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フリューゲル王国王都にて
第8話 何にしても金が大事だよ
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あれからどれだけの時がだっただろう。
なんやかんやあった。
ギルマスは死んだ。ジャックもマイケルも。
「早く行け。」
ギルマスの毛根は死んだ。
「ッ!!」
殺気!!行ってきまーす。
* * * *
「はい、今日もよろしくね。」
王都の地図を渡される。地図に書かれた建物には数字が振り分けられている。
もう何度目かの配達の仕事。番号が書かれたリアカーを引く。
今日は4ヶ所だね。午前中に終わるかな?
商人組合が卸した商品を注文した所に配達する。
リアカーと番号と同じ番号が書かれた建物に荷物を運ぶ単純な仕事。
王都広いから大変だけど割がいいんだよねー
商人組合の仕事だからかな?
商人の依頼は冒険者ギルドらしいけどこの配達は確かに冒険者がやりそうにないよね。
何度かやったけど配達1回で銅貨6枚。
距離によっては歩合つき。
ギルマスがよく振ってくれるから結構お金貯まってきたね。
配達先によっては何かくれるし。
ちゃっちゃと終わらせて今日は野営の道具でも見繕うかな。
ギルドでテント張ったら怒るかな?
* * * *
ちわーお届け物でーす。
指定の建物の裏手で人を待つ。
俺には聞こえてないけど、音量?は想像した感じに出てるっぽいんだよね。対面じゃなくても聞こえてないるらしい。
でも小声は想像出来なくて筒抜けになるんだよなー。
何回ギルマスに殴られたか。
裏手の広めに作られたドアが開き人が出てくる。出てきた人の頬はピクピクしている。
「ノックして教えて下さいと言いましたよね?あなたの声店の中まで聞こえるからやめてくれと何度も言いましたよね?」
服を買い取ってくれた人が出て来た。
許してよ。一応ここの配達は店の開店前に着くように1番にしてるんだから。
「だから組合にも傭兵ギルドにも文句言い難いんですよ!!そんな配慮が出来るならノックして下さい。ノックを!!」
はーい。じゃ受け取りのサインお願い
「・・どうぞ。」
ん。ありありしたー
「あぁユウ君、これ持って行きなさい。近いうちに王都を出ると聞きましたから。モンスター避けのお守りです。中はモンスターが嫌う匂いのする植物です。」
ありがとう。ぼったくりって言ってゴメンね。
「それがなければ良かったんですがね。
ではお仕事頑張って下さい。」
店員がリアカーから木箱を運び終えたので組合に帰るか。
いい人だな。
店長はいい人だなーー!!
店の中から木が砕ける音がした。
俺のヨイショに感激したのだろう。店の印象も上がるかもしれない。口コミって大事。
いい事したな。
窓から木片が飛んできたが知らんし。
* * * *
次で最後だね。届け先は冒険者ギルド。
因縁の地だ。
「そうだね、次で最後だから頑張ってね。
ギルドで何かあったの?」
組合の人の良さげなお兄さんに聞かれた。
・・あれ?何もない?あった気がしたんだけどなー
「相変わらず勢いだけで物を言うね君は。
これで苦情が来ないのが不思議だよ。」
ね。行ってきまーす
「はい。行ってらっしゃい。気をつけてね」
* * * *
冒険者ギルドに着いた。相変わらず何か違和感がある。
建物が西部劇風なんだよね。周り近代の洋風建築なんだよ?なんでここだけ開拓時代?
「西部だか中世だか知らんが冒険者ギルドが出来た頃からこんな感じだぞ?冒険者ギルドを作った勇者がこうだって決めたらしいな。」
やっぱり勇者さんだったのね。冒険者ギルドら何処もこんな感じって聞いたよ
「勇者がギルドは全部コレにすれば何処行ってもギルドだとすぐ分かるからって統一してな。確かにって統一したはいいが後からギルドが2つに別れただろ?」
冒険者ギルドと傭兵ギルドにね。
冒険者貴族のせいらしいね。
「あんま大きな声で言うなよ?んでよ、依頼主が貴族とかになったら内装にケチつけ始めてな。依頼用の受付だけ変更したんだよ。」
ギルドって国に属さず干渉されない国際機関だと思ってたんだけど違うんだね。
「そりゃ建前だな。依頼人からの金が全てだよ。だいたい冒険者ギルド作った勇者自体が国の紐付きだしな。」
世知辛いね。ところで親方暇なの?
「荷物待ってたんだよ。ちと厄介なの持ち込まれてな、道具を取り寄せてたんだよ。」
厄介なの?急ぎなら昨日言ってくれたら冒険者ギルドのは早目にしたのに。腐ってない?
「ロックゴーレムだから腐らないな。特に急ぎでもないんだが邪魔なんだよ。無駄に場所取りやがる癖に素材として価値あるの核だけだしな。」
道具の取り寄せが必要って事は滅多に持ち込まれないの?王都周辺に居ない感じ?
「居るけど持ち込まれないな。冒険者ならその場で叩き割って核を取り出すからな。
持って来たのは騎士団だ。叩き割ったら核に傷がつくから傷つけずに核だけ取り出せって依頼だ。何に使うんだかな。」
ふーん。なんかお疲れ様。
「おう。ほらサインだ。そういやお前冒険者ギルドに加入するならさっさと行けよ?受付の奴、お前が来ないってぼやいてたぞ?」
この前加入しに行った時銀貨忘れて保留にしてたんだった。後でやっぱいいかなって思ってそのままだったわ。
だって傭兵ギルドってどこにでもあるんでしょ?冒険者ギルドはでっかい街だけって聞いたし
「まぁな傭兵ギルドは冒険者ギルドの出張所みたいなもんだから村でも小さいのがあったりするな。だが場所によっちゃ傭兵ギルドが破落戸の溜まり場になって機能してないらしいぞ?」
そうなん?それ放置していいの?
「冒険者ギルドと傭兵ギルドは関係がややこしいんだよ。元は同じだが組織として別れた時に色々あったらしいぞ。それからお互い干渉しない取り決めがされたから俺ら冒険者ギルド側は傭兵ギルドに口出せないんだよ。
だから文句があれば傭兵ギルドに言え。」
詳しいね親方。冒険者ギルドと傭兵ギルド仲良いと思ってたよ。
「一応ギルドマスターだからな。王都は関係良好だぞ?他はあまり知らんな。」
ギルマスだったの?
解体の親方だとずっと思ってたよ。
ハゲてないから。
「親方ってお前が勝手に言ってただけだろ?だいたいお前の前で解体した事ないだろうが。あとギルマスとハゲは関係ないならな?とりあえずさっさと加入しとけ。」
そうする。覚えてたら。んじゃね。
にしてもギルマスって総じて暇なのかな?
なんやかんやあった。
ギルマスは死んだ。ジャックもマイケルも。
「早く行け。」
ギルマスの毛根は死んだ。
「ッ!!」
殺気!!行ってきまーす。
* * * *
「はい、今日もよろしくね。」
王都の地図を渡される。地図に書かれた建物には数字が振り分けられている。
もう何度目かの配達の仕事。番号が書かれたリアカーを引く。
今日は4ヶ所だね。午前中に終わるかな?
商人組合が卸した商品を注文した所に配達する。
リアカーと番号と同じ番号が書かれた建物に荷物を運ぶ単純な仕事。
王都広いから大変だけど割がいいんだよねー
商人組合の仕事だからかな?
商人の依頼は冒険者ギルドらしいけどこの配達は確かに冒険者がやりそうにないよね。
何度かやったけど配達1回で銅貨6枚。
距離によっては歩合つき。
ギルマスがよく振ってくれるから結構お金貯まってきたね。
配達先によっては何かくれるし。
ちゃっちゃと終わらせて今日は野営の道具でも見繕うかな。
ギルドでテント張ったら怒るかな?
* * * *
ちわーお届け物でーす。
指定の建物の裏手で人を待つ。
俺には聞こえてないけど、音量?は想像した感じに出てるっぽいんだよね。対面じゃなくても聞こえてないるらしい。
でも小声は想像出来なくて筒抜けになるんだよなー。
何回ギルマスに殴られたか。
裏手の広めに作られたドアが開き人が出てくる。出てきた人の頬はピクピクしている。
「ノックして教えて下さいと言いましたよね?あなたの声店の中まで聞こえるからやめてくれと何度も言いましたよね?」
服を買い取ってくれた人が出て来た。
許してよ。一応ここの配達は店の開店前に着くように1番にしてるんだから。
「だから組合にも傭兵ギルドにも文句言い難いんですよ!!そんな配慮が出来るならノックして下さい。ノックを!!」
はーい。じゃ受け取りのサインお願い
「・・どうぞ。」
ん。ありありしたー
「あぁユウ君、これ持って行きなさい。近いうちに王都を出ると聞きましたから。モンスター避けのお守りです。中はモンスターが嫌う匂いのする植物です。」
ありがとう。ぼったくりって言ってゴメンね。
「それがなければ良かったんですがね。
ではお仕事頑張って下さい。」
店員がリアカーから木箱を運び終えたので組合に帰るか。
いい人だな。
店長はいい人だなーー!!
店の中から木が砕ける音がした。
俺のヨイショに感激したのだろう。店の印象も上がるかもしれない。口コミって大事。
いい事したな。
窓から木片が飛んできたが知らんし。
* * * *
次で最後だね。届け先は冒険者ギルド。
因縁の地だ。
「そうだね、次で最後だから頑張ってね。
ギルドで何かあったの?」
組合の人の良さげなお兄さんに聞かれた。
・・あれ?何もない?あった気がしたんだけどなー
「相変わらず勢いだけで物を言うね君は。
これで苦情が来ないのが不思議だよ。」
ね。行ってきまーす
「はい。行ってらっしゃい。気をつけてね」
* * * *
冒険者ギルドに着いた。相変わらず何か違和感がある。
建物が西部劇風なんだよね。周り近代の洋風建築なんだよ?なんでここだけ開拓時代?
「西部だか中世だか知らんが冒険者ギルドが出来た頃からこんな感じだぞ?冒険者ギルドを作った勇者がこうだって決めたらしいな。」
やっぱり勇者さんだったのね。冒険者ギルドら何処もこんな感じって聞いたよ
「勇者がギルドは全部コレにすれば何処行ってもギルドだとすぐ分かるからって統一してな。確かにって統一したはいいが後からギルドが2つに別れただろ?」
冒険者ギルドと傭兵ギルドにね。
冒険者貴族のせいらしいね。
「あんま大きな声で言うなよ?んでよ、依頼主が貴族とかになったら内装にケチつけ始めてな。依頼用の受付だけ変更したんだよ。」
ギルドって国に属さず干渉されない国際機関だと思ってたんだけど違うんだね。
「そりゃ建前だな。依頼人からの金が全てだよ。だいたい冒険者ギルド作った勇者自体が国の紐付きだしな。」
世知辛いね。ところで親方暇なの?
「荷物待ってたんだよ。ちと厄介なの持ち込まれてな、道具を取り寄せてたんだよ。」
厄介なの?急ぎなら昨日言ってくれたら冒険者ギルドのは早目にしたのに。腐ってない?
「ロックゴーレムだから腐らないな。特に急ぎでもないんだが邪魔なんだよ。無駄に場所取りやがる癖に素材として価値あるの核だけだしな。」
道具の取り寄せが必要って事は滅多に持ち込まれないの?王都周辺に居ない感じ?
「居るけど持ち込まれないな。冒険者ならその場で叩き割って核を取り出すからな。
持って来たのは騎士団だ。叩き割ったら核に傷がつくから傷つけずに核だけ取り出せって依頼だ。何に使うんだかな。」
ふーん。なんかお疲れ様。
「おう。ほらサインだ。そういやお前冒険者ギルドに加入するならさっさと行けよ?受付の奴、お前が来ないってぼやいてたぞ?」
この前加入しに行った時銀貨忘れて保留にしてたんだった。後でやっぱいいかなって思ってそのままだったわ。
だって傭兵ギルドってどこにでもあるんでしょ?冒険者ギルドはでっかい街だけって聞いたし
「まぁな傭兵ギルドは冒険者ギルドの出張所みたいなもんだから村でも小さいのがあったりするな。だが場所によっちゃ傭兵ギルドが破落戸の溜まり場になって機能してないらしいぞ?」
そうなん?それ放置していいの?
「冒険者ギルドと傭兵ギルドは関係がややこしいんだよ。元は同じだが組織として別れた時に色々あったらしいぞ。それからお互い干渉しない取り決めがされたから俺ら冒険者ギルド側は傭兵ギルドに口出せないんだよ。
だから文句があれば傭兵ギルドに言え。」
詳しいね親方。冒険者ギルドと傭兵ギルド仲良いと思ってたよ。
「一応ギルドマスターだからな。王都は関係良好だぞ?他はあまり知らんな。」
ギルマスだったの?
解体の親方だとずっと思ってたよ。
ハゲてないから。
「親方ってお前が勝手に言ってただけだろ?だいたいお前の前で解体した事ないだろうが。あとギルマスとハゲは関係ないならな?とりあえずさっさと加入しとけ。」
そうする。覚えてたら。んじゃね。
にしてもギルマスって総じて暇なのかな?
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