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高校生編 6月
テスト結果
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テストが全教科終わった翌週の月曜日。
朝から学校全体がざわついていた。
どうしたんだろう・・・
1人首を傾げている私に、親切にも教えてくれる人がいた。
「ひょっとして桐谷さん、忘れてた?今日、テスト結果の張り出し日。」
「え・・・?ああ!そっか。」
「忘れられるほど余裕、だったのかな?」
苦笑してこちらを見ているのは白川奏矢(しろかわそうし)くん。
隣のクラスの彼となぜ私が今話しているかろ言うと・・・学級委員長同士で連絡事項の確認をしていたのだ。
「桐谷さん、まだ見に行ってないのならさ、僕と一緒にこれから見に行かない?」
「あ、うん。そうしようかな?」
そのまま2人で一緒に張り出しが行われている場所へ行く。
近づけば近づくほど人が増えて、目が回りそうになる。
せめて学年ごとに掲示の場所を変えてほしかった・・・
全校生徒が集まってるから、おしあいへしあい、大変だ・・・
「ほら、桐谷さん、こっち。」
そう言って白川くんは、ナチュラルに私の手を握った。
「っ・・・」
白川くんが私を気遣って手をつないでくれたのだとはわかるものの、ちょっとドキドキしてしまったのはしょうがないことだと思う。
白川くんのイメージはさわやかイケメンだけど・・・
紳士だな・・・とも思う。
「あ、あった・・・って、すごいね!桐谷さん!僕、あんな点数初めて見た・・・」
白川くんの声にハッとして張り紙に視線を移す。
『1位 桐谷 蒼来 900点
2位 朱雲 蒼羽 866点
3位 白川 奏矢 863点
・
・
・ 』
900点・・・全教科満点か。
まあ、予想通り、かな?
トップ10をキープできたことにひとまず安心して、ほっと胸をなでおろした。
「白川くんも3位!すごいよ!」
「全教科満点の1位に言われてもな・・・」
「でも、すごいものはすごい。」
よく見ると4位以下とは大分点数が離れているし。
863点ってことは、1教科平均95点くらいだよね?
十分すごいと思う。
それから・・・
蒼羽くん・・・
2位、かあ・・・
やっぱり、頭いいんだね・・・
自分の名前ではなく、弟の名前をぼんやりと見つめていたら、どこからか敵意のこもった強い視線を感じた。
振り返って視線の主を探すと、そこにいたのはついさっきまで眺めていた名前の人物。
蒼羽くんだった。
カイお兄ちゃんとおそろいの、きれいな蒼の瞳に敵意をにじませて私を睨みつけていた。
私が振り向いたのに気づくと、ツカツカと私に近寄ってくる。
あれだけおしあいしていた人たちも、彼のオーラに気圧されたのかザザザッと道を開けていく。
私の正面に立った蒼羽くん。
私よりも頭一つ分背が高いので、見上げなければならない。
周囲の人も、私たちに注目し始めている。
白川くんも私たちを見比べ、怪訝そうな顔をした。
蒼羽くんがゆっくりと口を開く。
「僕はお前なんか認めない。お前なんか、大っ嫌いだ。」
吐き捨てるようにそう言われ、私は目を瞬かせた。
・・・あれ、どうしよう・・・
けっこう、心にダメージが・・・
もう、傷つかないようにしたはずだったのにな。
やっぱり肉親ともなると、きついか。
大嫌いって言われた。
私、なんかしたっけ?
考えても出てこない。
うー、弟から嫌われるのは嫌だ。
フリーズした私を憎々し気に見下ろした蒼羽くんは、最後に一言。
「邪魔。退いて。」
氷のように冷たい声でそう言ったのだった。
・・・心のダメージケア、求めます。
朝から学校全体がざわついていた。
どうしたんだろう・・・
1人首を傾げている私に、親切にも教えてくれる人がいた。
「ひょっとして桐谷さん、忘れてた?今日、テスト結果の張り出し日。」
「え・・・?ああ!そっか。」
「忘れられるほど余裕、だったのかな?」
苦笑してこちらを見ているのは白川奏矢(しろかわそうし)くん。
隣のクラスの彼となぜ私が今話しているかろ言うと・・・学級委員長同士で連絡事項の確認をしていたのだ。
「桐谷さん、まだ見に行ってないのならさ、僕と一緒にこれから見に行かない?」
「あ、うん。そうしようかな?」
そのまま2人で一緒に張り出しが行われている場所へ行く。
近づけば近づくほど人が増えて、目が回りそうになる。
せめて学年ごとに掲示の場所を変えてほしかった・・・
全校生徒が集まってるから、おしあいへしあい、大変だ・・・
「ほら、桐谷さん、こっち。」
そう言って白川くんは、ナチュラルに私の手を握った。
「っ・・・」
白川くんが私を気遣って手をつないでくれたのだとはわかるものの、ちょっとドキドキしてしまったのはしょうがないことだと思う。
白川くんのイメージはさわやかイケメンだけど・・・
紳士だな・・・とも思う。
「あ、あった・・・って、すごいね!桐谷さん!僕、あんな点数初めて見た・・・」
白川くんの声にハッとして張り紙に視線を移す。
『1位 桐谷 蒼来 900点
2位 朱雲 蒼羽 866点
3位 白川 奏矢 863点
・
・
・ 』
900点・・・全教科満点か。
まあ、予想通り、かな?
トップ10をキープできたことにひとまず安心して、ほっと胸をなでおろした。
「白川くんも3位!すごいよ!」
「全教科満点の1位に言われてもな・・・」
「でも、すごいものはすごい。」
よく見ると4位以下とは大分点数が離れているし。
863点ってことは、1教科平均95点くらいだよね?
十分すごいと思う。
それから・・・
蒼羽くん・・・
2位、かあ・・・
やっぱり、頭いいんだね・・・
自分の名前ではなく、弟の名前をぼんやりと見つめていたら、どこからか敵意のこもった強い視線を感じた。
振り返って視線の主を探すと、そこにいたのはついさっきまで眺めていた名前の人物。
蒼羽くんだった。
カイお兄ちゃんとおそろいの、きれいな蒼の瞳に敵意をにじませて私を睨みつけていた。
私が振り向いたのに気づくと、ツカツカと私に近寄ってくる。
あれだけおしあいしていた人たちも、彼のオーラに気圧されたのかザザザッと道を開けていく。
私の正面に立った蒼羽くん。
私よりも頭一つ分背が高いので、見上げなければならない。
周囲の人も、私たちに注目し始めている。
白川くんも私たちを見比べ、怪訝そうな顔をした。
蒼羽くんがゆっくりと口を開く。
「僕はお前なんか認めない。お前なんか、大っ嫌いだ。」
吐き捨てるようにそう言われ、私は目を瞬かせた。
・・・あれ、どうしよう・・・
けっこう、心にダメージが・・・
もう、傷つかないようにしたはずだったのにな。
やっぱり肉親ともなると、きついか。
大嫌いって言われた。
私、なんかしたっけ?
考えても出てこない。
うー、弟から嫌われるのは嫌だ。
フリーズした私を憎々し気に見下ろした蒼羽くんは、最後に一言。
「邪魔。退いて。」
氷のように冷たい声でそう言ったのだった。
・・・心のダメージケア、求めます。
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