チートな家臣はいかがですか?

織田っち

文字の大きさ
6 / 157
序章~陪臣の身~

ただいま三河4

しおりを挟む
「おっ、俺は、、、、、、、。おとわちゃんが好きだよ。おとわちゃんを嫁にしたいと思ってます。」

刹那のその言葉を聞いたおとわは嬉しさのあまり泣いてしまった。

「うっ、嬉しゅうございます。」

「あっ、泣かないでおとわちゃん。」

刹那はそう言って慌てて泣いているおとわを抱きしめた。

「せっ、刹那様。」

急に抱きしめられたおとわは驚いて涙が止まったが今度は顔がどんどん赤くなっていくのであった。
おとわが泣き止んだのがわかった刹那は少し体を話すとおとわの顔を見ながら、

「おとわちゃん。俺と結婚してください。」

そうおとわにプロポーズした。

「はいっ。」

おとわはそのプロポーズに顔を赤くしながらも笑顔で答えた。

それから刹那とおとわは井伊の屋敷に戻り直盛に婚礼の了承に向かった。

「直盛殿、ご息女おとわ様とのご婚儀謹んでお受けさせていただきます。」

刹那はそう言って直盛に頭を下げた。

「そっ、それは誠でござるか、刹那殿。」

「はい。さきほどおとわちゃんとそう約束しました。ねっ、おとわちゃん。」

「はいっ。父上、とわは刹那様の妻になります。」

「おおおお、これはめでたいことじゃ。刹那殿、なにとぞおとわをよろしくお願い申し上げる。」

「はい、必ず幸せにしてみせます。」

それから刹那はおとわを連れて三河に戻ると元康におとわと夫婦になりたいと告げた。
それを聞いた元康は大いに驚いていたが、すぐに承諾してくれた。

その後には義元様にも報告をしなければと元康様が言うので一応報告をしに行きました。
義元さんはとてもがっかりしていました。どうやら自分の娘との婚儀を計画していたみたいです。危なく今川一門に入れられるところでした。

ただ、義元さんからお祝いとして義元愛刀の宗三左文字を頂戴しました。
まさか信長に渡るはずのこの名刀をもらえるとは思わなかったのでびっくりしました。
隣で元康様が羨ましそうな目で見ていましたが、さすがにこれは渡せないかな。
それから松平家にも馬や金子など色々もらっちゃいました。
金はいくらあっても困りませんし、馬もいい馬の遺伝子は繁殖させる時に必要になるので松平家繁栄のためにありがたく使わせてもらうことにしました。

返礼としては宝米やうちで育てた野菜たちを送っておきました。

それからおとわちゃんとの婚儀はつつがなく進み、今は屋敷で二人でのんびり過ごすのが楽しみになっています。
来年には予定通りなら義元さんが尾張侵攻を始めるはずなので平八郎にそれとなく訓練の強化を頼んでおきました。

そろそろ元康様にお願いして平八郎の元服をさせてやらないとと思っています。桶狭間で華々しく本多忠勝にデビューしてもらいましょう。

今川から独立したら早々に徳川へ改姓させるために今のうちから朝廷へ献上を進めてと、やることは色々あって忙しいながら充実しています。

岡崎城では政務に励んで後々のための工作をしたり、屋敷に戻ればおとわちゃんを愛でて癒されたり。こっちの世界のほうが充実している気がするんだよな。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...