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第十一章~敵は島津家!!九州大決戦~
九州征伐3
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直虎は既にいつでも出陣できるように準備していた神威軍3万を動かす前に九州地方に向かうまでに通る羽柴、毛利両家にも軍を出すように書状を書いた。
その書状の中には「これは徳川の軍にあらず、皇軍である。」そう書き記してあった。
また、伊勢からの連絡を受けた家康は本多忠勝、榊原康政らを筆頭に遠征軍を結成した。その数4万。
徳川軍総勢7万もの大軍であった。
本多忠勝らの到着を待って直虎は軍を筑前国、小倉城へと軍を進軍させ始めた。
小倉城へ向かう道中、徳川と同盟を結んでいた羽柴家からは5千。毛利家からは1万の軍が合流し小倉城につく頃には総勢8万5千となっていた。
小倉城に入城した直虎を歓迎したのは大友家重臣、高橋紹運とその息子で立花道雪の養子となっていた立花宗茂であった。
「大友家家臣、高橋紹運でございます。後ろに控えますは立花宗茂。この度は我が大友家への救援かたじけなく。当主、宗麟に代わりお礼申し上げます。」
「今回の遠征軍の総大将を務めます。徳川家家臣、神威直虎にございます。」
「おお、あなたが神威家のご当主殿ですか。」
紹運は興味深そうに言った。
「確かに神威家当主は私ですが、紹運殿が耳にしている神威家の話はほとんどが父、神威刹那のものにございますよ。」
「直虎、まずはこれからどのように物事を進めるか決めてはどうだ?」
直虎の後ろから忠勝がそう声をかけ取り急ぎ軍議が開かれる事となった。
軍議には大友家から高橋紹運、立花宗茂、田原親賢が参加し、神威家から直虎、浅井長政、真田昌幸、徳川家から本多忠勝、榊原康政、石川数正、毛利家から毛利輝元、小早川隆景、羽柴家より羽柴秀長、堀尾吉晴が参加した。
「では軍議を始める、僭越ながらこの軍の総大将を務める私、神威直虎が仕切らせていただきます。」
直虎はそう言って軍議を進め始めた。
まずこれからどのように軍を進めるかの話になり、現在大友家が筑前国、豊前国、豊後国を有するだけで、ほかの肥前国、肥後国、筑後国、日向国、大隅国、薩摩国は島津の領地となっている事を確認した。
「まずは龍造寺の残党を島津がまとめる前にこちらに取り込むのが良いと思うがいかがだろうか。」
輝元が開口一番そう進言した。
「ふむ、それは良い考えではないでしょうか。」
それに秀長が賛同の声を上げた。
「龍造寺の残党をまとめ上げるのも必要ではあるが、大友家の本拠である豊後へ兵を進めるのも必要ではないだろうか。」
忠勝がそう意見を述べた。
忠勝の意見に小早川隆景、真田昌幸が賛同。
「両者の申す事はどちらも正しいと思います。」
「殿、ではどのように采配なさいますかな?」
長政の言葉に直虎は
「両方行えば良いではないですか。我らは総勢8万5千の軍、別働隊を作り、龍造寺の残党の殲滅に向かわせればよろしい。本隊はそのまま豊後へ向かいましょう。」
「では、そのようにするとして別働隊の指揮は誰に任せる?」
「当家から出しましょう。幸いここには徳川家の精鋭が揃っております。忠勝殿を始めとする猛将揃いの4万これがいればまず島津相手といえども劣ることはありません。」
「では、私が別働隊を指揮いたしましょう。殿のそばに軍師を置いておくほうが良いかと思うので。」
そう長政が別働隊の指揮を志願した。
「わかった。長政に当家の兵3万のうち2万を貸し与える。これで龍造寺の残党の殲滅を命じる。」
「はっ!! 殿、確認したいのですが、残党の中に良き者がおれば召し抱えても
。」
「長政の目に叶うものがある場合は許す。味方に引き入れよ。」
「かしこまりました!!」
こうして九州遠征軍は二手に別れることが決まり、長政には2万の軍と雑賀孫一、大谷吉継、斎藤利三が指揮下に加えられた。
残る6万5千の軍を小倉城からそのまま南下し豊後の大友館へと進軍を続けた。
無事に豊後国、大友館へと到着した直虎はすぐに大友家当主、大友宗麟と会談することになった。
大広間に通された直虎、そこには下座に控える宗麟の姿があった。
直虎が上座に座ると宗麟が
「此度は九州まではるばるの援軍忝なく存じます。大友家当主、大友宗麟にございます。」
「宗麟殿面をお上げください。今回の遠征軍総大将を務めます徳川家家臣、神威直虎にございます。今回の軍は帝より錦の御旗をお借りした皇軍。敵は朝敵、必ず打ち負かしてみます。」
「心強い味方を得られ恐悦至極。」
「大友家も徳川家へ忠誠を誓った言わば同志です。必ずお救いいたします。」
その書状の中には「これは徳川の軍にあらず、皇軍である。」そう書き記してあった。
また、伊勢からの連絡を受けた家康は本多忠勝、榊原康政らを筆頭に遠征軍を結成した。その数4万。
徳川軍総勢7万もの大軍であった。
本多忠勝らの到着を待って直虎は軍を筑前国、小倉城へと軍を進軍させ始めた。
小倉城へ向かう道中、徳川と同盟を結んでいた羽柴家からは5千。毛利家からは1万の軍が合流し小倉城につく頃には総勢8万5千となっていた。
小倉城に入城した直虎を歓迎したのは大友家重臣、高橋紹運とその息子で立花道雪の養子となっていた立花宗茂であった。
「大友家家臣、高橋紹運でございます。後ろに控えますは立花宗茂。この度は我が大友家への救援かたじけなく。当主、宗麟に代わりお礼申し上げます。」
「今回の遠征軍の総大将を務めます。徳川家家臣、神威直虎にございます。」
「おお、あなたが神威家のご当主殿ですか。」
紹運は興味深そうに言った。
「確かに神威家当主は私ですが、紹運殿が耳にしている神威家の話はほとんどが父、神威刹那のものにございますよ。」
「直虎、まずはこれからどのように物事を進めるか決めてはどうだ?」
直虎の後ろから忠勝がそう声をかけ取り急ぎ軍議が開かれる事となった。
軍議には大友家から高橋紹運、立花宗茂、田原親賢が参加し、神威家から直虎、浅井長政、真田昌幸、徳川家から本多忠勝、榊原康政、石川数正、毛利家から毛利輝元、小早川隆景、羽柴家より羽柴秀長、堀尾吉晴が参加した。
「では軍議を始める、僭越ながらこの軍の総大将を務める私、神威直虎が仕切らせていただきます。」
直虎はそう言って軍議を進め始めた。
まずこれからどのように軍を進めるかの話になり、現在大友家が筑前国、豊前国、豊後国を有するだけで、ほかの肥前国、肥後国、筑後国、日向国、大隅国、薩摩国は島津の領地となっている事を確認した。
「まずは龍造寺の残党を島津がまとめる前にこちらに取り込むのが良いと思うがいかがだろうか。」
輝元が開口一番そう進言した。
「ふむ、それは良い考えではないでしょうか。」
それに秀長が賛同の声を上げた。
「龍造寺の残党をまとめ上げるのも必要ではあるが、大友家の本拠である豊後へ兵を進めるのも必要ではないだろうか。」
忠勝がそう意見を述べた。
忠勝の意見に小早川隆景、真田昌幸が賛同。
「両者の申す事はどちらも正しいと思います。」
「殿、ではどのように采配なさいますかな?」
長政の言葉に直虎は
「両方行えば良いではないですか。我らは総勢8万5千の軍、別働隊を作り、龍造寺の残党の殲滅に向かわせればよろしい。本隊はそのまま豊後へ向かいましょう。」
「では、そのようにするとして別働隊の指揮は誰に任せる?」
「当家から出しましょう。幸いここには徳川家の精鋭が揃っております。忠勝殿を始めとする猛将揃いの4万これがいればまず島津相手といえども劣ることはありません。」
「では、私が別働隊を指揮いたしましょう。殿のそばに軍師を置いておくほうが良いかと思うので。」
そう長政が別働隊の指揮を志願した。
「わかった。長政に当家の兵3万のうち2万を貸し与える。これで龍造寺の残党の殲滅を命じる。」
「はっ!! 殿、確認したいのですが、残党の中に良き者がおれば召し抱えても
。」
「長政の目に叶うものがある場合は許す。味方に引き入れよ。」
「かしこまりました!!」
こうして九州遠征軍は二手に別れることが決まり、長政には2万の軍と雑賀孫一、大谷吉継、斎藤利三が指揮下に加えられた。
残る6万5千の軍を小倉城からそのまま南下し豊後の大友館へと進軍を続けた。
無事に豊後国、大友館へと到着した直虎はすぐに大友家当主、大友宗麟と会談することになった。
大広間に通された直虎、そこには下座に控える宗麟の姿があった。
直虎が上座に座ると宗麟が
「此度は九州まではるばるの援軍忝なく存じます。大友家当主、大友宗麟にございます。」
「宗麟殿面をお上げください。今回の遠征軍総大将を務めます徳川家家臣、神威直虎にございます。今回の軍は帝より錦の御旗をお借りした皇軍。敵は朝敵、必ず打ち負かしてみます。」
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