異世界で生まれ日本に転生し、また異世界に転生したが俺の周りの女は不幸になる。でも俺は美味しい目に合うしこれはこれで有りだね。

しん

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第一部

第二話

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 このパーティは元々男一人、女五人の六人パーティだった。そこに俺が加わり、その三か月後に女が一人加わり計八人だ。冒険者がパーティを組むのは珍しくもなんともないが、ここまでの数はそうはいない。
 
 一般的に冒険者はギルドに登録をしライセンスを発行してもらい初めて名乗れる。活動は多岐にわたり、本当にただ冒険をしている者もいれば依頼をこなす者、護衛を主にする者、討伐メインの者などがいる。活躍に応じてランク付けされ、下は五等級、上は一等級となる。実はさらにその上の零があるが一人しかいなく、そいつのために設定されたものなのでここでは無視する。

 うちは中規模の街、ウーフンに拠点を置き依頼をこなしている。ここは最初の六人の出身地だし、俺が過ごした孤児院のある街とは街道一本で繋がっている。

 リーダーのチーンは若くして二等級になったエリートであり、他の五人も今は三等級と言うウーフン支部の二番手パーティである。そこに加わったのが新人五等級の俺に、名のある聖女だったが何やかんやあり破門された新米冒険者、もちろん五等級のイーヤン・マーラである。実は年齢的に後から入った俺たち二人の方が年上なのは内緒。

「今までこっちの森には来たことが無かったけど油断していたわけじゃ無いわ。私たちの中にゴブリンだからとか自分たちは二等級三等級だからとかで慢心するアホはいない。ではなぜこんなに遅いのかしら」

 焚火で温まる痴女風魔法使いマンビーラは左腕で豊満巨乳を支え、右手で顎を支え考えていた。

「ゴブリンなんて月一で討伐してますよね? 巣だとやっぱり危険度は違うんですか?」
「そうね、確かに野良を狩るのとはわけが違うけど……でもダンジョン攻略の方が圧倒的に厳しいわ。そして私たちはお荷物を抱えながらもいくつものダンジョンを攻略してきたわ」
 はーい、ぼくがそのおにもつでーす。
「かと言っていまこの場を離れるのは悪手だし……」

 ダンジョンとはこの世界で突然発生する、謎空間だ。最奥の結晶を破壊するとダンジョン事消滅する。ダンジョンには必ず魔物が跋扈し、数多くのお宝があり、砕いた結晶は魔法使いの武器や日常用品のエネルギー体として高く取引される。

「二か月前に攻略したダンジョンなんて本来一等級が一人はいないといけないレベルの物だったのよ? まあ隠れて進んで結晶砕いて終わらせたけど」
「でもそのせいで探索は不十分で入手したお宝は少なく、ギルドからも若干怒られてたじゃないですか。しかも結構酷い目に遭ったし」
 同じくらい美味しい思いも。
「そう言えばビンカーンおばさんだけ支部長に呼び出されてたわよね? あれで丸く収まったみたいだし、何してたのかしら? まさか身体でも売ったのかしら」
「……おばさんとか本人の前では間違っても言わないでくださいね」
「大丈夫よ、私たちは昔からの付き合いだから」
 
 ビンカーン・ダークはダークエルフと言う種だ。褐色の肌に銀髪、腰以外ムチムチのチンコに悪い女性だ。もう結構生きているくせに見た目は俺たちとそんなに変わらないが恥ずかしげも無く際どい格好をしている。マントを取ったマンビーラといい勝負だ。

「しかし他の四人は分かりますけど、ダークエルフとはどういった経緯で付き合いが?」
 ビンカーンは最初の五人の女の一人なのだ。
「なんか一人旅をしていたらあいつと出会って一目惚れして、ウーフンにいついたのよ」
 イケメンは罪ってはっきり分かるね。
 しかしうちのメンバーって本当に異色だよな、まあ俺もその一人だが。

「あのダンジョンで誤って二手に分かれた時に私とイーヤンさんと丁稚とマキ糞さんが一緒になったじゃない? その時の事覚えてる?」
 他のメンバーが心配だが、離れる訳にもいかないので空気を変えようと彼女から話題を出してきた。正直あの時は黒歴史にしてほしいのだが。
「マキ糞さんが小部屋に設置されてた宝箱を勝手に開けて、催眠ガスで眠った時に支えるふりしてずっとおっぱい揉んでたよねー丁稚」
「それも気付いていたんですか」
 おかしいな背を向けていたから大丈夫と思っていたのだが。
「実はあれ媚薬的効果もあったらしくて、そのあとの通路で隠れた時に私とマキ糞さん、丁稚とイーヤンさんとで少しだけ別れたじゃない? その時にこっち側にゴブリンの子供がいてねー、その子供は怖がって泣いていたんだけど彼女、その子供のくっさいチンコ咥えてオナッてたのよ。正直引いたよねー」
 このパーティで一番の常識人マンビーラはマーキ・パコルと仲が悪い。仮にも幼馴染なのに。
 マーキは金髪を縦ロールにした貴族風貧乏人である。何せ冒険者のライセンスを貰うまではホームレスで物乞いをして暮らしていた苦労人である。孤児の俺より酷い。
 ちなみに余談だが、俺の住む部屋に彼女も居候している。はよ出ていけや、オナれんやんけ。

「それから?」
「凄いよねー丁稚って。仲間の痴態聞いて勃起するって」
 そう俺は勃起していた。擦り切れた布でできた安っぽいズボンでは隠しきれない。
「精液を飲み込んでイッたら正気に戻ったみたいで、その子供の顔面を殴って一発で殺してたよー」
「意外と酷いですよね」
「まあそこはどの道敵だし」
 意外と擁護もするあたり常識人は伊達ではない。
「その後が傑作でー、その子供の親が来てねーキレてたの。ほらあのダンジョンの魔物って通常より強かったからゴブリンと言えど殺されると思ったんだろうねー」
「……それで?」
 まあ彼女は超優秀な魔法使いの為怖くなかったのだろう。
「土下座してちんぽ咥えますんで許してください―!! って泣いてゴブリンにケツ振ってたのよ。まあ振るしっぽなんて無いからケツで代用って事なんだろうけどー」
 この世界に土下座って文化があることを今知ったわ。
「それでゴブリンがこの子供の代わりが必要だからお前が孕めって言ってきてねー」
 この世界、一定レベルの魔物は言葉を話す。
「魔契約で処女を愛する者に捧げた後で必ず膣内出しさせますってサインしたのよー。その後一時間ぐらいフェラしてごっくんしてたよー」
 それで合流したときに腹がパンパンだったのか。

 ちなみに魔契約とはお互いの血を一滴でもいいので相手に飲ませ合い、契約内容をお互い同時に言い、最後にキスをすると完了である。完了と同時に互いの体が光り、当人たちにしか見えない首輪が出来る。破ると首輪が締まり、死ぬ。

「マキ糞さんによくやるわねーって皮肉言ったら「いいこと? 男性と言うのは咥えたら大人しくなるものよ、物乞い時代そうやってわたくしは乗り切ってきましたの」だってさー」
「道理で俺の部屋に上がり込んできたときに文句言う前に咥えてきた訳ですよ」
 毎日朝立ちが勝手に収まっているのも彼女が咥えた結果だ。
「まあそこまで行くと本当に処女か疑わしいけど、魔契約ができたってことは本当なんでしょうね」
 と言うかこの魔法使い、ずっとその場面を見てた訳だろ? 最初の逆レはしょうがないとして、助けろよ後半。

 とここまで心でツッコんで気付く。

「あれ? ダンジョンが消滅したから中のゴブリンも死んだのでは?」
「……確かに」

 となると一つヤバいことが起きる。

「魔契約って、満たされる前に片方が死ぬと生きている方の子供が転生して死んだ方が生き返り、契約完了までそれが続くんですよね?」
「つまりマキ糞さんの子供はゴブリン確定で、しかも実の子供と膣内出し孕ミックスしないといけないのねー、女として人として引くわー」
 この女どんだけマーキが嫌いなんだよ。俺にすら優しいのに一人だけ当たりが強すぎる。




「おーい!! マーン!! でーーっち!!」
 いろいろやべーと冷汗を掻いていたら、遅かった他のメンバーが大声で駆け寄ってきた。ちーんがまーんと呼ぶのは何か来るもんがあるな。

「おそかったじゃ、な、い?」
 マンビーラが引き気味なのも当然。
 何故か全員全裸だった。

 あ、イーヤンの尻から血が出てる!!




 
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