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最後の決着編
斬られ役(影)と巫女(姉)、向かう
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257-①
断末魔の叫びにも似た軋みを立てて、暗黒樹が傾いてゆく。
そして、轟音と地響きを立てながら暗黒樹は真っ二つにへし折れ、超弩級穿影槍発動時の凄まじい閃光によって、魔王城に攻撃を仕掛けていた雲霞の如き影魔獣の群れも一掃された。
城中から聞こえる歓声を聞きながら、影光は司令室の机の下から這い出た。
ゆっくりと立ち上がった影光は、喜びに打ち震えるマナに、背後から声をかけた。
「やったな、マナ!!」
「ハイ!! 師しょ……ギャーーーーーーーーーッ!?」
マナは、うら若き乙女にあるまじき悲鳴を上げた。
「ななな、何だ!? どうしたマナ!?」
困惑する影光に対し、マナは震える指で部屋の壁にかけられてあった鏡を指し示し、そして……
「ヘギャアアアアアアアアアアアアア!?」
自分の姿を見た影光は悲鳴を上げた。
「なんじゃこりゃあああああああああ!? 表面グスグスに溶けてるし!! 右腕無くなってるし……って、ギャー左腕まで崩れ落ちたーーーっ!?」
超弩級穿影槍の発した、雲霞の如き影魔獣の群れすら瞬時に消滅させた強烈過ぎる閃光は、光による自身へのダメージを避ける為に机の下に身を隠していた影光にすら大ダメージを与えていた。
「し、師匠!! 大丈夫なのですか!?」
「ああ、能力が低下してるっぽいけど……再生能力もどうにか生きてるみたいだ、時間をかければ元に戻れそうだ」
「良かったです」
「さて、暗黒樹も撃破したし、まずは各部署の被害状況を──」
“ぞくり”
その時、影光の背中を悪寒が走り抜けた。これは、影魔獣の核の気配だ。弱々しいが禍々しい、異様な気配。そして、その弱々しい気配は……ジワジワと強さを増している。
『こちら観測所!! あ、暗黒樹の核と思われる発光体を発見!!』
影光の感じた悪寒を裏付けるかのように、観測所からの伝声管通信が入る。
『どうやら損傷しているようですが……待って下さい!! あれは……光の触手のような物を伸ばして……周囲にいる影魔獣を取り込んでいる模様です!!』
報告を聞いた影光は慌てて全軍に指示を出した。
「全軍、暗黒樹の核にトドメを刺せ!! 核は周りにいる影魔獣を取り込んで再生しようとしている!! 周囲にいる影魔獣も片っ端から殲滅しろ、核に取り込ませるな!!」
影光の指示を受けた各隊が再生中の核目掛けて城を飛び出してゆく。自分も行きたいが、この状態では足手まといにしかならない。影光が肉体の再生に意識を集中し始めたその時……
「か、影光っちゃーーーーーん!!」
オサナが大慌てで司令室に入って来た。
「うっわ!? 何やコレ!? 怖っ!? グロっ!? きっしょ!?」
「お前言い過ぎだろ!? どうしたんだオサナ!?」
「ナジミが……城の外に飛び出して行ってもうた!!」
「何ぃっ!?」
「あの子……まさちゃんを探しに……!!」
「くっ……分かった、俺も後を追う!! オサナ、移動しながらになるが、再生を手伝ってくれ!!」
「任しとき!!」
影光とオサナの二人は司令室を出た。足早に歩く影光の後ろを、オサナが淡い光を纏った手を影光の背中に翳しながら付いて行く。
「ごめんな影光っちゃん。怪我人の手当てに気を取られた隙に……」
「それはしゃーない、それにしても……愛されとるなぁ俺は……はは」
「影光っちゃん……泣いてる?」
「あ、アホ言うなや!!」
そう言った背中は微かに震えている。
「影光っちゃんには……ウチがおるやん」
「……お前が好きなんは本体の方やろ? それに俺は人間とちゃう──」
「関係あらへん!! ウチは……影光っちゃんの事が好きや!!」
思わず立ち止まった影光の尻をオサナが引っ叩く。
「ほら、足止めへん!!」
「お、おう!! でもお前……」
「……言うとくけど、まさちゃんの代わりなんかやないからな!? 今まで一緒におって、ウチは影光っちゃんの事を好きになったんやからな!?」
「ほんまにええんか……?」
「まさちゃんのアホは……浮気しよったからな、おあいこや!! まさちゃんは……ナジミに譲ったるわ。ウチ、お姉ちゃんやし」
「オサナ……お前、泣いとんのか?」
「……ええから行くで」
振り返ろうとした影光の尻をオサナが再び引っ叩いた。二人は無言のまましばらく歩いた。
「…………オサナ」
「うん?」
「すまん、今はまだ……俺はお前の気持ちに応えてやられへん」
「……」
「本体と約束したんや、ナジミを賭けて決闘するって」
「……そんな事したかて」
「ああ、もし仮に俺が勝ったとしても……ナジミの心は俺の物にはならへんやろな」
「せやったら……」
「俺かてお前の気持ちはめちゃくちゃ嬉しいし、今すぐ応えてやりたい。けどな、ちゃんとケジメを付けてからやないと、俺はお前の事を『ナジミの代わり』としか見られへんかもしれん」
「影光っちゃん……」
「お前は、『本体じゃなくて俺が好き』って言うてくれた……だから俺も『ナジミじゃなくて、お前が好きや』って心から言えるように、踏ん切りを付けさせて欲しい」
影光の答えを聞いて、オサナは溜め息を吐いた。
「……ウチのこと、ぎゅっと抱き締めてチューしてもええねんで?」
「ふふ……悪い。今はまだ、な?」
「はー、ほんま不器用やなー、アホちゃうか!?」
「ああ……アホやな」
城の出口に到着した。肉体の再生は完了していた。
影光とオサナは向かい合った。
「ほんなら、ちょっとバーッと行って、ナジミを守って、ついでに暗黒樹の核めったくそにシバキ回してくるわ!!」
「うん!!」
互いに頷くと、影光の腰の魔王剣ネキリ・ナ・デギリが声を発した。
〔行くぞ、我が相棒よ!!〕
「おう!!」
影光は、ネキリ・ナ・デギリを鞘から抜き放つと、力強く駆け出した。
断末魔の叫びにも似た軋みを立てて、暗黒樹が傾いてゆく。
そして、轟音と地響きを立てながら暗黒樹は真っ二つにへし折れ、超弩級穿影槍発動時の凄まじい閃光によって、魔王城に攻撃を仕掛けていた雲霞の如き影魔獣の群れも一掃された。
城中から聞こえる歓声を聞きながら、影光は司令室の机の下から這い出た。
ゆっくりと立ち上がった影光は、喜びに打ち震えるマナに、背後から声をかけた。
「やったな、マナ!!」
「ハイ!! 師しょ……ギャーーーーーーーーーッ!?」
マナは、うら若き乙女にあるまじき悲鳴を上げた。
「ななな、何だ!? どうしたマナ!?」
困惑する影光に対し、マナは震える指で部屋の壁にかけられてあった鏡を指し示し、そして……
「ヘギャアアアアアアアアアアアアア!?」
自分の姿を見た影光は悲鳴を上げた。
「なんじゃこりゃあああああああああ!? 表面グスグスに溶けてるし!! 右腕無くなってるし……って、ギャー左腕まで崩れ落ちたーーーっ!?」
超弩級穿影槍の発した、雲霞の如き影魔獣の群れすら瞬時に消滅させた強烈過ぎる閃光は、光による自身へのダメージを避ける為に机の下に身を隠していた影光にすら大ダメージを与えていた。
「し、師匠!! 大丈夫なのですか!?」
「ああ、能力が低下してるっぽいけど……再生能力もどうにか生きてるみたいだ、時間をかければ元に戻れそうだ」
「良かったです」
「さて、暗黒樹も撃破したし、まずは各部署の被害状況を──」
“ぞくり”
その時、影光の背中を悪寒が走り抜けた。これは、影魔獣の核の気配だ。弱々しいが禍々しい、異様な気配。そして、その弱々しい気配は……ジワジワと強さを増している。
『こちら観測所!! あ、暗黒樹の核と思われる発光体を発見!!』
影光の感じた悪寒を裏付けるかのように、観測所からの伝声管通信が入る。
『どうやら損傷しているようですが……待って下さい!! あれは……光の触手のような物を伸ばして……周囲にいる影魔獣を取り込んでいる模様です!!』
報告を聞いた影光は慌てて全軍に指示を出した。
「全軍、暗黒樹の核にトドメを刺せ!! 核は周りにいる影魔獣を取り込んで再生しようとしている!! 周囲にいる影魔獣も片っ端から殲滅しろ、核に取り込ませるな!!」
影光の指示を受けた各隊が再生中の核目掛けて城を飛び出してゆく。自分も行きたいが、この状態では足手まといにしかならない。影光が肉体の再生に意識を集中し始めたその時……
「か、影光っちゃーーーーーん!!」
オサナが大慌てで司令室に入って来た。
「うっわ!? 何やコレ!? 怖っ!? グロっ!? きっしょ!?」
「お前言い過ぎだろ!? どうしたんだオサナ!?」
「ナジミが……城の外に飛び出して行ってもうた!!」
「何ぃっ!?」
「あの子……まさちゃんを探しに……!!」
「くっ……分かった、俺も後を追う!! オサナ、移動しながらになるが、再生を手伝ってくれ!!」
「任しとき!!」
影光とオサナの二人は司令室を出た。足早に歩く影光の後ろを、オサナが淡い光を纏った手を影光の背中に翳しながら付いて行く。
「ごめんな影光っちゃん。怪我人の手当てに気を取られた隙に……」
「それはしゃーない、それにしても……愛されとるなぁ俺は……はは」
「影光っちゃん……泣いてる?」
「あ、アホ言うなや!!」
そう言った背中は微かに震えている。
「影光っちゃんには……ウチがおるやん」
「……お前が好きなんは本体の方やろ? それに俺は人間とちゃう──」
「関係あらへん!! ウチは……影光っちゃんの事が好きや!!」
思わず立ち止まった影光の尻をオサナが引っ叩く。
「ほら、足止めへん!!」
「お、おう!! でもお前……」
「……言うとくけど、まさちゃんの代わりなんかやないからな!? 今まで一緒におって、ウチは影光っちゃんの事を好きになったんやからな!?」
「ほんまにええんか……?」
「まさちゃんのアホは……浮気しよったからな、おあいこや!! まさちゃんは……ナジミに譲ったるわ。ウチ、お姉ちゃんやし」
「オサナ……お前、泣いとんのか?」
「……ええから行くで」
振り返ろうとした影光の尻をオサナが再び引っ叩いた。二人は無言のまましばらく歩いた。
「…………オサナ」
「うん?」
「すまん、今はまだ……俺はお前の気持ちに応えてやられへん」
「……」
「本体と約束したんや、ナジミを賭けて決闘するって」
「……そんな事したかて」
「ああ、もし仮に俺が勝ったとしても……ナジミの心は俺の物にはならへんやろな」
「せやったら……」
「俺かてお前の気持ちはめちゃくちゃ嬉しいし、今すぐ応えてやりたい。けどな、ちゃんとケジメを付けてからやないと、俺はお前の事を『ナジミの代わり』としか見られへんかもしれん」
「影光っちゃん……」
「お前は、『本体じゃなくて俺が好き』って言うてくれた……だから俺も『ナジミじゃなくて、お前が好きや』って心から言えるように、踏ん切りを付けさせて欲しい」
影光の答えを聞いて、オサナは溜め息を吐いた。
「……ウチのこと、ぎゅっと抱き締めてチューしてもええねんで?」
「ふふ……悪い。今はまだ、な?」
「はー、ほんま不器用やなー、アホちゃうか!?」
「ああ……アホやな」
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影光とオサナは向かい合った。
「ほんなら、ちょっとバーッと行って、ナジミを守って、ついでに暗黒樹の核めったくそにシバキ回してくるわ!!」
「うん!!」
互いに頷くと、影光の腰の魔王剣ネキリ・ナ・デギリが声を発した。
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