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20歳の冬 就活(※)
キャンパスライフ
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「何を言っているんだケーゴ。早く席に着くぞ」
「ちょっ、ちょっと待てよ!」
「ん?」
席につこうとした僕たちに、またさっきの生徒が食い掛ってくる。しつこすぎない?
「け、ケイゴくん、あのさ。毎回同じ相手だと飽きてこない?せっかくΩなんだから、もっと性生活楽しんだ方が良いんじゃない?ほら、他のΩの子たちも恋人いたって別のやつらと寝てるじゃん。Ωはそれが普通なんだからさ。ケイゴくんもしようよ、な?俺、いつでもあいてるよ?」
「あ、ごめんなさい。この3人で充分間に合ってます。飽きるとかないんで」
長年付き合ってるけどエドガーとスルトのやることは毎度びっくりすることばっかりの性癖歪んだ人たちなんでまじで飽きないです。むしろこれ以上相手増やしたら僕のケツは死にます。
「えっ、今3人って言った…?」
「じゃ、じゃあ秀汰くんも圭吾くんと…?!」
「てことは圭吾くんって3人と付き合ってるの?!」
「でも婚約指輪は彗斗くんと暎弥くんしかしてないよ?!」
「どどどどういう関係性?!」
やば、失言した…?みんな戸惑いを隠せてない。ちがうんですピーターとは前戯までで、なんてことを言うのもめんどくさかったから黙ってたけど。
しつこかった生徒もやっと諦めてくれたようで、舌打ちをして僕たちからすこし離れた席に座った。
僕たちのまわりに座ってる子がくんくん匂いを嗅いで「あっ、やべ、勃っちまったー…」とこぼしてるのが聞こえた。
授業がはじまり、僕は先生と話を肘をつきながら聞いていた。この先生の授業すっごい眠い。落ちてくる瞼を必死で持ち上げてもせいぜい半目にしかならない。いつの間にか僕は夢の中にいた。
夢の中でエドガーとキスしてる。エドガーの笑顔、すきだなあ。スルトも僕のほっぺにキスしてる。大きな手が僕のものを握った…。きもちい…。
「ん…っ、あっ…」
ハッと目が覚めた。あっぶなー…授業中にえろい夢見ちゃってたよ…。って…え?
「あ、目が覚めた?」
「おいケーゴ。授業中に寝たらだめだろう」
いやいやいや待って?こいつらいつの間にか僕の貞操帯開錠してやがる…!貞操帯が外れた僕のかたくなったものをスルトが握ってしごいてる。
「ちょっ!なにしてるの?!いま授業中ですよ?!」
「授業中に居眠りなんてしているから、眠気覚まししてやっているんだろう」
何を当り前なことを聞いてるんだ?みたいな顔をしてこっちを見るスルト。とうとう脳みそ溶けた?
「ばかじゃないの?!手を離してくださいっ!んっ…」
エドガーの顎をクイと持ち上げられキスされる。舌が中に入ってくる。
「ん…ふぁ…」
「キスしたら一瞬でとろんとなったよ。かわいいなケーゴは」
「んっ…ほんと、っ、やめてくださいっ…みんな見てますからっ…!」
僕の近くにいる生徒たちは、夢中になって僕たちを見ている。女性陣はスマホをこちらに向けてるし、男性陣は机の下で自分のものをいじってるように見える。授業前に僕たちに絡んできた生徒も、こっちを凝視しながら必死で手を動かしてる。
「スルトっ…それ以上やったら出ちゃうから…っ」
「出せばいいじゃないか」
「あほなのっ?いいわけないよね?」
「こうしたらいい」
スルトは机の下で僕のものを咥えた。まわりの女子が「キャーーー!」と興奮しきった声をあげてる。
「エリートαが…!Ωのおちんちん咥えた…!」
「ほんとにいつも3人でしてるんだ…。βとキスしながらαにおちんこしゃぶらせてるよ圭吾くん…つよ」
「圭吾くんのおちんちんはじめて見たよぉ…めっちゃかわいい…造形が美しい…芸術品じゃん…」
「てかまじで貞操帯してたんだ。噂には聞いてたけど、本当だったとは…」
「わたしも圭吾くんのおしゃぶりしたいよぉ…」
「圭吾くんの喘ぎ声めっちゃえろい…」
「やば…興奮しすぎて涙出てきた。もっと見せてほしい…致すところまで見たい…」
「あ、見て、圭吾くんのイクとこ見れるんじゃない…?!」
「やばいっ、あああ後ろ姿しか見えないのがもどかしい!」
スルトが指と舌でしつこく僕のものを刺激する。僕はスルトの髪を掴んで快感に耐えていた。…けど、限界は当然きてしまう。
「んっ…だ、だめっ…!出るっ…」
「ん"っ…!」
「スルト、僕にもちょうだい」
「ああ」
「えっ?!それここでもするの?!いい加減場をわきまえて?!」
僕の声は二人に届かず、二人は口移しで僕の精液を共有する。ついでに濃厚なキスをした。それでギャラリーはまた大喜び。
「ぎゃーーー!!そっちも?!そっちもしちゃうの?!」
「エリートαとエリートβの絡みもたまらんじゃん…」
「あの二人のキス、やたらとエロい」
「っていうかあれ、圭吾くんの精液を移し飲みしてる…?」
「なにそれ…なにそれ…天国ですかここは…?」
「この授業選択してよかったぁ…」
幸いにもかなり広い教室の片隅だったので、先生には気付かれていなかったと、思う。たぶん…。声もかなり抑えたし…。ば、ばれてないよね…?
ただ、生徒の間でこの出来事が言い広められてしまった。それからと言うものの、僕を狙っている人たちや、ただ僕たちの絡みを見たい人たちがこぞって僕たちのまわりの席を奪い合うことになる。
今回の一件で死ぬほど恥ずかしい思いをした僕は、今度同じことをしたら家を出ていくと脅した。それ以降、二人が授業中に僕に手を出すことはなくなった。その代わり就業ベルが鳴ったら即座にトイレに連れていかれることが多くなった。まあ、授業中にされるよりは、100倍まし…。
「ちょっ、ちょっと待てよ!」
「ん?」
席につこうとした僕たちに、またさっきの生徒が食い掛ってくる。しつこすぎない?
「け、ケイゴくん、あのさ。毎回同じ相手だと飽きてこない?せっかくΩなんだから、もっと性生活楽しんだ方が良いんじゃない?ほら、他のΩの子たちも恋人いたって別のやつらと寝てるじゃん。Ωはそれが普通なんだからさ。ケイゴくんもしようよ、な?俺、いつでもあいてるよ?」
「あ、ごめんなさい。この3人で充分間に合ってます。飽きるとかないんで」
長年付き合ってるけどエドガーとスルトのやることは毎度びっくりすることばっかりの性癖歪んだ人たちなんでまじで飽きないです。むしろこれ以上相手増やしたら僕のケツは死にます。
「えっ、今3人って言った…?」
「じゃ、じゃあ秀汰くんも圭吾くんと…?!」
「てことは圭吾くんって3人と付き合ってるの?!」
「でも婚約指輪は彗斗くんと暎弥くんしかしてないよ?!」
「どどどどういう関係性?!」
やば、失言した…?みんな戸惑いを隠せてない。ちがうんですピーターとは前戯までで、なんてことを言うのもめんどくさかったから黙ってたけど。
しつこかった生徒もやっと諦めてくれたようで、舌打ちをして僕たちからすこし離れた席に座った。
僕たちのまわりに座ってる子がくんくん匂いを嗅いで「あっ、やべ、勃っちまったー…」とこぼしてるのが聞こえた。
授業がはじまり、僕は先生と話を肘をつきながら聞いていた。この先生の授業すっごい眠い。落ちてくる瞼を必死で持ち上げてもせいぜい半目にしかならない。いつの間にか僕は夢の中にいた。
夢の中でエドガーとキスしてる。エドガーの笑顔、すきだなあ。スルトも僕のほっぺにキスしてる。大きな手が僕のものを握った…。きもちい…。
「ん…っ、あっ…」
ハッと目が覚めた。あっぶなー…授業中にえろい夢見ちゃってたよ…。って…え?
「あ、目が覚めた?」
「おいケーゴ。授業中に寝たらだめだろう」
いやいやいや待って?こいつらいつの間にか僕の貞操帯開錠してやがる…!貞操帯が外れた僕のかたくなったものをスルトが握ってしごいてる。
「ちょっ!なにしてるの?!いま授業中ですよ?!」
「授業中に居眠りなんてしているから、眠気覚まししてやっているんだろう」
何を当り前なことを聞いてるんだ?みたいな顔をしてこっちを見るスルト。とうとう脳みそ溶けた?
「ばかじゃないの?!手を離してくださいっ!んっ…」
エドガーの顎をクイと持ち上げられキスされる。舌が中に入ってくる。
「ん…ふぁ…」
「キスしたら一瞬でとろんとなったよ。かわいいなケーゴは」
「んっ…ほんと、っ、やめてくださいっ…みんな見てますからっ…!」
僕の近くにいる生徒たちは、夢中になって僕たちを見ている。女性陣はスマホをこちらに向けてるし、男性陣は机の下で自分のものをいじってるように見える。授業前に僕たちに絡んできた生徒も、こっちを凝視しながら必死で手を動かしてる。
「スルトっ…それ以上やったら出ちゃうから…っ」
「出せばいいじゃないか」
「あほなのっ?いいわけないよね?」
「こうしたらいい」
スルトは机の下で僕のものを咥えた。まわりの女子が「キャーーー!」と興奮しきった声をあげてる。
「エリートαが…!Ωのおちんちん咥えた…!」
「ほんとにいつも3人でしてるんだ…。βとキスしながらαにおちんこしゃぶらせてるよ圭吾くん…つよ」
「圭吾くんのおちんちんはじめて見たよぉ…めっちゃかわいい…造形が美しい…芸術品じゃん…」
「てかまじで貞操帯してたんだ。噂には聞いてたけど、本当だったとは…」
「わたしも圭吾くんのおしゃぶりしたいよぉ…」
「圭吾くんの喘ぎ声めっちゃえろい…」
「やば…興奮しすぎて涙出てきた。もっと見せてほしい…致すところまで見たい…」
「あ、見て、圭吾くんのイクとこ見れるんじゃない…?!」
「やばいっ、あああ後ろ姿しか見えないのがもどかしい!」
スルトが指と舌でしつこく僕のものを刺激する。僕はスルトの髪を掴んで快感に耐えていた。…けど、限界は当然きてしまう。
「んっ…だ、だめっ…!出るっ…」
「ん"っ…!」
「スルト、僕にもちょうだい」
「ああ」
「えっ?!それここでもするの?!いい加減場をわきまえて?!」
僕の声は二人に届かず、二人は口移しで僕の精液を共有する。ついでに濃厚なキスをした。それでギャラリーはまた大喜び。
「ぎゃーーー!!そっちも?!そっちもしちゃうの?!」
「エリートαとエリートβの絡みもたまらんじゃん…」
「あの二人のキス、やたらとエロい」
「っていうかあれ、圭吾くんの精液を移し飲みしてる…?」
「なにそれ…なにそれ…天国ですかここは…?」
「この授業選択してよかったぁ…」
幸いにもかなり広い教室の片隅だったので、先生には気付かれていなかったと、思う。たぶん…。声もかなり抑えたし…。ば、ばれてないよね…?
ただ、生徒の間でこの出来事が言い広められてしまった。それからと言うものの、僕を狙っている人たちや、ただ僕たちの絡みを見たい人たちがこぞって僕たちのまわりの席を奪い合うことになる。
今回の一件で死ぬほど恥ずかしい思いをした僕は、今度同じことをしたら家を出ていくと脅した。それ以降、二人が授業中に僕に手を出すことはなくなった。その代わり就業ベルが鳴ったら即座にトイレに連れていかれることが多くなった。まあ、授業中にされるよりは、100倍まし…。
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