【R18】番解消された傷物Ωの愛し方【完結】

海林檎

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18.証言

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後ろから挿入された事で奥まで入り痛みが走る。

「···い゛っ」

 全くヨくないと分かる声に苛立ちを覚えながらも「番になればどうせ喘ぐんだろ」と、洋の伸びた襟足を掴みあげた。

「····ゃめ···っ」

 洋の静止の声も無視してうなじに顔を近づけ口を開けた時だ。



「·············」



 違う男の香りがする。



 顔を一度離してうなじを確認する。
 よく見れば自分の噛み跡と傷をつけた痕の上に新しく噛み跡が付いていた。

 どういう事だと考えた時に洋が言っていた言葉を思い出した。

「本物の番?」
 
 番に本物も偽物もないだろう。

 それに番を解消すればΩは二度と番を作ることが出来なはず。


 元番以外は····


「おい···」

 洋の顔を掴み自分に向かせて問いただす。本物の番とはなんだと。

「···んなもん····」
 


 そのままの意味だ。


 その言葉が気に入らずにプツンと何かがキレる音がした。



 散々殴られ蹴られ、罵声を浴びせられ、周りにけたたましい音がなり、異変に気づいた顔見知りの隣人が家に入ってきた。

「何してんだ!?」

 ボロボロになって何も履いてない洋の姿と興奮している元番の姿を見て明らかに事件だと思った隣人は警察を呼んでくれた。





 普通ならヒートが来たΩにあてられたαが暴走したから薬も飲んでいないΩが非難される世界だが、今回は違う。

 一方的に番を解消したαがΩの家に来て暴行をしたと言う事実が証明されている。

 洋は昊の家にいてタクシーを使い、コンビニに入って元番がいたが接触せずにそのまま帰るのも確認出来ている。

「その帰りにお互い接触して誘ったのでは?」

「証言として隣人が玄関前で二人が揉めている声が聞こえていたらしいです」

部屋の中に入ったからとりあえず落ち着いたのかと思えば今度は大きな音と罵倒する声に加え防犯ベルの鳴り響く音が聞こえたから急いで洋の家に来たと言うのが事の流れだ。


 今回に関しては全くと言って洋に非が無い事は明らかだ。


「示談?するわけないでしょ!?」

 仕事中の洋の母親が警察から話を聞いて飛んできた。
 息子がされた事を聞いて「示談にしますか?」と、聞かれ激昂。
 示談なんかしてそんな男と同じ教室に一緒に過ごさせる気は無い。

 己のやった罪はしっかりと償って欲しいと言うのが母親の希望だ。
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