいいや。

   ちなみに陰陽師なのに西洋剣が使えるのか、という心配はない。
 
   一応武器全般の手ほどきは受けている。中でも刀剣は得意な方で、最近は爺ちゃんに一本取れるくらいには上手くなっていた。

   数度両手の中で回したりして剣の重さに慣れ、現在の自分の身体能力を考慮し、込める力を定める。

「よし、このくらいか」

   それが終わると体を半身にして引き、左手を前に、右手を水平になるように後ろに構えた。左足で地面をしっかりと踏みしめ、最後に目を瞑った。

   すると自然と思考が明瞭になり、余計な考えが全て廃される。

   明鏡止水、そう呼ばれる境地に、俺は入った。

   視界は瞼を閉じたことによって黒一色に染まっている。

   だが、目に頼るな。自然を体で感じ、一体となれ。

『…っ!凄まじい気迫じゃな…』


………………………。



ーーザアァァァァ…



   ーー唐突に、タイミングよく風が吹いた。それにより目の前の木から一枚、葉が落ちるのを直感で悟る。

そしてその葉が目の前まで落ちてきた瞬間ーー

「ーーシッ!」

   強く足を踏み込み、極限まで力を抜きーー最後の一瞬にのみ力を込め、最高の速度で振り抜く!!!

   鋭い風切り音と共に、刀身が何かをするりと通り抜けたような感触が剣から伝わってきた。 

   ゆっくりと目を開けば、振り抜いた腕の先に、二つに分かたれてヒラヒラと舞う木の葉があった。

「よし。剣の腕は鈍ってないな」
   
   でも、切れ味が鋭いだけにまるではしで豆腐を崩すような、どこか手応えが薄く感じた。

   その後も一通りの型をこなしていくが、【灰狼のベルト】やステータスの上昇の効果があるためら地球にいた時より剣の冴えは、より鋭いものになっていった。
しおりを挟む
感想 79

あなたにおすすめの小説

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ
ファンタジー
 アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。

処理中です...