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四章「帰還」
#10
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「みんな、聞いてほしいことがあるんだけど」
夜、夕食後に子供部屋に戻り、ぼくがそう言うとみんなは顔を見合わせた。
「どうしたよ? 珍しく真面目な感じじゃん」
「うん……でも、大事な話だと思うから」
ぼくの様子にみんなはもう一度顔を見合わせ、すぐに真剣な顔でこちらに顔を向けた。
「いいぜ、話せよ」
「うん……その前にまず聞きたいんだけど、その、さ」
訊きづらいな、これ。
「なんだよ、聞きたいことって」
「そのさ……みんな、これからもぼくのことを『ダイチ』として付き合ってくれる?」
「「は?」」
ぼくの言葉に真っ先に反応したのはケンゴとアリサだった。キョトンとした顔でぼくを見ている。
そしてちょっとムッとしたように口を開いたのはコータだった。
「……ダイチこそどうなのさ」
「え、どうって……?」
「ダイチこそ僕らのことを仲間だと思ってくれるの?」
「はぁ? コータお前何言ってんだ?」
コータの様子にケンゴが割って入ろうとするが、コータはそれをキッと睨んだ。
「ケンゴは黙ってて! ぼくはダイチに聞いてるんだよ――それとも『グレン』さんだっけ?」
「ちょ、コータ、お前ちょっと落ち着け」
「だいたいさ、ダイチはこっちに来てからおかしい! この世界のことを知っているのは前世の記憶があるからだっけ? うん、それはわかるよ。しょうがないよね。自分じゃどうしようもないもん。でも、でもさ!」
「コータ! おいコータちょっと待てって!」
「市場でだって別行動だったし……仲間というより、そう! まるで保護者みたいだった!」
ケンゴが止めてもコータは止まらない。こういう時に一番グイグイくるのがコータという少年なのだ。
しかし。
「……そうかなぁ」
別の声がコータの言葉を遮った。
「あたし、ダイチくんが変わったようには感じてないけど」
カナちゃんだった。
「え? でもダイチは……」
「コータくん、考えてみて? 確かにダイチくんはたまに『ダイチさん』になって、あたしたちを助けてくれたりした。こっちの世界にきて『ダイチさん』の名前が『グレアム』であることがわかった。……それで?」
「それで? って……」
「ダイチくんの顔見てみてよ。『ダイチさん』がこんな泣きそうな顔する?」
「え」
コータが固まる。
表情から怒りが引いていく。
カナちゃんに言われて気づいたけれど、ぼくはコータの剣幕にちょっと涙目になっていた。
泣き顔を見られるのが恥ずかしくて、ぼくはあわてて浮かんだ涙をゴシゴシと拭いた。
それを見てカナちゃんは「ほらね」と言ってちょっとドヤ顔をして見せた。
「あ……ご、ごめんダイチ」
コータが慌てたようにあやまってくれた。
「ううん……でも、みんなを不安させてたなら謝るよ。それに、話したいことってのはそのあたりのことなんだ」
「俺は別に不安になってないぜ!」
「あたしも、別に気になってなかった」
「えっ、もしかして違和感があったのってぼくだけなの?」
コータがガーンとショックを受けている。
そんなコータの肩にぽんと手を置いてにっこり笑って、カナちゃんはぼくをちらりと見た。
「でも、事情は話してくれるんでしょ? ダイチくん」
「う、うん」
カナちゃんのおかげで助かった。
異世界でもやっぱりカナちゃんは天使だった。
▽
「「「「殺された?!」」」」
みんなが目を丸くして驚いている。
「うん、実はそうみたいなんだ。オリヴィアっていう騎士と会ったでしょ? 彼女と話をしていて思い出したんだけど」
「そんな……!」
「だ、誰に?」
「わからない。でもぼくらが死んだ時、周りにモンスターはいなかったんだ」
「ええ!?」
「じゃ、じゃあ、殺されたっていうのは、まさかその時一緒にいた……」
「いや、今日カインから聞いたんだけど、その時一緒にいた冒険者パーティの仲間も全員死んじゃってたから、誰かに裏切られたとかそういうことではないはずだよ」
実際のところはわからないけど。
「じゃあ……ダンジョンの罠とか?」
「それも違うみたい。みな魔法弾で一撃だった。そんな罠は聞いたことがないし、冒険者ギルドや騎士院でも調査してもそれらしい罠は存在しなかったって」
「つまり犯人は仲間以外の人間ってことになるのか……」
みんな、降って湧いたような殺人という概念に顔が真っ青になっている。
それも当然だ。日本じゃ普通に生きていれば現実で耳にすることはまずない。あってもアニメやマンガの中だけだ。
でも、いま僕たちがいるのは、異世界ではあるけれど――間違いなく現実だ。
「ぼくたちが遊んでいた秘密基地は比較的安全だったけれど、ダンジョンにはそうした危険もある。今はカインが保護してくれているから僕たちは安全だけど、地球とこの世界は違う。だから――」
「注意を促したかった、ってことか」
「う、うん……それに、死んだ当事者が現れたことで、もう一度調査すべきだという声も上がっているみたい。だから、これからもたまに別行動になっちゃうと思うんだ。それで……」
「それで、これからも仲間だと思ってくれるか――なんて変な質問をぶつけてきたってわけね」
アリサがため息をつく。
「ダイチってさぁ、あたしよりケンゴたちとの仲は長いよね」
「まぁ、幼稚園のころからの友達だから」
「なのに、何でわかんないかなぁ」
ダイチはそういうところ結構鈍いよね、とちょっと呆れたようにこちらをジト目で睨む。
「ダイチ、こいつらをなめすぎよ。コータは不満があればさっきみたいに正直にぶつけてくる。ケンゴに至ってはそもそも問題だとも思ってない」
「そうだね」
「そういうあんたたちだから、あたしは……」
アリサはちょっと言いよどんで、
「……仲間になりたい、って思ったんじゃないの」
「「「そうだったんだ!?」」」
「そこ、驚くとこ?!」
僕たちの反応にアリサがショックを受けているが、カナちゃんがそれを見てくすくす笑った。
「だってアリサってばいっつも強引なんだもん、男子たち萎縮しちゃうよ」
「え、ええー、そうかな……」
「今日だって露店で……」
「わぁーっ! カナ、それ内緒!!」
何やらあったらしい。
が、聞き出そうとしたらカナちゃんに「女子の秘密を探るな」と叱られた。
「まぁ何が問題なのかはわかんねぇけどよ。別行動が増えるってんなら仕方ないじゃん?」
「といっても基本的にこっちがメインになるけどね。大人たちとの付き合いはあくまでサブってことで」
「ふぅん? で、俺達に言いたいことって?」
「……ダンジョンもそうだけど、この世界は日本と比べればだいぶ危険なんだ。だからそれを認識してほしいなって」
「なるほどな」
ケンゴがうむうむとうなずく。
「なら、武器がほしいな」
「武器?」
「ああ、いざってときに、みんなの身を守れるように。それに、冒険者になるならどのみち武器はいるだろ」
そういえば。
「でも、あたしたちお金ないよね」
「冒険者になると言っても、武器がないんじゃなぁ」
「でも冒険者にならないとお金は手に入らない」
「堂々巡りじゃないの」
そろそろ金策という現実的な問題が首をもたげ始めていることをみんな感じ取っている。
「カインさんに頼んでみる?」
「これ以上頼るってのも……」
「ダイチ、武器って高価いのかな」
一刻も早く武器が欲しいらしいケンゴがチラリをぼくを見る。
「ピンきりかな。こっちじゃ小さな子供でも剣を帯びているのは珍しくないし、そういうのはうんと安いよ。あんまり長持ちしないけどね」
「高いやつは?」
「騎士でも何年も働いてやっと買えるようなすごい値段の武器もあるみたいだよ」
「うぇえ、やばいなそれ」
「あたしでも使えるような武器あるかな」
「カナちゃんの場合魔法の杖じゃない?」
わいわいと武器について盛り上がる。
長いこと昼寝をしていたせいで、この日はいつもより夜ふかしになってしまった。
夜、夕食後に子供部屋に戻り、ぼくがそう言うとみんなは顔を見合わせた。
「どうしたよ? 珍しく真面目な感じじゃん」
「うん……でも、大事な話だと思うから」
ぼくの様子にみんなはもう一度顔を見合わせ、すぐに真剣な顔でこちらに顔を向けた。
「いいぜ、話せよ」
「うん……その前にまず聞きたいんだけど、その、さ」
訊きづらいな、これ。
「なんだよ、聞きたいことって」
「そのさ……みんな、これからもぼくのことを『ダイチ』として付き合ってくれる?」
「「は?」」
ぼくの言葉に真っ先に反応したのはケンゴとアリサだった。キョトンとした顔でぼくを見ている。
そしてちょっとムッとしたように口を開いたのはコータだった。
「……ダイチこそどうなのさ」
「え、どうって……?」
「ダイチこそ僕らのことを仲間だと思ってくれるの?」
「はぁ? コータお前何言ってんだ?」
コータの様子にケンゴが割って入ろうとするが、コータはそれをキッと睨んだ。
「ケンゴは黙ってて! ぼくはダイチに聞いてるんだよ――それとも『グレン』さんだっけ?」
「ちょ、コータ、お前ちょっと落ち着け」
「だいたいさ、ダイチはこっちに来てからおかしい! この世界のことを知っているのは前世の記憶があるからだっけ? うん、それはわかるよ。しょうがないよね。自分じゃどうしようもないもん。でも、でもさ!」
「コータ! おいコータちょっと待てって!」
「市場でだって別行動だったし……仲間というより、そう! まるで保護者みたいだった!」
ケンゴが止めてもコータは止まらない。こういう時に一番グイグイくるのがコータという少年なのだ。
しかし。
「……そうかなぁ」
別の声がコータの言葉を遮った。
「あたし、ダイチくんが変わったようには感じてないけど」
カナちゃんだった。
「え? でもダイチは……」
「コータくん、考えてみて? 確かにダイチくんはたまに『ダイチさん』になって、あたしたちを助けてくれたりした。こっちの世界にきて『ダイチさん』の名前が『グレアム』であることがわかった。……それで?」
「それで? って……」
「ダイチくんの顔見てみてよ。『ダイチさん』がこんな泣きそうな顔する?」
「え」
コータが固まる。
表情から怒りが引いていく。
カナちゃんに言われて気づいたけれど、ぼくはコータの剣幕にちょっと涙目になっていた。
泣き顔を見られるのが恥ずかしくて、ぼくはあわてて浮かんだ涙をゴシゴシと拭いた。
それを見てカナちゃんは「ほらね」と言ってちょっとドヤ顔をして見せた。
「あ……ご、ごめんダイチ」
コータが慌てたようにあやまってくれた。
「ううん……でも、みんなを不安させてたなら謝るよ。それに、話したいことってのはそのあたりのことなんだ」
「俺は別に不安になってないぜ!」
「あたしも、別に気になってなかった」
「えっ、もしかして違和感があったのってぼくだけなの?」
コータがガーンとショックを受けている。
そんなコータの肩にぽんと手を置いてにっこり笑って、カナちゃんはぼくをちらりと見た。
「でも、事情は話してくれるんでしょ? ダイチくん」
「う、うん」
カナちゃんのおかげで助かった。
異世界でもやっぱりカナちゃんは天使だった。
▽
「「「「殺された?!」」」」
みんなが目を丸くして驚いている。
「うん、実はそうみたいなんだ。オリヴィアっていう騎士と会ったでしょ? 彼女と話をしていて思い出したんだけど」
「そんな……!」
「だ、誰に?」
「わからない。でもぼくらが死んだ時、周りにモンスターはいなかったんだ」
「ええ!?」
「じゃ、じゃあ、殺されたっていうのは、まさかその時一緒にいた……」
「いや、今日カインから聞いたんだけど、その時一緒にいた冒険者パーティの仲間も全員死んじゃってたから、誰かに裏切られたとかそういうことではないはずだよ」
実際のところはわからないけど。
「じゃあ……ダンジョンの罠とか?」
「それも違うみたい。みな魔法弾で一撃だった。そんな罠は聞いたことがないし、冒険者ギルドや騎士院でも調査してもそれらしい罠は存在しなかったって」
「つまり犯人は仲間以外の人間ってことになるのか……」
みんな、降って湧いたような殺人という概念に顔が真っ青になっている。
それも当然だ。日本じゃ普通に生きていれば現実で耳にすることはまずない。あってもアニメやマンガの中だけだ。
でも、いま僕たちがいるのは、異世界ではあるけれど――間違いなく現実だ。
「ぼくたちが遊んでいた秘密基地は比較的安全だったけれど、ダンジョンにはそうした危険もある。今はカインが保護してくれているから僕たちは安全だけど、地球とこの世界は違う。だから――」
「注意を促したかった、ってことか」
「う、うん……それに、死んだ当事者が現れたことで、もう一度調査すべきだという声も上がっているみたい。だから、これからもたまに別行動になっちゃうと思うんだ。それで……」
「それで、これからも仲間だと思ってくれるか――なんて変な質問をぶつけてきたってわけね」
アリサがため息をつく。
「ダイチってさぁ、あたしよりケンゴたちとの仲は長いよね」
「まぁ、幼稚園のころからの友達だから」
「なのに、何でわかんないかなぁ」
ダイチはそういうところ結構鈍いよね、とちょっと呆れたようにこちらをジト目で睨む。
「ダイチ、こいつらをなめすぎよ。コータは不満があればさっきみたいに正直にぶつけてくる。ケンゴに至ってはそもそも問題だとも思ってない」
「そうだね」
「そういうあんたたちだから、あたしは……」
アリサはちょっと言いよどんで、
「……仲間になりたい、って思ったんじゃないの」
「「「そうだったんだ!?」」」
「そこ、驚くとこ?!」
僕たちの反応にアリサがショックを受けているが、カナちゃんがそれを見てくすくす笑った。
「だってアリサってばいっつも強引なんだもん、男子たち萎縮しちゃうよ」
「え、ええー、そうかな……」
「今日だって露店で……」
「わぁーっ! カナ、それ内緒!!」
何やらあったらしい。
が、聞き出そうとしたらカナちゃんに「女子の秘密を探るな」と叱られた。
「まぁ何が問題なのかはわかんねぇけどよ。別行動が増えるってんなら仕方ないじゃん?」
「といっても基本的にこっちがメインになるけどね。大人たちとの付き合いはあくまでサブってことで」
「ふぅん? で、俺達に言いたいことって?」
「……ダンジョンもそうだけど、この世界は日本と比べればだいぶ危険なんだ。だからそれを認識してほしいなって」
「なるほどな」
ケンゴがうむうむとうなずく。
「なら、武器がほしいな」
「武器?」
「ああ、いざってときに、みんなの身を守れるように。それに、冒険者になるならどのみち武器はいるだろ」
そういえば。
「でも、あたしたちお金ないよね」
「冒険者になると言っても、武器がないんじゃなぁ」
「でも冒険者にならないとお金は手に入らない」
「堂々巡りじゃないの」
そろそろ金策という現実的な問題が首をもたげ始めていることをみんな感じ取っている。
「カインさんに頼んでみる?」
「これ以上頼るってのも……」
「ダイチ、武器って高価いのかな」
一刻も早く武器が欲しいらしいケンゴがチラリをぼくを見る。
「ピンきりかな。こっちじゃ小さな子供でも剣を帯びているのは珍しくないし、そういうのはうんと安いよ。あんまり長持ちしないけどね」
「高いやつは?」
「騎士でも何年も働いてやっと買えるようなすごい値段の武器もあるみたいだよ」
「うぇえ、やばいなそれ」
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