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29話
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「〝儀式〟について、教えてもらえるか」
「……はい」
僕は一日に二度行われる儀式について、どのようなことをするのかや、なぜそのようなことをするのかを説明した。話を聞いている間、大公様は何度か首をひねっていた。
一通り話し終えても、大公様は依然首を傾げていた。
「ふむ……。抽象的な言葉ばかりで理解に苦しむ。一度やってみた方が早いな」
そう言って、大公様は立ち上がった。
「ナスト。具体的に、詳細に知りたい」
「は、はい」
「まず〝朝の儀式〟からだ。君は司祭の私室に行くと、まずどうするのだ」
「えっと、ベッドに腰掛けている司祭様の前でひざまずきます」
「ほう」
大公様がそばにあったベッドに座った。
「私が司祭だとして、君はどのようにひざまずく。やってみよ」
「は、はい。このようにです」
僕は大公様の脚を広げ、その間でひざまずいた。
「それで? 次はどうする」
「えっと……」
「やってみよ」
「た、大公様にでしょうか……?」
「そうだ」
「よ、よろしいのですか?」
「よい」
僕はためらいつつ、大公様のズボンに手を伸ばした。そして下着で覆われているペニスを、大公様に協力してもらい表に出す。
そのペニスに手を添え、舌先で舐めた。少しずつペニスが直立していく。膨らんだ亀頭を口に含むと、大公様が「ん……」と声を漏らした。
「……慣れておるな」
「はい。毎朝欠かさずおこなっておりますので。ですが――」
ペニスの先から体液が溢れている。僕はそれを舐めとり、根元まで咥え込もうとした。
「――大公様のペニスがとても大きいため、僕の口ではおさまりません」
「……」
急激にペニスが膨張した。僕は咥え込むのを諦め、根元を手で握り動かしながら、亀頭のくぼみを集中的に舌で刺激した。
「んっ……ナスト。出そうだ」
言葉を発せないため、僕は頷いた。より激しく手を動しているうちに、大公様のペニスから大量の精液が噴き出した。
精液を嚥下した僕に大公様は尋ねる。
「君はいつもそんなふうに……美味そうにペニスを咥えるのか」
「美味しそう……ですか? 意識したことはありませんが……ペニスを口の中に含むと、どこかホッとする感覚があります」
「それはなぜ?」
なぜ……。嘘だと分かっていながらも、いまだに僕は、精液を体内に入れると浄化されている気持ちになるからなのかもしれない。
そう答えると、大公様は僕に哀れみの目を向けた。
「……そうか。では、次は夜の儀式の手順を教えなさい」
「まず、儀式の前に、着衣したまま触れ合います」
「ほう。どのように」
「えっと……僕が司祭様の膝の上に乗り――」
「やってみなさい」
「は、はい……」
僕はおそるおそる大公様の膝に乗った。
「そして司祭様が、僕の体を撫でたり、接吻したりします」
「ふむ」
大公様が僕の腰に手を回した。何度かさすったあと、彼の手が僕の頬に添えられる。軽く引き寄せられ、大公様と唇が重なった。
「こうか?」
「は、はい。他にも、舌を絡め合ったりして――」
言い終える前に、大公様が再び僕の唇を奪った。大公様の舌が中に入ってくる。その動きに合わせ、僕も舌を絡めた。少し、ヴァルア様の感覚と似ている。
顔を離すと、大公様は「それで?」と尋ねた。
「それから、司祭様が金の輪を外し……」
大公様がキャソックのボタンを外し、ペニスを探る。そして、ほんの少し反応しているペニスから金の輪を外した。同時に下着もはだける。
「僕は服を脱ぎ、ベッドの上で――」
「どのようにか、やってみなさい」
僕は裸になり、ベッドの上で四つん這いになった。大公様に向かって尻を突き出すなんて、どうかしている。恐れ多くて体が小刻みに震えた。
大公様はそっと僕の尻に触れ、何度か撫でたあと、肛門に吸い付いた。
「た、大公様!?」
「司祭にこうされるのだろう? 君が言ったんだ」
「し、しかし! 僕の穢れた肛門なんかに、大公様が口を添えるなんてそんなこと……!!」
「かまわん。教会に隠された真実を知るためだ」
そうは言っても、さすがに大公様にこんなことをさせるのは、罪悪感で押しつぶされそうだ。
僕は名案を閃き、大声で叫んだ。
「ヴァルア様をお呼びください!!」
「……なに?」
「大公様に僕の醜い体を舐めさせるなんて恐れ多いこと、僕にはできません……!」
「わしにはさせられないのに、なぜヴァルアならよいのだ」
「ヴァルア様とは何度かこういったことをしたことがあります! 彼になら僕もあまり罪悪感を――あうっ!!」
突然尻に痛みが走り、最後まで言えなかった。じんじんする痛みの上に、大公様の手が載せられている。おそらく大公様が僕の尻を平手打ちしたのだろう。
「わしがする。よいな」
「で、でも……」
「ヴァルアはアリスを聴取中だと言っておろう。時間がないのだ。わしに気遣う必要はない」
「は、はい……」
ここまで言われてしまっては、大人しく従うしかない。
「……はい」
僕は一日に二度行われる儀式について、どのようなことをするのかや、なぜそのようなことをするのかを説明した。話を聞いている間、大公様は何度か首をひねっていた。
一通り話し終えても、大公様は依然首を傾げていた。
「ふむ……。抽象的な言葉ばかりで理解に苦しむ。一度やってみた方が早いな」
そう言って、大公様は立ち上がった。
「ナスト。具体的に、詳細に知りたい」
「は、はい」
「まず〝朝の儀式〟からだ。君は司祭の私室に行くと、まずどうするのだ」
「えっと、ベッドに腰掛けている司祭様の前でひざまずきます」
「ほう」
大公様がそばにあったベッドに座った。
「私が司祭だとして、君はどのようにひざまずく。やってみよ」
「は、はい。このようにです」
僕は大公様の脚を広げ、その間でひざまずいた。
「それで? 次はどうする」
「えっと……」
「やってみよ」
「た、大公様にでしょうか……?」
「そうだ」
「よ、よろしいのですか?」
「よい」
僕はためらいつつ、大公様のズボンに手を伸ばした。そして下着で覆われているペニスを、大公様に協力してもらい表に出す。
そのペニスに手を添え、舌先で舐めた。少しずつペニスが直立していく。膨らんだ亀頭を口に含むと、大公様が「ん……」と声を漏らした。
「……慣れておるな」
「はい。毎朝欠かさずおこなっておりますので。ですが――」
ペニスの先から体液が溢れている。僕はそれを舐めとり、根元まで咥え込もうとした。
「――大公様のペニスがとても大きいため、僕の口ではおさまりません」
「……」
急激にペニスが膨張した。僕は咥え込むのを諦め、根元を手で握り動かしながら、亀頭のくぼみを集中的に舌で刺激した。
「んっ……ナスト。出そうだ」
言葉を発せないため、僕は頷いた。より激しく手を動しているうちに、大公様のペニスから大量の精液が噴き出した。
精液を嚥下した僕に大公様は尋ねる。
「君はいつもそんなふうに……美味そうにペニスを咥えるのか」
「美味しそう……ですか? 意識したことはありませんが……ペニスを口の中に含むと、どこかホッとする感覚があります」
「それはなぜ?」
なぜ……。嘘だと分かっていながらも、いまだに僕は、精液を体内に入れると浄化されている気持ちになるからなのかもしれない。
そう答えると、大公様は僕に哀れみの目を向けた。
「……そうか。では、次は夜の儀式の手順を教えなさい」
「まず、儀式の前に、着衣したまま触れ合います」
「ほう。どのように」
「えっと……僕が司祭様の膝の上に乗り――」
「やってみなさい」
「は、はい……」
僕はおそるおそる大公様の膝に乗った。
「そして司祭様が、僕の体を撫でたり、接吻したりします」
「ふむ」
大公様が僕の腰に手を回した。何度かさすったあと、彼の手が僕の頬に添えられる。軽く引き寄せられ、大公様と唇が重なった。
「こうか?」
「は、はい。他にも、舌を絡め合ったりして――」
言い終える前に、大公様が再び僕の唇を奪った。大公様の舌が中に入ってくる。その動きに合わせ、僕も舌を絡めた。少し、ヴァルア様の感覚と似ている。
顔を離すと、大公様は「それで?」と尋ねた。
「それから、司祭様が金の輪を外し……」
大公様がキャソックのボタンを外し、ペニスを探る。そして、ほんの少し反応しているペニスから金の輪を外した。同時に下着もはだける。
「僕は服を脱ぎ、ベッドの上で――」
「どのようにか、やってみなさい」
僕は裸になり、ベッドの上で四つん這いになった。大公様に向かって尻を突き出すなんて、どうかしている。恐れ多くて体が小刻みに震えた。
大公様はそっと僕の尻に触れ、何度か撫でたあと、肛門に吸い付いた。
「た、大公様!?」
「司祭にこうされるのだろう? 君が言ったんだ」
「し、しかし! 僕の穢れた肛門なんかに、大公様が口を添えるなんてそんなこと……!!」
「かまわん。教会に隠された真実を知るためだ」
そうは言っても、さすがに大公様にこんなことをさせるのは、罪悪感で押しつぶされそうだ。
僕は名案を閃き、大声で叫んだ。
「ヴァルア様をお呼びください!!」
「……なに?」
「大公様に僕の醜い体を舐めさせるなんて恐れ多いこと、僕にはできません……!」
「わしにはさせられないのに、なぜヴァルアならよいのだ」
「ヴァルア様とは何度かこういったことをしたことがあります! 彼になら僕もあまり罪悪感を――あうっ!!」
突然尻に痛みが走り、最後まで言えなかった。じんじんする痛みの上に、大公様の手が載せられている。おそらく大公様が僕の尻を平手打ちしたのだろう。
「わしがする。よいな」
「で、でも……」
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「は、はい……」
ここまで言われてしまっては、大人しく従うしかない。
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