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MEMORIES✳2
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青く美しい空はいつも通りだった。
しかし、この非日常的となったこの現実…。どうしたらいいのだろうか。
そうだ。手に入れたCPはLOSTしたが、作ったCPはLOSTしていないはずだ。
コンソールから所有キャラクター一覧を開くと、本当に俺の作ったCP以外はLOSTしていた。
自分で作れるCPは課金しないと作れないものだから、課金勢じゃないプレイヤーには大ダメージものである。
俺に関しては課金勢のため、それほどダメージは食らってないはずだ。流石に課金してまで作ったCPがLOSTしていたら心底落ち込むか、怒りで我を忘れてしまうほどだっただろう。
とりあえずLOSTしてしまった物が多いし、普段通りに戦うってわけにもいかないだろうから、課金してまで作ったCP達ならば武器や装備はLOSTしていないだろうう。だから、CP達に守ってもらうのが妥当だろう。
「召喚!」
いつも通りにいくか分からないが、手を下に向けながら目を瞑る。すると、上手くいったようで指定したCPを召喚する事ができた。
召喚したCPは、全部で3体。最大戦力ではないが、とりあえず所有しているCPを出してみた。
まず1体目は【ソルト】大剣を武器としている。そのせいでスピードは遅いが、防御と攻撃が高い。顔つきは俺的には美男のCPだと思ってる。
2体目は【サハール】マジックキャスターで本を持たせてる。異種族の天使CPで、回復魔法や魔法による攻撃力が高い。顔つきは陰キャみたいだが、結構おしゃべり設定にした。まぁ、喋らないけど…
3体目は【ピペル】マシンガンを武器としたファンタジーゲームのWORLD✳MEMORIESじゃ珍しい武器だ。この武器を手に入れるためにどれだけ金を費やしたか…。一応、魔法も使えて自動でリロードして生成するようにしているから無限の弾というチート級武器だ。顔つきは男前っていう俺の憧れ感を注ぎ込んだCPだ。いつ見てもカッコイイ!
という感じになっている。
「さて、まずは…CP達に護衛をするように設定しないとなぁ…」
CPを召喚したはいいが、CPは命令がないとただ着いてくる足でまといになるだけだ。
だからこうして今からやろうとしているCPに命令テキスト設定をしないといけない。
「ご主人様。護衛を我々がすれば良いのですか?」
「ん??」
あれ?今ソルトが喋った?よく見ると息をしているように見えるし、瞬きもしている。
サハールもピペルも動いているように見える。
CPが生きてる?
いやいや…。ゲーム内だと設定した言葉しか繰り返し喋らないが、今のは全く設定していない言葉だ。確か運営が『ゲームと現実が一体化した』的な事を言っていたな…。つまりは、CPも現実の人間の様に喋ったりできるのか…?ちょっと、生きてるかいないか試してみようか…。
「ご主人様…?」
「あっ、えっと…ちょっと腕を貸して欲しい。」
「我々全員ですか?」
「あー。違う。ソルトだけでいい。」
「どうぞ。」
差し出された腕を触ると、ゲーム内では感じれない肌の柔らかさや骨の固さが分かる。それと、脈を測ると65ぐらいか…。
脈もあるし、ゲームだと感じれない感覚もある。
生きているとはまだ確実には言えないが、生きている事にしよう。
「ありがとう。それじゃぁ…命令してもいい?」
「はい。お気になさらずに。どうぞご命令を」
「サハールとピペルも大丈夫?」
「ご主人の命令大歓迎だゆ。」
「俺も構わない。主人は、気を使わなくてもよいと思う。」
ソルトは、真面目でいい子だし。
サハールは、可愛いくて萌えるし。
ピペルは、まじカッコイイし。
CPが生きているというのは正直嬉しい。WORLD✳MEMORIESが現実と一体化した中で1番嬉しい出来事だ。
これだけは運営様様だよ。
「さて、命令なんだが俺をあらゆる敵から守って欲しい。」
「ご主人は何故戦わないだゆ?」
「バッ…。サハールくん。ちょっと来てはくれないか?」
「?。分かっただゆ。」
ん?ソルトがサハールを連れてった?どうしたんだろうか。
結構離れてるし聞こえない。
気になるなぁ…。
「申し訳ございません。少しばかり席を外させていただきました。」
「お、おう。気にしないで大丈夫だ…。ところで何を話していたんだ?」
「それは、ご主人様が考えていらっしゃる事をサハールく…。サハールに教えていたところです。余計な質問でご主人様の時間を奪うことは非常にご迷惑だと思いました。」
「なるほど…。別に気になった事は質問してもいいんだぞ?」
「そうでしたか。それは、失礼しました。」
「いやいや、良いんだよ。ソルトは間違った行動をしていないし、寧ろありがとう。」
本当にいい子だなぁ。俺の気を使ってくれたり。
ソルトを作って良かった。
それに、何か嬉しそうに凄い眩しいくらいに喜んでて子供みたいに純粋って感じだなぁ。
「それじゃ。護衛宜しくね!」
「「「はい!」」」
***
「なぁ。さっき何話していたんだ?」
「フフッ…。それはだね、ご主人様が何故戦わないのか。という理由を述べていたのだよ。ピペルくん。」
「そうか。それで?」
「ご主人様は、我々を試しているのだよ。最大戦力でもある方々を召喚せず、わざわざ我々を召喚して下さった。つまりはそういう事って訳だよ。」
「流石ソルト。頭が良いだゆ。」
「確かにそうだな」
「完璧なまでに護衛してみせます!」
しかし、この非日常的となったこの現実…。どうしたらいいのだろうか。
そうだ。手に入れたCPはLOSTしたが、作ったCPはLOSTしていないはずだ。
コンソールから所有キャラクター一覧を開くと、本当に俺の作ったCP以外はLOSTしていた。
自分で作れるCPは課金しないと作れないものだから、課金勢じゃないプレイヤーには大ダメージものである。
俺に関しては課金勢のため、それほどダメージは食らってないはずだ。流石に課金してまで作ったCPがLOSTしていたら心底落ち込むか、怒りで我を忘れてしまうほどだっただろう。
とりあえずLOSTしてしまった物が多いし、普段通りに戦うってわけにもいかないだろうから、課金してまで作ったCP達ならば武器や装備はLOSTしていないだろうう。だから、CP達に守ってもらうのが妥当だろう。
「召喚!」
いつも通りにいくか分からないが、手を下に向けながら目を瞑る。すると、上手くいったようで指定したCPを召喚する事ができた。
召喚したCPは、全部で3体。最大戦力ではないが、とりあえず所有しているCPを出してみた。
まず1体目は【ソルト】大剣を武器としている。そのせいでスピードは遅いが、防御と攻撃が高い。顔つきは俺的には美男のCPだと思ってる。
2体目は【サハール】マジックキャスターで本を持たせてる。異種族の天使CPで、回復魔法や魔法による攻撃力が高い。顔つきは陰キャみたいだが、結構おしゃべり設定にした。まぁ、喋らないけど…
3体目は【ピペル】マシンガンを武器としたファンタジーゲームのWORLD✳MEMORIESじゃ珍しい武器だ。この武器を手に入れるためにどれだけ金を費やしたか…。一応、魔法も使えて自動でリロードして生成するようにしているから無限の弾というチート級武器だ。顔つきは男前っていう俺の憧れ感を注ぎ込んだCPだ。いつ見てもカッコイイ!
という感じになっている。
「さて、まずは…CP達に護衛をするように設定しないとなぁ…」
CPを召喚したはいいが、CPは命令がないとただ着いてくる足でまといになるだけだ。
だからこうして今からやろうとしているCPに命令テキスト設定をしないといけない。
「ご主人様。護衛を我々がすれば良いのですか?」
「ん??」
あれ?今ソルトが喋った?よく見ると息をしているように見えるし、瞬きもしている。
サハールもピペルも動いているように見える。
CPが生きてる?
いやいや…。ゲーム内だと設定した言葉しか繰り返し喋らないが、今のは全く設定していない言葉だ。確か運営が『ゲームと現実が一体化した』的な事を言っていたな…。つまりは、CPも現実の人間の様に喋ったりできるのか…?ちょっと、生きてるかいないか試してみようか…。
「ご主人様…?」
「あっ、えっと…ちょっと腕を貸して欲しい。」
「我々全員ですか?」
「あー。違う。ソルトだけでいい。」
「どうぞ。」
差し出された腕を触ると、ゲーム内では感じれない肌の柔らかさや骨の固さが分かる。それと、脈を測ると65ぐらいか…。
脈もあるし、ゲームだと感じれない感覚もある。
生きているとはまだ確実には言えないが、生きている事にしよう。
「ありがとう。それじゃぁ…命令してもいい?」
「はい。お気になさらずに。どうぞご命令を」
「サハールとピペルも大丈夫?」
「ご主人の命令大歓迎だゆ。」
「俺も構わない。主人は、気を使わなくてもよいと思う。」
ソルトは、真面目でいい子だし。
サハールは、可愛いくて萌えるし。
ピペルは、まじカッコイイし。
CPが生きているというのは正直嬉しい。WORLD✳MEMORIESが現実と一体化した中で1番嬉しい出来事だ。
これだけは運営様様だよ。
「さて、命令なんだが俺をあらゆる敵から守って欲しい。」
「ご主人は何故戦わないだゆ?」
「バッ…。サハールくん。ちょっと来てはくれないか?」
「?。分かっただゆ。」
ん?ソルトがサハールを連れてった?どうしたんだろうか。
結構離れてるし聞こえない。
気になるなぁ…。
「申し訳ございません。少しばかり席を外させていただきました。」
「お、おう。気にしないで大丈夫だ…。ところで何を話していたんだ?」
「それは、ご主人様が考えていらっしゃる事をサハールく…。サハールに教えていたところです。余計な質問でご主人様の時間を奪うことは非常にご迷惑だと思いました。」
「なるほど…。別に気になった事は質問してもいいんだぞ?」
「そうでしたか。それは、失礼しました。」
「いやいや、良いんだよ。ソルトは間違った行動をしていないし、寧ろありがとう。」
本当にいい子だなぁ。俺の気を使ってくれたり。
ソルトを作って良かった。
それに、何か嬉しそうに凄い眩しいくらいに喜んでて子供みたいに純粋って感じだなぁ。
「それじゃ。護衛宜しくね!」
「「「はい!」」」
***
「なぁ。さっき何話していたんだ?」
「フフッ…。それはだね、ご主人様が何故戦わないのか。という理由を述べていたのだよ。ピペルくん。」
「そうか。それで?」
「ご主人様は、我々を試しているのだよ。最大戦力でもある方々を召喚せず、わざわざ我々を召喚して下さった。つまりはそういう事って訳だよ。」
「流石ソルト。頭が良いだゆ。」
「確かにそうだな」
「完璧なまでに護衛してみせます!」
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