1 / 15
2人の約束(穏やかDom×誘惑に弱いSub)
門限
しおりを挟む
帰りたくない……そういう心情が秋良の歩幅を狭く、踏み出す一歩を遅くさせる。
現在の時刻は23時40分。
雄大(恋人であり、秋良のパートナーのDom)と決めている門限は22時。ただ、今日は秋良が大学の友達と数年ぶりに会うからと、特別に23時まで門限を延長する許可を貰っていた。
もう既に過ぎてしまっているとはいえ、出来るだけ早く出来るだけ急いで帰った方がいいのは秋良も分かっている。けれど、以前同じように門限を守れなかった時のことを考えると、足取りは重くなる。
雄大の待っているマンションが近づくにつれ背筋は寒くなり、秋良はブルッと身体を震わせた。
───[まだ?]
ブブッと携帯が鳴り、雄大からメッセージが届いた。
現在の時刻は23時51分。
マンションの下に着いてしまった。
[今マンションの下に着きました。もうすぐ帰ります]
ブブッ
───[日付が変わる前に部屋に入るように]
秋良の心を見透かすように、すぐに返信が届いた。
午後23時53分にはもう部屋の前に着いていたが、中々ドアを開く勇気が出なく、もう3分は立ち往生している。
何度もドアノブに手を伸ばそうとするが、覚悟が決まらず手を引っこめてしまう。その繰り返しだ。
───[あと3分。鍵は開いてるよ]
雄大から、いい加減心を決めろと言わんばかりのメッセージが届く。
秋良は心を落ち着かせるようにギュッと目を瞑り、深呼吸を何回か繰り返す。
門限破りに加え、さっきの指示(日付が変わる前に部屋に入るように)まで破るわけにはいかない。自分のためにも。
秋良は心を決め、扉に手をかけた。
現在の時刻は23時40分。
雄大(恋人であり、秋良のパートナーのDom)と決めている門限は22時。ただ、今日は秋良が大学の友達と数年ぶりに会うからと、特別に23時まで門限を延長する許可を貰っていた。
もう既に過ぎてしまっているとはいえ、出来るだけ早く出来るだけ急いで帰った方がいいのは秋良も分かっている。けれど、以前同じように門限を守れなかった時のことを考えると、足取りは重くなる。
雄大の待っているマンションが近づくにつれ背筋は寒くなり、秋良はブルッと身体を震わせた。
───[まだ?]
ブブッと携帯が鳴り、雄大からメッセージが届いた。
現在の時刻は23時51分。
マンションの下に着いてしまった。
[今マンションの下に着きました。もうすぐ帰ります]
ブブッ
───[日付が変わる前に部屋に入るように]
秋良の心を見透かすように、すぐに返信が届いた。
午後23時53分にはもう部屋の前に着いていたが、中々ドアを開く勇気が出なく、もう3分は立ち往生している。
何度もドアノブに手を伸ばそうとするが、覚悟が決まらず手を引っこめてしまう。その繰り返しだ。
───[あと3分。鍵は開いてるよ]
雄大から、いい加減心を決めろと言わんばかりのメッセージが届く。
秋良は心を落ち着かせるようにギュッと目を瞑り、深呼吸を何回か繰り返す。
門限破りに加え、さっきの指示(日付が変わる前に部屋に入るように)まで破るわけにはいかない。自分のためにも。
秋良は心を決め、扉に手をかけた。
35
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
待てって言われたから…
ゆあ
BL
Dom/Subユニバースの設定をお借りしてます。
//今日は久しぶりに津川とprayする日だ。久しぶりのcomandに気持ち良くなっていたのに。急に電話がかかってきた。終わるまでstayしててと言われて、30分ほど待っている間に雪人はトイレに行きたくなっていた。行かせてと言おうと思ったのだが、会社に戻るからそれまでstayと言われて…
がっつり小スカです。
投稿不定期です🙇表紙は自筆です。
華奢な上司(sub)×がっしりめな後輩(dom)
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる