悪役令嬢に転生しましたがどうでもいいです。

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幼少期

11話

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 今日は待ちに待った魔法を習い始める日。わたくしはものすごく浮かれていた。だって魔法だよ!?凄く楽しみなんだもん!仕方ないよね!?ちょっと、そこのメイドさん!ものすごく生暖かい視線を向けないで!恥ずかしいから!そっとしてて!・・・・・・無理か。

 今から先生を迎えに行くために着替えます!今日は淡い青色のワンピースに編み上げのブーツ。頭は高いところでひとつにまとめました。今から魔法習うのにドレスとか着てたら邪魔だからね。さーて、先生とご対面だ!

ーーーー数分前の自分を殴りたい。先生、男の人じゃん!どうしよう、わたくし、まともに目も合わせられないわ・・・。だが、悲しいかな、わたくしは表情筋が死んでるから初対面の人にはわからないのよね~。ちなみに表情筋が死んだ理由はよくわからない。いつのまにか死んでた。前世でも全然笑わない人間だったから、たぶんそれの影響だと思う。まぁお母様のおかげで微笑むことはできるけど、男の人が相手だと見た瞬間一瞬で剥がれるんだけどね~。(笑)

 もう、割り切ろう!目さえ合わせなければ大丈夫・・・・・・なはず!




「初めまして、カスティーラ公爵家が次女、カリーナ・ウィル・カスティーラでございます。本日は・・・・・・。」

「そういう堅苦しい挨拶はやめてください。敬語もなしです。私のことは、ルークとお呼びください。」

 ルークは、この国の魔導師長様で、とっても偉い方です。忙しいはずなのに、お父様が無理を言ったせいでこうしてわたくしに魔法を教えに来てくれました。フードを被っていて、お顔が全く見えません。

「では、わたくしのこともカリーナとお呼びください。そちらも敬語はなしということで。あと、フード取ってくれない?全く顔が見えないと不安だし、少し怖いです。」

 すると、ルークがフードを取ってくれました。おおー!すっごいイケメン!こりゃモテるわ。濃い茶髪に深い青の瞳がとても綺麗です。この人体が細し、童顔だから女装ができるかもしれないくらい、顔が整っている。・・・しないけど。あっ、すぐに被り直してしまったわ。

「えっとー、なぜ、被り直したの?」

「フードを被ってないと女がわらわら集まってきて、嫌だからだ。」

「・・・・・・もしかして女嫌い?」

「あぁ、女には近づかれるだけで鳥肌が立つ。」

「そうなの!?奇遇だわ!わたくし、男の人がとっても苦手なの!だから、今日あなたに会って、これからどうしようかと思ったけど、その様子だとその心配はないわね!あー、ほっとした。」

「それもそうだな。あんたとは、いい関係が築けると思う。」

 おおー!笑ったみたいです。さっきからずっと不機嫌だったみたいですから安心しました。




「では、まず魔法の仕組みから始めよう。魔法とは、イメージだ。詠唱が必要になるが、ただ言いながら魔力を流しているだけだと、いつまでも上達しない。詠唱をしながらその魔法のことを頭でイメージすることが大切なのだ。ここまではわかるか?」

「えぇ、魔法については本で勉強してるから、だいたいはわかってるわ。」

「なら、属性や精霊、加護のことをおしえようか。属性は全部で7つ。火、水、風、土、光、闇、そして聖魔法だ。だが、聖魔法が使えるものは極稀だ。カリーナは、全属性が使えるから関係ないがな。そして精霊とは、私たちが魔法を使う時に力を貸してもらう存在だ。精霊に力を貸してもらうことで魔法を使うことが出来る。だが精霊は特定の誰かと契約することは稀であり、それが精霊王ならもっと珍しい。次に加護だが、これはお前の父が説明したらしいから割愛させてもらう。以上、質問は?」

「いえ、特にないわ。」

 とりあえず、わたくしがものすごくおかしいということが今日の授業でわかった。
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