魔族少女は規格外

影狼

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第1章 魔族になっちゃいました!

第6話 ハンターになって早々ギルドマスターにお呼び出し!?

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数分たったが、受付嬢は帰ってこない。
それに、ギルドが騒がしく感じる。(そうだ、聞き耳を立ててみよう!)
「あの子が石版を割ったぁ?マジかよ、あの石版が割れたのって確か、SSSの(ヴィード)と(バレット)の時以来だよな?あの子、相当強いな」
とか、
「あの子には固有能力ユニークスキルが2つもついてるんだってさ、1つでもごく稀なのに2つとなると...あの王国魔導師のマーリン様に匹敵する運の持ち主だな。」
だとか、
「あの子の今後に期待しよう!」だとか...

.....(運はマイナスぶっちぎってるんだよね、私....)と少しネガティブになった。

もうしばらくして受付嬢が戻ってきた。

「はぁ、はぁ、ネ、ネモフィラ様、ギルドマスターがお会いしたいと申されております」

ギルド内が一層騒がしくなった。
(神の申し子)だとか、(魔導の子)だとか後ろで話し合っている。
一刻も早くその場から離れたいので
「わかりました。案内をお願いできますか?」と言った。

案内された先は大きな扉。
ドアに〈マスタールーム〉と書いてある。
...受付嬢がノックをすると

「どうぞ」

と女性の声がした。多分ギルドマスターだろう。

ガチャリ...
中は、広々とした部屋で、中央に接待用の椅子と机、その奥に事務仕事用の机がある。
そして一番目立つのはは視界に入る限りの紙の束と本棚である。
ギルドマスターらしき人物が
「乱れていて悪いが、そこの席に座ってくれ」と一言。
私が部屋に入り座ると一瞬で紅茶が出てきた。どんな魔法なんだろ...

「驚いたかい?それは空間魔法と火、水、木属性魔法を使ったんだ。魔法は便利だからね。」
と涼しげな顔で物凄いことを言っている。
「私はノノア。ここのギルドマスターを務めている。あ、種族は人間だよ。」と言われた。
私は気になったことをノノアさんに聞くことにした...
「あ、あの...魔法ってどう使うんですか?」
ノノアは驚いた顔になって話してくれた。
「おいおい...その年で魔法を使ったこと無いとは...親は何やってんだ...」
「あ、あの、教えてくれた...とは思うんです...けど....記憶が....無いんです。」

「ほう、記憶喪失....ねぇ、」と少し怪しいものを見る目になった。

この目は嫌いだ。生前、散々上官からそういう風に見られたからだ。
「あ、あの、教えてもらえると...助かります」
すると優しい目になって
「わかったよ。教えてあげるよ。まずは見ててね。」と言って手を広げた。
「我、原初の炎をここに呼び出さん。」〈ファイアー〉(ボウッ!
人差し指に小さな炎が浮いている 
「我、雲海を迸る紫電をここに呼び出さん。」〈サンダー〉(パチパチッ!!
中指に紫電が発生している
「我、生命の源である原初の水をここに呼び出さん」〈ウォーター〉(トプンッ
薬指に水が現れた。
「我草原を吹き抜ける風をここに呼び出さん。」〈エアロ〉(ヒュォ...
小さな風の玉が小指に現れた。
「っと、こんな規模は感じだよ。」
呪文詠唱文を教えてもらった後に試しにやって見ることになった。
「我、草原を吹き抜ける風をここに呼び出さん!〈エアロ〉!ヒュオオォ...
心地よい風が頬を撫でた。
「そうそう!そんな感じだよ!すごいね!1発で成功するなんてね!」
私は少し喜んでいると...
固有能力ユニークスキルイージーモードを自動発動します。

どんなスキルだろうと一瞬身構えたが何も起きなかった。
「なんだったんだろ...まぁいいか。」
「我...(ボゥッ!」
ファイアが発動された
....えっ?私まだ(我)しか言ってないよ?えっ?どうなってるの!?そ、そうだ、ギルドマスターに聞いて....ってノノアも驚いてらっしゃる!?
ノノアは恐る恐る口を開いて言った。

「....詠唱破棄キャンセリング...だと!?」

驚いた表情のまま、ノノアが言葉を続ける。
「長い間このギルドマスターを続けてきたが
詠唱破棄キャンセリングを使えるものを初めて見た...飛んだ逸材だったのだな...」とブツブツと言い始めてしまった。

ネモフィラふと思ったことがある。
〈魔力〉の存在だ。

「あ、あの。魔法って無限に使えるんですか?」

驚いていたノノアが笑って答えてくれた。
「ハハッ!無限では無いよ、魔力はこの
〈マナオーブ〉で残量を見ることができるんだ。どれ、君に1つあげるよ。」
と言ってマナオーブを手渡してくれた。
「あ、ありがとうございます...これでどうやって見るんですか?」

それを手に持って〈魔力残量〉って心の中で言うんだ。そしたら....〈オーブが青色に光り出したが、満タンではなく上の方は少し減っている。
それを観た後に補足説明をしてくれた。
「私の魔力はさっき5属性使ったから少し減っている。これは少し休んだり、食べ物を食べたら回復するんだ。」

と教えてくれた。
「わ、わかりました...」
(魔力残量)...〈オーブが紅色に光り始めた。残量は...満タンだ...〉
ノノアがまた驚いている。
「く、紅のオーラ!?め、珍しいな...魔族だからかな?それに、満タンだね...魔力の回復が早いのかな...?」

これ...まさか(イージーモード)の効果じゃ無いよね?
.......どう考えても(イージーモード)の効果だ...
私はため息をついて
「ここに呼ばれた理由はなんですか?」と聞くと
ノノアは
「あぁ、そうだったそうだった。」と言って話を続ける。
「君、Sランクからのスタートだよ。」

.......はい?私の聞き間違いかと思うけど、今Sランクスタートって言った?まさかね...
と自問自答していると。

「君みたいに固有能力ユニークスキルを持っている者はSスタートになるんだ。」

聞き間違えじゃなかった。えっ、なに?緊急依頼強制参加クエストとか指名依頼
受けなきゃいけないじゃん....
なるならCランクがいいので、言ってみる

「あ、あの、せめてCがいいんですけど...」

するとノノアは少し困った顔をして
「済まない、これはギルドの決まりなんだ。
この決まりはギルドマスターの私でも変えられないんだ。」

ですよね。力がある者が緊急に出ないと被害が増大しちゃうからね。仕方ないね。仕方ない......はぁ。

私はため息を吐いて

「わかりました。それでいいです...」

と言うとノノアの顔が晴れやかになった。

「それでは私はこれで失礼しても良いですか?」と言い、

私は紅茶を飲んだ。

「あぁ、長い時間引き止めて悪かったね」と言われたので
席を立って出て行く。

「それでは失礼しました。あ、紅茶美味しかったです!」

ノノアは笑顔で
「またいつか紅茶を飲みに来てくれないか?」
と言われたので、はい。と答え、私は一礼したのちに部屋を後にした。







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影狼です。
明日、明後日は学校の行事でお休みさせて頂きます。今後とも、魔族少女は規格外をよろしくお願いします!
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