BL 生徒会長が怖い

かのほ

文字の大きさ
196 / 341

196話 お礼 3


「全て脱げ。」

この一言により、南原さんから借りたTシャツやジャージ、下着も全て脱ぎ捨てた俺は、傲慢な態度で両足を投げ出しふんぞり返った南原さんの、脚の間で固まっていた。

「どうした? お前がお礼をしてくれると言ったのだろう? それとも怖じ気づいたか。」

意地悪な命令を下した本人は、素っ裸で戸惑う俺を、ニヤニヤと楽しそうに見下ろしていた。

「っ...やり、ます...。でも...」

男の人のものを、舐めるなんて。
南原さんのものだから、もちろん嫌悪感なんてない。
俺が不安なのは...。

「俺、こんなの初めてだし...下手かも...。」

もし、上手くできなくてがっかりさせてしまったら...?

そう考えると、どうしても身がすくんでしまう。

「そしたらお仕置きだよ。」

「っ...! 」

一瞬、お仕置きという言葉にますます身がすくんでしまったが、これは南原さんの優しさなのかもしれないとも思った。

下手でも大丈夫だよ、と、遠回しに言ってくれているような気がする。
もしかしたら、ただ意地悪したいだけなのかもしれないけど。
どちらにせよ、サディスティックな笑みを浮かべた南原さんからは、本心が伺えない。

俺は、勇気を振り絞って、震える手をそろそろと南原さん自身に伸ばしていった。

南原さんのズボンと下着を少しずらして、まだ熱を持たないそれを取り出す。

っ...やっぱり、大きい。

全部を含みきれる自信がなくて、とりあえず先端に、チュ、と吸い付いてみた。

「ふ、この光景はけっこうクるな。」

そんな俺の髪を、南原さんが優しく撫でてくれて。もっと南原さんにシてあげたいという気持ちが強くなってきた。

「ん...ふ...ぅ...」

歯を当てないように気を付けながら、舌を動かして刺激する。拙いながらも頑張っていると、少しずつ硬度を上げるソレ。

よかった。俺で感じてくれてる...!

その事実に安心すると同時に、嬉しくなった俺は、チラリと南原さんの顔を見た。

どうだ、俺だってやればできるんだぞ...!

しかし。

「ふっ、その上目使いも健気で可愛いが、刺激が止んだらせっかく頑張ったのに、また萎んでしまうよ。」

しっかりその目に欲情の色を映しながらも、余裕そうに微笑む南原さん。

な、なんか悔しいっ...!

その時、俺の闘争心に火が着いた。


感想 54

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【短編集】こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

【創作BL】溺愛攻め短編集

めめもっち
BL
基本名無し。多くがクール受け。各章独立した世界観です。単発投稿まとめ。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

守り守られ

ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師 患者 瀬咲朔 腸疾患・排泄障害・下肢不自由 看護師 ベテラン山添さん 準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん 木島 尚久 真幌の恋人同棲中