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第三章:ヴァンパイア王妃
第十四話:メリーの願い
しおりを挟む俺は宿屋に戻り、メリーをベッドに寝かせた。
焼けただれた皮膚が痛いのか呻き声をあげ、苦しそうに顔を歪めるメリーに、ポーションを浸した布で火傷跡を拭いてやった。
服は脱がせ、ドロワーズのみ身につけている。
端正の整った肢体は、濁りのない白大理石のような艶やかな肌で、汗で光っていた。
肌が露出していた腕と首から上は焼け爛れ赤黒くなっている。
痛々しいがスラム街で見た時より、心なしか傷は綺麗になってきていた。
ヴァンパイアの驚異的な回復力のおかげだ。
しばらく安静にしていれば、火傷は綺麗に消えていくはずだ。
ただ、正気が少なくなると回復は遅い。そのためポーションで傷を保湿し、口移しに飲ませた。
ポーションは傷は治らないが、生気を戻らせることができれば活動の源泉が正常になる。
あとは自己治癒能力でどうにかなるだろう。
俺は、水に浸した布をメリーの額に乗せてやった。少しは痛みが和らぐはずだ。
俺は、煙管を吸いながら明日この街を出るための身支度をはじめた。
といっても、必要なものはポケットの中だ。
俺のズボンのポケットは魔法袋になっていて、ポケットの入り口サイズのものなら無限に入れることができる。
ベッドで伏せているメリーをチラッと見てから、俺は風呂に湯を張った。
呪文紙を貼るだけで、一瞬で湯が湯船に満たされる。
そういえば、レベッカとの情事の後、風呂には入っていなかった。しかも、戦闘で汗をかいていた。
ゆっくりと湯船に浸かり、汗を流すと今日の戦闘を思い出した。
壮絶な戦いを目の当たりにし、俺の体が疼いている。
レックソンたちの戦い。とりわけレベッカの戦いに戦慄を覚えた。
あいつらと戦って勝てるのだろうか?
「サルバトーレ様、お背中を流します」
メリーが風呂場へ入って来て言った。顔の怪我が綺麗に消えている。
ドロワーズも脱ぎ、生まれたままの姿で俺の元へとやってくる。
「まだ寝ておけ。傷が完全に癒えたわけではないのだろう」
「ありがとうございます。おかげさまで、すでに回復していますから」
メリーは、そう言うと掛け湯し湯船に入って来た。乳房を腕で隠し、俺の隣に座る。
視線を感じ、メリーの方を見ると慌てて目を逸らしている。
「どうした……何か言いたいことがあるのなら言え」
「いえ。あの、看病してくださったのはサルバトーレ様ですよね?」
メリーは、消え入るような声で言うと、体ごと俺の方に向き直し微笑んだ。
「看病というほどのことはしていない。気にするな」
「いえ、普通であればディートに当たれば数日は苦しむことになります。しかし、私はもう回復している。それは、適切に処置していただいたということ」
俺の目を見返すメリーの瞳は、澄んでいる。本気でそう思っているのだろう。
隠す必要はないが、あえて言う必要もない。
「気にすることはない。仲間として当然のことをしたまでだ」
パッと明るい笑顔を見せたメリーは、俺の首に手を回して抱きついて来た。
そして、俺の唇に唇を重ねる。あんな戦いを見せた女がこんなに華奢な体つきをしているのが不思議だった。
そっと、腕を掴み筋肉を確かめるが女の柔肌にしか思えない。太ももを確認したが筋肉の肥大には程遠いほど、細かった。
どこにあんな力があるのだろうか。
俺は、メリーの肩を持ちそっと唇を離す。メリーは、頬を紅潮させ目を逸らした。
「あっ、背中を流しますから、どうぞこちらへ」
メリーは、俺の手を取ると立ち上がって引っ張った。強い力を感じない。
ヴァンパイアなら俺の体を片手で持ち上げることもできるだろうが、今は普通の女だった。
俺は、メリーに全てを任せると丁寧に布で体を洗ってくれた。
メリーが俺の前に座ると、股の間に手が伸びる。そこは手で洗うのだなと、俺は感心しながら見ていた。
「メリーは、レベッカと付き合いが長いのか?」
俺は、メリーに話しかけた。沈黙が続いていたためだが、メリーは小さな声で長くはないと言う。
「まだ、それほど時間は経っていません。私はまだ生まれたばかりですので」
「生まれたばかりって、どう見ても赤ん坊には見えないが」
「ヴァンパイアとしては、という意味です」
「何歳なのだ? 俺より年下ということはないのだろう」
メリーは、レベッカに比べて顔は幼く、女の色香も纏っていない。見た目は人間だと十四、五歳くらいに見える。
「十八歳になります」
俺の体を丁寧に洗いながら、メリーは答えた。見た目通り若くて安堵した。長寿のエルフと比べ、不老不死と言われているヴァンパイアは年老いないため年齢不詳が多い。
メリーも十八歳と言ったが、それが本当かどうかなんて誰もわからない。
だが、メリーは嘘をついてないだろう。
「両親はいるのか?」
「いいえ、ヴァンパイアは人族と違いますから……」
魔族に両親がいるはずだ。現にレベッカとヴァンパイア王との間で子作りをしていたと言っていた。
人族とは違うということは、どういうことだ。
あまり突っ込んで聞くのも野暮なので、メリー自身が話をして来ない限り聞かないことにした。
メリーを見ると、熱心に俺の下半身を洗っていた。頬は紅潮し、目を潤ませている。
「熱でもあるのじゃないのか。顔が赤いぞ」
「あっ、いいえ……こちら洗っていましたら、つい思い出してしまって」
「もういいぞ。助かった」
立ち上がった俺を見て、あっと小さな声をあげた。
そして、メリーも立ち上がると一緒に湯船に入ってきた。今日はやけに引っ付いてくる。
「あの……サルバトーレ様」
いつもは、冷たい視線で俺を見ているメリーが上目遣いで、口ごもっている。言いにくい事でもあるのか。
「明日にはバーンに戻られるのですよね?」
「ああ、そうだ」
「また、お会いできますか?」
「ああ、三ヶ月後だったか。それがどうした?」
俺の横に湯に浸かっていたメリーは、俺の腕にしがみつくようにして体を付け、囁くように言った。
「今夜、私を抱いていただけますか……」
◇◇
翌朝、目が醒めると俺の腕を枕にして胸に頬を付けて眠るメリーがいた。
俺は女とは同じベットで寝る事はない。
何故メリーが俺の傍で眠っているのか、昨夜のことを思い出そうとしたが思い出せなかった。
俺がメリーのベットに潜り込んだとは思えない。
無事にメリーを蹴り落とす事もなく起きたのは幸運だった。
メリーの寝顔にかかる髪をそっと指で直してやる。
まだ幼さが残る顔立ちは美しい。
アルーナに来る途中に何度か抱いたが、昨夜のメリーはいつもと違って恥じらいを見せていた。
起こさないよう腕を抜き、身を起こした。
メリーの小さな尻が見える。そっとベッドから抜け出ると布団をかけてやる。
レベッカは帰ってこなかったようだ。
窓を開けて朝の風を入れる。気持ちのいい朝だ。
ダンピールたちとの戦闘が夢のようだ。
「サルバトーレ様、起きておいででしたか」
「悪い、起こしてしまったか」
メリーは首を振り、そして布団を頭からかぶる。
布団の中から声がした。
「昨日は……その、とても素敵でした。あんなにしてもらったの初めてで……はしたない女だと思われてしまっても仕方ありません」
「はしたない? それはない。お前は可愛い女だ」
「あああっ、そんな、ありがとうございます」
珍しい事もあるものだ。今まで事務的に、いやむしろ俺に対してスケべだスケコマシだと罵っていたメリーが、今は普通の女のようだ。
「俺は先に行く。世話になったな」
俺はメリーに声をかけると、慌てて布団から飛び出して俺に抱きついた。
懐かれているのはわかった。おそらく、俺がポーションを塗ったり口移しで飲ませたことに気づいていたのだろう。親切にされて情が湧いたのか。
「お達者で……また、必ずお会いしましょう」
潤む目でまっすぐに俺を見る。
俺は、メリーを抱きしめ頭を撫でてやると、体を離した。名残惜しそうにしていたが、それでも気丈に見送っていたのはさすがだ。
「またな。バーンの街に俺はいる。何かあれば頼ってこい。と言ってもお前なら少々のことは自分で解決できるだろう」
「ありがとうございます……奥様にもお伝えしておきます」
「そうしてくれ」
レベッカが戻るまで待とうかと思ったが、レイラたちと落ち合う予定がある。
――俺は宿を出た。
◇◇
外に出ると、レイラと猫人族の姉妹が立っていた。
「荷物はそれだけか?」
レイラたちはそれぞれ大きめの革の鞄を持っている。衣装と着替えが入っているのだろう。
店では肌が透ける服を着ていたが、今はホットパンツにブラジャーという出で立ちだった。
猫人族の女も胸に布を巻き、下も腰巻だけと、男たちが見たら鼻の下を伸ばして後を追いかけるのではないかという格好をしていた。
「早かったな。よく眠れたのか?」
三人は頷いているが浮かない顔をしている。
こいつらが俺をどう誤解しているのか分かっている。レイラに嘘を吹き込み夜逃げするきっかけを作った男は既に抹殺している。
俺は女には手を上げないが、その男は俺を極悪非道な女衒のように言ったようだ。
女に体を売らせて金を巻き上げ薬漬けと暴力で支配する女衒は、奴隷商なみに女に嫌われている。
そう思われていても構わないが、いずれは気付くだろう。
俺は女たちは自立してこそ幸せになれると思っている。誰かの支配下に入ったり、囲われて幸せになれるとは思えない。それを手助けしてやっているだけだ。
馬車がやってきた。
昨日手配していた四人乗りの馬車は、来た時ほど豪華ではなかったが、幌付きの良い客席だった。
「あのあのー! ワタシたちの荷台はどこですか?」
「あのあの……もしかして歩きでしょうか?」
猫人族の姉妹が、不安な表情を浮かべて聞いてきた。
「何を言っている? お前たちもこれに乗るのだ」
「良かった……てっきり私たちは奴隷みたいに荷台に押し込められるのかと思ったわ」
レイラは、俺に頭を下げると猫人族の娘たちを抱き寄せた。まるで母親だな。
「その娘たちはお前の娘か?」
「そんなわけないでしょ。この子たちは私がここに来る途中の魔物の森で ゴブリンに襲われていたのを助けたの」
「お前たちはそんなところで何をしていたんだ?」
俺は猫人族の娘に話しかけると、レイラの後ろに隠れるようにして答えた。
「あのあのー、ワタシたち何も覚えてないのです」
「あのあの……気がついたら……レイラに助けてもらってました……」
ハキハキ話す娘と、自信なさそうな娘。姉妹でもずいぶん違うものだ。
「そうか。ところで、お前たちは名を何という。それは憶えているのか?」
「あのあのー!ワタシはツウィスです」
明るい声の娘は答えた。紫色のショードボブでくるんとした癖毛が特徴だ。
続けて、オドオドした娘が名乗る。
「あのあの……ツアイ……です」
「セイヤだ。お前たちは奴隷でもなければ囚人でもない。怖がらなくても危害は加えない」
二人はこくんと頷いて、レイラの陰から出てくると、ニコリと笑った。
「本当に信じていいの?」
「レイラは、今まで俺に何かされたことはあるか?そんな女たちを見たことがあるか?」
「いいえ、ないわ……でも……」
「でも? なんだ」
「俺はお前が思っているほど、クズではないつもりだ。信じる信じないはお前に任せるが約束は守る」
レイラは、落ち着いたのか御者に荷物を手渡した。それに倣って二人の娘も渡す。
俺は、客室の扉を開けると女たちを先に入れた。
ありがとうとレイラが一言残して中に入る。続いて姉妹が、レイラの真似をしてありがとうと言いながら入った。
二人はキョロキョロと馬車の客室を見回したり、窓から顔を出して外を見たりしている。
「馬車は初めてか?」
二人は頷くと、再び外の景色を見ていた。
ぐぅーッ! 腹の虫が鳴く音が聞こえた。
「あのあのー、お腹が鳴ってごめんなさい!」
「あのあの……ワタシたち、ご飯食べてなくて……ごめんなさい」
「謝らなくていい。腹が減ったら腹は鳴るものだ」
俺はポケットから焼き菓子をいくつか取り出した。
姉妹は、俺の手に乗った菓子を見て、パッと明るい表情をした。だが、手を出しかけて止める。
「あのあのー! これは、ワタシたちに?」
「あのあの……これはいただいてよろしいのでしょうか?」
上目遣いで二人が身を乗り出して言う。
よく躾けられている。レイラが躾けたのか。
「いいから、さっさと食え。今朝、宿屋で貰ってきたからまだ新しいぞ」
二人は飛びつくように手にする。レイラにはパンを手渡す。
「食べてないのだろう?」
「はい。お、お金はいくら払えば……」
レイラはこの期に及んで俺を疑っているようだ。
「金はいらん。心配せずに食えばいい。女は食事を抜くな。朝飯を抜くと体に余分な脂がつくぞ」
その後、レイラはパンも三等分し、ツアイとツウィスに手渡していた。
しばらく女たちは静かにしていたが、途中立ち寄った水場では、俺の存在に慣れたのかおしゃべりに夢中になっていた。
俺は目を閉じて、竜牙会のヤツらを思い出していた。
ナミたちが上手くやってくれているだろう。デイモンもいるし、東地区の復興も少しは進んでいるはずだ。
アン、キャサリン、カトリーナの情婦たち、それにマーガレット、次々と顔が浮かぶ。
アンは娼婦ギルドをうまくやっていけているだろうか。ヒモやゴロツキのような女たちを食い物にするヤツらに逆恨みされていないか。
キャサリンは、貴族の男たちに相変わらず求愛されているのだろうか。タチの悪い男に捕まったりしていないだろうか。
カトリーナは、酒場の酔っ払いを殴り倒していないだろうか? 獅子族の豊満な体が懐かしい。
マーガレットと、ティルシー、アナベルの三姉妹は元気だろうか。
ティルシーはギッドと相変わらずケンカしながらアスガーに剣の稽古を付けてもらっているはずだが、少しは強くなっただろうか。
「シーっ! 二人とも静かにしなさい。セイヤが寝てるでしょ!」
「ごめんにゃっ!」
「ごめんなさいにゃん」
レイラが二人を叱っているのが聞こえた。
ツアイとツウィスの二人は、俺と話すときと口調が違う。普段は猫人族らしい語尾で話するようだ。
猫を被っていたようだ。
ふと、ナミを思い出した。ナミとこの姉妹で会話させたら獣人訛りで可笑しいだろうな。
俺は、目を開けると二人に向かって言った。
「遠慮はいらん。だが、はしゃぎすぎるな。まだ先は長いんだ、のんびりくつろいでおけ」
俺は、突然話しかけたため姉妹は驚いて身を寄せている。
「はい……」
「はーい!」
「ごめんなさい、よく言って聞かせます」
俺たちは、1日目の宿に着いた。
<つづく>
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