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第二話 首飾り
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「……マイアにこの国から出ていけとおっしゃるのですか、ライリー王太子殿下」
学園の卒業パーティの会場に、朗々とした声が響き渡りました。
女性の声です。
どこかお母様の声に似ています。
「そ、そうだ。……辺境伯?」
殿下の視線の先を手繰ると、懐かしいグレースお姉様の姿がありました。今到着されたところのようです。
「はい、殿下。大切な従妹の卒業を祝うため、辺境から駆け参じました。ご卒業おめでとうございます。……ところで、今のお言葉に間違いはございませんか?」
「ああ、そうだ。マイアはこの国から追放する。王都を離れていた辺境伯は知らないだろうが、マイアは更正が不可能なほどねじ曲がった心の持ち主だ。この国には置いておけない」
かしこまりました、とグレースお姉様が首肯します。
「それでは我が辺境伯領は独立を宣言いたします」
会場に驚きの声が響き渡りました。
「辺境伯?」
「だって私の大切なマイアはこの国にいてはいけないのでしょう? でしたら辺境伯領をこの国で無くして、マイアを受け入れるしかないではありませんの」
グレースお姉様はくすくすと笑いながら、私の前へといらっしゃいました。
優しい微笑みを浮かべて、そっと手を差し伸べてくださいます。
私は、お姉様の手に恐る恐る自分の手を重ねました。
「貴女が婚約破棄されるなんて素晴らしい僥倖ね。貴女が叔母上のように意に添わぬ婚姻で死ぬまで苦しめられるのではないかと、ずっと案じていたのよ」
お姉様は言いながら、私の着けていた手袋を外しました。
頬の殴られた跡は白粉で隠していましたが、父に腕を掴まれたときの手首のアザにはなにもしていません。手袋だけで大丈夫だと思ったからです。
ああ、でも私はもう殿下の婚約者ではないし、公爵令嬢ですらないので、父に腕を掴まれて殴られたことを知られてもかまいませんね。
「マイア。……その手首のアザはなんだ?」
「その女が悪いのよ!」
震える声で尋ねてきた殿下に、チャーミィが答えてくれます。
「その女が悪いから、お父様が腕を掴んだの。だって腕を掴まないと、殴ろうとしても逃げ出すんだもの」
余計ひどく怒られるだけだとわかっていても、殴られそうになると体が勝手に動いてしまうのです。
「な、殴る? もしかして、マイアがいつも厚化粧をしていたのは……」
「殴られた痕を隠すためなんじゃない? どんなに白粉を塗ってたって、あの女は醜いけどね」
「チャーミィ。公爵はなぜ王太子である私の婚約者だったマイアを殴ったりしたんだ?」
「その女が悪いからよ。だってアタシに意地悪するんだもん」
「そ、そうだよな。マイアが悪いに……チャーミィ。君に対する意地悪とはどんなことだ?」
「お茶会のときにアタシのライリーに話しかけようとしたり、話しかけられたりしたのよ。酷いでしょ? それにその女は醜いから、見るだけで嫌な気分になるわ」
「……マイアを見ただけで君が嫌な気分になったときも、公爵は彼女を殴っていたのかい?」
「ええ! だってお父様はアタシを愛しているんだもの」
なぜでしょう。殿下のお顔から血の気が引きました。
父がチャーミィを愛していることなど周知の事実ではありませんか。
グレースお姉様は優しく私の腕を撫でてくださった後で、殿下に向き直りました。
「マイアの婚約破棄は私どもにとっても僥倖ですわ。未来の国母の身内だからと、これまで他領を襲う魔獣すらも誘き寄せて退治しておりました。それが無ければ、十年もマイアをひとりにすることも無かったでしょうに。守るのが私どもの領地だけであれば、どれほど楽になることでしょう! ああ、魔獣素材も王家や近隣の貴族家に買い叩かれることなく、適正価格で他国に販売出来ますわね!」
グレースお姉様が喜んでいらっしゃるので、私もなんだか幸せな気分になりました。
「さあマイア、行きましょう。いいえ、帰りましょう。私達の辺境伯領へ! 新しく生まれる国へ! そのドレスも装飾品も叔母上の形見の品のようだから、公爵家へ返却する必要はないわね! 我が家やこの国の王家から与えられていた貴女のための資金、公爵家はなにに使ったのかしら!」
「へ、辺境伯閣下!」
お姉様に声をかけたのは、卒業生の保護者のひとりでした。貴族家の当主のようです。
「今の話は本当ですか? 我が領にも魔獣襲撃の前兆があったのです。我が家の騎士団だけでは対応出来ません!」
「あら。何十年もいなかった聖女が、やっと現れたのでしょう? 彼女に助けていただきなさいな。……それに、もう我が家はこの国の貴族ではありませんわ。武力が必要なら、そちらの王太子殿下にお願いなさったら?」
「せ、聖女、など……」
貴族家の当主は消え入りそうな声で言いました。
チャーミィは聖女です。神殿がそう認めています。
彼女は他人の傷を治すことが出来ます。一日にひとり、指先に棘が刺さった程度の傷までしか治せませんけれど、これから成長していくことでしょう。
聖女がいればいなくなるという魔獣も増加の一途を辿っていますが、それもチャーミィが成長していけば消えていくでしょう。
彼女は愛されているのです。父に、ライリー王太子殿下に。
愛こそが人を強くするものです。父はよくそう言って、だれにも愛されていない私を嘲笑いました。
だれにも……
私を守るかのように立っていらっしゃるグレースお姉様の背中を見て、私は気づきました。
だれにも愛されていないなんてこと、ありません。
グレースお姉様は、こうして迎えに来てくださったではないですか。
亡くなったお母様にだって愛されていました。
気にかけてくださる方もいました。
私も愛してくださる人々を愛しています。
私は胸元に下げていた首飾りを服の下から取り出しました。
お母様の形見です。
父からもらったものだと聞いています。お母様がお亡くなりになったときに父から渡されて、少しでも私に愛情を持ってくださっているのかと期待して──
「……グレースお姉様。私からも殿下にお別れを言いたいと思います」
私は首飾りを外しました。
学園の卒業パーティの会場に、朗々とした声が響き渡りました。
女性の声です。
どこかお母様の声に似ています。
「そ、そうだ。……辺境伯?」
殿下の視線の先を手繰ると、懐かしいグレースお姉様の姿がありました。今到着されたところのようです。
「はい、殿下。大切な従妹の卒業を祝うため、辺境から駆け参じました。ご卒業おめでとうございます。……ところで、今のお言葉に間違いはございませんか?」
「ああ、そうだ。マイアはこの国から追放する。王都を離れていた辺境伯は知らないだろうが、マイアは更正が不可能なほどねじ曲がった心の持ち主だ。この国には置いておけない」
かしこまりました、とグレースお姉様が首肯します。
「それでは我が辺境伯領は独立を宣言いたします」
会場に驚きの声が響き渡りました。
「辺境伯?」
「だって私の大切なマイアはこの国にいてはいけないのでしょう? でしたら辺境伯領をこの国で無くして、マイアを受け入れるしかないではありませんの」
グレースお姉様はくすくすと笑いながら、私の前へといらっしゃいました。
優しい微笑みを浮かべて、そっと手を差し伸べてくださいます。
私は、お姉様の手に恐る恐る自分の手を重ねました。
「貴女が婚約破棄されるなんて素晴らしい僥倖ね。貴女が叔母上のように意に添わぬ婚姻で死ぬまで苦しめられるのではないかと、ずっと案じていたのよ」
お姉様は言いながら、私の着けていた手袋を外しました。
頬の殴られた跡は白粉で隠していましたが、父に腕を掴まれたときの手首のアザにはなにもしていません。手袋だけで大丈夫だと思ったからです。
ああ、でも私はもう殿下の婚約者ではないし、公爵令嬢ですらないので、父に腕を掴まれて殴られたことを知られてもかまいませんね。
「マイア。……その手首のアザはなんだ?」
「その女が悪いのよ!」
震える声で尋ねてきた殿下に、チャーミィが答えてくれます。
「その女が悪いから、お父様が腕を掴んだの。だって腕を掴まないと、殴ろうとしても逃げ出すんだもの」
余計ひどく怒られるだけだとわかっていても、殴られそうになると体が勝手に動いてしまうのです。
「な、殴る? もしかして、マイアがいつも厚化粧をしていたのは……」
「殴られた痕を隠すためなんじゃない? どんなに白粉を塗ってたって、あの女は醜いけどね」
「チャーミィ。公爵はなぜ王太子である私の婚約者だったマイアを殴ったりしたんだ?」
「その女が悪いからよ。だってアタシに意地悪するんだもん」
「そ、そうだよな。マイアが悪いに……チャーミィ。君に対する意地悪とはどんなことだ?」
「お茶会のときにアタシのライリーに話しかけようとしたり、話しかけられたりしたのよ。酷いでしょ? それにその女は醜いから、見るだけで嫌な気分になるわ」
「……マイアを見ただけで君が嫌な気分になったときも、公爵は彼女を殴っていたのかい?」
「ええ! だってお父様はアタシを愛しているんだもの」
なぜでしょう。殿下のお顔から血の気が引きました。
父がチャーミィを愛していることなど周知の事実ではありませんか。
グレースお姉様は優しく私の腕を撫でてくださった後で、殿下に向き直りました。
「マイアの婚約破棄は私どもにとっても僥倖ですわ。未来の国母の身内だからと、これまで他領を襲う魔獣すらも誘き寄せて退治しておりました。それが無ければ、十年もマイアをひとりにすることも無かったでしょうに。守るのが私どもの領地だけであれば、どれほど楽になることでしょう! ああ、魔獣素材も王家や近隣の貴族家に買い叩かれることなく、適正価格で他国に販売出来ますわね!」
グレースお姉様が喜んでいらっしゃるので、私もなんだか幸せな気分になりました。
「さあマイア、行きましょう。いいえ、帰りましょう。私達の辺境伯領へ! 新しく生まれる国へ! そのドレスも装飾品も叔母上の形見の品のようだから、公爵家へ返却する必要はないわね! 我が家やこの国の王家から与えられていた貴女のための資金、公爵家はなにに使ったのかしら!」
「へ、辺境伯閣下!」
お姉様に声をかけたのは、卒業生の保護者のひとりでした。貴族家の当主のようです。
「今の話は本当ですか? 我が領にも魔獣襲撃の前兆があったのです。我が家の騎士団だけでは対応出来ません!」
「あら。何十年もいなかった聖女が、やっと現れたのでしょう? 彼女に助けていただきなさいな。……それに、もう我が家はこの国の貴族ではありませんわ。武力が必要なら、そちらの王太子殿下にお願いなさったら?」
「せ、聖女、など……」
貴族家の当主は消え入りそうな声で言いました。
チャーミィは聖女です。神殿がそう認めています。
彼女は他人の傷を治すことが出来ます。一日にひとり、指先に棘が刺さった程度の傷までしか治せませんけれど、これから成長していくことでしょう。
聖女がいればいなくなるという魔獣も増加の一途を辿っていますが、それもチャーミィが成長していけば消えていくでしょう。
彼女は愛されているのです。父に、ライリー王太子殿下に。
愛こそが人を強くするものです。父はよくそう言って、だれにも愛されていない私を嘲笑いました。
だれにも……
私を守るかのように立っていらっしゃるグレースお姉様の背中を見て、私は気づきました。
だれにも愛されていないなんてこと、ありません。
グレースお姉様は、こうして迎えに来てくださったではないですか。
亡くなったお母様にだって愛されていました。
気にかけてくださる方もいました。
私も愛してくださる人々を愛しています。
私は胸元に下げていた首飾りを服の下から取り出しました。
お母様の形見です。
父からもらったものだと聞いています。お母様がお亡くなりになったときに父から渡されて、少しでも私に愛情を持ってくださっているのかと期待して──
「……グレースお姉様。私からも殿下にお別れを言いたいと思います」
私は首飾りを外しました。
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