3 / 8
第三話 離縁
しおりを挟む
「……ふう……」
王都にあるデュフール伯爵邸の執務室で、私はジョワ子爵家から届いた手紙を読み終えて溜息をつきました。
ジョワ子爵家はお父様の実家です。
今はお父様の兄である伯父様が当主をなさっています。
お母様がお亡くなりになってからはあまり親しくしてはいなかったのですが、突然の手紙にもすぐお返事を下さった優しい伯父様です。
伯父と姪でありながら親しくしていなかったのは、お母様の死をきっかけに我が家の属する派閥が変わったからです。
以前のデュフール伯爵家は王太子殿下派のマルシャン公爵を寄り親とする派閥に属していたのですけれど、お母様の死を契機に侯爵代行となったお父様が側妃様がお産みになられた第二王子殿下派のペラン公爵を寄り親とする派閥に移ったのです。ジョワ子爵家はマルシャン公爵の派閥に属しています。
私は伯父様からの手紙を執務室の机の引き出しに片付けました。
仕事の続きをしなくてはなりません。
お母様が生きていらしたころは優秀な補佐だったお父様は、今は名ばかりの代行として愛人と遊び暮らしています。愛人は歌が好きなようで、若手の男性歌手の公演があると聞くと必ず顔を出しているといいます。歌姫には興味がないようです。
ふと窓の外を見ると、中庭の茂みに黄金の煌めきが走りました。
マティス様の訪れを待つピヤージュが隠れているのでしょう。
そういえば今日は、彼の授業が半日で終わる日だったでしょうか。
私と同い年のマティス様は学園卒業後医学の大学に通っていらっしゃいます。
ダンビエ侯爵家は医学に長け、多くの医学者の後援をする家系なのです。薬学にも精通しているとの話です。
臆病で小心者の私は、マティス様の大学が早めに終わる日だと知っていても、大事な仕事を放り出して待ち構えることは出来ませんでした。
ピヤージュは違ったのでしょう。
学園を卒業してからはすることもないようですし、マティス様が伯爵邸に来るなり擦り寄って、執務室から出てこない私から引き離すのは簡単なことだったに違いありません。
いいえ、学園に在学中からそうだったのでしょう。同い年の私達三人は同時期に学園へ通っていましたが、当時から私は家では執務室に籠もっていました。
「はい?……どうぞ」
執務室の扉を叩く音がして、入って来たのはマティス様でした。
少し顔色が悪いようです。
「ジョゼフィン! 君は……その……」
「どうかなさいましたか? そちらのソファにお座りください。お茶をお淹れしますわ」
執務室といっても、机と椅子しかないわけではありません。
仕事相手をもてなすためのテーブルとソファ、休憩のための小さな厨房もあるのです。
マティス様は、チラチラと私のほうを見ながらソファに座りました。やがて私がお茶をお出しすると、唇を潤した彼が言いました。
「……享楽の館へ行ったというのは本当かい?」
彼の前のソファに座って、私は首を傾げました。
「なんのことですの?」
「王都の外れにある館で、毎夜仮面をつけた男女が……いや、僕の友達がそこで君を見たと言ったんだ。髪は黒く染めていたらしいが」
「よくわかりませんわ。そこはどんなところですの? 仮面とおっしゃられましたけれど、マティス様のご友人は、仮面で顔もわからず髪も黒い女性を私だと断じられましたの?」
「いや、それは……」
声でわかったのかもしれません。
マティス様のご友人とは派閥の園遊会などでお会いしたことがあります。
ダンビエ侯爵家はペラン公爵の派閥にもマルシャン公爵の派閥にも属さない、中立派ということになっています。お母様がお元気だったころもお亡くなりになった後も、私がデュフール伯爵家の跡取りとして派閥の集まりに出るときは、いつもマティス様と一緒だったのです。
デュフール伯爵家の跡取りとして仕事は頑張っているものの、地味な外見の臆病な小心者である私は社交が得意ではありません。
ですのでご友人が多くて社交的なマティス様との縁談は理想的なものでした。
その数多いご友人の中に享楽の館の常連がいらっしゃることは、あまり歓迎出来ることではありませんが。
「すまない、忘れてくれ。君がそんなところへ行くような女性でないことは、僕が一番よく知っている」
マティス様が微笑みます。
彼は巻き毛ではないものの、ピヤージュと同じ美しい金髪の持ち主です。
サラサラの髪が、窓からの風に吹かれて揺れています。
「それと……これも誤解だとは思うのだが、君がマルシャン公爵家のラザレス殿と会っているのを見かけたものがいるらしい」
「それは誤解ではありませんわ。私はマルシャン公爵家のラザレス様と親しくさせていただいています」
「はあっ? 君は僕の婚約者だろう? どうして彼と」
「今度の十八歳の誕生日でデュフール伯爵家の当主となれば、自分の意思で結婚相手を決められるようになりますもの」
「王太子殿下直属の近衛騎士であるラザレス殿はマルシャン公爵家の次男だったな。仕事が忙しくて婚約者はまだいないと聞く。君は……僕との婚約を破棄して、彼と結婚するつもりなのか?」
私は立ち上がり、窓の向こうへ視線を向けました。
「マティス様。仕事の途中で窓の外を見ると、ときどき中庭の茂みに金色の煌めきが走ることがあるんです。なんなのでしょうね。葉っぱが太陽の光を反射しているのかしら。恋の季節の小鳥達が戯れ合っているのかもしれませんわね」
「……」
彼は答えません。
真っ青な顔で俯いているだけです。
私はソファに戻って、彼に微笑みかけました。
「どうなさったの? 冗談ですわ。ラザレス様とは派閥も違いますし、まだ貴族家の跡取りに過ぎない私には、王太子殿下直属の近衛騎士をなさっている方と公式にお会いする機会はございませんわ」
私はまだデュフール伯爵家の当主ではないので、王宮で開催される夜会には代行の父が出席しています。
世代が違うので学園時代のお茶会などでお会いしたこともありません。
隠したいことを真実で包んだ私の返答に、マティス様の顔が和らぎます。
「そうか、そうだね。妙なことを聞いてすまなかった」
「いいえ。私は当主就任の準備や伯爵家運営の仕事で家を出られません。今日こうして来ていただかなかったら、誕生パーティまでお顔を見ることは出来なかったでしょう。お会い出来て嬉しかったですわ、マティス様」
「僕も君に会えて嬉しかった。……しかし君も冗談を言うんだね」
「あまり楽しめる冗談ではなかったようで申し訳ありませんでした。私がマティス様との婚約を破棄するようなことは絶対にありませんわ」
それから少しだけ誕生パーティの話をして、私はマティス様を見送りました。
中庭の茂みで煌めく金色が増えることはありません。
マティス様はどうなさるでしょう? 失敗したとき私に許されないかもしれないと感じて計画から手を引くか、完全に成功するよう立ち回るか──どちらでもかまいません、捨てたカードの行く末など。
ジョワ子爵の伯父様からの手紙を読むまで、私はお母様の死因は普通の病気だと思っていました。
お爺様は病弱な方でしたし、お元気な方でも見えないところで進行する病気で一気に体調を崩されることがあります。マティス様のお父様のダンビエ侯爵に紹介していただいたお医者様がそう教えてくださいました。
明日がどうなるかはだれにもわからないことなのです。
だから、お母様の死は仕方がないことだったのだと自分に言い聞かせて来たのです。
むしろデュフール伯爵家の運営という激務に励まれていたお母様を支えられなかった、不甲斐ない跡取り娘の自分を責めてきました。
……今は違います。なんの証拠もありませんけれど、お母様の死因は普通のものではなかったと確信しています。
お母様は私の学園入学を機に、いつまでも愛人と別れようとしないお父様と離縁なさろうとしていたのです。お父様の、いえ、あの男のその後を考えて、実家のジョワ子爵家の当主である伯父様にだけは相談していらっしゃったのです。
お母様の葬儀が終わって三年ほど。
墓下の朽ち果てた死体には、もう毒も殺人の細工も残っていないことでしょう。
そうでなくても『最後のカード』はちょっとしたことで効能が変わる、取り扱いの難しい薬です。すぐに成分が変化して死体に痕跡が残り難いから、毒薬としても重宝されているのです。
『離縁』『真実の愛』『仮面の歌姫』『最愛の母(故人)』『裏切り』──私が手に入れた人生のカードは、いつの間にか『復讐』という役を形作っていました。
王都にあるデュフール伯爵邸の執務室で、私はジョワ子爵家から届いた手紙を読み終えて溜息をつきました。
ジョワ子爵家はお父様の実家です。
今はお父様の兄である伯父様が当主をなさっています。
お母様がお亡くなりになってからはあまり親しくしてはいなかったのですが、突然の手紙にもすぐお返事を下さった優しい伯父様です。
伯父と姪でありながら親しくしていなかったのは、お母様の死をきっかけに我が家の属する派閥が変わったからです。
以前のデュフール伯爵家は王太子殿下派のマルシャン公爵を寄り親とする派閥に属していたのですけれど、お母様の死を契機に侯爵代行となったお父様が側妃様がお産みになられた第二王子殿下派のペラン公爵を寄り親とする派閥に移ったのです。ジョワ子爵家はマルシャン公爵の派閥に属しています。
私は伯父様からの手紙を執務室の机の引き出しに片付けました。
仕事の続きをしなくてはなりません。
お母様が生きていらしたころは優秀な補佐だったお父様は、今は名ばかりの代行として愛人と遊び暮らしています。愛人は歌が好きなようで、若手の男性歌手の公演があると聞くと必ず顔を出しているといいます。歌姫には興味がないようです。
ふと窓の外を見ると、中庭の茂みに黄金の煌めきが走りました。
マティス様の訪れを待つピヤージュが隠れているのでしょう。
そういえば今日は、彼の授業が半日で終わる日だったでしょうか。
私と同い年のマティス様は学園卒業後医学の大学に通っていらっしゃいます。
ダンビエ侯爵家は医学に長け、多くの医学者の後援をする家系なのです。薬学にも精通しているとの話です。
臆病で小心者の私は、マティス様の大学が早めに終わる日だと知っていても、大事な仕事を放り出して待ち構えることは出来ませんでした。
ピヤージュは違ったのでしょう。
学園を卒業してからはすることもないようですし、マティス様が伯爵邸に来るなり擦り寄って、執務室から出てこない私から引き離すのは簡単なことだったに違いありません。
いいえ、学園に在学中からそうだったのでしょう。同い年の私達三人は同時期に学園へ通っていましたが、当時から私は家では執務室に籠もっていました。
「はい?……どうぞ」
執務室の扉を叩く音がして、入って来たのはマティス様でした。
少し顔色が悪いようです。
「ジョゼフィン! 君は……その……」
「どうかなさいましたか? そちらのソファにお座りください。お茶をお淹れしますわ」
執務室といっても、机と椅子しかないわけではありません。
仕事相手をもてなすためのテーブルとソファ、休憩のための小さな厨房もあるのです。
マティス様は、チラチラと私のほうを見ながらソファに座りました。やがて私がお茶をお出しすると、唇を潤した彼が言いました。
「……享楽の館へ行ったというのは本当かい?」
彼の前のソファに座って、私は首を傾げました。
「なんのことですの?」
「王都の外れにある館で、毎夜仮面をつけた男女が……いや、僕の友達がそこで君を見たと言ったんだ。髪は黒く染めていたらしいが」
「よくわかりませんわ。そこはどんなところですの? 仮面とおっしゃられましたけれど、マティス様のご友人は、仮面で顔もわからず髪も黒い女性を私だと断じられましたの?」
「いや、それは……」
声でわかったのかもしれません。
マティス様のご友人とは派閥の園遊会などでお会いしたことがあります。
ダンビエ侯爵家はペラン公爵の派閥にもマルシャン公爵の派閥にも属さない、中立派ということになっています。お母様がお元気だったころもお亡くなりになった後も、私がデュフール伯爵家の跡取りとして派閥の集まりに出るときは、いつもマティス様と一緒だったのです。
デュフール伯爵家の跡取りとして仕事は頑張っているものの、地味な外見の臆病な小心者である私は社交が得意ではありません。
ですのでご友人が多くて社交的なマティス様との縁談は理想的なものでした。
その数多いご友人の中に享楽の館の常連がいらっしゃることは、あまり歓迎出来ることではありませんが。
「すまない、忘れてくれ。君がそんなところへ行くような女性でないことは、僕が一番よく知っている」
マティス様が微笑みます。
彼は巻き毛ではないものの、ピヤージュと同じ美しい金髪の持ち主です。
サラサラの髪が、窓からの風に吹かれて揺れています。
「それと……これも誤解だとは思うのだが、君がマルシャン公爵家のラザレス殿と会っているのを見かけたものがいるらしい」
「それは誤解ではありませんわ。私はマルシャン公爵家のラザレス様と親しくさせていただいています」
「はあっ? 君は僕の婚約者だろう? どうして彼と」
「今度の十八歳の誕生日でデュフール伯爵家の当主となれば、自分の意思で結婚相手を決められるようになりますもの」
「王太子殿下直属の近衛騎士であるラザレス殿はマルシャン公爵家の次男だったな。仕事が忙しくて婚約者はまだいないと聞く。君は……僕との婚約を破棄して、彼と結婚するつもりなのか?」
私は立ち上がり、窓の向こうへ視線を向けました。
「マティス様。仕事の途中で窓の外を見ると、ときどき中庭の茂みに金色の煌めきが走ることがあるんです。なんなのでしょうね。葉っぱが太陽の光を反射しているのかしら。恋の季節の小鳥達が戯れ合っているのかもしれませんわね」
「……」
彼は答えません。
真っ青な顔で俯いているだけです。
私はソファに戻って、彼に微笑みかけました。
「どうなさったの? 冗談ですわ。ラザレス様とは派閥も違いますし、まだ貴族家の跡取りに過ぎない私には、王太子殿下直属の近衛騎士をなさっている方と公式にお会いする機会はございませんわ」
私はまだデュフール伯爵家の当主ではないので、王宮で開催される夜会には代行の父が出席しています。
世代が違うので学園時代のお茶会などでお会いしたこともありません。
隠したいことを真実で包んだ私の返答に、マティス様の顔が和らぎます。
「そうか、そうだね。妙なことを聞いてすまなかった」
「いいえ。私は当主就任の準備や伯爵家運営の仕事で家を出られません。今日こうして来ていただかなかったら、誕生パーティまでお顔を見ることは出来なかったでしょう。お会い出来て嬉しかったですわ、マティス様」
「僕も君に会えて嬉しかった。……しかし君も冗談を言うんだね」
「あまり楽しめる冗談ではなかったようで申し訳ありませんでした。私がマティス様との婚約を破棄するようなことは絶対にありませんわ」
それから少しだけ誕生パーティの話をして、私はマティス様を見送りました。
中庭の茂みで煌めく金色が増えることはありません。
マティス様はどうなさるでしょう? 失敗したとき私に許されないかもしれないと感じて計画から手を引くか、完全に成功するよう立ち回るか──どちらでもかまいません、捨てたカードの行く末など。
ジョワ子爵の伯父様からの手紙を読むまで、私はお母様の死因は普通の病気だと思っていました。
お爺様は病弱な方でしたし、お元気な方でも見えないところで進行する病気で一気に体調を崩されることがあります。マティス様のお父様のダンビエ侯爵に紹介していただいたお医者様がそう教えてくださいました。
明日がどうなるかはだれにもわからないことなのです。
だから、お母様の死は仕方がないことだったのだと自分に言い聞かせて来たのです。
むしろデュフール伯爵家の運営という激務に励まれていたお母様を支えられなかった、不甲斐ない跡取り娘の自分を責めてきました。
……今は違います。なんの証拠もありませんけれど、お母様の死因は普通のものではなかったと確信しています。
お母様は私の学園入学を機に、いつまでも愛人と別れようとしないお父様と離縁なさろうとしていたのです。お父様の、いえ、あの男のその後を考えて、実家のジョワ子爵家の当主である伯父様にだけは相談していらっしゃったのです。
お母様の葬儀が終わって三年ほど。
墓下の朽ち果てた死体には、もう毒も殺人の細工も残っていないことでしょう。
そうでなくても『最後のカード』はちょっとしたことで効能が変わる、取り扱いの難しい薬です。すぐに成分が変化して死体に痕跡が残り難いから、毒薬としても重宝されているのです。
『離縁』『真実の愛』『仮面の歌姫』『最愛の母(故人)』『裏切り』──私が手に入れた人生のカードは、いつの間にか『復讐』という役を形作っていました。
254
あなたにおすすめの小説
“いつまでも一緒”の鎖、貴方にお返しいたします
柊
ファンタジー
男爵令嬢エリナ・ブランシュは、幼馴染であるマルグリット・シャンテリィの引き立て役だった。
マルグリットに婚約が決まり開放されると思ったのも束の間、彼女は婚約者であるティオ・ソルベに、家へ迎え入れてくれないかというお願いをする。
それをティオに承諾されたエリナは、冷酷な手段をとることを決意し……。
※複数のサイトに投稿しております。
【完結】王都に咲く黒薔薇、断罪は静かに舞う
なみゆき
ファンタジー
名門薬草家の伯爵令嬢エリスは、姉の陰謀により冤罪で断罪され、地獄の収容所へ送られる。 火灼の刑に耐えながらも薬草の知識で生き延び、誇りを失わず再誕を果たす。
3年後、整形と記録抹消を経て“外交商人ロゼ”として王都に舞い戻り、裏では「黒薔薇商会」を設立。
かつて自分を陥れた者たち
――元婚約者、姉、王族、貴族――に、静かに、美しく、冷酷な裁きを下していく。
これは、冤罪や迫害により追い詰められた弱者を守り、誇り高く王都を裂く断罪の物語。
【本編は完結していますが、番外編を投稿していきます(>ω<)】
*お読みくださりありがとうございます。
ブクマや評価くださった方、大変励みになります。ありがとうございますm(_ _)m
皇后マルティナの復讐が幕を開ける時[完]
風龍佳乃
恋愛
マルティナには初恋の人がいたが
王命により皇太子の元に嫁ぎ
無能と言われた夫を支えていた
ある日突然
皇帝になった夫が自分の元婚約者令嬢を
第2夫人迎えたのだった
マルティナは初恋の人である
第2皇子であった彼を新皇帝にするべく
動き出したのだった
マルティナは時間をかけながら
じっくりと王家を牛耳り
自分を蔑ろにした夫に三行半を突き付け
理想の人生を作り上げていく
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
どうぞお好きに
音無砂月
ファンタジー
公爵家に生まれたスカーレット・ミレイユ。
王命で第二王子であるセルフと婚約することになったけれど彼が商家の娘であるシャーベットを囲っているのはとても有名な話だった。そのせいか、なかなか婚約話が進まず、あまり野心のない公爵家にまで縁談話が来てしまった。
婚約破棄上等!私を愛さないあなたなんて要りません
音無砂月
ファンタジー
*幸せは婚約破棄の後にやってくるからタイトル変更
*ジャンルを変更しました。
公爵家長女エマ。15歳の時に母を亡くした。貴族は一年喪に服さないといけない。喪が明けた日、父が愛人と娘を連れてやって来た。新しい母親は平民。一緒に連れて来た子供は一歳違いの妹。名前はマリアナ。
マリアナは可愛く、素直でいい子。すぐに邸に溶け込み、誰もに愛されていた。エマの婚約者であるカールすらも。
誰からも愛され、素直ないい子であるマリアナがエマは気に入らなかった。
家族さえもマリアナを優先する。
マリアナの悪意のない言動がエマの心を深く抉る
今度生まれ変わることがあれば・・・全て忘れて幸せになりたい。・・・なんて思うか!!
れもんぴーる
ファンタジー
冤罪をかけられ、家族にも婚約者にも裏切られたリュカ。
父に送り込まれた刺客に殺されてしまうが、なんと自分を陥れた兄と裏切った婚約者の一人息子として生まれ変わってしまう。5歳になり、前世の記憶を取り戻し自暴自棄になるノエルだったが、一人一人に復讐していくことを決めた。
メイドしてはまだまだなメイドちゃんがそんな悲しみを背負ったノエルの心を支えてくれます。
復讐物を書きたかったのですが、生ぬるかったかもしれません。色々突っ込みどころはありますが、おおらかな気持ちで読んでくださると嬉しいです(*´▽`*)
*なろうにも投稿しています
素直になる魔法薬を飲まされて
青葉めいこ
ファンタジー
公爵令嬢であるわたくしと婚約者である王太子とのお茶会で、それは起こった。
王太子手ずから淹れたハーブティーを飲んだら本音しか言えなくなったのだ。
「わたくしよりも容姿や能力が劣るあなたが大嫌いですわ」
「王太子妃や王妃程度では、このわたくしに相応しくありませんわ」
わたくしといちゃつきたくて素直になる魔法薬を飲ませた王太子は、わたくしの素直な気持ちにショックを受ける。
婚約解消後、わたくしは、わたくしに相応しい所に行った。
小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる