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幼少期
6話
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第一王子のシオン殿下は金髪碧眼の美少年だ。さすが、攻略対象だけあって輝いて見える。だが、とても腹黒く、今も私を品定めしてくる。満面の笑みで。笑っているのに目が笑っていないのは、ものすごく怖い。私と同い歳のはずなのに、少々精神年齢がおかしいのではないだろうか?
それに比べ、第二王子のライアン殿下は、とても引っ込み思案である。小さい頃から兄と比べられてきたらしく、今も、全く視線が合わない。まあ、そんなことをされ続けてきた人間はだいたい、こんな感じなのだろう。兄と同じ金髪碧眼で、そっくりな顔立ちをしているのに、顔色が悪いせいで少し怖い。せっかくの顔が台無しである。歳は私より1つ下の4歳だ。
ーーーなんというか、めんどくさいなぁ~。
悪役令嬢なので、死なないためには第一印象が大事なのだと頭では分かっているが、ものすごくめんどくさい。
「初対面だからって、そんなに緊張することは無いぞ?お前達はいとこなのだからな。」
叔父様がそう言うが、王子相手に緊張しない方がおかしいと思う。しかも、片や疑わしそうに、片や怯えているのだから余計にだ。
「カリーナ、子供だけで、しばらく遊んできてくれないか?これからゼノと少し話があるから。」
お父様にそう言われては仕方ありません。わたくしは渋々了解しました。せっかくなので、我が家自慢の庭園を適当に遊ばせようと思います。え?王子に対して、上から目線じゃないかって?そんなことはありません。本人に気づかれなければ、別にいいのです。
「わかりました。では、王子殿下、我が家の庭園を案内させていただきます。」
わたくしは、庭園に向かいながら、これからこのめんどくさい人たちを相手にすることを考え、頭痛がしてきた頭を、気づかれないように、軽く抑えました。
******************
ちなみに、国王陛下は金髪で赤い目の大変ダンディーな人です。王妃様は、銀色の髪に碧眼の妖艶な美女です。
それに比べ、第二王子のライアン殿下は、とても引っ込み思案である。小さい頃から兄と比べられてきたらしく、今も、全く視線が合わない。まあ、そんなことをされ続けてきた人間はだいたい、こんな感じなのだろう。兄と同じ金髪碧眼で、そっくりな顔立ちをしているのに、顔色が悪いせいで少し怖い。せっかくの顔が台無しである。歳は私より1つ下の4歳だ。
ーーーなんというか、めんどくさいなぁ~。
悪役令嬢なので、死なないためには第一印象が大事なのだと頭では分かっているが、ものすごくめんどくさい。
「初対面だからって、そんなに緊張することは無いぞ?お前達はいとこなのだからな。」
叔父様がそう言うが、王子相手に緊張しない方がおかしいと思う。しかも、片や疑わしそうに、片や怯えているのだから余計にだ。
「カリーナ、子供だけで、しばらく遊んできてくれないか?これからゼノと少し話があるから。」
お父様にそう言われては仕方ありません。わたくしは渋々了解しました。せっかくなので、我が家自慢の庭園を適当に遊ばせようと思います。え?王子に対して、上から目線じゃないかって?そんなことはありません。本人に気づかれなければ、別にいいのです。
「わかりました。では、王子殿下、我が家の庭園を案内させていただきます。」
わたくしは、庭園に向かいながら、これからこのめんどくさい人たちを相手にすることを考え、頭痛がしてきた頭を、気づかれないように、軽く抑えました。
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ちなみに、国王陛下は金髪で赤い目の大変ダンディーな人です。王妃様は、銀色の髪に碧眼の妖艶な美女です。
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