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奇襲
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背後に雷が落ちた。
闇夜にかかわらず辺りが昼間の様に明るくなり、背中に熱を感じ、俺は振り向く。
「うわっ」
猛烈な風を受けてよろめく。目を開けられないほどの強風を受けて、体が押されたのだ。
これには伏せるしかなかった。突風から身を守るために体制が崩れたままに身を屈める。何かにつかまり、歯を食いしばり、目を瞑ってひたすら風に耐える。
そうしていると、雷が落ちた。光は眼を閉じているため感じなかったが、木の裂けるような、空を割るような地鳴りを感じる。骨まで振動が伝わり、手足がしびれた。
最初の音を拾った耳は、既に使い物にならない。暴風が吹いていたようだったが、風切り音も聞こえなくなった。
それは、まるで雨水の無い嵐の様。その代わりに顔を打ち付けるのは砂ぼこりであり、目を開くことは当分できない。
ただ、雨の無い嵐って、なんだ?
......ちょっと考えられない。
そもそも、雷の音だったのか?
考えればすぐに分かる。あれはその音じゃない。
爆発音だ。
ボールを割った時のものに近い。あれに低い衝撃波を混ぜたようなもの。あれほどの物を聞いたことは無いが、類似する物ならあった。
魔導士が使う魔法の、もっと言えば爆発系の魔法の音だ。
味方の魔法障壁の展開は確認できなかった。
......と、なれば。
あそこに生きている者は何人いるんだ? 一体どれほどの人員がやられた? 天幕は多くが布製。この爆発から身を守れるとは思えない。
仮に人が無事だったとしても、武器の保管庫が駄目になっているだろう。武器が散逸してれば、隊として戦う事は出来ない。
恐らく、付近に敵意を持った集団が待機しているのだろう。ここまで事が起これば、流石の俺でも分かる。
そしてその最有力候補は......例の蛮族だ。
ありえない。普通なら、ありえない。
兵力を隠密裏に移動し、それを国境から半日で移動させること。それに伴う飯の心配と、武具の調達。わが軍でも成し得ない課題が山積みであり、しかもそれを国家ではなく、蛮族がやってのけた。
根拠は、俺が物見台から見たあの影と、陣地に侵入していた分身。
あの影は見間違いなんかじゃない。確かにそこにいたと思うし、ましてや霊的存在が存在していたならば、なおさら怪しい。
仮に『あいつら』ならただ帰ってきた事を伝えるだけでなく、あの術者のことも知らせてくれるはずだ。
見張りとその班を氷漬けにした分身の行動と目的、所属も分かっていなかったが、動悸十分な彼らが軍団へ危害を加える目標があったとすれば説明が付く。
奴の目的はその防御機構を無力化することにあった。
野営地に普通の攻撃を仕掛けるのは困難なことだ。多数の壕と土塁、見張り台。その堅牢さは小規模な要塞に匹敵する。
と、なれば計略だ。
最も手軽なのは火計、つまりは放火である。大きな準備を必要とせず、小規模な兵力でも成功しやすい。兵力を漸減させ、燃える物なら構造物を破壊できる。
実行するときも、火矢を飛ばすだけでいいのだ。先ず、どんな指揮官でも考える事だろう。
しかし、今回の場合は効果が薄い。帝国の天幕はよく湿らされており、火に強くなっているからだ。
それに加えて、北方軍は火災に気を配っている節がある。これは暖の為に火を使う機会が多い為。
この策を選ばない所を見るに、向こうはかなりの帝国通だな。
まあ、やられると厄介だけど。
そういう訳で、放火は奴の目的じゃない。
侵入までできて、失敗するはずがないもんな。
では、次に何をするのか。
考えられるのはいくつかある。大規模な魔法攻撃......これは先ほど行われたものだ。だがこれは遠距離からの戦力投射が可能なため、わざわざ潜入する意味が無い。
分身はかなりの体力、魔力を使うはずだ。それくらいなら魔法を陣地に降らせた方がいいだろう。
それに、先ほどの攻撃はいわゆる『二の矢』だ。
どんな作戦でも失敗する可能性がある。あれはその時の為に用意しておいたものだろう。
向こうは恐らく、俺達を攻略するのに全力を出すつもりは無かった。
そう考えられるのは、この付近にはもう一つ軍団があり、仮に俺たちを破ったとしても連戦が避けられないためだ。
そんな訳で、侵入していた理由はこれでもない。
ヒントは奴が物見台にいたと言う事。奴のその後の動きにつられてよく考えていなかったが、あれはいわゆる突発的な行動だったわけで、当初の計画とは恐らく違うものだ。
だって、俺が奴に文書を渡さなければ、無警戒で指揮官であるポルトディヌスの元に近づけるわけが無かったからな。司令官を強襲したとなれば、奇襲の効果という物は無くなってしまう。
では、その分身の当初の目的は、居た位置がそのままの意を表していると考えるのがふつう。
そう。彼は見張りを排除することにより、堂々と蛮族をおびき寄せるつもりだったんだ。
だから、俺は野営地の周辺に連中がたむろしていると断言できる。
同胞は魔法に身を焼かれて、或いは天幕の支柱の下敷きになって絶命、運よく生き残った奴らも、連中に首を落とされるのだろう。それか、奴隷にされるか。
誰も生きては出てこられないのだろう。ポルトディヌスさえも。
彼が倒れれば、計画は破綻。もう故郷に帰るところができなくなるどころか、二回も敗残兵として戻るのだ。どんな目で見られるか分かったものじゃない。
嗚咽が、漏れる。気がした。
正直、耳がやられたので耳鳴りしか聞こえないんだけど。
どんな事があっても帰ると決めていたし、帝国の住民として戻ることを目指していた。
そのため、訓練はサボることなく参加したし、クーデターの計画にも協力した。
しかし、だ。
もう、もはや誇りある帝国兵として帰還する事は出来そうにもない。その前に死ぬかもしれない。
計画を聞いた時、俺は希望をにわかに抱いてしまった。それが再び遠のいたのだ。
―――奴隷になったとしても、戻れるなら。兄に会えるなら。
情けない。名誉も何もない。その選択肢を取ったとして、向こうでも蔑みの目の中生きていくことになるだろう。
それでいいんだ。生きてあの地に戻り、そこに骨を埋められるなら。
俺は草原に寝転ぶ。
空は雲に覆われ、そこに光明は無い。
......これは何を意味するのだろうか?
俺には、何がある?
この体と、遥か遠くの故郷。生死不明の兄。
そして、間違いなく俺を待ってくれている部隊がある。
通信が付かない中、野営地が大きく爆ぜるのを見た彼らの心境を予想することはできない。
隊長不在で、だ。
ルキウスに渡すべき短刀がある。任務遂行のために、背負った弓と矢がある。
そして、この運貨筒も。
中には葡萄酒が入っている。一週間前、酒場で見つけた奴だ。ポルトディヌス曰く「デッドストック」らしい。
蓋を押し上げ、中身を確認する。内容量は三口ほど。
......貴重な一口は、さっき物見台で飲んだ葡萄酒の味がした。
そうか。奴なら、故郷を脅かす連中なら、そりゃ持ってるか。
ポルトディヌスは軍団の指揮官だ。じゃあ、俺は?
結局、走ることに違いは無い。少しでも早く、奴らの元へ!
闇夜にかかわらず辺りが昼間の様に明るくなり、背中に熱を感じ、俺は振り向く。
「うわっ」
猛烈な風を受けてよろめく。目を開けられないほどの強風を受けて、体が押されたのだ。
これには伏せるしかなかった。突風から身を守るために体制が崩れたままに身を屈める。何かにつかまり、歯を食いしばり、目を瞑ってひたすら風に耐える。
そうしていると、雷が落ちた。光は眼を閉じているため感じなかったが、木の裂けるような、空を割るような地鳴りを感じる。骨まで振動が伝わり、手足がしびれた。
最初の音を拾った耳は、既に使い物にならない。暴風が吹いていたようだったが、風切り音も聞こえなくなった。
それは、まるで雨水の無い嵐の様。その代わりに顔を打ち付けるのは砂ぼこりであり、目を開くことは当分できない。
ただ、雨の無い嵐って、なんだ?
......ちょっと考えられない。
そもそも、雷の音だったのか?
考えればすぐに分かる。あれはその音じゃない。
爆発音だ。
ボールを割った時のものに近い。あれに低い衝撃波を混ぜたようなもの。あれほどの物を聞いたことは無いが、類似する物ならあった。
魔導士が使う魔法の、もっと言えば爆発系の魔法の音だ。
味方の魔法障壁の展開は確認できなかった。
......と、なれば。
あそこに生きている者は何人いるんだ? 一体どれほどの人員がやられた? 天幕は多くが布製。この爆発から身を守れるとは思えない。
仮に人が無事だったとしても、武器の保管庫が駄目になっているだろう。武器が散逸してれば、隊として戦う事は出来ない。
恐らく、付近に敵意を持った集団が待機しているのだろう。ここまで事が起これば、流石の俺でも分かる。
そしてその最有力候補は......例の蛮族だ。
ありえない。普通なら、ありえない。
兵力を隠密裏に移動し、それを国境から半日で移動させること。それに伴う飯の心配と、武具の調達。わが軍でも成し得ない課題が山積みであり、しかもそれを国家ではなく、蛮族がやってのけた。
根拠は、俺が物見台から見たあの影と、陣地に侵入していた分身。
あの影は見間違いなんかじゃない。確かにそこにいたと思うし、ましてや霊的存在が存在していたならば、なおさら怪しい。
仮に『あいつら』ならただ帰ってきた事を伝えるだけでなく、あの術者のことも知らせてくれるはずだ。
見張りとその班を氷漬けにした分身の行動と目的、所属も分かっていなかったが、動悸十分な彼らが軍団へ危害を加える目標があったとすれば説明が付く。
奴の目的はその防御機構を無力化することにあった。
野営地に普通の攻撃を仕掛けるのは困難なことだ。多数の壕と土塁、見張り台。その堅牢さは小規模な要塞に匹敵する。
と、なれば計略だ。
最も手軽なのは火計、つまりは放火である。大きな準備を必要とせず、小規模な兵力でも成功しやすい。兵力を漸減させ、燃える物なら構造物を破壊できる。
実行するときも、火矢を飛ばすだけでいいのだ。先ず、どんな指揮官でも考える事だろう。
しかし、今回の場合は効果が薄い。帝国の天幕はよく湿らされており、火に強くなっているからだ。
それに加えて、北方軍は火災に気を配っている節がある。これは暖の為に火を使う機会が多い為。
この策を選ばない所を見るに、向こうはかなりの帝国通だな。
まあ、やられると厄介だけど。
そういう訳で、放火は奴の目的じゃない。
侵入までできて、失敗するはずがないもんな。
では、次に何をするのか。
考えられるのはいくつかある。大規模な魔法攻撃......これは先ほど行われたものだ。だがこれは遠距離からの戦力投射が可能なため、わざわざ潜入する意味が無い。
分身はかなりの体力、魔力を使うはずだ。それくらいなら魔法を陣地に降らせた方がいいだろう。
それに、先ほどの攻撃はいわゆる『二の矢』だ。
どんな作戦でも失敗する可能性がある。あれはその時の為に用意しておいたものだろう。
向こうは恐らく、俺達を攻略するのに全力を出すつもりは無かった。
そう考えられるのは、この付近にはもう一つ軍団があり、仮に俺たちを破ったとしても連戦が避けられないためだ。
そんな訳で、侵入していた理由はこれでもない。
ヒントは奴が物見台にいたと言う事。奴のその後の動きにつられてよく考えていなかったが、あれはいわゆる突発的な行動だったわけで、当初の計画とは恐らく違うものだ。
だって、俺が奴に文書を渡さなければ、無警戒で指揮官であるポルトディヌスの元に近づけるわけが無かったからな。司令官を強襲したとなれば、奇襲の効果という物は無くなってしまう。
では、その分身の当初の目的は、居た位置がそのままの意を表していると考えるのがふつう。
そう。彼は見張りを排除することにより、堂々と蛮族をおびき寄せるつもりだったんだ。
だから、俺は野営地の周辺に連中がたむろしていると断言できる。
同胞は魔法に身を焼かれて、或いは天幕の支柱の下敷きになって絶命、運よく生き残った奴らも、連中に首を落とされるのだろう。それか、奴隷にされるか。
誰も生きては出てこられないのだろう。ポルトディヌスさえも。
彼が倒れれば、計画は破綻。もう故郷に帰るところができなくなるどころか、二回も敗残兵として戻るのだ。どんな目で見られるか分かったものじゃない。
嗚咽が、漏れる。気がした。
正直、耳がやられたので耳鳴りしか聞こえないんだけど。
どんな事があっても帰ると決めていたし、帝国の住民として戻ることを目指していた。
そのため、訓練はサボることなく参加したし、クーデターの計画にも協力した。
しかし、だ。
もう、もはや誇りある帝国兵として帰還する事は出来そうにもない。その前に死ぬかもしれない。
計画を聞いた時、俺は希望をにわかに抱いてしまった。それが再び遠のいたのだ。
―――奴隷になったとしても、戻れるなら。兄に会えるなら。
情けない。名誉も何もない。その選択肢を取ったとして、向こうでも蔑みの目の中生きていくことになるだろう。
それでいいんだ。生きてあの地に戻り、そこに骨を埋められるなら。
俺は草原に寝転ぶ。
空は雲に覆われ、そこに光明は無い。
......これは何を意味するのだろうか?
俺には、何がある?
この体と、遥か遠くの故郷。生死不明の兄。
そして、間違いなく俺を待ってくれている部隊がある。
通信が付かない中、野営地が大きく爆ぜるのを見た彼らの心境を予想することはできない。
隊長不在で、だ。
ルキウスに渡すべき短刀がある。任務遂行のために、背負った弓と矢がある。
そして、この運貨筒も。
中には葡萄酒が入っている。一週間前、酒場で見つけた奴だ。ポルトディヌス曰く「デッドストック」らしい。
蓋を押し上げ、中身を確認する。内容量は三口ほど。
......貴重な一口は、さっき物見台で飲んだ葡萄酒の味がした。
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