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Destiny編
安藤さんは里帆さんの後輩だった
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「あの、ノンさん、里帆さんお元気ですか?」俺は翌日今後の予定などを安藤さんと打ち合わせていた
「里帆さんとどこで知り合ったんですか?」
「あの、高校の先輩で、教育実習に来られて、その、いろいろと…」隠し事が出来ない性格なのだと、俺にもわかる
「そっちのほうも?」
「はい」俺は里帆さんに電話をかけた
「あら、ノンくん、お仕事ご苦労様」
「いえ、里帆さんの後輩と打ち合わせ中で」
「知ってるよ、美姫でしょ」
「安藤そうだけど、どうして?」
「厚労厚労省に入ったの知ってたから、わたしと別れたあと猛勉強したみたいだし」里帆さんはO女子大卒、安藤さんは東大卒だ
「美姫に代わって」俺が安藤さんにスマホを差し出すと、安藤さんは首を振って出ようとしない
「ノンくん、どこに、いるの」しびれを切らした里帆さんが言った
「わかった、ラウンジにいるのね」俺がホテル名を言うと里帆さんは電話を切った
「どうして出なかったの?」俺が尋ねると、安藤さんは頬を染めて呟いた
「だって、今でも好きなんだもん」目の前の官僚はまるで女子高生のようにつぶやいた…
「里帆さんとどこで知り合ったんですか?」
「あの、高校の先輩で、教育実習に来られて、その、いろいろと…」隠し事が出来ない性格なのだと、俺にもわかる
「そっちのほうも?」
「はい」俺は里帆さんに電話をかけた
「あら、ノンくん、お仕事ご苦労様」
「いえ、里帆さんの後輩と打ち合わせ中で」
「知ってるよ、美姫でしょ」
「安藤そうだけど、どうして?」
「厚労厚労省に入ったの知ってたから、わたしと別れたあと猛勉強したみたいだし」里帆さんはO女子大卒、安藤さんは東大卒だ
「美姫に代わって」俺が安藤さんにスマホを差し出すと、安藤さんは首を振って出ようとしない
「ノンくん、どこに、いるの」しびれを切らした里帆さんが言った
「わかった、ラウンジにいるのね」俺がホテル名を言うと里帆さんは電話を切った
「どうして出なかったの?」俺が尋ねると、安藤さんは頬を染めて呟いた
「だって、今でも好きなんだもん」目の前の官僚はまるで女子高生のようにつぶやいた…
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