3 / 5
流れる水は腐らず
しおりを挟む
プラテナ王国にはあっという間に着いた、驚くほど簡単に「嘘みたい!」ってお母様と一緒に叫んでしまったわ
プラテナ王国には私達家族だけでは無く、ブルーバード商会に勤めている者達も、何人か来るそうだプラテナ王国の中にも店や事務所は既にあるが本店を移動して来たので建物も大きく構えることになるそうだ
マーリンは無事出産を終えるまでは、手伝いに出るなと言われている
有り難く甘えさせてもらおう、体が落ち着いたらバリバリ働こうと思う
お腹も大分大きくなった頃、私の姉のリンダが実家の場所が変わったのねー、と行って帰ってきた 私の事は全て知った上で何も聞かないでくれた
「出産後落ちついたら、一緒に働きましょう?楽しいわよ?女も広い世界を見るべきよ!
マーリンは細やかな事に気がつくから、そうね、今から宿題を出しとくから!領地繁栄のお手伝いをして欲しいの、その為に何をすればいいかじーっくり考えていて」
「領地?ブルーバード家は領地もっていたの?」
「ああ、うちでは無くコンサルタントよ」
「?」
「農作物の育たない土地とか寒い時期の領民の収入をどうにかしたいって相談されたんだけど領地経営なんてしたことないでしょう?
まぁ、そんなに困っている領地ではないらしいんだけど 活気が欲しいらしいのよ」
「それならお姉様、領地規模の案では無いのですが、前に料理長のお菓子が美味しくて、ブルーバードの家紋を付けて売ったらいいのにって思ったことがあったのですが、日持ちしないものはお土産に向かないとあって諦めたのです、この間鮮度が保存できる魔法がこの国にはあると聞いて それ次第ではお土産の幅が広がって やれる事が増えると思うのですが」
「う~ん、お土産の保存魔法 出来そうな人がいるから聞いてみるわ、
うん、面白いわね、それが出来たら自慢の味が遠くまで届けることができるもの、そして家紋入り、いいかもしれないわね?特別な感じがして、ああ こうしては居られない早速行ってくるわ」
「ええ?お姉様今来たばかりなのに、せめてお父様やお母様に会って行って!」
「ああ、あの人達なら今度で大丈夫よ」
そう言ってすぐに出て行ってしまった
それをお母様に伝えると、
「本当にあの子は仕事が好きなのよね」と笑っていた
それから程なくして、マーリンに女の子が産まれた それはそれは、マーリンにそっくりな可愛い女の子だと、家族みんなでマーリンがマーリンを産んだみたいと大喜びをした。
名前はララ.ブルーバードとお父様が名付けてくれた、とても可愛いピッタリの名前だと思う
ララはすくすくと育ち、もうすぐ2歳になる
庭で遊び疲れて東屋の椅子に座るマーリンの膝の上で眠ってしまったララの頭をなでていると、いつの間に来たのかリンダお姉様が口の前に人差し指を立てて、小声で「少し話しがあるの、合わせたい人もいて応接室にいるから 来てくれる?」
子守りのメイドと一緒にララを部屋のベッドに眠らせた、
身だしなみを整えて応接室にいくと、そこにはリンダお姉様と、銀髪碧眼の精悍な顔立ちの男性がソファに向かいあって座っていた
リンダお姉様のパートナーの方かしら?
結婚するから紹介してくれるのかな?
そんな風に思いながら、
「リンダお姉様お待たせしました」と声をかけた
「突然来た上に急がせてごめんなさいね、ララは大丈夫だった?」
「ええ、もうぐっすりでしたわ」
「それは良かったわ、 それでね、こちらの方を紹介するわね、 ザイオン.シールズ公爵様よ、この国一の魔術士なの」
「挨拶が遅くなり申し訳ありません、マーリン.ブルーバードです、よろしくお願いします」
「いいのよ、そんなに畏まらなくても、こっちが勝手に来たんだから」
「もう、お姉様やめてください、公爵様に失礼です」
「リンダの妹は常識の有る人で安心したよ、はじめまして、ザイオン.シールズだよろしく 突然来て申し訳なかった」
「いいえ、どうぞお気になさらず 」
「以前、保存魔法の事をリンダに相談されていてね、その時は忙しくて2年も待たせてしまって 詳しくどんな形の物が必要か聞きたくてね」
「そうなんですね えっと、例えばですが、ひと月鮮度を変わらず保ちたいとして、封を開けるまでひと月は鮮度を保っていられる 開けてしまったらそこからは通常通りでいいので・・ーーーー」
そんな感じでシールズ公爵とは何度も話したり
試作してみたりで、思うものが作れるようになり商品開発に協力が出来た
あっという間に一年が過ぎ、ララは3歳になり
可愛いさかりになった
そうして、忙しくも平穏な日々を過ごしていると、いつのまにかリンダお姉様では無く私がシールズ公爵とお付き合いしていると噂されるようになっていた。
プラテナ王国には私達家族だけでは無く、ブルーバード商会に勤めている者達も、何人か来るそうだプラテナ王国の中にも店や事務所は既にあるが本店を移動して来たので建物も大きく構えることになるそうだ
マーリンは無事出産を終えるまでは、手伝いに出るなと言われている
有り難く甘えさせてもらおう、体が落ち着いたらバリバリ働こうと思う
お腹も大分大きくなった頃、私の姉のリンダが実家の場所が変わったのねー、と行って帰ってきた 私の事は全て知った上で何も聞かないでくれた
「出産後落ちついたら、一緒に働きましょう?楽しいわよ?女も広い世界を見るべきよ!
マーリンは細やかな事に気がつくから、そうね、今から宿題を出しとくから!領地繁栄のお手伝いをして欲しいの、その為に何をすればいいかじーっくり考えていて」
「領地?ブルーバード家は領地もっていたの?」
「ああ、うちでは無くコンサルタントよ」
「?」
「農作物の育たない土地とか寒い時期の領民の収入をどうにかしたいって相談されたんだけど領地経営なんてしたことないでしょう?
まぁ、そんなに困っている領地ではないらしいんだけど 活気が欲しいらしいのよ」
「それならお姉様、領地規模の案では無いのですが、前に料理長のお菓子が美味しくて、ブルーバードの家紋を付けて売ったらいいのにって思ったことがあったのですが、日持ちしないものはお土産に向かないとあって諦めたのです、この間鮮度が保存できる魔法がこの国にはあると聞いて それ次第ではお土産の幅が広がって やれる事が増えると思うのですが」
「う~ん、お土産の保存魔法 出来そうな人がいるから聞いてみるわ、
うん、面白いわね、それが出来たら自慢の味が遠くまで届けることができるもの、そして家紋入り、いいかもしれないわね?特別な感じがして、ああ こうしては居られない早速行ってくるわ」
「ええ?お姉様今来たばかりなのに、せめてお父様やお母様に会って行って!」
「ああ、あの人達なら今度で大丈夫よ」
そう言ってすぐに出て行ってしまった
それをお母様に伝えると、
「本当にあの子は仕事が好きなのよね」と笑っていた
それから程なくして、マーリンに女の子が産まれた それはそれは、マーリンにそっくりな可愛い女の子だと、家族みんなでマーリンがマーリンを産んだみたいと大喜びをした。
名前はララ.ブルーバードとお父様が名付けてくれた、とても可愛いピッタリの名前だと思う
ララはすくすくと育ち、もうすぐ2歳になる
庭で遊び疲れて東屋の椅子に座るマーリンの膝の上で眠ってしまったララの頭をなでていると、いつの間に来たのかリンダお姉様が口の前に人差し指を立てて、小声で「少し話しがあるの、合わせたい人もいて応接室にいるから 来てくれる?」
子守りのメイドと一緒にララを部屋のベッドに眠らせた、
身だしなみを整えて応接室にいくと、そこにはリンダお姉様と、銀髪碧眼の精悍な顔立ちの男性がソファに向かいあって座っていた
リンダお姉様のパートナーの方かしら?
結婚するから紹介してくれるのかな?
そんな風に思いながら、
「リンダお姉様お待たせしました」と声をかけた
「突然来た上に急がせてごめんなさいね、ララは大丈夫だった?」
「ええ、もうぐっすりでしたわ」
「それは良かったわ、 それでね、こちらの方を紹介するわね、 ザイオン.シールズ公爵様よ、この国一の魔術士なの」
「挨拶が遅くなり申し訳ありません、マーリン.ブルーバードです、よろしくお願いします」
「いいのよ、そんなに畏まらなくても、こっちが勝手に来たんだから」
「もう、お姉様やめてください、公爵様に失礼です」
「リンダの妹は常識の有る人で安心したよ、はじめまして、ザイオン.シールズだよろしく 突然来て申し訳なかった」
「いいえ、どうぞお気になさらず 」
「以前、保存魔法の事をリンダに相談されていてね、その時は忙しくて2年も待たせてしまって 詳しくどんな形の物が必要か聞きたくてね」
「そうなんですね えっと、例えばですが、ひと月鮮度を変わらず保ちたいとして、封を開けるまでひと月は鮮度を保っていられる 開けてしまったらそこからは通常通りでいいので・・ーーーー」
そんな感じでシールズ公爵とは何度も話したり
試作してみたりで、思うものが作れるようになり商品開発に協力が出来た
あっという間に一年が過ぎ、ララは3歳になり
可愛いさかりになった
そうして、忙しくも平穏な日々を過ごしていると、いつのまにかリンダお姉様では無く私がシールズ公爵とお付き合いしていると噂されるようになっていた。
105
あなたにおすすめの小説
冷たかった夫が別人のように豹変した
京佳
恋愛
常に無表情で表情を崩さない事で有名な公爵子息ジョゼフと政略結婚で結ばれた妻ケイティ。義務的に初夜を終わらせたジョゼフはその後ケイティに触れる事は無くなった。自分に無関心なジョゼフとの結婚生活に寂しさと不満を感じながらも簡単に離縁出来ないしがらみにケイティは全てを諦めていた。そんなある時、公爵家の裏庭に弱った雄猫が迷い込みケイティはその猫を保護して飼うことにした。
ざまぁ。ゆるゆる設定
(完結)婚約者の勇者に忘れられた王女様――行方不明になった勇者は妻と子供を伴い戻って来た
青空一夏
恋愛
私はジョージア王国の王女でレイラ・ジョージア。護衛騎士のアルフィーは私の憧れの男性だった。彼はローガンナ男爵家の三男で到底私とは結婚できる身分ではない。
それでも私は彼にお嫁さんにしてほしいと告白し勇者になってくれるようにお願いした。勇者は望めば王女とも婚姻できるからだ。
彼は私の為に勇者になり私と婚約。その後、魔物討伐に向かった。
ところが彼は行方不明となりおよそ2年後やっと戻って来た。しかし、彼の横には子供を抱いた見知らぬ女性が立っており・・・・・・
ハッピーエンドではない悲恋になるかもしれません。もやもやエンドの追記あり。ちょっとしたざまぁになっています。
今、婚約破棄宣言した2人に聞きたいことがある!
白雪なこ
恋愛
学園の卒業と成人を祝うパーティ会場に響く、婚約破棄宣言。
婚約破棄された貴族令嬢は現れないが、代わりにパーティの主催者が、婚約破棄を宣言した貴族令息とその恋人という当事者の2名と話をし出した。
殿下の婚約者は、記憶喪失です。
有沢真尋
恋愛
王太子の婚約者である公爵令嬢アメリアは、いつも微笑みの影に疲労を蓄えているように見えた。
王太子リチャードは、アメリアがその献身を止めたら烈火の如く怒り狂うのは想像に難くない。自分の行動にアメリアが口を出すのも絶対に許さない。たとえば結婚前に派手な女遊びはやめて欲しい、という願いでさえも。
たとえ王太子妃になれるとしても、幸せとは無縁そうに見えたアメリア。
彼女は高熱にうなされた後、すべてを忘れてしまっていた。
※ざまあ要素はありません。
※表紙はかんたん表紙メーカーさま
旦那さまは私のために嘘をつく
小蔦あおい
恋愛
声と記憶をなくしたシェリルには魔法使いの旦那さまがいる。霧が深い渓谷の間に浮かぶ小さな島でシェリルは旦那さまに愛されて幸せに暮らしていた。しかし、とある新聞記事をきっかけに旦那さまの様子がおかしくなっていっていく。彼の書斎から怪しい手紙を見つけたシェリルは、旦那さまが自分を利用していることを知ってしまって……。
記憶も声もなくした少女と、彼女を幸せにするために嘘で包み込もうとする魔法使いのお話。
この罰は永遠に
豆狸
恋愛
「オードリー、そなたはいつも私達を見ているが、一体なにが楽しいんだ?」
「クロード様の黄金色の髪が光を浴びて、キラキラ輝いているのを見るのが好きなのです」
「……ふうん」
その灰色の瞳には、いつもクロードが映っていた。
なろう様でも公開中です。
記憶がないなら私は……
しがと
恋愛
ずっと好きでようやく付き合えた彼が記憶を無くしてしまった。しかも私のことだけ。そして彼は以前好きだった女性に私の目の前で抱きついてしまう。もう諦めなければいけない、と彼のことを忘れる決意をしたが……。 *全4話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる