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序章~陪臣の身~
ついに来ました桶狭間!
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年が変わって1560年予定していた通り義元さんが尾張侵攻を宣言。松平家は尾張侵攻の先陣を賜りました。
「刹那、我らは何をすれば良いのだ。」
「義元様からの命で尾張の大高城まで兵糧を運ばねばなりません。」
「大丈夫だろうか。」
戦馴れしていない元康が不安そうに親指の爪を噛んでいた。
「殿、落ち着きなされ、三河の兵は強兵にございます。尾張の弱兵に負けることはございませぬ。」
「そっ、そうだな。」
「誰か、忠勝殿を呼んできてくれ。」
刹那がそう周りの者に言うと少しして忠勝が元康と刹那の元にやってきた。
「殿、師匠、お呼びでしょうか。」
この頃、刹那の力量に見せられた忠勝は刹那に敬意を払い師匠と呼んでいた。
「忠勝、少し殿のお相手を頼めますか。私はほかの重臣たちと軍議の前に少し打ち合わせをしてきたいのですが、殿が今こんな状況なので。」
刹那のやれやれといった顔をみた忠勝は全てを察して「お任せあれ。」と言ってくれたので、刹那は忠勝にその場を任せ忠次や数正など重臣たちと軍議の前に打ち合わせをしに行った。
その打ち合わせもあってその後の軍議は滞りなく進んだ。
このような細かい気配りの効果で刹那の松平家での信頼、発言力は更に増していった。しかし、それに異議を唱えるようなものはいなかった。それも刹那のカリスマ性や細かい心配りが成せる技だろう。
刹那は元康に敵意のない村人には危害を加えないようにお願いして、兵たちが狼藉を振るうことのないように命を出してもらった。
その後、義元さんから命が出て松平勢は大高城へ兵糧を運びいれることになったんが、大高城の周りには砦が築かれており、すぐさま入城することはできないので、元康様にお願いして俺の元に忠勝をつけてもらい、1000の兵を率いて400の兵が籠る丸根砦を攻めることにしました。
そのうちに元康様はほかの兵と一緒に兵糧を大高城に運び入れてもらう算段です。
「忠勝、焦るなよ。お前は松平家の中でも随一の猛将になるべき男だ。命を軽はずみに考えたり、相手を侮ることのないようにな。」
「はい師匠。この忠勝、殿のため、師匠のため、頑張ります。」
丸根砦を攻める前に肩で息をして興奮していた忠勝を落ち着かせようとそんな会話をしたんだけど、その心配は必要なかったようで、忠勝は初陣とは思えないほど、戦いが始まると堂々としていた。
丸根砦を包囲する時にあえて一方向だけ手薄にしておいて織田勢がそこから脱出できるようにして攻め始めると少しして織田勢が不利になってくると開けていた方から案の定出てきたので、そこに潜めておいた伏兵に合図を出して、織田方の武将である、佐久間盛重を捕縛して、織田の兵たちは投降させました。
戦う意思のなくなった兵を殺す必要はないからね。無益な殺生は恨みを深くするだけだからね。
丸根砦は案外あっけなく落とすことができたので、再利用されないようにある程度破壊してから元康様のいる大高城に行くことにしました。
丸根砦を攻める時に忠勝は敵の首を10もあげながらかすり傷すら負っていなかったので、本当に初陣なのか驚きでした。
俺も初陣ではあるけど、後ろで指示を出してたから怪我はしてないしね。
大高城に着くとそこには無事に大役を終えてほっと一息ついている元康様の姿があった。
「殿、丸根砦を陥落、ならびに織田方の武将佐久間盛重を捕まえて参りました。」
「おお、刹那、よくやった。忠勝もご苦労であった。」
「はっ、ありがたき幸せにございます。これも師匠のご采配の賜物かと。」
「刹那は内政だけでなく、軍略の才もあるのだな。これは軍部に関しても刹那に任せれば・・・。」
「殿、今なんとおっしゃいましたかな?」
刹那のあまりの威圧に元康は、
「なっ、なんでもないぞ。とっ、とりあえず、ゆっくり休んだらどうだ。」
しどろもどろになるのであった。
それを見ていた忠勝も刹那を怒らせてはいけないと肝に命じたのだった。
刹那はその後も休むことなく、その後の行動について重臣たちと話し合い、この後の岡崎城への帰還をつつがなく済ませられるように配慮しておいた。
話を聞いている者の中には勝つのになぜ岡崎城に戻るのかわからずに首を傾げるものもいたが、皆「刹那殿には何かお考えがあってのことだろう。」と素直に言われたことをこなすのであった。
その日は終始今川の勝利を伝える吉報が届いて大高城内は歓声が続いた。
しかし、この後の顛末を知っている刹那だけは皆に早めの就寝を促した。
翌日、人よりも早く起床した刹那は吉報が届くのを待っていた。
すると少ししてから一人の兵が慌てて大高城へやってきた。
【今川義元様、桶狭間においてお討ち死に】
「刹那、我らは何をすれば良いのだ。」
「義元様からの命で尾張の大高城まで兵糧を運ばねばなりません。」
「大丈夫だろうか。」
戦馴れしていない元康が不安そうに親指の爪を噛んでいた。
「殿、落ち着きなされ、三河の兵は強兵にございます。尾張の弱兵に負けることはございませぬ。」
「そっ、そうだな。」
「誰か、忠勝殿を呼んできてくれ。」
刹那がそう周りの者に言うと少しして忠勝が元康と刹那の元にやってきた。
「殿、師匠、お呼びでしょうか。」
この頃、刹那の力量に見せられた忠勝は刹那に敬意を払い師匠と呼んでいた。
「忠勝、少し殿のお相手を頼めますか。私はほかの重臣たちと軍議の前に少し打ち合わせをしてきたいのですが、殿が今こんな状況なので。」
刹那のやれやれといった顔をみた忠勝は全てを察して「お任せあれ。」と言ってくれたので、刹那は忠勝にその場を任せ忠次や数正など重臣たちと軍議の前に打ち合わせをしに行った。
その打ち合わせもあってその後の軍議は滞りなく進んだ。
このような細かい気配りの効果で刹那の松平家での信頼、発言力は更に増していった。しかし、それに異議を唱えるようなものはいなかった。それも刹那のカリスマ性や細かい心配りが成せる技だろう。
刹那は元康に敵意のない村人には危害を加えないようにお願いして、兵たちが狼藉を振るうことのないように命を出してもらった。
その後、義元さんから命が出て松平勢は大高城へ兵糧を運びいれることになったんが、大高城の周りには砦が築かれており、すぐさま入城することはできないので、元康様にお願いして俺の元に忠勝をつけてもらい、1000の兵を率いて400の兵が籠る丸根砦を攻めることにしました。
そのうちに元康様はほかの兵と一緒に兵糧を大高城に運び入れてもらう算段です。
「忠勝、焦るなよ。お前は松平家の中でも随一の猛将になるべき男だ。命を軽はずみに考えたり、相手を侮ることのないようにな。」
「はい師匠。この忠勝、殿のため、師匠のため、頑張ります。」
丸根砦を攻める前に肩で息をして興奮していた忠勝を落ち着かせようとそんな会話をしたんだけど、その心配は必要なかったようで、忠勝は初陣とは思えないほど、戦いが始まると堂々としていた。
丸根砦を包囲する時にあえて一方向だけ手薄にしておいて織田勢がそこから脱出できるようにして攻め始めると少しして織田勢が不利になってくると開けていた方から案の定出てきたので、そこに潜めておいた伏兵に合図を出して、織田方の武将である、佐久間盛重を捕縛して、織田の兵たちは投降させました。
戦う意思のなくなった兵を殺す必要はないからね。無益な殺生は恨みを深くするだけだからね。
丸根砦は案外あっけなく落とすことができたので、再利用されないようにある程度破壊してから元康様のいる大高城に行くことにしました。
丸根砦を攻める時に忠勝は敵の首を10もあげながらかすり傷すら負っていなかったので、本当に初陣なのか驚きでした。
俺も初陣ではあるけど、後ろで指示を出してたから怪我はしてないしね。
大高城に着くとそこには無事に大役を終えてほっと一息ついている元康様の姿があった。
「殿、丸根砦を陥落、ならびに織田方の武将佐久間盛重を捕まえて参りました。」
「おお、刹那、よくやった。忠勝もご苦労であった。」
「はっ、ありがたき幸せにございます。これも師匠のご采配の賜物かと。」
「刹那は内政だけでなく、軍略の才もあるのだな。これは軍部に関しても刹那に任せれば・・・。」
「殿、今なんとおっしゃいましたかな?」
刹那のあまりの威圧に元康は、
「なっ、なんでもないぞ。とっ、とりあえず、ゆっくり休んだらどうだ。」
しどろもどろになるのであった。
それを見ていた忠勝も刹那を怒らせてはいけないと肝に命じたのだった。
刹那はその後も休むことなく、その後の行動について重臣たちと話し合い、この後の岡崎城への帰還をつつがなく済ませられるように配慮しておいた。
話を聞いている者の中には勝つのになぜ岡崎城に戻るのかわからずに首を傾げるものもいたが、皆「刹那殿には何かお考えがあってのことだろう。」と素直に言われたことをこなすのであった。
その日は終始今川の勝利を伝える吉報が届いて大高城内は歓声が続いた。
しかし、この後の顛末を知っている刹那だけは皆に早めの就寝を促した。
翌日、人よりも早く起床した刹那は吉報が届くのを待っていた。
すると少ししてから一人の兵が慌てて大高城へやってきた。
【今川義元様、桶狭間においてお討ち死に】
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