お年頃

一話

18歳　女子高校生　いわゆるLJK

これと言ってしたいことも、なりたい職業もないけれどもうすぐ高校生活が終わる
大学生になった自分なんて想像できない

今のままで十分楽しいし新しいところで友達なんて出来る気がしない
私は人見知りだし、友達といても基本は聞き手に回ることが多い。

あ、でも、大学生になったら彼氏が出来るかも、案外学校生活うまく行って、最高の時間が過ごせるかもしれない！
高校では彼氏できなかったなぁ...

中学の時は高校になったら出来るなんて思ってたんだけどなぁ...
おかしいなぁ...

大学はどうしようか、これでもかというほど先生たちは進路の話をしてくる
そして生徒達にはうざがられている
だって毎回おんなじ話をするんだよ？
そりゃ飽きちゃうでしょ、ってか二時間くらいひたすら体育館に座らせるって何なのさ
頭おかしいの？お尻が擦れちゃうよ
普通にしんどい...

あ、奨学金の申込みもしないと、私は母子家庭だからやらなきゃ！
一応書類はもらったんだけど、まだなんもやってないなぁ、スマホで申し込みしないとなんだっけ？
あーめんどくさいなぁ

お母さんは何もやってくれないし、お姉ちゃんのときも確かそうだったなぁ
お姉ちゃん怒ってたっけ

でも仕方ないんだ、うちの親は放任主義だから
ほんとに、すごいほどね、子供に関心がないんだ
だからといって愛情をもらってないわけじゃない、ちゃんともらってる
好きなものも買ってもらえてるし、母子家庭にしたら裕福なんじゃないかな？
まあ、家にはおばあちゃんもおじいちゃんもいるからね
子供と親ってだけじゃない
すごく気分屋だけどね...笑

やばい、もう2時になっちゃう、早く寝なきゃ
明日も学校、めんどくさいけど行ったら行ったで友達とあえて嬉しいからね