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第1章 遥か高き果ての森
二十五話 黒鬼暴君
しおりを挟むこちらを見ながら威嚇するように吠えている黒オーガに、俺は思わず一歩後退した。くっ、まさか向こうから現れるとは。
更に、黒オーガの体から発せられる凄まじいオーラに冷や汗が流れる。これほどのオーラを発するのは各区画の統括者以外に知らない。つまり、それと同等レベルの力を持っているということ。
しかもよく見ると黒オーガは全身に魔道具と思われる金色のアクセサリーを装着しており、それらから黒オーガの能力を凄まじいまでに増幅しているのがわかる。
先ほどの不意打ちから判断するに、能力や実力は……俺と同等、悪ければ上ってところか。救援を求めて来たのにこんなのを相手にすることになるとは。
《……検索完了。情報を表示しますね》
シリルラの声が脳内に響くのと同時に、ブレイドドラゴンの時のように目の前にいる黒オーガの情報が表示される。そしてそれを見て、思わず口元を引き攣らせた。
…… 黒鬼暴君
修練を積んだイヴィルゴブリンがまれに進化した個体であるダークゴブリンが、自らを極限の状態に置いて鍛え抜くことで到達するさらなる姿。
また、この個体はもともと上位個体であるダークゴブリンがゴブリンの上位生物に当たるオーガに進化し、更に亜種へと変化したものでもある。
そのため非常に戦闘能力が高く、最低でも成竜に匹敵する力を持つ。加えてダークゴブリンの時よりも知能が発達しており、魔法武器すら扱うことが可能である。平均四メートル~六メートルの巨躯から繰り出される攻撃は非常に凶悪である。
その名の通り気性は非常に荒く、目に移るものを全てを破壊し尽くす、あるいはエネルギーを消耗しきるまで止まることはない。
しかし、自らでエネルギーを生成することができる臓器を持っているのでほぼ無限に動くことができる。その器官を破壊することが唯一の討伐方法である。
外皮はヒュリス内で序列7位に入るヒイイロカネにすら匹敵し、爪、牙、角は名工の作りだした魔法剣に相当する。
パワーはドラゴン種に、スピードは世界最速であるライトニングダチョウに比肩し、また身体能力強化スキルでその力を数倍に跳ね上げることができる。
……おいおい、なんだこのふざけた生き物は。無尽蔵のエネルギー?高硬度金属や魔法剣に匹敵する体?もはや生き物じゃないだろ。
これではまるで……そう、兵器だ。ただ破壊することに特化した、極悪非道極まりない破壊の化身。俺には、目の前の黒鬼暴君がそういうものにしか見えなかった。
「グルルルルルル……!」
と、不意に後ろから聞いたこともないような唸り声が聞こえて来る。驚いて後ろを見れば、黒龍がこれまでで一番の憤怒を纏っていた。
黒龍は限界まで瞳孔を鋭くして黒鬼暴君を睨み、加速魔力で仄かに発光している翼を広げ、牙をむき出しにして薄く口を開き、その奥には黒色の炎がちろちろと見え隠れしている。金色の鱗は激しく逆立っていた。
その様子を見て、ふととある考えが頭に浮かぶ。もしや黒龍に初めて会った時に体に合ったあの傷は、この黒鬼暴君に付けられたものではないのか?
そう考えると、これまででは考えられない尋常でない怒り方にも納得がいく。細剣のような尻尾も逆立ち、今にも飛びかかりそうだ。
そんな黒龍とこちらを好戦的な唸り声を上げて見る黒鬼暴君に視線を行き来させ……少しため息をつく。どうやら戦いは避けられそうにない。
「……まあ、元々避けるつもりなんかないけどな」
「ゴァアァァァアアァァァァアアッ!!!」
「グルゥアアァァァアアァアァアアア!!」
俺がポソリと呟いたのと同時に、雄叫びをあげた黒鬼暴君がこちらに突進して来て、後ろの黒龍が俺を飛び越えそれに向かっていった。
俺も即座に黒龍の後を追い、黒鬼暴君に真正面から向かっていく。黒龍は確かに強いが、あの怒り狂った状態では勝てるはずもない。だが、一人と一匹で力を合わせれば勝てるかもしれない。
黒龍が飛びかかって黒鬼暴君に噛み付こうとし、それを黒オーガが右手の蒼銀色の斧で受け止める。だが黒龍はそこで終わらず、ゼロ距離で口の中にためていた黒炎を吐き出した。
黒炎がもろに顔に直撃するが、黒鬼暴君はまるで効いた様子はなく、膝蹴りを黒龍の腹に食らわせ口元を緩ませると、追い打ちをかけるように斧を逆手に持ち替えたもう一方の手で横殴りに吹き飛ばそうとした。
しかし、そこを俺がエクセイザーで鋭い突きを放って牽制する。そのまま胴体を貫ければ……と思ったが、相手もやるもので逆手のままの斧で防御した。
だが黒龍への追撃を牽制するという本来の目的は無事に達成することができ、体勢を立て直した黒龍が尻尾を振るって腹に打撃を与える。
流石に黄金の逆立つ鱗のついた棘鞭のような尻尾を受けるのは面倒だったのか、大きく後ろへ飛んで避ける……が、それを見逃しはしない。
即座にあらかじめ装備し直しておいたオールスをホルスターより引き抜き、ボタンを押しメモリを親指で弾いて霊力弾のレベル〝参〟に設定、黒鬼暴君に発砲する。
ドガンッ!!ドガンッ!!ドガンッ!!
音を立てて放たれた霊力の弾丸はまっすぐに黒鬼暴君へと向かっていく。しかし、迫ってきた霊力弾を黒鬼暴君は三つとも左手の赤金色の斧で切り裂いた。
それどころか、まるで俺のシールドのように霊力が吸収されたかと思うと、黒鬼暴君が獰猛に笑い再び斧を振るう。すると鎌鼬のような炎の刃が飛んできた。
『魔道具……!』
即座にシールドをかざして防御する。限界まで耐衝撃性能を上げたはずなのに、腕が吹き飛ぶのではないかと思うほどの衝撃が腕を襲った。
そうして黒鬼暴君が俺に気を取られている間に、加速魔力を使い黒龍が黒鬼暴君の背中に一瞬で移動し、今度こそと前足の爪を振るう。
が、爪は黒鬼暴君の皮膚にまるで金属のような音を立てて弾かれてしまった。驚愕したような声を上げる黒龍に、黒鬼暴君がグリンと頭だけ振り返る。
まずい、と思った俺は自主的に水魔術の霊力をシールドに込めて解放、まるでレーザのような水柱を黒鬼暴君に打ち出した。
黒龍へ目を向けていた黒鬼暴君はすぐにそれに気がつき、また左手の斧で吸収しようとするが……しかし、うまくいっていない様子だった。怪訝な顔をして水レーザーを両腕の斧をクロスして防いでいる。
よし……どうやら魔力ならともかく、純粋な俺の霊力を使った魔術は吸収されにくいようだ。更に霊力をつぎ込み、レーザーの威力を上げる。
俺が黒鬼暴君を足止めしている間に黒龍が動き、先ほどので黒鬼暴君本体に攻撃は効かないと理解したのか翼を使い飛び上がると尻尾を使って斧を狙った。
俺の攻撃を防ぐのに両腕を使っている黒鬼暴君は目線こそ黒龍を捉えたものの、どうすることもできずに右手の斧に攻撃を食らい、見事な拵えだった斧は粉々に砕け散る。
防御の面積が減ったことにより、それまでギリギリ拮抗していた水圧レーザーが打ち勝ってもう一方の斧を腕ごと弾き飛ばし、黒鬼暴君の胴体に直撃した。
「グ……ガァアアアァァァァアアァッ!!」
皮膚がえぐれて血が流れ、筋繊維が見えている腹部を、破壊された斧を持っていた手で押さえた黒鬼暴君はやや苛立ちのこもった声で咆哮した。
そうすると、まるで自分よりはるかに小さな俺と黒龍にいいようにされていることの鬱憤を晴らすとでもいうように、残った斧で嵐のような斬撃を繰り出してくる。
袈裟斬り、横薙ぎ、振り下ろし、四方八方から飛んでくる致命的なダメージが確実の斬撃をシールドで防ぎ、あるいはエクセイザーではじきかえしていった。
また、黒龍もこれまで攻撃が通らなかったのを学習したのか、加速魔力を使った超高速の爪撃でダメージを与えている。すると切り口は浅いものの、確実に黒鬼暴君の体に傷を増やしていた。
腹部にできた傷を集中的に狙い、攻撃を重ねていく。斧の乱舞を紙一重で回避し、霊力を纏った蹴りを傷口に叩き込んだ。黒鬼暴君がうめき声をあげる。
しかしあまりダメージが入った様子はなく、懐に飛び込んだ俺に向けて黒鬼暴君が斧を振り下ろしてくるが、それを〝透水〟の動きでするりと躱すと傷口にエクセイザーを突き刺して手放し、代わりにオールスを引き抜いて頭部に向け発砲する。
レベル〝参〟まで解放した霊力弾がゼロ距離で黒鬼暴君の頭部に炸裂し爆裂する。さしもの黒鬼暴君といえどこれは効いたようで、片目を潰すことに成功した。
「グァアアァァァアアァアアァッ!?」
「フッ!」
激痛に叫ぶ黒鬼暴君の腹に突き刺さったままのエクセイザーを握り、さらに押し込むと引き抜いて、黒鬼暴君の体を蹴って距離を取る。
「グオォオ!」
さらにそこに見計らったかのように黒龍が飛びかかり、先程から狙って一部分に集中させていた切り傷に向かって大量の黒炎を吐き出した。
先ほどまでは一切効かなかったブレスは、どうやら狙っていた傷の場所にうまく直撃したようで、黒鬼暴君は大きく体を仰け反らせた。
《今のブレスで例のエネルギー生成器官へ深刻なダメージが入りましたね。たたみかけてくださいね》
わかってる!
シリルラの声に従って黒鬼暴君の動きが止まった一瞬の隙を逃さず、足で左手の斧を蹴り上げる。ヒュンヒュンと弧を描いて斧はどこかへと飛んでいった。これで、もう武器は何もないはずだ。
しまった、とでも言うように歯をむき出しにして怒り狂った顔をする黒鬼暴君に構わず、俺は再度腹の傷口にエクセイザーの切っ先を叩き込んだ。黒鬼暴君の反応は鈍く、すんなり腹にエクセイザーは届く。
ドスッ!と先ほどよりさらに深く突き刺さった。だが、半分まで沈んだエクセイザーの刀身を黒鬼暴君がその巨大な手で掴みこれ以上進めさせまいと抵抗する。
しかしそれを邪魔するように黒龍が先ほど破壊したばかりの場所に尻尾を叩きつけ、痛みで力を緩めさせた。その目論見通り、エクセイザーを握る手から力がほんの少し抜ける。
これ幸いと、俺は一歩強く踏み込んで強引に最後までエクセイザーを黒鬼暴君の腹に押し込んだ。筋肉を貫通し、その奥にある内臓に達する感覚を覚える。
「グ、ガ、ギ、ガァアァアァァァアアァッ!?」
「ハァアアァァァアアァッ!」
ザンッ!
せめて最後の抵抗と言わんばかりにこちらに拳を振り下ろしてくる黒鬼暴君に、俺は雄叫びとともに思い切りエクセイザーを上段に振り切った。
紙のように縦に切り裂かれる黒鬼暴君の体。剣を突き刺した場所から胸板まで一直線に赤い線が走り、かと思えばそこから一気に鮮血が吹き出してきた。血がかかるのは嫌なのでシールドで防ぐ。
黒鬼暴君は呆然と自分の体に走った傷を見下ろし、手で押さえながら二歩、三歩と後ろによろめく。そしてズシン、と地響きを立てながら倒れ伏した。
それを見届け、エクセイザーを横に振るって血振りすると背中の鞘に収めてストッパーを鍔にかける。そうすると一つ息を吐いた。かなり厄介な相手だったな。
少しの間勝利したと言う実感を味わうと、踵を返して共に戦ってくれた黒龍を労おうとそちらに視線を向ける。
「黒龍、何か怪我はーー」
ーーゾッ
《龍人様!》
『主人!』
その瞬間肌で感じた凄まじい殺気、シリルラとエクセイザーの声によって即座に振り向いて盾を構えてもう片方の手で支える。
ドガンッ!
次の瞬間、俺は気がつけば宙を舞っていた。世界が一転し、ぐるぐると回転する。それは同時に俺の体が回転していることも意味していた。
一瞬認識能力が混乱するが、すぐにまずいと無意識に判断して【龍鱗】を纏って頭を守る体制に入る。かと思ったらいきなり体に衝撃が走った。どうやらもう地面に叩きつけられたようだ。
そのまま地面をゴロゴロと転がり、数秒の停止する。肺から空気が抜け、身体中に鈍痛が走った。混濁した視界の中には、こちらに走り寄ってくる黒龍が映っていた。
このまま倒れるているわけにはいかないと何とか立ち上がる。そこへ黒龍が近寄ってきて、足元のおぼつかない俺を頭を持ち上げて支えてくれた。サンキュー、と呟いて撫で回す。
その状態のまま、先ほど殺意を感じた方向を向く。そして相手を見てーー愕然とした。
「フウッ、フウッ……! ……ガァアアアァァァァアアァアァアアア!」
何故なら、そこには……先ほど倒したばかりの黒鬼暴君が、姿を変えて立ち上がっていたのだから。
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