【完結】【R18BL】極上オメガ、前世の恋人2人に今世も溺愛されています

ちゃっぷす

文字の大きさ
31 / 106
18歳の秋 同棲生活(書き下ろし)

引っ越し

しおりを挟む
「どうしたケーゴぉぉぉぉ!!!」

バァンと音を立てながら、スルトが僕の部屋のドアを開ける。あとからピーターも駆けつけて来てくれた。僕はホッとして二人に助けを求めた。

「スルト!ピーター!聞いてよエドガーがね!外から丸見えのここでえっちなことしたいって言ってきかないんだ!夜景に向かって射精させてあげるねとかめちゃくちゃ気持ち悪い口説き文句言ってくるんだけどどう思う?!」

「エドガー…」

「エドガー様…」

スルトとピーターがため息をついて首を振る。あ、よかったこの二人は正常だ。

「お前は天才か…?」

「……」

「……」

訂正、正常なのはピーターだけでした。

「ピータァァァァっ!!助けてぇぇっ!!変態がひとり増えたぁぁぁっ!!!」

「ケイゴ!今助けるからな!」

「ピーター、動画撮ってくれる?」

「あっ、はい!」

「即落ち2コマ!!この裏切り者めがクソがぁぁっ!!」

「なにを喚いているんだおまえは。ここはただのお前の部屋だろう。部屋の中でセックスをしてなにがおかしいんだまったく。…ピーター、あとでいいから望遠鏡を持ってあそこのビルへ行ってくれないか。そこからケーゴの姿が目視できるか確認してきてくれ。目視できたらそれを動画におさめてほしい」

「分かりました!」

「全部自分で答え言っちゃってんじゃん!!そういうことだよ!!僕が喚いてる理由はぁ!!」

「心配するな。お前のものは小さいから望遠鏡でも映らんさ」

「息を吐くように失礼なことを言うんじゃありません!!」

「ほらケーゴ。窓に手をついて。お尻だして」

「ひぅっ…」

ばか力の二人に無理矢理窓に手を突かされる。あああめっちゃきれいな夜景…。でもなんで僕この部屋選んじゃったんだろう…。

「んんんっ…!!」

エドガーのものがゆっくりと中に差し込まれる。エドガーが動くたびに、気持ち良くてだんだんと頭がとろけてきてしまう。

「あっ…あぁ…っ」

「ケーゴ」

「ん…」

スルトに唇を奪われ、激しく僕の口の中を掻きまわす。僕の部屋にいやらしい音が響いてる。恥ずかしい…っ。長いキスをしたあと、ゆっくりとスルトが顔を離す。紅潮してるスルトが満足げにニッと笑った。

「ケーゴ。窓を見てみろ」

「んぇ…?」

言われるがまま窓を見ると、反射して映ってる僕の顔が見えた。目がとろんとして情けない顔になってる。

「や…」

顔を背けようとしたらエドガーに勢いよく奥まで突かれた。

「んぁぁっ!…あっ、エドガー…っ!やっ、はげしっ…!あぁっ、あっ!」

「窓に映ってるケーゴの顔、僕にも見えてるよ。気持ちよさそうで嬉しいな」

「やっ!見ないでっ…はずかしいからぁっ…!」

「何を言ってるんだ。お前のそんな顔、俺たちはいつも見ている。今さら恥ずかしがる必要などないだろう」

スルトはそう言いながら僕のかたくなったものを手で刺激した。

「あっ、あぁっ…!やめてスルトっ…あっ、んんっ…!出ちゃうっ…!」

「んっ…!」

絶頂のときに締め付けてしまったのか、僕の射精とほぼ同時にエドガーも僕の中へ熱いものを注ぎ込んだ。僕の精液は窓に飛び散ってる。なにこれ恥ずかしすぎるでしょ…。

「うぅぅ…新居もう汚しちゃったじゃんかぁ…。二人のばか…」

「ごめんね。ちょっと昂っちゃった。ここまでするつもりなかったんだけど…」

「すまんなケーゴ。俺も休憩してからしようと思っていたんだが」

「もう…」

「悪いがもう我慢できん。早速新しいベッドでセックスしようではないか」

「はっ?」

「そうだね。お風呂はそのあとでいいし。お風呂入ってからゆっくりお酒飲みながら美味しいご飯食べよう。お寿司用意してるから」

「えっ、お寿司今食べたい…」

「あとでだ」

「あとでね」

「お寿司ぃぃぃっ…!あっ…、あぁぁっ…!」

結局その日、僕はお寿司を食べることができなかった。自分の家に僕が引っ越したことが嬉しすぎて興奮しっぱなしのエドガーと、通常運転で興奮しっぱなしのスルトが僕を離してくれるわけもなく、二人は空が明らむまでかわるがわる僕を抱き続けた。

どうしようもない絶倫二人の相手は大変だったけど、満足して幸せそうに寝息を立てている二人を見るのは、どうでもよくなっちゃうくらいしあわせだった。これから毎日見れるんだ。嬉しいけど僕のおしりがちょっと心配。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

見ぃつけた。

茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは… 他サイトにも公開しています

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

処理中です...