あの素晴らしい愛をもう一度

仏白目

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キアラを預かってから一週間、
ジャスミン伯爵家にだいぶ慣れたようで
朝食が終わるとマアサと庭に出て、遊ぶようになった、

今日は教会のバザーの日
料理長は子供達に食べさせるサンドイッチを沢山作ってくれた
私やメイド達からは刺繍いりのハンカチを1人3枚は作ってくれたのでまとまった数が用意できた。 

キアラも連れて行こうと庭に出ると

「うん、しょなの マアサ しょこなの」

「ここ?」

「うん しょこ!」

何やら捕まえようとしているみたい?
黙って見ていると 

キアラが両手を構えて黄色い薔薇の花を
両手でパンッと叩くと「あっ」
と言って何かを目で追っている 

キラキラした光が私に近づいてきたので
手の平を前にだすと光が私の手の上に
乗った

「マアサ何をしていたの?」

「セレス様 私には何か分からないのですが、何か捕まえようとしてるみたいで」

キアラに手を差し出して「コレっ?」
と見せると、

「しょうなの!チラチラした虫さん!」

「あっ いっぱいいゆの!」

そういって花が咲いてる場所を指さしてから私に目をむける

「セレしゃまのちょこ、いっぱいいゆの」

セレしゃま? 私を指さしてぐるーっと周りを指さす、

「セレしゃま?・・って   私?」

キアラが頷く、
「セレしゃまチラチラ いっぱい」

「キアラは見えるのね?キラキラの正体が」

キアラの前に前屈みになり話しかけた時、
前から掬い上げるような強風が吹いた

私の前にいたキアラは驚いて私に抱きつき
自然と私はキアラを抱きあげた、


何故か、私は胸が一杯になり涙が頬をつたう 

理屈ではない 感覚に訴えかける何かに感動している自分がいた 

目の前に広がる景色は花々が咲き乱れている 
突然成長を始めて咲き乱れてそこで止まった 
キラキラと光る  虫の様な羽を付けた小さなかわいい子供達が目の前に沢山浮かんでいる 

「あなた達だったの?あのキラキラは?」

「チラチラ いっぱいなの!」

 
キラキラした羽の子達は嬉しそうに私達の周りをくるくると飛んで、パッと消えた



花が咲き乱れる様を目の前でみたマアサは
目を見開いて固まっている
「セレス様!これはいったい・・・」

「ふふふ ナイショよ!」
「ないちょよ」

マアサが呆気に取られているのをみて
キアラと2人で笑った

見える者にしかわからない、見えない者には話してはならないと、そんな気がした

きっとこれは偶然では無く必然、
キアラとは出会うべくして出会った


「ずいぶんと複雑な関係で出会ってしまったわね、私達」

「?」


私はキアラを抱っこしながら聞いて見る、



「キアラ うちの子になる?」



キアラはニッコリ笑って 頷いた





                               
         







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