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フリューゲル王国王都にて
第9話 ジャックの犠牲に意味はあった
しおりを挟むおねーさんコレ何?ゴミ?
「なんだい?あー、火口だよ。焚き火をする時使う着火剤だよ。」
うーん、買いだけど今かな?湿気ない?
「大丈夫だって言ってたよ。私は使ったことないから知らないけどね。」
アッハハっと笑う女性。
野営道具を買いに来たのはいいけど使い方すら分からない物多いなー
お姉さーんなんか便利な野営セットみたいなのない?
「無いね。私も野営した事ないからね。とりあえずよく冒険者が買って行くの消耗品はあっちにまとめてあるよ。」
ありがとうお姉さん。
坊主の方のギルマス知ってるかな?
暇なそうだから買い物ついて来て貰えばよかった。
とりあえずそれっぽいの買っておくか。
よく買われる消耗品なら使えるんでしょ。
「ん、全部で銀貨5枚ね」
結構いった。な
「まぁこんなに沢山だとね。それに野営の消耗品以外もよくまぁ集めたね。こんなのとか店にあったかしらね?何に使うか知ってるの?」
知らない。お姉さんも知らない感じだね。
でもこの丸みズシリとした重量。何か高級感
を感じるよ。あっコレが高いのか!!
「ちがうよ。それはいっぱい買ってくれたオマケ。流石に見覚えのない物を高値で売りつけないわよ。」
良心的なオバさんだったか。
でもお世辞にオマケは付かなかったっぽいな。
普通なオバさんだったか。
「聞こえてるよ?」
んじゃ多分また来るねー
「はいはい、待ってるよ」
* * * *
「これは多分重りだな。この石は建材で建設現場で端材を重石にしてたからな。しかし丸いと転がるから使いにくいだろうに。なんでこんな形にしたんだ?」
ガッデムッ!!
なんか持った時感じる丸みと重量感が良かったから気に入ってたのに。名前つけたのにただの石かよ。どうなってんだよ黒丸
返事がないただの
テイッ
床に転がってるジャックの足元近くに投げつける。
「うぉ!!あぶねーだろ!!」
「ギルドで投げんな!!床が壊れるだろ!!」
机も椅子も無いギルドで床すら無くなっていったらいつか更地になるね。
「今のお前の寝床も無くなるな。」
しまった!!
「ユウ!!俺に恨みがあるのか?!スライムの次は草と石か?!石は流石に殺意が高いぞ!!」
ジャック。俺は考えたんだ。世に言われるテンプレとは何か・・と。
既定路線、既視感、型にはまった決まり事。
つまり天丼ではないかと。
繰り返せばテンプレになるのでは?作れるのではと思い実験しているのだよ。
「何言ってんのか何が言いたいのかさっぱりわからない。でも俺で遊んでいるのは分かる。やめろ!!」
俺も途中何言ってんのか分からなくなった。
だいたいコレやってもテンプレって誰が認定するんだって話だよね。
ただの仲間内で盛り上がって他人に疎外感与えるやり取りだね。
ん?テンプレって・・・
痛い
「ギルド内では暴れんな。外行け外。」
これもテンプレになるのかなー
ねぇギルマス暇な時買い物ついて来て。
必要な物が分からなかったよ。
「何で調べてから行かない?というか調べる気ないだろ?」
店主に聞いても分からないって言われたんだよ。怠慢じゃない?あのオバさん。
「仕方ねーな、今度な。それより教会から連絡来てたぞ。」
ありがとギルマス。
スキルの事?何か分かったの?
「さぁ?教会に来てくれとしか聞かされてない。さっさと行って来い。」
はーい。ところでジャックはなんで床に転がってるの?
「今更かよ!!というかお前が原因だろ!!変な匂いの草を押し付けやがって!!鼻が曲がるわ!!」
あれモンスターが嫌がる匂いのする草だよ。
ジャックはモンスターだった?
「ありゃー確かにモンスターが嫌がるが人間も嫌がるからな?」
え?そうなの?お守りって言ってたけど嫌がらせだった?!
「ちげーよ。袋に入ってたら人間には殆ど分からん。嗅覚のあるモンスターには袋に入ってても効果がある。」
なんだジャック倒したらレベル上がるかと思ったのに。
「だから石投げたのか?!俺を殺す気だったのか!!」
ジョークですやーん。
ほな行ってきます。
ジャックが起き上がる気配がしたのでさっさと教会に行く事にした。
* * * *
神父さーん居ますかー
おじさんの神父さーん
「はい居ますよ。さ、中に入って下さい。」
前に鑑定した部屋に案内された。
そこには1人の若い女性が居た。
白衣?誰?
「キミがそうか。ひとまずスキル鑑定をしてくれないか?装置に特に異常は見当たらなかった。読み取れないスキルというのを実際に見ないと分からない。」
石版の近くの読み取り用の丸い石の方に引っ張られる。
グイグイ来るなこの人。研究者っぽいのが白衣はベタだよね。でも白衣って服とかに薬品がついてもすぐ分かるようにする服じゃなかった?
意味あるのその白衣?
医師とか薬品扱う系じゃなくて技術者って感じだけど?ねぇ?
「ふーむこれか。確かに読めないな。」
女性はしげしげと眺めて文字?を写し始めた。
もはや絵みたいなの正確に写すとか出来るのかな?あとこの人話聞かないな。
「君もそうだよね。」
居たの神父さん。
あっ投擲スキル増えてる。スキルって結構簡単に増えるのかな?神父さん。
「・・。習熟が必要ですね。投擲で言えば投げるという行為を何度も行い技術を磨く必要があります。本人の資質に左右されますが、ある一定の基準を満たせばスキルとして発現されます。」
ふーん。そのある一定の基準って誰が決めてるの?
「神様ですよ」「世界だよ」
神父さんの言葉に紙を睨みながら女性が言葉を被せて来た。
え?地雷踏んだ?
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