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第三章 ルーセット編
意外といける?
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「大丈夫か、レイちゃん?」
「……大丈夫に見える?」
ガルドさんの問いかけに、水を飲んでもまだ喉がいがらっぽかったので、けほけほと咳をしながら答える。
肝心なところにはまだ触られてもいないのに、既に疲れ切ってますよ。これからまたお初でハードなあれやこれやをされるのかと思うと、ちょっと涙目になってしまう。
「すまねぇ。ちょいとハッパをかけすぎたみてぇだ」
「レイ殿、その……申し訳ない」
私の言葉にガルドさんとターザさんが、反省の面持ちで返してくる。ロウにも目をやると、非常にバツの悪そうな表情で私を見つめており、やがて小さく「すまん」と呟いた。
「まったく、もう……」
憤然と呟いて見せたものの――私も大概、甘いと思う。たったこれだけの事で、つい一瞬前まで『こっちに身にもなってみろ!』とか思っていたのに、今は『仕方のない人たちだな』なんて考えている。こういうのも惚れた弱みというのだろうか?
自分の余りのちょろさに、滅多に吐かないため息が出てしまう。
ところが、そのため息を男性陣は違う意味にとらえたようだ。
「あー、なんだ……今日はもう止めにすっか?」
「え?」
ガルドさんの口から出たのは、まさかの中止宣言だ。嘘でしょ、今まで一度だってそんなことはなかったじゃない?
「……そうだな」
「ああ、俺も……反省した」
そしてロウとターザさんまでそれに賛成するなんて!
「え、でも……いいの?」
信じられない事態に、おもたずそう尋ねてしまう。だって、あれこれのお道具まで買い込んで、準備万端で説得してきたのは、他ならぬガルドさん達だろうに。
「無理強いしてぇわけじゃねぇからな。嫌々やらせて、俺らだけ良い目をみるのはちげぇだろ? 俺らは勿論だが、レイちゃんにもそれで気持ちよくなってもらいてぇんだよ。まぁ、ロウの野郎は――あの状態でやめろっつっても無理そうだったんで、そのままいかせたけどよ」
「……すまん」
ガルドさんの言葉で、ロウが再び謝罪をしてくるし、ターザさんもうんうんと頷いている。
その言葉の内容にもちょっと驚いたが、どうやら本気で、今夜のところはこのまま終わらせてくれるつもりらしい。
しかし――そういわれて、咄嗟に下半身の事が気になる私もアレだが――抜け駆け(?)してすっきりしただろうロウはさておき、ガルドさんもターザさんもそれでいいの? 特にターザさんは、ケモ耳と尻尾はしょぼんとなっているけど、他の体の部分はそうじゃないのは一目瞭然だ。これでおとなしく寝ろと言うのは、ちょっとかわいそうな気がする。それに、私も、その……はしたないかもしれないが、『奥』がジンジンと疼いている状態だ。つまり、このままでは生殺しなのは、私も同じってことです、はい。
「えっと、それじゃ、あの……後ろの開発は、今日は無しってことで?」
それでも念のため、確認を取ってみる。ぶっちゃけすぎる表現になったが、ここで曖昧にはしないほうが良いだろう。その言葉に、三名がそろって頷いてくれたので、安心して次を続けた。
「だったら、この後は普通に……して?」
「……いいのかよ?」
流石に赤面しつついうと、驚いたような反応が戻って来る。
「うん、だって、私もまだ……だし。二人だってキツいでしょ?」
ちらりとターザさんに目をやれば、こっちも真っ赤になって慌てて両手で股間を隠す。いえ、もう見てますから。しかし、この反応、可愛いったらありゃしない。
「だから、普通に、優しく――」
「でもって、気持ちよくか――ターザ、お前ぇ、責任重大だぞ」
「へ? ガルドさんは?」
ロウはさっき、抜け駆けして(以下略)にしても、ガルドさんは違うだろう。
「俺ぁ、いい」
「でも……」
ギンギンなのは同じだろうに、辛くないの?
「ま、なんだ……反省の証ってとこだな」
「何、それ? 一人だけそんな事言われたら、後の二人が立つ瀬がないでしょ」
確かに言い出しっぺはガルドさんだし、音頭を取ってたのもそうだ。けど、一人だけに責任をおっかぶせる気は毛頭ない。私だって、説得されて納得した上で頷いたんだし――予定と違う状況になったのは、誰か一人だけが悪いって訳じゃないでしょ。
「……レイの言うとおりだな。一人だけいい格好をしようなぞ思うな」
「おい、ロウ――」
「とは言え、レイの体力も考えると――レイ」
「はい?」
「とりあえず、手でも貸してやれ」
つまり、手でヌいてやれ、と。
それでいいのかとも思うが、平等に一回ずつ……と考えれば、この辺りが落としどころだろう。おずおずと手を伸ばすと、ガルドさんが苦笑した。
「ったく、揃いも揃って――しかも、大真面目な顔で言う格好かよ」
……確かに、私はほぼすっぽんぽんだし、ロウは上半身裸で、下は中途半端にずり下げたままだ。指摘されて、ロウが慌てて引き上げて隠したのが妙におかしくて、小さな笑いがでた。
「大好きよ、皆」
この状況下で言うセリフじゃないな、なんて思いはするが――けどまぁ、これが『私達クオリティ』って言うものだろう。
「ああ、俺達もだ」
「だな」
「レイ殿……貴方を慕っているからこそ、俺も反省して、遠慮を……」
「良いから、ターザはレイちゃんを気持ちよくしてやれや」
ロウとガルドさんもそれに応えてくれて、ちょっと出遅れた感のあるターザさんの台詞を一刀両断にしてから、仕切り直しと相成りました。
ロウとガルドさんの監修(?)の元で、些か緊張気味のターザさんだが、その中心は相変わらず元気にそそり立っている。うん、若いんだね――それを言うなら、私たちみんな若いんだけどさ。仰向けに寝そべった私の足の間に、体を進めてくる。 右手はロウに取られていて、手のひらや指先に優しく口づけられている。
左はガルドさんの――にはまだ触ってなくて、屈みこんでキスしてくる大きくて逞しい胸に宛がった状態だ。両手を取られていると、いざという時に声が止められないのだけど、二人の事だからそれも織り込み済みだろう。声を抑える事なんか考えずに、ひたすら『気持ちよく』なれって意味だと解釈する。
「レイ殿……?」
「んっ……」
ガルドさんに口づけられながら、視線でターザさんに大丈夫だと教える。この頃やっと、正常位でも身構えなくなりましたよ。
大きく開かされた足の中心に、固くて熱いものが触れる。前戯は今更必要ない――あれだけやられた後だからね。
ゆっくりとした速度で、大きくて、ごつごつとしたフォルムのモノが入って来る。
「ん、ふ……っ」
途中で留まることをせず、一気に進んできたソレが、奥にある壁に突き当たったところで止まる。これでぎりぎり全部が収まるくらい、もしかしたらちょっとだけ私の容量が足りないかもしれない。背の高さも体格もまちまちな三名なのに、どうしてこっちだけは全員似たようなサイズ(それも特大級)なのかと問いただしたくなる一瞬だ。ただ、同じような大きさでも、その形状は結構違っていたりする。
……そう言うのが分かる状況に置かれるなんて、前は想像すらしなかったけど、これも成り行きというか、巡り合わせってやつだろう。まぁ、それは兎も角、三名の中でもターザさんのモノっていうのは、他の二人とはちょっと違った様相を呈している。幹――でいいのかは知らんが――ごつごつしたというか、微妙な凹凸がついている。それが、ゆっくりとは言え、私の中を押し広げながら進んでくると、それだけでゾクゾクとした悪寒にも似た快感がこみ上げてくるのだ。
「あ……ん、ふぁっ」
突き当たったところで一瞬止まって、そこからまた同じくらいの速度で抜かれていく。凹凸のある表面で柔らかな内部の粘膜が擦られる刺激に、甘い声が出てしまう。
「くっ……レイ、殿っ」
「がっつくんじゃねぇぞ、ターザ」
「お前が悦いのではなく、レイを悦ばせることを考えろ」
気持ちがいいのはターザさんも同じらしく、いつもとは違うゆっくりとした抽挿をつづけながら、食いしばった歯の間からうめくような声が漏れる。と、そこへすかさず二人から、教育的指導が入る。
「え? いいよ、そん……あっ! じゃなくてっ」
反論しようとしたら、変な声が間にでた。それでもがんばって先を続ける――ムードをぶち壊しにしてる気がするが、気にしたら負けだと思う。
「私ばっか……んっ、あっ……気持ち、よくな……んんっ」
ちょっと、ターザさん。少し動くのを止めようよ? 二人の言葉に奮起したのか、恐ろしいほど真剣な顔つきで、私の反応をつぶさに観察しつつ腰を動かしている。正直、むっちゃ気持ちがいい。ターザさんはどちらかというと、テクニックよりも勢いで勝負するタイプなのに、これは一体どうしたことか。そして、ロウとガルドさんも、指導教官よろしくターザさんの様子を監督しながら、私の体のあちこちに触れてくる。優しく髪を梳かれ、口づけられながら、感じやすい項に指を這わされ、胸の膨らみにも手が伸びている。そこを柔らかく揉まれたかと思うと、ツンととがった先端をキュッと強く抓まれたり――。
「あ、あんっ! 待って、って……んっ、あっ」
「良いから、レイちゃんは何も考えずに、気持ちよくなってくれや」
「俺達からの詫びと思ってくれ」
「詫びって、そんな……ああ、ダ、メっ、そ……こぉっ!」
悦いいところにターザさんの先端が当たり、快感が背筋を駆け上がる。
「お? いいぞ、ターザ、そこんとこ狙え」
「了解、したっ」
飽くまでもゆっくりとした動きで、繰り返しそのスポットを衝かれる。その度に、前の感覚を上書きするように更に強い快感が湧き上がっくる。
「ああっ、あ……んっ、あ、ああんっ」
「うぁっ! レイど、のっ……少し、緩め……っ」
「無、理ぃっ」
下腹がきゅんきゅんと甘く疼き、ターザさんのモノをきつく締めあげるのが分かる。全身から汗をしたたらせて、真面目を通り越して、鬼のような形相になりつつあるターザさんが助けを求めるように言ってくるが、意識してやっているわけではないからそう言われてもどうしようもない。それどころか、熱い液体が後から後から湧きだしてくるおかげで溢れまくっている内部は、狙いを定めて突き入れているのだろうが微妙にその目標がずれしまう。そのずれの所為で焦らされているような状態になるものだから、つい自分から腰を動かし、ついでにナカに力が入ってさらに締め付けてしまう。
「ああっ! もっ、と……強く、ぅっ」
「っ、あっ……ロウっ、ガ、ルドっ!」
つい口から洩れたおねだりに、ターザさんの切羽詰まりまくった声が重なる。
「……そろそろいい、か?」
「ああ。だが、先にレイをイかせるんだぞ?」
なんでその許可をそっちが出すのかとちらっと思いはしたが、お許しが出たターザさんが、猛烈な勢いで突き上げ始めたものだから、そんな思考は一瞬でどこかに飛んで行ってしまった。
「レイ、どのっ!」
「ああっ! あ――ひ、あああっ」
内部を満たし、収まり切れずにあふれだしている液体を、硬い肉棒でかき回すグプグプという淫猥な水音が部屋中に立ち込める。我慢に我慢を重ねていたのだろう。掣肘を解かれた形になったターザさんの勢いは、もう、ものすごいの一言だ。
しっかりと私の悦いところを把握しつつ、若さと筋力にモノを言わせ、激しい挿入を繰り返す。
ごつごつしたモノに敏感な粘膜を擦られ、ピンポイントでGスポットを狙われ、更に勢い余って一番奥の壁がへこむほどに強く押される。
「あ、あっ……キ、ちゃ……な……か、キちゃ、うぅっ」
挿入の勢いが強すぎて、体が上にずれて行きそうになる。その度に腰に回された腕で引き戻されるのだけど、それじゃ足りない。もっと強く、もっとぴったりとくっ付いて――けど、両手は二人にとらわれているから、抱き着くこともできない。だから、その代わりに大きく広げられたまま、ヒクヒクと痙攣していたなんとか足に力を込めて、それをターザさんの腰に巻き付けた。
「っ! レイ殿っ?」
腰の後ろで交差させ――ターザさんの体格がいいから、ギリギリだったけど何とか届いた――踵で踏ん張るようにして、固いソレがもっと奥を穿ってくれるように自分から腰を擦り付ける。入り口の少し上にある小さな突起が、ターザさんの硬い腹筋で押しつぶされ、そこからもさらなる快感が湧き上がる。
「あ、あっ、悦……ぃ、あ、あああんっ!」
「レイ、ちゃ……すまねぇ、借りる、ぜっ」
ガルドさんの声が聞こえ、左手が熱くて硬いものに触れされられる。反射的に力を入れ握りしめたが、それ以上の事をする余裕なんかとっくの昔に失くなっている。その手にかぶせるようにして、ガルドさんの手が添えられて、上下に扱く様に動かされるが、それもほぼ意識の外だ。
「ぅ、く……ぉっ」
「ぐっ……あ、出……」
野太いうめき声が前後して上がる。そして、それを凌駕する勢いで、私の嬌声が部屋中に響き渡る。
ターザさんの腰に回した足に渾身の力を込めて、強く引き寄せる。ナカはナカで、ひっきりなしに熱い液体を溢れさせながら、衝きいれられている固くて太い凶器を、きゅうきゅうと締め付けている。快感が全身を浸し、うなじがチリチリする。
「い……っ! も、イ……ちゃ……ああっ! ふ、ぁ……」
ゴツンという重い衝撃と共に、最奥を押され、そこで捏ねるようにして腰を使われる。針で突いたらそのまま破裂しそうなほどに膨らんだ突起も同時に押し潰されて、項のチリチリ感がとうとう頭頂部まで到達した。同時に、きつく閉じた瞼の奥で、すっかりおなじみになった白い閃光が急激に広がっていく。
「いっ……ぃ、ひ……っっ!」
そこに止めとばかりに、ロウが片手できつく胸を揉みしだき、もう片方の先端を口に含んだかと思うと、いきなり歯を立てられた。ツキンとした痛みがすぐさま快感に変わり、それが最後の一押しになった。
「あ、ひっ……っ、いっ……んん――っっ!」
最後はもう、声にすらならなかった。全身を快感に震わせ、痙攣じみた動きでナカが強く収縮し――その一番奥でターザさんのが一瞬、膨れ上がる様にその容積を増したのと、左の腕から胸にかけてを熱い飛沫が濡らすのが、意識の片隅で感じられた。
「おい、ガルド……俺にまでかかったぞ」
「んな事まで、あの状況で気を遣えるかよ」
「……レイ、殿……悦すぎ、だ……」
今度こそ本当にイき堕ちて、急速に意識が遠のいていく傍らで、そんな会話が交わされていたらしいんだけどね。
「……大丈夫に見える?」
ガルドさんの問いかけに、水を飲んでもまだ喉がいがらっぽかったので、けほけほと咳をしながら答える。
肝心なところにはまだ触られてもいないのに、既に疲れ切ってますよ。これからまたお初でハードなあれやこれやをされるのかと思うと、ちょっと涙目になってしまう。
「すまねぇ。ちょいとハッパをかけすぎたみてぇだ」
「レイ殿、その……申し訳ない」
私の言葉にガルドさんとターザさんが、反省の面持ちで返してくる。ロウにも目をやると、非常にバツの悪そうな表情で私を見つめており、やがて小さく「すまん」と呟いた。
「まったく、もう……」
憤然と呟いて見せたものの――私も大概、甘いと思う。たったこれだけの事で、つい一瞬前まで『こっちに身にもなってみろ!』とか思っていたのに、今は『仕方のない人たちだな』なんて考えている。こういうのも惚れた弱みというのだろうか?
自分の余りのちょろさに、滅多に吐かないため息が出てしまう。
ところが、そのため息を男性陣は違う意味にとらえたようだ。
「あー、なんだ……今日はもう止めにすっか?」
「え?」
ガルドさんの口から出たのは、まさかの中止宣言だ。嘘でしょ、今まで一度だってそんなことはなかったじゃない?
「……そうだな」
「ああ、俺も……反省した」
そしてロウとターザさんまでそれに賛成するなんて!
「え、でも……いいの?」
信じられない事態に、おもたずそう尋ねてしまう。だって、あれこれのお道具まで買い込んで、準備万端で説得してきたのは、他ならぬガルドさん達だろうに。
「無理強いしてぇわけじゃねぇからな。嫌々やらせて、俺らだけ良い目をみるのはちげぇだろ? 俺らは勿論だが、レイちゃんにもそれで気持ちよくなってもらいてぇんだよ。まぁ、ロウの野郎は――あの状態でやめろっつっても無理そうだったんで、そのままいかせたけどよ」
「……すまん」
ガルドさんの言葉で、ロウが再び謝罪をしてくるし、ターザさんもうんうんと頷いている。
その言葉の内容にもちょっと驚いたが、どうやら本気で、今夜のところはこのまま終わらせてくれるつもりらしい。
しかし――そういわれて、咄嗟に下半身の事が気になる私もアレだが――抜け駆け(?)してすっきりしただろうロウはさておき、ガルドさんもターザさんもそれでいいの? 特にターザさんは、ケモ耳と尻尾はしょぼんとなっているけど、他の体の部分はそうじゃないのは一目瞭然だ。これでおとなしく寝ろと言うのは、ちょっとかわいそうな気がする。それに、私も、その……はしたないかもしれないが、『奥』がジンジンと疼いている状態だ。つまり、このままでは生殺しなのは、私も同じってことです、はい。
「えっと、それじゃ、あの……後ろの開発は、今日は無しってことで?」
それでも念のため、確認を取ってみる。ぶっちゃけすぎる表現になったが、ここで曖昧にはしないほうが良いだろう。その言葉に、三名がそろって頷いてくれたので、安心して次を続けた。
「だったら、この後は普通に……して?」
「……いいのかよ?」
流石に赤面しつついうと、驚いたような反応が戻って来る。
「うん、だって、私もまだ……だし。二人だってキツいでしょ?」
ちらりとターザさんに目をやれば、こっちも真っ赤になって慌てて両手で股間を隠す。いえ、もう見てますから。しかし、この反応、可愛いったらありゃしない。
「だから、普通に、優しく――」
「でもって、気持ちよくか――ターザ、お前ぇ、責任重大だぞ」
「へ? ガルドさんは?」
ロウはさっき、抜け駆けして(以下略)にしても、ガルドさんは違うだろう。
「俺ぁ、いい」
「でも……」
ギンギンなのは同じだろうに、辛くないの?
「ま、なんだ……反省の証ってとこだな」
「何、それ? 一人だけそんな事言われたら、後の二人が立つ瀬がないでしょ」
確かに言い出しっぺはガルドさんだし、音頭を取ってたのもそうだ。けど、一人だけに責任をおっかぶせる気は毛頭ない。私だって、説得されて納得した上で頷いたんだし――予定と違う状況になったのは、誰か一人だけが悪いって訳じゃないでしょ。
「……レイの言うとおりだな。一人だけいい格好をしようなぞ思うな」
「おい、ロウ――」
「とは言え、レイの体力も考えると――レイ」
「はい?」
「とりあえず、手でも貸してやれ」
つまり、手でヌいてやれ、と。
それでいいのかとも思うが、平等に一回ずつ……と考えれば、この辺りが落としどころだろう。おずおずと手を伸ばすと、ガルドさんが苦笑した。
「ったく、揃いも揃って――しかも、大真面目な顔で言う格好かよ」
……確かに、私はほぼすっぽんぽんだし、ロウは上半身裸で、下は中途半端にずり下げたままだ。指摘されて、ロウが慌てて引き上げて隠したのが妙におかしくて、小さな笑いがでた。
「大好きよ、皆」
この状況下で言うセリフじゃないな、なんて思いはするが――けどまぁ、これが『私達クオリティ』って言うものだろう。
「ああ、俺達もだ」
「だな」
「レイ殿……貴方を慕っているからこそ、俺も反省して、遠慮を……」
「良いから、ターザはレイちゃんを気持ちよくしてやれや」
ロウとガルドさんもそれに応えてくれて、ちょっと出遅れた感のあるターザさんの台詞を一刀両断にしてから、仕切り直しと相成りました。
ロウとガルドさんの監修(?)の元で、些か緊張気味のターザさんだが、その中心は相変わらず元気にそそり立っている。うん、若いんだね――それを言うなら、私たちみんな若いんだけどさ。仰向けに寝そべった私の足の間に、体を進めてくる。 右手はロウに取られていて、手のひらや指先に優しく口づけられている。
左はガルドさんの――にはまだ触ってなくて、屈みこんでキスしてくる大きくて逞しい胸に宛がった状態だ。両手を取られていると、いざという時に声が止められないのだけど、二人の事だからそれも織り込み済みだろう。声を抑える事なんか考えずに、ひたすら『気持ちよく』なれって意味だと解釈する。
「レイ殿……?」
「んっ……」
ガルドさんに口づけられながら、視線でターザさんに大丈夫だと教える。この頃やっと、正常位でも身構えなくなりましたよ。
大きく開かされた足の中心に、固くて熱いものが触れる。前戯は今更必要ない――あれだけやられた後だからね。
ゆっくりとした速度で、大きくて、ごつごつとしたフォルムのモノが入って来る。
「ん、ふ……っ」
途中で留まることをせず、一気に進んできたソレが、奥にある壁に突き当たったところで止まる。これでぎりぎり全部が収まるくらい、もしかしたらちょっとだけ私の容量が足りないかもしれない。背の高さも体格もまちまちな三名なのに、どうしてこっちだけは全員似たようなサイズ(それも特大級)なのかと問いただしたくなる一瞬だ。ただ、同じような大きさでも、その形状は結構違っていたりする。
……そう言うのが分かる状況に置かれるなんて、前は想像すらしなかったけど、これも成り行きというか、巡り合わせってやつだろう。まぁ、それは兎も角、三名の中でもターザさんのモノっていうのは、他の二人とはちょっと違った様相を呈している。幹――でいいのかは知らんが――ごつごつしたというか、微妙な凹凸がついている。それが、ゆっくりとは言え、私の中を押し広げながら進んでくると、それだけでゾクゾクとした悪寒にも似た快感がこみ上げてくるのだ。
「あ……ん、ふぁっ」
突き当たったところで一瞬止まって、そこからまた同じくらいの速度で抜かれていく。凹凸のある表面で柔らかな内部の粘膜が擦られる刺激に、甘い声が出てしまう。
「くっ……レイ、殿っ」
「がっつくんじゃねぇぞ、ターザ」
「お前が悦いのではなく、レイを悦ばせることを考えろ」
気持ちがいいのはターザさんも同じらしく、いつもとは違うゆっくりとした抽挿をつづけながら、食いしばった歯の間からうめくような声が漏れる。と、そこへすかさず二人から、教育的指導が入る。
「え? いいよ、そん……あっ! じゃなくてっ」
反論しようとしたら、変な声が間にでた。それでもがんばって先を続ける――ムードをぶち壊しにしてる気がするが、気にしたら負けだと思う。
「私ばっか……んっ、あっ……気持ち、よくな……んんっ」
ちょっと、ターザさん。少し動くのを止めようよ? 二人の言葉に奮起したのか、恐ろしいほど真剣な顔つきで、私の反応をつぶさに観察しつつ腰を動かしている。正直、むっちゃ気持ちがいい。ターザさんはどちらかというと、テクニックよりも勢いで勝負するタイプなのに、これは一体どうしたことか。そして、ロウとガルドさんも、指導教官よろしくターザさんの様子を監督しながら、私の体のあちこちに触れてくる。優しく髪を梳かれ、口づけられながら、感じやすい項に指を這わされ、胸の膨らみにも手が伸びている。そこを柔らかく揉まれたかと思うと、ツンととがった先端をキュッと強く抓まれたり――。
「あ、あんっ! 待って、って……んっ、あっ」
「良いから、レイちゃんは何も考えずに、気持ちよくなってくれや」
「俺達からの詫びと思ってくれ」
「詫びって、そんな……ああ、ダ、メっ、そ……こぉっ!」
悦いいところにターザさんの先端が当たり、快感が背筋を駆け上がる。
「お? いいぞ、ターザ、そこんとこ狙え」
「了解、したっ」
飽くまでもゆっくりとした動きで、繰り返しそのスポットを衝かれる。その度に、前の感覚を上書きするように更に強い快感が湧き上がっくる。
「ああっ、あ……んっ、あ、ああんっ」
「うぁっ! レイど、のっ……少し、緩め……っ」
「無、理ぃっ」
下腹がきゅんきゅんと甘く疼き、ターザさんのモノをきつく締めあげるのが分かる。全身から汗をしたたらせて、真面目を通り越して、鬼のような形相になりつつあるターザさんが助けを求めるように言ってくるが、意識してやっているわけではないからそう言われてもどうしようもない。それどころか、熱い液体が後から後から湧きだしてくるおかげで溢れまくっている内部は、狙いを定めて突き入れているのだろうが微妙にその目標がずれしまう。そのずれの所為で焦らされているような状態になるものだから、つい自分から腰を動かし、ついでにナカに力が入ってさらに締め付けてしまう。
「ああっ! もっ、と……強く、ぅっ」
「っ、あっ……ロウっ、ガ、ルドっ!」
つい口から洩れたおねだりに、ターザさんの切羽詰まりまくった声が重なる。
「……そろそろいい、か?」
「ああ。だが、先にレイをイかせるんだぞ?」
なんでその許可をそっちが出すのかとちらっと思いはしたが、お許しが出たターザさんが、猛烈な勢いで突き上げ始めたものだから、そんな思考は一瞬でどこかに飛んで行ってしまった。
「レイ、どのっ!」
「ああっ! あ――ひ、あああっ」
内部を満たし、収まり切れずにあふれだしている液体を、硬い肉棒でかき回すグプグプという淫猥な水音が部屋中に立ち込める。我慢に我慢を重ねていたのだろう。掣肘を解かれた形になったターザさんの勢いは、もう、ものすごいの一言だ。
しっかりと私の悦いところを把握しつつ、若さと筋力にモノを言わせ、激しい挿入を繰り返す。
ごつごつしたモノに敏感な粘膜を擦られ、ピンポイントでGスポットを狙われ、更に勢い余って一番奥の壁がへこむほどに強く押される。
「あ、あっ……キ、ちゃ……な……か、キちゃ、うぅっ」
挿入の勢いが強すぎて、体が上にずれて行きそうになる。その度に腰に回された腕で引き戻されるのだけど、それじゃ足りない。もっと強く、もっとぴったりとくっ付いて――けど、両手は二人にとらわれているから、抱き着くこともできない。だから、その代わりに大きく広げられたまま、ヒクヒクと痙攣していたなんとか足に力を込めて、それをターザさんの腰に巻き付けた。
「っ! レイ殿っ?」
腰の後ろで交差させ――ターザさんの体格がいいから、ギリギリだったけど何とか届いた――踵で踏ん張るようにして、固いソレがもっと奥を穿ってくれるように自分から腰を擦り付ける。入り口の少し上にある小さな突起が、ターザさんの硬い腹筋で押しつぶされ、そこからもさらなる快感が湧き上がる。
「あ、あっ、悦……ぃ、あ、あああんっ!」
「レイ、ちゃ……すまねぇ、借りる、ぜっ」
ガルドさんの声が聞こえ、左手が熱くて硬いものに触れされられる。反射的に力を入れ握りしめたが、それ以上の事をする余裕なんかとっくの昔に失くなっている。その手にかぶせるようにして、ガルドさんの手が添えられて、上下に扱く様に動かされるが、それもほぼ意識の外だ。
「ぅ、く……ぉっ」
「ぐっ……あ、出……」
野太いうめき声が前後して上がる。そして、それを凌駕する勢いで、私の嬌声が部屋中に響き渡る。
ターザさんの腰に回した足に渾身の力を込めて、強く引き寄せる。ナカはナカで、ひっきりなしに熱い液体を溢れさせながら、衝きいれられている固くて太い凶器を、きゅうきゅうと締め付けている。快感が全身を浸し、うなじがチリチリする。
「い……っ! も、イ……ちゃ……ああっ! ふ、ぁ……」
ゴツンという重い衝撃と共に、最奥を押され、そこで捏ねるようにして腰を使われる。針で突いたらそのまま破裂しそうなほどに膨らんだ突起も同時に押し潰されて、項のチリチリ感がとうとう頭頂部まで到達した。同時に、きつく閉じた瞼の奥で、すっかりおなじみになった白い閃光が急激に広がっていく。
「いっ……ぃ、ひ……っっ!」
そこに止めとばかりに、ロウが片手できつく胸を揉みしだき、もう片方の先端を口に含んだかと思うと、いきなり歯を立てられた。ツキンとした痛みがすぐさま快感に変わり、それが最後の一押しになった。
「あ、ひっ……っ、いっ……んん――っっ!」
最後はもう、声にすらならなかった。全身を快感に震わせ、痙攣じみた動きでナカが強く収縮し――その一番奥でターザさんのが一瞬、膨れ上がる様にその容積を増したのと、左の腕から胸にかけてを熱い飛沫が濡らすのが、意識の片隅で感じられた。
「おい、ガルド……俺にまでかかったぞ」
「んな事まで、あの状況で気を遣えるかよ」
「……レイ、殿……悦すぎ、だ……」
今度こそ本当にイき堕ちて、急速に意識が遠のいていく傍らで、そんな会話が交わされていたらしいんだけどね。
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