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18歳の秋 同棲生活(書き下ろし)

性癖に難ありのエドガーさん

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「じゃ、ベッドに座って」

「うん」

ベッドに座った僕の向かいにデスクチェアを置いてエドガーが座った。この医者かっこよすぎて直視できないんだけど。

「今日はどうされましたか?」

「えーっと、おなかがいたくて」

「なるほど。では聴診器当てますので服を上げてください」

「はい…」

僕はのろのろとTシャツを胸まで上げた。おなかにエドガーが聴診器を当てる。

「つめたっ」

「うわー、ケーゴの内臓の音が聞こえる…」

「え、それ本物の聴診器なんですか?」

「本物だよ。どうせするなら本物でやりたいでしょ?」

「執念がすごい」

ピト、ピト、と聴診器が僕の体に触れる。冷たくて毎回ピクってなってしまう。

「んっ」

「……」

こいつ…。聴診器の端で乳首カリッてしたぁ…。…って、え!?この医者もうすでにズボンパンッパンなんですけど!!乳首カリッてしただけでこんな勃起する?!こわぁー…。

「心拍数が高いですね」

「自分の心拍数も測ってみて?たぶんやばいと思いますよ」

「では次は口の中見ますね。あーんしてください」

「あーん」

口を開くとエドガーが中に指を2本突っ込んだ。

「ふぁっ?!」

「舐めてください」

「えおあー…」

「舐めて?」

「~~~…」

だめだ。完全に変態スイッチ入ってるなこれ。満足しないと終わらないやつだ。
僕は口を閉じてエドガーの指を舐めた。指が舌や上あご、内頬を撫でる。なにこれぇ…。
満足したのかエドガーが指を抜き、にっこりした。

「はい、ありがとうございます」

「ぷはっ」

「ではもう一度口を開けて」

「?」

「口を開けたまま上を向いてください」

「???」

僕はわけが分からないまま言われた通り上を向いた。エドガーが僕の前に立ち覗き込む。顔を近づけたからキスをするのかと思って僕は目を瞑った。

「……」

「……」

「…?!」

なに?!なんか口の中にあったかい液体入ってきたんだけど!!慌てて目を開けると目の前には変わらずクソイケメンな顔面がある。エドガーも口を開けてる。舌を出して、先から唾液の雫がまた僕の口の中に落ちた。

「うわぁぁぁあぁっ!!!」

「どうしたんですか急に大声をあげて」

「どうしたじゃないよ!!何してんの?!」

「僕の唾液には喉の痛みを和らげる成分が入っているので」

「いやいやいやそんな唾液あってたまるか!!っていうか僕おなか痛いって言ったよね?!なんで喉の痛みを和らげてんだよふざけんな!!」

「あーあー、そんな大声で叫ぶとまた喉が痛くなりますよ」

「だから僕は喉痛いなんて一言もむぐぅっ!」

騒いでる僕を黙らせるためか、エドガーがキスをして僕の口を塞ぐ。唾液をたっぷり含んだ舌が僕の中をかきまわす。エドガーのキスに、あっという間に力が抜けてしまった。ぐう…悔しい…。キスうますぎるんだよ…。

「は…ぁ…」

糸を引きながらエドガーが口を離した。すっかり大人しくなった僕を見て満足そうな笑みを浮かべてる。指で頬をなぞったあと、エドガーはシャツの中に手を差し込んだ。

「それで?おなかがいたいんでしたっけ」

「はい…」

「診てみますね」

「……」

エドガーの手が僕のおなかをさする。触り方がなんだかいやらしい。しばらく撫でまわしたあと、エドガーは「なるほど」と言って診断結果を伝えた。

「これはまずいですね。いますぐ治療をしないと」

「治療…?」

「このあたりが痛いんでしょう?」

エドガーはへその下あたりを抑えながらそう言った。僕は適当に頷いて話を合わせる。

「あ、はい…」

「おそらく前立腺が原因です」

「ぜんりっ…」

来た。ここからセックスの流れだ。お注射打ちますねーとか言いながらちんこつっこまれるやつだ。どきどきしてきた。……めちゃくちゃ楽しんでんじゃん僕…。もうエドガーのこと変態とか言えない…。

「治療しましょうか?」

「は、い…」

「分かりました。ではズボンと下着を脱いでください」

「……」

僕は顔を赤らめながらズボンとパンツを脱いだ。エドガーは引き出しを開けて細長い箱とお試し用シャンプーみたいなものを取り出してる。え、なんですかそれ…。

「…エドガー…?」

「従順なケーゴはかわいいね。僕とセックスしたくて仕方がなさそう」

「っ…!そんなことないしぃ!」

「そう。だったらもう少し我慢してね。まだ治療が終わってないんだから」

あれっ、治療ってセックスのことじゃなかったの?!うわー僕の方が変態じゃん恥ずかしい…。

「そんな顔を真っ赤にして。はい、体楽にしてね。脚広げて」

「エドガー…、手に持ってるの、それなに…?」

「ん?カテーテルだよ」

「……」

「これで前立腺を直接刺激しておなか痛いの治してあげるね」

「待って。え?うそだよねエドガー」

「うそじゃないよ」

「それどこに突っ込む気?」

「ケーゴ。カテーテルを差し込むところなんて一か所しかないでしょ?」

「ってことは…」

「うん。尿道」

「にょ…」

「大丈夫だよ痛くないから。ちゃんと医療用だし、シリコン製で一番痛くないサイズのものを選んだから。尿道バイブなんて危険なもの、ケーゴに使うなんて考えられないからね。痛くないし、ちゃんと気持ち良くしてあげる」

「……」

うん。やっぱり僕の変態さ程度では到底エドガーに敵わなかったわ。
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