元OLの異世界逆ハーライフ

砂城

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番外編

とある神官の手記2

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「あの……放浪者の方に仕事をお願いするのは、ここでようございましょうか?」

 生まれて初めて『放浪者ギルド』という場所に足を踏み入れましたわたくしは、不安と緊張に胸の鼓動を速めつつ、正面にあるカウンターに座る方にお尋ねしました。何しろ、周りにいますのは凶暴そ……いえ、むさくし……いえいえ、筋骨逞しくお強そうな方々ばかりでございまして、わたくしのような如何にも弱っちそうな者は、明らかに場違いという雰囲気であります。何しろ私用でございますので神官服は纏ってございません。こちらに赴くにあたり、手持ちの中でできるだけ見苦しくないものを持ち込んではございますが、服装の趣味にこだわれるような育ち方を致してきておりませんので、却って貧相さに拍車をかけている気がいたします。これがわたくし個人の為の訪問でございますれば、とっとと踵を返して戻っているところなのでございますが、事情がございましてそうもいきません。勇気を振り絞りましての質問に、幸いなことにそこに座られていた方はわたくしを不審がることもなく、丁寧に対応してくださいました。

「ええ、こちらで大丈夫です。お見かけするに、依頼を出すのは初めてのようですね」
「は、はい。実はそうなのです。それで、仕事を引き受けていただくためには、どういったものが必要なのでしょうか?」
「まずは貴方の名前とどのような依頼の内容であるか、どれくらいの報酬を予定しているのか。それと、依頼を完了してほしい日付があればそれも――とりあえずはこんなところですかね。それをこちらの用紙に書き込んでください。文字が書けないのなら代筆もしますが……貴方なら大丈夫そうですね。それが終わりましたら、一旦、報酬をギルドに預けてください。その後は、依頼をそこにある板に張り付けて、引き受けたい者が来るのを待っていただくことになります」

 物慣れぬわたくしに、嫌な顔一つせずに丁寧に教えてくださいます。そうして差し出されました用紙とペンを前に、わたくし、しばし悩んでしまいました。

「あの……この方式でございますと、何方に仕事を引き受けていただけるかはわからないのではないでしょうか?」
「はい? あ……ええ、そうですね。貴方の求める内容と報酬が釣り合っていると思った者なら、誰でもこれを引き受けることが出来ます」

 ……これは困りました。わたくしがお願いしたいことは、『誰でもできる』ことではないのです。更に申し上げますれば、その中身を知る者は少なければ少ないほど良いのでございます。ですので、その方のお目に留まるまでの間、このように衆人の目に触れる場所に長時間その内容をさらすというのは、これは少々どころではなくマズい状況です。

「……あー、もしかして指名依頼ですか?」

 困惑し、紙とペンを前に固まってしまいまいしたわたくしに、ギルドの方はそんなことをおっしゃいました。

「指名依頼……でございますか?」
「ええ、どうやら引き受けてもらいたい特定の相手がいるようですね。それでしたら、まずその放浪者の名前を教えてください。本人がここに来た時に、指名しての依頼があったと伝えて、引き受ける意思があるかどうかを確認します。ただ、この場合ですと何時その相手がここに来るかわからないので、達成指定日はある程度の余裕を持ってもらわないといけませんね」
「おお、そのような仕組みがあるのでございますねっ。ええと……一月ほどの間にお願いできますれば大丈夫でございます」
「一月あれば、オルフェンを拠点にしている者でしたら、ほぼ間違いなく一度はここに来ると思います。その時に依頼が出されていることを伝えますが、心得ておいてもらいたいのは、依頼があったと知ったとしてもそれを受けるかどうかはその相手次第ですよ?」
「はい、それは重々――あ、それと、仕事の中身はその時に相手の方に直接お伝えしたいのでございますが……」
「依頼の中身について全く何も情報がないとなると、引き受けてもらう確率が下がるかもしれませんが?」
「え……で、でしたら、その……とある物を作って頂きたい、とお伝えいただけますでしょうか?」
「物作り――ですか。わかりました、ではそのように伝えましょう。それと、もし依頼を引き受けた場合、ギルドから貴方に知らせるか、本人が直接出向くかすると思いますので、貴方の連絡先を教えてもらえますか?」
「あ、いえ。わたくし、これから二日に一度はこちらにお邪魔致しますので、結果はその時に伺うと言う事は出来ませんでしょうか?」

 よそ様の神殿にお邪魔させていただいていますのに、そこに更に人を呼ぶなど図々しすぎますし、折角引き受けていただいた相手の方にご足労願うのも申し訳ありません。

「できますけど、かなりの無駄足になると思いますよ?」
「わたくしは構いませんので、可能でございましたら、それでお願いいたします」
「わかりました――では、ギルドを通しての指名依頼ということですので、手数料として銀貨5枚をいただきます。期日までに相手に接触できなかった場合はお返ししますが、接触できた場合は相手が引き受ける引き受けないにかかわらず、戻ってきません」

 五枚も! と内心ではかなり驚きましたが、出来るだけ顔には出さぬよう気を付けつつ支払いました。それらを済ませまして、改めて用紙に自分とその方のお名前を書き込み――その折、ギルドの方が驚いたような顔をなさったのは何故だったのでございましょうか?




 あれから八日が経ちました。あの最初の日以来、わたくしは修行の合間を縫って、放浪者ギルドへと足を運んでおります。ハイディンでございますれば、このように足繁く外出するのは同輩らに眉を顰められたことでございましょう。しかしながら、ここはオルフェンでございます。こちらの方々と共に神々へ祈り、奉仕のお手伝いをいたします他はある程度の自由をお許しいただいており、わたくし以外にも頼まれた用事や買い物などで外出する方も多ございました。
 その方々と一緒に神殿を出まして、いつものように放浪者ギルドを訪れましたところ、ようやく願う相手の方に接触が取れたという知らせがわたくしを待っていたのです。

「明後日のこの時間に、ここ――ギルドでなら会う、ということです」
「おおっ、ありがとうございます!」

 この段階ではまだ依頼を受けていただいたわけではございませんが、会うことを拒否されなかっただけでもありがたい事でございます。しかも、お会いできるのが二日後と言う事は、オルフェンに到着して十日目ということです。わたくし共一行のオルフェン滞在期間は一月の予定であり、そのギリギリまで粘る覚悟でしたので、これは望外の早さです。神々の御慈悲があったのでございましょう。


 お約束の日、わたくしは偶然にも半日のお休みをいただいておりました。その為、いつもより少々早めにギルドを訪れたのです。相手の方にお目にかかった後に、商談というのでしょうか、お願いしたい仕事の内容についての話をさせていただく所存です。その為に小部屋を一つお借りしました。その小部屋の中で、わたくしはその方がおいでになるのをじりじりとした思いで待ち続けておりました。
 そして……。

「えっと、ここでいいのかな?」

 わたくしのいる部屋のドアの向こうで、そのような声が聞こえました。そして、間をおかずドアがノックされます。

「失礼します。こちらに私に会いたいという人がいると聞いてきたんですけど」

 鈴を転がす、というのはこのような声の事を言い表すのでございましょう。高すぎず低すぎず、耳に心地よく、優し気なその声はわたくしの心まで揺さぶります。天上の楽の音にも匹敵するのではないでしょうか。

「あの……? あれ、いないのかな?」
「うわっ――は、はいっ! どうぞ、おはいりになられてくださいましぇっ」

 いけません、あまりにも美しいお声に意識が飛びかけてしまい、返事をするのを忘れておりました。しかも、慌てる余りに噛んでしまったではありませんかっ。

「あ、よかった、いらっしゃったんですね。それじゃ、失礼します……?」

 わたくしの失態を咎めることもなさらず、その方はゆっくりとドアを開け、わたくしの前にそのお姿を現されたのでございます。
 ああ、偉大なる闇の大神よ! 慈悲深き光の女神よ。その時、わたくしはまるで雷に打たれたような衝撃を味わったのでございます。

 射干玉の夜の闇を切り取ったような黒髪に、晴れた日の澄んだ星空を思わせる瞳。肌は汚れない新雪のように白く、わずかに愁いを帯びて見えるお顔だちは霊族もかくもやという美しさです。更にはそのお体――わたくしとて若い男でございます、そこに目が行ってしまうのはこれはもう本能ともいうべきことで――出るべきところはきちんと主張し、引っ込むべきところは見事に引き締まり、高すぎず低すぎずな身の丈と合わさって、正に完璧! でございます。そして更に、更に――ええ、その上、更にっ。その身の内からは、得も言われぬ神々しい何かが発せられているのでございます。これは……光の霊力でございましょうか? わたくしにも光の属性はございますが、そんなものとは桁が違います。光の女神、その御方がわたくしの目の前に顕現なさった(そんなことがあるわけがなのでございますが)と言われても、そのまま信じてしまいそうになります。

 マジで、人族ですか? もしや霊族の御方じゃないんですか? いや、それどころか天界から遣わされた神の眷属とかじゃ……?

 ――いけません。内心の呟きとはいえ、つい言葉遣いが乱れてしまいました。
 し、しかしその……これは予想外でございます。あまりにも、あまりにも美しすぎます。おかげでわたくし、魂がどこかに飛んで行ってしまったかの如き錯覚に陥ったほどでございます。

「……おーい、神官さんよ。いい加減、もどってこいや?」
「はっ?!」

 そんなわたくしを現実に引き戻してくれたのは、低く太い野r――ゲフゲフン、男性の声でございました。

「真正面からレイちゃんをばっちり見ちまったんだから、仕方ねぇけどよ。そろそろ正気に戻ってくれねぇと、話が進まねぇだろ」
「とはいえ、ここまで反応するのも珍しい。神殿で純粋培養されていたせいか?」
「二人共……なんかそれって褒められてる気がしないんだけど?」

 なんと言う事でございましょう。てっきりお一人だとばかり思っておりましたが、よくよく見ますれば、後ろに二人、男性が控えておられます。察しまするにお付きの方々でございましょうか。その割には言葉遣いがぞんざいに思えますが、ご本人がおとがめにならぬことをわたくしが指摘するのも失礼に当たりましょう。

「た、大変、失礼を致しました」

 改めて拝見いたしますと、後ろのお二人は背も高く、逞しい体つきをなさっておられます。片方の方はやや細身ではありますが、それでもわたくしなどよりはずっと男らしい体格で――いえ、わたくしがひ弱すぎるのでございますが、如何にもお強そうでいらっしゃいます。どうしてこのような方々を見逃してしまったのか……それはやはり、ご本人さまの衝撃度がそれほど大きなものであったと言うほかございません。
 ともすれば不調法なほどに見詰めてしまいそうになるのをやっとのことで堪え、見苦しい様を見せしてしまった事をお詫びいたします。わたくしの顔が真っ赤になっているのは、粗相をしてしまった事の恥かしさと共に、ご本人様の余りのお美しさの所為であることを、正直に告白いたします。
 とはいえ、いつまでも恥ずかしさに身もだえているわけにもいきません。わたくしには大神官様より直々に仰せつかった御用があるのでございます。

「お恥ずかしいところをお見せし、申し訳ございません。改めまして、ご挨拶をさせていただきます。わたくし、ハイディン神殿に仕える神官マテウス・ヴォイルーシュと申します。戦団『銀月』筆頭レイガ様でいらっしゃいますでしょうか?」

 必死の思いで己を律し、ご挨拶申し上げます。すると、レイガ様――と、これより呼ばせていただきたいと思います――から突然、思いがけないことを尋ねられたのです。

「はい、私がレイガです。あの……ハイディン神殿からいらっしゃったと言われましたけど、もしかしてアレフさま――アレフムント次席神官様に何かあったんですか?」
「え? い、いえ、そのようなことはございませんっ! 次席神官様はとてもお元気で、日々修行に励まれておいでです」
「そうなんですか? ……よかった。わざわざハイディンから来られたと聞いたんで、てっきりアレフ様に何事かあったのかと……」

 急いでお答えしたわたくしの言葉に、レイガ様の表情が明るく晴れ渡ります。最初にお見かけした時に愁いを帯びていると思いましたのは、間違いではなかったようです。そう言えば大神官様より、レイガ様はハイディンにいらっしゃった時に次席神官様と大変親しくされていたと伺っておりました。返す返すもわたくし、なんという事をしでかしてしまったのでございましょう。最初からはっきりと、ここに赴きました理由を明かしておけば、無用なご心痛を抱かせることもなかったのです。

「だから、そりゃレイちゃんの心配のし過ぎだって言ったろ? 大体、今回の依頼は『物づくり』だぜ」
「アレフ様に何事かあれば、お前に直接連絡をとるくらいの事はするはずだぞ」
「う、うん、そうも思ったんだけど、ほら、アレフ様もかなりのお年だしね。つい……」
「も、もももももも申し訳ございませんっ!」

 焦るあまりに舌が上手く回りません。わたくしの言葉が足りなかったばかりに、その顔を曇らせてしまうとは……ああ、なんという罪深き所業でしょうっ! これを償う為ならば、どのような事であろうと厭うつもりはございません。この場にひれ伏せと言われるならば、そのようにいたしましょう。靴を舐めろと命じられれば、喜んで従いましょう。命を差し出せとおっしゃるのなら、今この場で舌をかみ切ってごらんに入れましょうっ!

「いやいや、誰もそこまで言ってねぇし――つか、あんた、全部口から出てるのに気が付いてるか?」
「……………………はい?」



「ほんとにもういいですから。私も、こっちの二人も全然怒ったりしてませんよ。それどころか、思いがけなくアレフ様の様子も知ることが出来てうれしかったですし。えっと……マテウスさんでしたよね? そんなに気に病まないでください。それより、私に何か用があったんじゃないんですか?」

 失態に次ぐ失態により周章狼狽の限りを尽くしてしまいましたわたくしを、レイガ様やほかのお二方は、慰め、落ち着かせようと手を尽くしてくださいました。そのおかげをもちまして、わたくしも平常に近い精神状態を取り戻すことが出来ました。心より感謝いたします。そして、レイガ様のお言葉により、わたくしがここに参りました本来の目的を思い出すことが出来ました。
 これまでしでかしました思い出すだけで身悶えし、床に這いつくばり、ゴロゴロと転げまわりたくなるような恥ずかしい所業の数々は一先ず封印して、用件をお伝えすることに専念いたします。

「は、はい。あの……実は、レイガ様にどうしてもおつくり頂きたい品があるのでございます」
「その事なんですけど……ギルドから聞いた依頼の中身も『物づくり』ってことでしたけど、私は療術師で、特に変わったものが作れるわけじゃないんですが?」
「いえ! 決してそのようなことはございませんっ。わたくしもほんの少しですが拝見させていただきました! あのような――あれほど素晴らしいものは、わたくし、生まれて初めて目に致しましたっ」
「……落ち着け。それと、あんたの主観はどうでもいい、さっさと何を作ってほしいのか具体的に言え」
「ひえっ?! は、はいっ、紙でできた鳥を作って頂きたいのですっ!」

 うっかりとまたも横道にそれそうになりましたわたくしの話を、細身の方が修正してくださいました。おかげで大神官様より直々に仰せつかりましたこれを、とうとう申し上げることが出来たのでございます。感謝いたします――いたしますので、その……もう少し眼光を和らげていただけますと、わたくしも呼吸がしやすくなると思うのですが……いえ、なんでもございません。

「……紙でできた、鳥? ……って、もしかして、アレフ様に差し上げたアレのことですか?」
「はいっ!」
「なんだそりゃ?」
「おい、レイ。お前、また何かやらかしていたのか?」

 そう申し上げましたところ、レイガ様はしばし考え込んだのちに、思い当たることがあるというお顔をなさいました。されどお連れのお二人には心当たりがない様子でございます。特に細身の方は『またやらかしたのか?』などとおっしゃいます。先ほどからの言動から思いますに、この方、少々お気が短いご様子です。詳しい事情はわたくしなどにはわかりかねますが、万が一にも、これでレイガ様にまたもご迷惑をおかけすることになってしまっては一大事。くれぐれも他言無用との大神官様のお言葉ではございましたが、この方々はレイガ様のお身内も同然。ならば、話をしても大丈夫であろうと、わたくし判断いたしました。

「それは誤解と言うものでございます。レイガ様は次席神官様に対し、大層御心を砕いてくださいました。先にレイガ様がおっしゃいましたように、あの方は大変なご高齢でいらっしゃいます。それをご案じくださいましたレイガ様は、ハイディンを離れられる際に大変尊いものを次席神官様にお贈りになられたのです」
「それが紙の鳥、か?」
「はい、左様でございます!」

 そう申し上げながら、わたくしは前にそれを目にした時のことを思い出しておりました。

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