魔族少女は規格外

影狼

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第1章 魔族になっちゃいました!

第11話日ノ国へ行ってみる(終盤)

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ネモフィラは悩んでいた。
この子狼の名前を。
「うーん」

「何をなやんでるの?」

「いや、君の名前を決めなきゃなと思って。」
子狼は「本当に!?名前!やったー!強くなれるの!」

「い、いや、名前をつけるだけでは強くなれないよ?モンスターを倒して経験を積まないと。」

子狼が驚いた顔になり

「え~...」と一言声を漏らした

子狼が

「(名前がついた奴には気おつけなさい)
ってお父さんが言ってたんだもん。」

うーん、名前付きネームドってステータスの補正とか、進化したりするのかな....
まさかね..
私はそう思いながら
「決めた!」と言った。そして子狼を見て

「今日から君は〈ハウライト〉だ!
君は真っ白でとても可愛いからね」

ハウライトは自分の名前を覚えるように繰り返し
「ハウライト...はうらいと...はうらいと...
💤」
眠ってしまった。

それを見た2匹の白狼は笑ってネモフィラにこう言った

「では、我らはここで行かせてもらうとしよう。我が娘を立派に育ててくれよ?〈ネモフラ〉よ。」

ん?私、この白狼達に名乗ったっけ?
名乗ってないよね.....

「不思議だと思っただろう?ネモフィラ、
貴様の行動は全て我々神獣や神達が〈神界〉から見ておるぞ。娘よ、我らの祖先のフェンリル様
の名に恥じぬ力をネモフィラに与えてもらえ。いつかまた会おう。」
と言って、2匹の白狼はその場で光となって消えた。

.....ふ、フェンリル!?あ、あの北欧神話のあのフェンリル!?え、ハウライトってフェンリルの子孫なの?.....あの白狼、全て計算通りなのか....

私はそう言ってハウライトを頭の上に乗せた。ほんの少し重い、

「さてと....街に行って見ますか.....」

そう呟いて、街の方向へ歩き出した。

数十分歩いて、街の前まで来た
ゲートを見ると〈日ノ国〉と名前が刻まれている。

.......え?日ノ国!?は、話ではもっと先じゃ無かったっけ!?

街の中を見る回すと人一人、竜1匹居ない。
そして、街の中は異常な程に冷え切っている。

「ふわぁ~..あれ?お父さんとお母さんは?」

と頭の上から声がした。どうやらハウライトが目を覚ましたようだ。
「おはよう、ハウライト。お父さん達は帰ったよ?」
ハウライトは耳と尻尾を下ろして
「そっか、行っちゃったんだ、」
と言った後、耳と尻尾をあげて
「でもこっちも楽しそうだから良いや!」
と言ってまたあくびした。

ハウライトが

「ネモフィラ~、降りたい~」と言ったので

降ろす
スタッ.......え?気のせいかな、一回りデカくなってない?
それに毛の色も半分くらい白じゃなくて〈虹色〉になってるし....え?こんな感じだったっけ?

「ん~!なんか体が軽い!それにいつもより景色がはっきり見えて鼻もいい感じ!.......
あるぇ?ネモフィラ、なんでそんなに驚いてるの?」

ネモフィラはハウライトを見て驚いていた。
なんせ毛並みと牙と爪と瞳が全然違うのだから。

歯が白から真っ白に、爪は白から黒くなり、瞳が黄色から群青色に変わっているのだから。

本人は気づいていないっぽいが、眠る前と全然違うのだ。

「え?し、進化...?名前をつけたら強くなるってそういう事なの!?」
私が慌てふためきながらそう叫ぶと

入ってすぐの居酒屋らしき店から

「うるさいな....誰だ、こんな朝早くから騒いでおるのは。」と声が聞こえて

私は反射的に「すみませんでした!」と言った.....え?「うるさい?」...だ、第1町人発見!!と言って、声のした店に入って見た。

店の店主らしき人が

「おいおい、営業時間はまだまだ先.......ま、魔族ぅぅぅ!!?」と大きな声を上げて店の外へ凄い勢いで出て行った。

そして外で

「大変だ!!皆んな!!魔族が来たぞおぉぉぉぉ!!!」

と大声を上げている、店主....すると....

「なに!?魔族だとぉ!?」

「それは本当か!バール!?」

「え、ま、まぞく?魔族ってなに!?」

「族長!族長に報告しろ!!」とざわつき始めた。
ハウライトが尻尾をあげて威嚇している

「ねぇねぇ、ネモフィラ、あいつら、〈人間〉じゃない。〈魔族〉でもない....なんなだろう、この匂い...モンスターにも獣にも近い匂い......
取り敢えず、警戒しないと!」

どうやら進化して性格と知識力も上がったようだ。
私は言われた通り警戒し、
固有能力ユニークスキルキリングウェポンズ)からモシンナガンm28を取り出して構えながら店を出た。すると.....
「魔族が出て来たぞぉぉぉお!!」と店の前の物陰から声がした。声がした方を警戒していると、空から氷でできた文字が落ちて来た。(ようこそ日ノ国....)ガシャン...あ、「へ」が割れた。

「な、なにやってんだスノー!「へ」側れちまったじゃねぇか!すげぇ可笑しいぞ!?」

と店主が声を上げ笑っていると....
(ドスン!「声がしていた物陰に氷塊が落ちた。着地音とともに「ぐぇ!?」と間抜けな声が聞こえたが、聞かなかったことにしよう。

「いっっってぇな!!なにしやがるスノー!!」

と元気な声が帰って行った
すると空から

「おっと、失礼~「へ」を作ろうとしたら間違えて違う場所に氷塊を作ってしまいましたわ~」

と言う女性の声が聞こえた。

町に入ってすぐに、こんなお出迎えが来るとは...この後どうなるの?と思う
ネモフィラであった。
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