19 / 81
第1章 遥か高き果ての森
十八話 会議と謎
しおりを挟むヴェルメリオを始めとした東部から逃げてきた魔物たち5人を保護してから、はや一週間が経過した。
その間にもニィシャさんやヴェルから入手した情報により、何人かの二種族の保護に成功している。
保護した人たちは、西部の中のリィスの両親が統治している南部まで送り届けた。俺の所で全員面倒見るわけにもいかない。
五人からの情報によると、彼女達が知っている兎人族と鬼人族の人数は、二種族を足して大体1500人と言ったところか。
そのうち、既に半数は保護できたのだが……その人たちから聞くと、一緒に行動していたものや家族が追っ手にやられた人が多くいた。
もっと早く保護できなかったことに悔しさを感じながらも、彼らからもたらされた情報を頼りにエクセイザーの配下のミスリルリザードで構成された精鋭部隊とともに西部内を捜索。
結果、、遥か高き果ての森を四分割する大河の近くで多くの亡骸が発見された。その数は600を超え、どちらの種族も同じくらいの被害が出ていた。
しかし、発見できた亡骸の数を全体の数から差し引くと、既に生存者のほとんどは見つけて保護することができた。
話を聞くだけでわかる東部のやり方から考えるに、結果はいい方だろう。
「……では、これより会議を始める」
そして今俺は……西部の各区画のリーダー、重鎮が集まっている会議の会場である、〝小人の森〟の大樹。
その頂上にある白亜の石造りの円形のテーブルの席の一つに座っていた。
●◯●
護衛役である何体かの最上位種の魔物が後ろに控える中、そのうちの一人であるガルスさんの工房で作られた木製の椅子に座るのは、俺と隣に人化して座っているエクセイザーを含めて、7人。
まず、エクセイザー。次にこの〝小人の森〟の統率者であるオグさん。三人目に、今回は鍛冶屋ではなく、切り込み隊長として参加したガルスさん。
ガルスさんは西部随一の剣の使い手であり、何よりも剣を愛している。だから自分で剣を作りたくて、鍛冶師になったらしい。
四人目が、ゴスロリドレスを着た落ち着いた印象の麗人。リィスの母である、始祖たる吸血姫であるリリスさん。
五人目は同様にリィスの父親に当たる、始まりの死騎士たるディアルさん。こちらもリィスの親で、父親に当たる。鋭い赤眼が印象的だ。
六人目は西部の西部……なんかややこしいな。
西部区画を取りまとめる、蜘蛛女皇であるユキさん。ゆったりとした白いローブに長い白髪、鈍色寄りの白眼。
腰からは白い毛に包まれた六本の蜘蛛足を備え、無表情とその威圧的な見た目から感情に乏しいに見えるがその実、かなりの人情家だ。
ユキさんは俺のコートを作ってくれた張本人でもあり、代わりに一晩中自分の管轄地域の魔物たちの自慢を延々と聞かされたのは記憶に新しい。
そして今現在、西部地域の守護者の立場をエクセイザーより受け継いだ異世界から来た俺、皇 龍人。
並ぶ顔ぶれの壮観さに少し気後れしながらも、俺はなんとか会議に望んでいた。
議題は……当然、東部のことについてだ。
「この一週間で殆どの避難民を確保、保護することができています。リュート君が尽力してくれたおかげでもありますわね」
手元の大きな葉で作られた報告書を見ながらリリスさんが言えば、オグさんが頷く。
「だねぇ~。流石は私が認めただけはあるよ~。それで……この状況に関して、あちらの反応はどうなのかな~?」
「数日前使者の〝噂鳥〟がこちらに来ました。そのバードによると、黒鬼神は『我が地の民が逃げ出し、それを無遠慮にも掻っ攫っていった西部に宣戦布告をする。今度こそ滅ぼしてやる』と言っているそうです……ふざけるなって感じですね」
あれだけ派手に先遣部隊を潰して回っていたので目をつけられ、直接送られてきた書面を俺が読み上げた。
そうすれば、全員がギリッと奥歯を噛む音が会議場にこだまする。
「……あんなゴミ小鬼どものために殺して回ったくせに、屁理屈も甚だしい。相変わらずいけ好かない。今度こそあの顔に毒針をぶち込んでやるべき」
まず最初に、ユキさんが小さな声で怒りをあらわにした。するとすぐにディアルさんが机に拳を叩きつける。
「いや、俺の鎌が先だ。あのふざけた真っ黒な面を真っ二つにしてやる」
「みんな物騒だなぁ~………そこは棍棒でどたまカチ割るのが一番楽でしょ?」
「あなたも物騒ですよ、オグさん……ふむ、四肢を切り落として見世物にするのはどうでしょう?」
……みんなバイオレンスすぎない?
《仕方のないことかと》
まあ、俺もニィシャさんや、何より一番奴の近くにいたヴェルのことがあるから、一発ぶん殴ってやりたい気持ちは同じだ。
不気味に笑うメンバーたちを見てエクセイザーがため息をつき、パンパンと手を叩いて諌める。
「そこまでじゃ。奴が性根の腐りきった屑なのはいつものことであろうに。そんなことより、建設的な話をしようではないか」
「……それもそうですね。少し取り乱しました」
「いずれにせよ~、あいつのせっかちさから考えると~後一ヶ月以内に戦争が起きるのは間違いないね~」
「一ヶ月、か……」
俺がこの世界にきてから、もうすぐ五ヶ月近くになる。まさか異世界に来てから節目の半年目が戦争とはな。
当たり前だけど、俺に戦争の経験なんてない。いくら陰陽師だからって、そうそう大人数の人間や妖魔と戦う機会はなかった。
戦争中、一瞬でも気を抜けば俺は死ぬだろう。この中で戦争の素人は俺だけだ。心してかからなくては。
「ガルス、装備の方は?」
「……すでに数は揃えてある。後は個々の体に合わせて調整するのみだ」
「よし……こちらも食糧をはじめとした物資やトラップなどの魔道具類は準備を進めている。開戦前には余裕で間に合うだろう。妨害工作も監視している」
「……西部も、回復薬の類はいざというときのため十分以上に貯蓄してある。問題ない」
「では次にーー」
もう幾度も繰り返したためか、トントン拍子に会議は進んでいった。
そして、俺はオグさんのところのゴブリン大隊のうちの一つの指揮官を任され、遊撃部隊として組み込まれた。
俺もその黒鬼神を直接叩きに行きたかったが、それは不可能だった。その理由はこの世界のシステムにある。
この世界のあらゆる生物は、すなわち亜神へと至ると〝Eの理〟というものが適用されるらしい。
これは地球の指数表記と同じで、 膨大なステータスが簡易化されたものだ。その数値は俺などとは比べ物にならない。
そして〝Eの理〟にたどり着いたものは、同じ〝Eの理〟の到達者、あるいは特殊なスキルを持っていないとダメージを与えることはできない。
つまり、俺に黒鬼神を倒す手段はない。一応【魔術】がそれに該当するが、亜神を倒せるほどには熟達していなかった。
だから俺は、遊撃部隊に加わってゴブリンたちを蹴散らすことにした。少しでも力になれることがあるなら、全力でやる。
その後もいま考えうる相手側の行動やこちらの対策の話についてあらかた話し終わると、昼を過ぎたところで解散となった。
「……リュート」
剣に戻ったエクセイザーをかついでいると、ユキさんが近づいてくる。
「あれ、ユキさんどうかしましたか?」
「……先に謝っておく。外から来たあなたを私たちの問題に巻き込んでしまっている」
……何を言うのかと思えば。
無表情を少しだけ申し訳なさそうなものにしているユキさんに俺は笑い、なるべく元気よく答えた。
「そんなことでしたら、気にしないでください。俺は、自分のことをこの遥か高き果ての森の住人だと思ってます」
「……ん。あなたは確かにここの住人。確かに別の世界から来たけれど、しっかりと役目を持っている」
俺の役目。それはエクセイザーに代わり、この西部を守ること。それをできていると言われて、少し嬉しくなる。
「だったらなおさら、俺が戦わない理由はないです。皆のために、俺はこの剣を振るいます」
「……ん。リュートは優しいね。そして強い」
「はは、そんなことないですよ……」
……本当に、そんなことない。
〝あの時〟だって、俺は自分の憎しみを抑えられなかった。真っ黒な感情に支配されて、自分を見失った。
今の俺じゃあ、〝あの時〟の二の舞になりかねない。だからもっと、自分の感情をうまくコントロールできるようにしなくては。
それにあいつのことだって、まだ忘れられてない。あいつも未練がましく死者に好かれ続けても迷惑だろうし。
《……どうでしょうね。もしかすると逆に、死んでもなお好かれ続けているというのはそれはそれで嬉しいとは思いますが》
……そうだといいな。けど、そんなことを話したって意味がない。
「……?」
考え込んでしまった俺に首をかしげるユキさんに俺は慌てて笑いを浮かべ、言葉を連ねる。
「とにかく、俺も西部を守るために頑張りますから」
「ん、お願いね。それと、コートの調子はどう?」
「バッチリですよ。いつも使ってます」
「よかった。それじゃあ」
自分の服を褒められて嬉しいのか、やや上機嫌な様子でユキさんは離れていった。
俺は蜘蛛足の揺れるその背中を見送りながら、護衛の魔物の一匹である〝カルラ〟というカラス人間のような魔物に手伝ってもらい、大樹を降りるのだった。
●◯●
〝小人の森〟の大樹から降りると、雨が降っていた。弱すぎることも強すぎることもない、言うなればちょうどいい雨といったところだろうか。
雲が存在している高さより遥か上に存在するこの遥か高き果ての森に雨が降っている理由は、この浮島を制御している大精霊の力だ。
「ありがとうございます」
「いえ。帰りの道中、お気をつけて」
俺は運んでくれたカルラにお礼を言うと、アイテムポーチから傘を取り出してそれを差す。
撥水性の高いゴブリンの皮でできたそれを肩に乗せると、俺はログキャビンへと歩き始める。
俺は、割と雨が好きである。なぜならあいつと出会ったのもまた、雨の日だったからだ。
あいつとの付き合いは長く、中学の時からだった。今日と同じような雨の日、たまたま傘を忘れてた時に貸してくれたんだったか。
《普通は逆かと思われますが……》
「それは俺が一番よく分かってるからツッコミは無しだ」
ともかく、そんなわけであいつとの出会いの日の象徴である雨は俺が好きなものの一つなのである。
とはいえ、ログキャビンにはまだ人がいるし、そうゆっくりと歩いてもいられない。早く帰ったほうがいいだろう。
足早に森の中を進んでいき、やがていつも通り木柵が見えてくる。霊力で結界を通り抜け、〝維持〟の結界で守られている畑の間を通り抜けてテラスを登った、
前に突き出た屋根の下まで行き、傘を閉じて水を切るとドアを開ける。すると、キッキンからいい匂いがしてきた。
「あら? お帰りなさい、リュウトさん」
「今帰りました、ニィシャさん。ヴェルもただいま」
「おーう、おかえりリュート」
ログキャビンの中に入ると俺のエプロンを着て料理をしているニィシャさんと、それを手伝って食材を調理しているヴェルがいた。
どうやら、ご飯を作ってくれていたらしい。先ほどまでは雨で消されていたのか、気がつかなかった。
「いい匂いですね」
「うふふ、便利な道具もあるからはかどっています」
「む、むぅ……あぁっ!?」
「……何やってんだ」
こちらにすっ飛んできたジャガイモもどきの芽をキャッチして、シンクの近くにあるゴミ入れ用のずだ袋の中に投げ入れる。
「なかなかピーラーの使い方が上手くならないな」
「だ、だってよ、力加減がむずくてよ……」
「まあ、そんなに焦らなくていいよ。少しずつ慣れればいい」
二人はこの一週間で、俺の作り出した地球の現代の調理器具を使うようになっていた。
包丁や鍋はこの世界……というよりこのはるか高き果ての森にもあるらしいので、主にコンロやヴェルノ持ってるピーラーなどだ。
なるべく精巧に再現するのを心がけたお陰か、結構な質のものが揃っていて二人が驚いていたのは記憶に新しい。
「俺も何か手伝おうか?」
「妾も、できることがあるならやるぞ?」
「こちらは大丈夫ですから、お二人は座っていてください」
「でもーー」
「いーから!ほら、あっちで待ってろって!」
人化したエクセイザーと俺も何か手伝おうとしたが、ヴェルに背中を押されてしまったので、仕方なくソファに座った。
「前は自炊が基本だったから、誰かにご飯を作ってもらうのって久し振りだな」
「ほう、そうなのか。料理は誰に習ったのじゃ?」
「爺ちゃんだよ。あとは自分でやり方を調べて作ったりしてた」
「ふむ……母親に習うのが普通と〝神鳥〟に聞いたがな。まあ、そういう場合もあるのか」
「………」
ふむふむと頷いているエクセイザーに俺は曖昧な笑みを浮かべ、そういえばいつも真っ先に飛びついてくるレイがいないなと思い出した。
気配を探ってみれば、どうやら寝室で寝ているらしい。これは起こさないほうがいいだろう。寝る子は育つというし。
レイは他の二人がそれぞれの保護された家族のところに行ったのに対し、まだこのログキャビンに残っていた。
というのもニィシャさん曰く、レイの父親が娘を溺愛しているタイプならしく、顔を見たら飛びかかってくるのが容易に想像できるらしい。
一度会いに行って挨拶をしたけど、かなりの重症だった。だから本人の体のためにここに残っているわけだ。
自分勝手な話だが、俺としては妹のように思っている(本人に聞いてないので多分俺が一方的に)レイがいるのはちょっと嬉しかったりする。
「…でも、この状況ってあんまり良くないよな」
一つ屋根の下、男一人とレイを抜いた女三人が男である自分と一つ屋根の下暮らしているというのはちょっとアレだ。
でもニィシャさんにそれを聞いても不変の微笑でかわされてしまうし、ヴェルは二種族が落ち着くまでという約束があるのでどうしようもない。
そんなことを考えながらぼーっとしていると、ふと先ほどの会議のことが頭に思い浮かんできた。一ヶ月後と予想される戦争のことだ。
その時俺は、しっかり西部を守れるだろうか。いや、守らなくてはいけない。それがエクセイザーとの約束で、俺の願いだから。
「そういや強さって言えば、最近ステータスを確認してなかったな」
「そういえば、お主がステータスを確認するのは最近見ないのう」
二種族のことで色々と忙しかったし、前は普段は二週間に一回修行の成果が出てるか見てたんだが。
考えだすとなんだか気になってきたので、ステータスを確認することにした。
「ステータスオープン」
ーーーーーーーーーー
皇 龍人 17歳
種族:人間
レベル:113/300
装備:戒めの髪飾り、灰狼のブーツ・疾風、灰狼のベルト、エクセイザー、銀龍神の上着、オールスMr.I、アイテムポーチ、土短剣、木札、黒鬼の腕輪
ステイタス
HP:37700 MP:40300
体力:37100 腕力:38000
耐久:36600 俊敏:38000
精神:38100 知力:38200
称号スキル
【皇】【守護者】
【創世神の友】【大地を操るもの】【水使い】【獄炎の使者】【風乗り】【幸運者】【彫木士】【彫金師】【銀を倒せしもの】【亜神の弟子】【風の狩人】【大番狂わせ】【解体師】【錬成師】【魔物の友】【努力家】【主夫】【剣聖】【銃士】【格闘家】【殺戮者】【ゴブリンの天敵】【剣人】【拳人】【暗殺者】【極みを目指す者】【救済者】【守護者】【代理人】【異常者】【矛盾者】【苦悩者】【闇を抱える者】【兎に好かれし者】【鬼に好かれし者】
通常スキル
【身体能力超強化Lv-】【体術Lv-】【爪撃Lv8】【衝撃、打撃、斬撃、魔法、精神、汚染、細菌、魅了、阻害、毒、炎熱、石化、疲労耐性】 【料理Lv-】【投擲Lv-】【射撃術Lv7】【札錬金Lv8】【鉱物錬成Lv6】【瞬歩Lv-】【気配感知Lv9】【魔力感知Lv9】【気配遮断Lv-】【魔力遮断Lv-】【隠密Lv8】【威圧Lv4】【咆哮Lv5】【遠視Lv4】【精肉Lv9】【看破】【思考速度上昇Lv7】【斬撃、打撃、射撃強化Lv8】【探知Lv9】【立体起動Lv7】【魔力障壁Lv8】【女たらしLv5】【暗視Lv5】【再生促進Lv5】
固有スキル
【魔術】【龍鱗】【空歩】【皇タル者】【皇ノ剣】【皇ノ術】【皇ノ技】【気功法】【龍眼(偽)】【固有剣奥義:龍ノ一太刀】【影舞】
ーーーーーーーーーー
「……相変わらずな数値だな」
エクセイザーのステータスを知っている今、一般人からすれば、という言葉が最初につくが。
それでも【創造神の友】の第2効果でレベル上限も三倍になっているので、まだまだ伸び代はある。俺はまだ強くなれる。
エクセイザーのステータスは前に見せてもらったけど、桁が明らかに違った。彼女に追いつくことも最近の目標の一つである。
そんなようなことを思いながらそれぞれのスキルの効力を見たりしてステータスを見ていると、ふと【創造神の友】の説明のところで手が止まった。
【創造神の友】
第1:ステータスの成長率を三倍まで引き上げ、スキルの成熟速度を速める。
解放条件:他者の魂を受け入れ、自らの格を上げること。
第2:レベルの限界を三倍まで引き上げ、魔物を倒した際に手に入れられる経験値を増加する。
解放条件:平凡な限界に至ること。
第3:最◾️◾️◾️。◾️◾️の◾️界を超◾️し、所◾️者の◾️◾️へ◾️道◾️を開◾️する。
解放条件:強◾️を◾️ん◾️時、これは解◾️さ◾️る。
発動条件:亜◾️を二体以◾️◾️す◾️◾️。
「なんだ、これ……?」
こんな能力、前に見たときは解放されていなかったぞ……?
それに、文字化けしていてろくに読むことができない。解放条件もそうだけど、新たに現れた発動条件とやらもだ。
いくら目を凝らしても、こすっても、しかしそれがわかることはない。ひたすらに疑問が浮かぶばかりだ。
俺が【創造神の友】の第三能力について考え込んでいるうちにご飯が出来上がり、俺は疑問を胸中に抱えながらも一旦頭の隅に追いやることにした。
そしてその疑問はニィシャさんとヴェルの料理に舌鼓をうっている間に奥にしまい込まれ、その日思い出すことはなかった。
それがとても大切なものであることに気がつくこともなく。
●◯●
「……おや?〝あれ〟が解放されたのか。流石は龍人君だ……君が来ることを心待ちにしているよ」
全ての世界の上にあるそこ……神界にて、イザナギはそう言い意味ありげな微笑を浮かべたのだった。
ーーー
感想をいただけると嬉しいです。
0
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる