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姉妹奇談 幼少期その1
姉妹奇談 幼少期
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次の日、私はまだ太陽が真上に昇る頃に、あのスーパーの駐車場に立っていた。
昼間でも隣との隔てた壁の隅は日陰になり薄暗かった。
最初に見た位置に立つ。
うっすらと少女は立っていた。
いや、現れたのだ。
ミ.エ.ル.ノ.?
怖くはなかった。
あなたはだぁれ?
なんて名前なの?
ナ.マ.エ.?
少女はなにも答えない。
そう、ただ黙ってそこにいる。
わからないんだ、名前なんて意味がないんだ
私は走って家に帰り、部屋に閉じこもった。
「なに?どうしたの?変なの」
姉は私を見てなにか察知したようだった。
「スーパーの駐車場に女の子がいるの。
ユリねぇわからないっていってたの。
違うの、あそこにあの子はいるんだよ」
「あんたってほんと変なの」
呆れられた。
姉は自分の机でなにやら漢字の多い本を読んでいた。
夜になりまた私は母に聞いたのだ、あの少女のことを。
「なにもないから。ママにはそんなもの見えやしないわよ」
そう、見えないのだ。
ほかの誰にも。
もうお墓は移してしまい、その子の名前もどこに住んでいたのかも父にもわからない。
でも、墓石は移したが、その地中深くは移していない。
その跡地にスーパーは建てられたらしいと父は話してくれた。
あぁ、少女はまだそこにいるのだ。
遊んでいる最中、少女は木の下敷きになった。
まだ小さな少女にはなにが起こったのかわからない。
それから何年もたち、自分はなんなのか、名前は?どこに住んでいたのか?
全ては闇の中になるのだ。
私は自分の、周りとは違う感覚にすぐに気付いた。
だって。
あの日を境に私には公園にも道にも普通に、
普通でない人たちは存在している事実をまのあたりにする生活が始まったのだから。
家から100メートルほど離れた踏み切りのカンカンとなる音、夜中の窓からの景色、全てがたった五年間の人生で見違えたのだった。
昼間でも隣との隔てた壁の隅は日陰になり薄暗かった。
最初に見た位置に立つ。
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いや、現れたのだ。
ミ.エ.ル.ノ.?
怖くはなかった。
あなたはだぁれ?
なんて名前なの?
ナ.マ.エ.?
少女はなにも答えない。
そう、ただ黙ってそこにいる。
わからないんだ、名前なんて意味がないんだ
私は走って家に帰り、部屋に閉じこもった。
「なに?どうしたの?変なの」
姉は私を見てなにか察知したようだった。
「スーパーの駐車場に女の子がいるの。
ユリねぇわからないっていってたの。
違うの、あそこにあの子はいるんだよ」
「あんたってほんと変なの」
呆れられた。
姉は自分の机でなにやら漢字の多い本を読んでいた。
夜になりまた私は母に聞いたのだ、あの少女のことを。
「なにもないから。ママにはそんなもの見えやしないわよ」
そう、見えないのだ。
ほかの誰にも。
もうお墓は移してしまい、その子の名前もどこに住んでいたのかも父にもわからない。
でも、墓石は移したが、その地中深くは移していない。
その跡地にスーパーは建てられたらしいと父は話してくれた。
あぁ、少女はまだそこにいるのだ。
遊んでいる最中、少女は木の下敷きになった。
まだ小さな少女にはなにが起こったのかわからない。
それから何年もたち、自分はなんなのか、名前は?どこに住んでいたのか?
全ては闇の中になるのだ。
私は自分の、周りとは違う感覚にすぐに気付いた。
だって。
あの日を境に私には公園にも道にも普通に、
普通でない人たちは存在している事実をまのあたりにする生活が始まったのだから。
家から100メートルほど離れた踏み切りのカンカンとなる音、夜中の窓からの景色、全てがたった五年間の人生で見違えたのだった。
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