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196話 お礼 3
「全て脱げ。」
この一言により、南原さんから借りたTシャツやジャージ、下着も全て脱ぎ捨てた俺は、傲慢な態度で両足を投げ出しふんぞり返った南原さんの、脚の間で固まっていた。
「どうした? お前がお礼をしてくれると言ったのだろう? それとも怖じ気づいたか。」
意地悪な命令を下した本人は、素っ裸で戸惑う俺を、ニヤニヤと楽しそうに見下ろしていた。
「っ...やり、ます...。でも...」
男の人のものを、舐めるなんて。
南原さんのものだから、もちろん嫌悪感なんてない。
俺が不安なのは...。
「俺、こんなの初めてだし...下手かも...。」
もし、上手くできなくてがっかりさせてしまったら...?
そう考えると、どうしても身がすくんでしまう。
「そしたらお仕置きだよ。」
「っ...! 」
一瞬、お仕置きという言葉にますます身がすくんでしまったが、これは南原さんの優しさなのかもしれないとも思った。
下手でも大丈夫だよ、と、遠回しに言ってくれているような気がする。
もしかしたら、ただ意地悪したいだけなのかもしれないけど。
どちらにせよ、サディスティックな笑みを浮かべた南原さんからは、本心が伺えない。
俺は、勇気を振り絞って、震える手をそろそろと南原さん自身に伸ばしていった。
南原さんのズボンと下着を少しずらして、まだ熱を持たないそれを取り出す。
っ...やっぱり、大きい。
全部を含みきれる自信がなくて、とりあえず先端に、チュ、と吸い付いてみた。
「ふ、この光景はけっこうクるな。」
そんな俺の髪を、南原さんが優しく撫でてくれて。もっと南原さんにシてあげたいという気持ちが強くなってきた。
「ん...ふ...ぅ...」
歯を当てないように気を付けながら、舌を動かして刺激する。拙いながらも頑張っていると、少しずつ硬度を上げるソレ。
よかった。俺で感じてくれてる...!
その事実に安心すると同時に、嬉しくなった俺は、チラリと南原さんの顔を見た。
どうだ、俺だってやればできるんだぞ...!
しかし。
「ふっ、その上目使いも健気で可愛いが、刺激が止んだらせっかく頑張ったのに、また萎んでしまうよ。」
しっかりその目に欲情の色を映しながらも、余裕そうに微笑む南原さん。
な、なんか悔しいっ...!
その時、俺の闘争心に火が着いた。
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