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卒業パーティー前 〜宮殿内でも移動するのに護衛が付く王太子の浮気がバレないなんて物語は存在しない〜
25、心からの謝罪と嘘の謝罪
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登校を再開した王太子のハミルは貴族学校の生徒会室で(護衛の近衛騎士は廊下の外で待ってるので)二人っきりになるチャンスを待って、書記のアンヌに、
「この度は申し訳なかった、アンヌ嬢。私が至らぬばかりに毒の木の実を盛られるなどといった事になってしまって」
頭を下げて謝罪した。
毒を盛られた責任を感じたのだろう。
心からの謝罪だった。
「お止め下さい、殿下」
ハミルの行動にアンヌも慌てる。
通常の貴族令息からなら謝罪を受け入れたが、ハミルは王太子である。
次期国王だ。
それが頭を下げるなどあってはならないので。
「殿下は次の国王なのですから、そんな簡単に頭を下げてはなりません」
「いいや、こうでもしないと私の気が収まらない」
「いえいえ、殿下が悪い訳では・・・」
「悪い人は別に居る」と言わんばかりの口ぶりである。
意外や、アンヌとハミルの両名が思い浮かべたのは同一人物であった。
それも思い浮かべた人物が無関係なエルゼーシアだったのだから、エルゼーシアからすれば凄いとばっちりである。あれらは全部、王太后ムーラが黒幕なのだから。
「だが、結果として私が至らぬせいで」
「いえ、私もハイヒールを貰ったのがいけなかったので。父にも言われました。『別の方から貰った事にして貰いなさい』と」
とのアンヌの言葉を聞いて、目から鱗のハミルは、
「・・・なるほど。その手があったか。妙案だな、それは。とは言っても、もうイーグルはいないしな~。それが出来る別の人間を生徒会に入れるか?」
「あの、殿下。どうしてイーグルさんは居なくなったんでしょうか?」
「謹慎中に宮殿を抜け出るのに宮殿の秘密の隠し通路を・・・コホン、秘密なのでアンヌ嬢もそれ以上は詮索しないでくれ」
ハミルが言葉を濁したので、アンヌもそれ以上は追及しなかった。
だがハミルが謝罪した事で2人は更に打ち解けてしまい、物理的な距離感は保ったままだが、心情的にはより親密になってしまったのだった。
◇
婚約者同士には交流日というものがある。
親が家の都合で決めた政略の相手と結婚するのだ。
不仲だ、と互いに困るので「結婚前に仲良くなっておこう」というのが交流の目的である。
おっと、何も結婚前に身体を許すのではない。
何気ない会話を楽しみ、互いの事を知り、緩やかな接近を目的としていた。
当然、王太子ハミルと公爵令嬢エルゼーシアにも交流日は存在する。
場所はアンゼル宮殿。
本日は雨という事もあり、室内で行われた。
まあ、殆ど天気は関係ないのだが。
何せ、公爵令嬢のエルゼーシアの屋敷の玄関前の馬車を乗る場所にはちゃんと屋根があるのだから。
つまりは濡れずに馬車に乗ってアンゼル宮殿の玄関も同様に屋根のある造りなので濡れずにアンゼル宮殿へと移動していたのだから。
同行するエルゼーシアの護衛は雨なので大変だったが。
何せ、雨具を着て、馬に乗っての移動なので。
王都アンゼルの内部で賊が襲ってくる事は、まあ、ないが。
エルゼーシアの馬車での移動の時にはちゃんとアンドレーヌ王国の騎士6名とマリーハルケン公爵家の私兵30名以上が護衛をするので。
それ以上の数が徒党を組んで表通りを移動する貴族車を天気が雨とは言え、真っ昼間に襲撃など王都アンゼルでは完全に謀略の範疇を越えた大事件なのだから。
そんな訳で本日はアンゼル宮殿の来賓室でお茶を飲みながらの交流となったのだが、本日は謹慎明け1回目の交流日だ。
よっぽどこっ酷く絞られたのだろう。
王太子ハミルがエルゼーシアに、
「茶会での事、済まなかったな。誕生日の欠席も。詫びとしてルビーのネックレスを用意させた。受け取ってくれ」
「あら、嬉しい。素敵なネックレスをありがとうございます、殿下」
エルゼーシアはそう素直に喜んで見せたが、内心は別だった。
あらあら、凄く嘘臭い笑顔。
何を企んでいるのかしら?
殿下って分かりやすい顔をしてるから助かるわ~。
そんな事を思いながらも無邪気に喜んだフリをして、本日は首元を隠すドレスだったので、その上からネックレスを付けたのだった。
交流に付き添い、壁際に控えていた女官が移動して、手鏡をソファーに座るエルゼーシアに向ける。
「どうだ、気に入ってくれたか?」
「はい、嬉しいですわ」
「そうか」
などと喋って終始穏やかな交流となったのだった。
因みに交流の付き添い人は王家サイドだけではない。
マリーハルケン公爵家サイドにも付き添い人は居て、義弟のフイトミーも壁際に立って、女官達と同様に控えていた。
フイトミーは2人が仲良く交流する様子を眺めて安堵していた。
どうやらちゃんと2人の仲は元通りになったみたいだな。
一時はどうなる事かと思ったが。
これで一安心だ。
そんな風に思ったのだが。
交流が終わって、アンゼル宮殿の玄関まで王太子ハミルがエルゼーシアを送り、馬車に乗り込むのも見送られてエルゼーシアは帰っていったのだが。
帰りは雨が止んでいた訳だが、その馬車の中で同乗していたフイトミーが、
「義姉上、良かったですね。殿下が元の様子に戻って」
呑気な事を言ってきたのでエルゼーシアは呆れながら、
「フイト、アナタは殿下の事を何も分かってないのね」
「とおっしゃいますと?」
「殿下はずっと気味の悪い嘘笑いをしていたじゃないの」
「気味の悪い嘘笑い、とは?」
「今日ずっと殿下はわたくしに怒ってたわよ」
「えっと、そうなのですか?」
全くそんな風には見えなかったフイトミーが、
「どうやら謹慎させられたのは殿下の中では『わたくしのせい』になってるようね。困ったわ~」
全然困ってなさそうなのに困った演技をするエルゼーシアを見たフイトミーが、
「どうされるのです?」
「当分はこのままでしょうね。夏の国王陛下の誕生日にお祖父様が来られる時に報告して、 秋の建国記念祭の時にまた報告。それまでは殿下の嘘笑いに付き合ってあげる事になると思うわ。この贈られたペンダントを調べて毒が塗られていなかったら、の話だけど」
「まさか、それはさすがに」
「案外あるかもよ? 食堂の食中毒も殿下の頭の中ではわたくしのせいにされてるのだから」
「ですが、殿下には今そんな事が出来る取り巻きは・・・」
「そう言えば、こずるいサバルス商会の会頭の息子は罰せられたのでしたっけ。なら毒の心配は今はまだなさそうね」
そんな事を喋ったのだった。
「この度は申し訳なかった、アンヌ嬢。私が至らぬばかりに毒の木の実を盛られるなどといった事になってしまって」
頭を下げて謝罪した。
毒を盛られた責任を感じたのだろう。
心からの謝罪だった。
「お止め下さい、殿下」
ハミルの行動にアンヌも慌てる。
通常の貴族令息からなら謝罪を受け入れたが、ハミルは王太子である。
次期国王だ。
それが頭を下げるなどあってはならないので。
「殿下は次の国王なのですから、そんな簡単に頭を下げてはなりません」
「いいや、こうでもしないと私の気が収まらない」
「いえいえ、殿下が悪い訳では・・・」
「悪い人は別に居る」と言わんばかりの口ぶりである。
意外や、アンヌとハミルの両名が思い浮かべたのは同一人物であった。
それも思い浮かべた人物が無関係なエルゼーシアだったのだから、エルゼーシアからすれば凄いとばっちりである。あれらは全部、王太后ムーラが黒幕なのだから。
「だが、結果として私が至らぬせいで」
「いえ、私もハイヒールを貰ったのがいけなかったので。父にも言われました。『別の方から貰った事にして貰いなさい』と」
とのアンヌの言葉を聞いて、目から鱗のハミルは、
「・・・なるほど。その手があったか。妙案だな、それは。とは言っても、もうイーグルはいないしな~。それが出来る別の人間を生徒会に入れるか?」
「あの、殿下。どうしてイーグルさんは居なくなったんでしょうか?」
「謹慎中に宮殿を抜け出るのに宮殿の秘密の隠し通路を・・・コホン、秘密なのでアンヌ嬢もそれ以上は詮索しないでくれ」
ハミルが言葉を濁したので、アンヌもそれ以上は追及しなかった。
だがハミルが謝罪した事で2人は更に打ち解けてしまい、物理的な距離感は保ったままだが、心情的にはより親密になってしまったのだった。
◇
婚約者同士には交流日というものがある。
親が家の都合で決めた政略の相手と結婚するのだ。
不仲だ、と互いに困るので「結婚前に仲良くなっておこう」というのが交流の目的である。
おっと、何も結婚前に身体を許すのではない。
何気ない会話を楽しみ、互いの事を知り、緩やかな接近を目的としていた。
当然、王太子ハミルと公爵令嬢エルゼーシアにも交流日は存在する。
場所はアンゼル宮殿。
本日は雨という事もあり、室内で行われた。
まあ、殆ど天気は関係ないのだが。
何せ、公爵令嬢のエルゼーシアの屋敷の玄関前の馬車を乗る場所にはちゃんと屋根があるのだから。
つまりは濡れずに馬車に乗ってアンゼル宮殿の玄関も同様に屋根のある造りなので濡れずにアンゼル宮殿へと移動していたのだから。
同行するエルゼーシアの護衛は雨なので大変だったが。
何せ、雨具を着て、馬に乗っての移動なので。
王都アンゼルの内部で賊が襲ってくる事は、まあ、ないが。
エルゼーシアの馬車での移動の時にはちゃんとアンドレーヌ王国の騎士6名とマリーハルケン公爵家の私兵30名以上が護衛をするので。
それ以上の数が徒党を組んで表通りを移動する貴族車を天気が雨とは言え、真っ昼間に襲撃など王都アンゼルでは完全に謀略の範疇を越えた大事件なのだから。
そんな訳で本日はアンゼル宮殿の来賓室でお茶を飲みながらの交流となったのだが、本日は謹慎明け1回目の交流日だ。
よっぽどこっ酷く絞られたのだろう。
王太子ハミルがエルゼーシアに、
「茶会での事、済まなかったな。誕生日の欠席も。詫びとしてルビーのネックレスを用意させた。受け取ってくれ」
「あら、嬉しい。素敵なネックレスをありがとうございます、殿下」
エルゼーシアはそう素直に喜んで見せたが、内心は別だった。
あらあら、凄く嘘臭い笑顔。
何を企んでいるのかしら?
殿下って分かりやすい顔をしてるから助かるわ~。
そんな事を思いながらも無邪気に喜んだフリをして、本日は首元を隠すドレスだったので、その上からネックレスを付けたのだった。
交流に付き添い、壁際に控えていた女官が移動して、手鏡をソファーに座るエルゼーシアに向ける。
「どうだ、気に入ってくれたか?」
「はい、嬉しいですわ」
「そうか」
などと喋って終始穏やかな交流となったのだった。
因みに交流の付き添い人は王家サイドだけではない。
マリーハルケン公爵家サイドにも付き添い人は居て、義弟のフイトミーも壁際に立って、女官達と同様に控えていた。
フイトミーは2人が仲良く交流する様子を眺めて安堵していた。
どうやらちゃんと2人の仲は元通りになったみたいだな。
一時はどうなる事かと思ったが。
これで一安心だ。
そんな風に思ったのだが。
交流が終わって、アンゼル宮殿の玄関まで王太子ハミルがエルゼーシアを送り、馬車に乗り込むのも見送られてエルゼーシアは帰っていったのだが。
帰りは雨が止んでいた訳だが、その馬車の中で同乗していたフイトミーが、
「義姉上、良かったですね。殿下が元の様子に戻って」
呑気な事を言ってきたのでエルゼーシアは呆れながら、
「フイト、アナタは殿下の事を何も分かってないのね」
「とおっしゃいますと?」
「殿下はずっと気味の悪い嘘笑いをしていたじゃないの」
「気味の悪い嘘笑い、とは?」
「今日ずっと殿下はわたくしに怒ってたわよ」
「えっと、そうなのですか?」
全くそんな風には見えなかったフイトミーが、
「どうやら謹慎させられたのは殿下の中では『わたくしのせい』になってるようね。困ったわ~」
全然困ってなさそうなのに困った演技をするエルゼーシアを見たフイトミーが、
「どうされるのです?」
「当分はこのままでしょうね。夏の国王陛下の誕生日にお祖父様が来られる時に報告して、 秋の建国記念祭の時にまた報告。それまでは殿下の嘘笑いに付き合ってあげる事になると思うわ。この贈られたペンダントを調べて毒が塗られていなかったら、の話だけど」
「まさか、それはさすがに」
「案外あるかもよ? 食堂の食中毒も殿下の頭の中ではわたくしのせいにされてるのだから」
「ですが、殿下には今そんな事が出来る取り巻きは・・・」
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そんな事を喋ったのだった。
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