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三
知らぬが仏
しおりを挟む「先輩!」
いつもの放課後、いつもの禁止の屋上で待っていれば可愛い恋人がやって来る。
「おぅ」
両手を広げれば嬉しそうにダイブしてくる彼を抱き締め堪能してからキスをする。
赤く染まった柔い頬が可愛らしい。
「·····んっ」
制服の中に手を入れて胸の飾りを触れば小さな反応が帰ってくる。
摘んで引っ張って転がして····
「···ぁ、ん···せ···ぱ····っ」
腰が引き気味になり震わせる敏感な身体、感じる顔に声全てが自分のモノであると実感すればする程、気持ちが高揚する。
後は少しずつ自分の色に染め上げるだけ。
こんだけ可愛いのだ。
きっとどんな格好も似合うだろう。
可愛い恋人にバレないように口を歪に歪ませ笑う。
「俺の事好き?」
「うん。····大好きです」
「そうか。俺も大好き」
そう笑えば嬉しそうに笑ってくれる。
自分なしでは生きていけないように
ゆっくりじっくりと
「幸せ」
「もっと幸せにしてやるから」
「ふふっ」
壊れるくらい愛してやる。
終
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