余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫

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宿代を稼ぐ

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これからどうしようかと考えていると後ろから声がした。

「あんた!終わったかい?今から、倒した魔物を解体場に持って行くんだ、手伝ってくれるか?」

そう言われたので、とりあえず。ついて行く。
倒した魔物は、マジックバックの中に入れてあるが何を手伝うのだろうか?

「カバンから出して行くから、そっちの台の上に運んで行ってくれるかい!?」

なるほど、そういう事か。
と運びながら、魔物をマジマジと見ながら、やっぱり怖いな、今にも動きそうだ。


と思いながらなんか積んで行けるところに人がいて、積んで行くと数を計算してくれ何かを記入している。
奥の寝台の様なところでは、ほかの冒険者の魔物が解体されている。

すごいスピードで、綺麗に捌かれて行く。
私も、教科書とかで解剖学とか見たけど、また違うんだろうな。と眺めていると、【解剖図会得】と出た。解剖図会得してどうなるものか?ギルドとかで働けたりするのかな?
と考えていると、「さー行くよー」と促されついて行く。
受付で種類と数を記入した書類を渡し手続きをする。

「おい、これがお前の分だ」と、おじさんに手渡されたので何かな??と思って中を見るとお金が入っている。
「え!街まで連れてきてもらってこんなのもらえませんよ!」と驚くと。

おばちゃんが、「あんたの分というか、契魔が倒した分だよ、ハハハ」と笑いながらバシバシ叩かれる、叩かれるたびに痛く無くなっている気がする?

「あんた、それで3日くらいの宿は取れるから、その間に仕事探しな。安くて食べ物がおいしい宿紹介してやるよ!今からあたしらも行くからついて来な」
と豪快な感じで言われ、ついて行く。
受付で食事と、宿を取り2階にある部屋に荷物を置きに行く。
ドアを開けるとドーンとベットがあり、その横にこじんまりとした棚が置いてあるそれだけで部屋はギチギチ後のスペースはないと言った感じだ。
とりあえず背負っていた荷物を棚の上に置き。
この世界に来た時に持っていた小さな肩掛けのカバンに少しだけ残ったお金を入れ肩にかけて1階に降りた。

「おーい、こっちだ!」階段を降りるとガヤガヤとうるさい音の中から、真っ直ぐこちらに、おじさんの声が届く。
そちらを見ると机に座り手を振っている、おじさんとおばさんがいた。

そちらに向かって駆け寄り、「今のなんですか?」と質問しながら寄って行くと。
「なんだ?知らないのか?魔力を込めて発すると伝えたい人にまっすぐ届くだろう?そんなことより、早くすわれ」

といって、飲み物をさしだされた。
これは何かな?と思いながら、匂いを嗅いでみると、ビールだ!前世では飲んだことにないのみものだ。
「これ、未成年なんで飲めないですよ!」と言うと、怪訝な顔をしながら「お前10歳じゃないだろ?」
と言われてしまったこの世界では10歳で成人のようだ…「あーなら大丈夫です、けど飲んだことなくて」
と苦笑いをしながら口をつけてみる。ん?美味しいぞ?
自分は飲めないものだと信じていたが、今思えば飲めないはずがないのかもしれない!おばぁちゃんは、ザルだったはずだ。
飲んでも気分良くならないから飲むだけ無駄だと言っていつも飲まなかったのだ。

それをいつのまにか、飲めないものだと勘違いしていた。

そこに、食べ物が運ばれてくる。
「今日は、ステーキか!これは良いな」
とおじさんのテンションが上がる。

「本当にここの食べ物はいつもおいしいのよ!いつも部屋とセットのお任せメニューなんだけど、はずれがないんだよ」とおばさんも同意して食べ始める。

すごいたべっぷりに驚きながら、見ていると。
頬張ったまま顎をクイっと食べなさいという様に合図をして来た。

はっ!と我に返って食べ始める。あ、ほんとに美味しい。
ステーキにポテトサラダ、コンソメスープとパンである。どれもすごく量が多い。

「パンお代わりできるけどどうする?」と聞かれおじさんもおばさんも、おかわりしていたけど。食べ切るだけで必死でおかわりはできなかったが確かに美味しい。

全て食べて苦しくてはち切れそうだ。

「じゃー元気でね、明日朝イチにあたしらは家に帰るから、頑張るんだよ」

とおばさんに、またバシバシ叩かれた。
「ありがとうございました。この御恩は、忘れません」

そうかいそうかい、と大笑いしながら部屋に去っていった。

私も戻り、ふーとベットに寝転がる。

ジェイご飯おいしかったねー1日お疲れ様」
と、声をかけながらそのまま眠りについた。

ハッと目覚めると朝日がちょうど出て来た時だった。
服を着替え下に降りると朝食の準備がされていても良い香りがする。

「あら、こんな早くに起きて来たのかい?」と声が聞こえ、そちらを見るとおじさんとおばさんがいた。

「おはようございます!しばらく会えないと思っていたので嬉しいです」と声をかけながら、近づいて行くと。
椅子を促されそこに座る。
「何言ってるんだい、いつでも家に来てくれたら良いんだよ。もうあんたの家も同然なんだからね」とおばさんは景気よく笑た。

「ここに泊まってるならまたすぐ会える」

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