異世界で生まれ日本に転生し、また異世界に転生したが俺の周りの女は不幸になる。でも俺は美味しい目に合うしこれはこれで有りだね。

しん

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第一部

第三話

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「で、どうしてそうなったんですか?」
 全員全裸で帰ってくるって言う展開、しかもイーヤンの尻から血が出てる。これはもしや……。
「丁稚、話せば長いんだが……まずは着替えさせてもらっていいかい?」

 
 チーン以外はテントで着替え(服は俺が持って行った)、チーンは堂々とデカチンを晒しながら焚火の前で着替えていた。マンビーラは見ないように川の方を見ていた。



「ふう、漸く落ち着きましたわ! ほんと丁稚さんが仲間になってからゴブリンと妙に相性が悪いんですもの。頭にキますわ」
「ゴブリンに対して悪いのはあんただけじゃない? ゴブ嫁さん」
「ビラコさん、喧嘩売ってますの?」
「売ってんのはビンカンさんでしょ? いやらしい体つきだし」
「コージュッポ……いい加減にしないと殺すわよ? しかも余は売っていないわ」
「マンコだけはってオチでしょ」


「うーん、やっぱりみんなご機嫌斜めだね。まああんなことがあったからしょうがないけどね」
 三人の喧しい口喧嘩を眺めていたチーンが肩を竦める。
「それで本当に何があったんですか?」
 そもそもあいつらが言い合うのはいつもの事だとは思うけど。
「んーどこまで話していい物かなって? ほら男の俺はまあ大丈夫だけど彼女たちはさ」
「あらチーンさん、構わなくてよ? 仲間に隠し事はナンセンスですわ」
「じゃあチーンにあんたのゴブ嫁事件話しなさい」
「ビラコさんはオダマリ!!」

 話が進まないな、こいつらがいると。

「まあじゃあ話すよ。事の発端は目標の巣を発見した時からなんだけど――」




「あの洞窟に間違い無いよー」
 パーティの眼、盗賊のナトリが先行し確かめた結果、ギルドの討伐目標の巣と確認できた。
「あの形状からして中は地下に繋がっているのかな?」
「そうだね、でもそこまで広い感じじゃ無いかな」
「どうして分かりますの?」
「少し中に入ってみた時に持っていた水を一滴垂らしたの。その音の反響で大体はね」
 彼女がいるかいないかでダンジョンや今回の巣の攻略の難易度が変わる。一見非力で、実際戦闘力は丁稚に次いで弱いナトリだが、パーティ内での重要度はリーダーに次ぐ。
「しかし見張りが居ないのは変ね。余の聴力を持ってしてもいる気配が感じられないわ」
「わたしの占いの結果、入るまでは安全と出ましたよ。ゴブ嫁がゴブリンの匂いが充満した巣の内部で発情でもしない限りは、ね」
「……怒りますわよ?」
「えー、もう怒ってるじゃない。自分の感情も理解できないおバカさんなの? ゴブリンの精液飲みすぎて頭イカれちゃったの?」
「美味しいのですわよ!!」
「キレるとこそこかい!! ってこんな場所でふざけてないで行こうよ。もうマンビーラがいないと私の負担が倍増するんだよね、ツッコミ的な意味で」



「今更言う必要も無いけど私の歩いたところを進んでね」
 内部に入り、下り坂が終わったところでナトリが先行し他の者も後から付いてくる。

「罠とかはありますの?」
「結構あるよ、まあ私に掛かれば全部お見通しだけど」
 盗賊のナトリと占い師のビラカケニマンがいるおかげで、このパーティはいつも安全に事が運べていた。逆に言うと二人が居ないとゴブ嫁事件みたいなことが発生するのだが。

「――分かれ道だね、どっちに行く? 私は右がおすすめだけど」
「私は左ね。薄汚いコソ泥と真っ当な占い師、どっちに従うかは任せるわ」
 ある程度進んだ先に会った分かれ道。ここまではゴブリンにこそ会わなかったが、たくさんの罠があった。パーティは罠があるから相手が油断して見張りを付けてないと判断して、可視化魔法を解きたいまつに火を灯した。

「可視化魔法が使えるのはこの中だと盗賊のナトリだけだが。この二人は経験上意見を変えないから全員で一本の道に行こうとしても選ばれなかった方が一人で行ってしまうだろう」
「ではナトリさま派が可視化魔法で一緒に行き、ビラさま派が松明ですね」
「本当は危険だから一緒がいいのだけどね。取りあえず回復魔法が使える俺とイーヤンは分かれよう。あとの二人はどうする?」
「あえてお聞きしますが、チーンさんはどちらに付いていかれるのですか?」
「ああ、俺はナトリに行くよ。ビラコは強いけどナトリは俺が守らないと」
「分かりましたわ、ではわたくしはビラコさんに付いていきますわ」
「では余がナトリだな」

 このパーティの悪いところはみんな意外と頑固であるってこと。いい点は私情で判断をしないことだ。本来なら好きって理由だけでもチーンと一緒がいいと言い出しかねないが、戦闘や探索の相性で判断ができるし、それを優先する。


「ビラコ達は大丈夫だと思うかい?」
 ナトリとビンカーンと共に進むチーンは不安を隠せないでいた。
「うーん正直私の探知としてはこっちにゴブリンがいるって出ているのよね。でもあっちにはそれ以外の何かがある、だからこそビラコが行ったんだろうけど」
「余の経験上、ゴブリンは寝床や居住区と集めた食料やお宝に女を分けていることが多い。と言うことはこっちが居住区であっちが保管場所だろうな」
「そうなると危険は逆にあっちってことになるねー。罠が大量にあるよ、間違いなく」
 ナトリとビラカケニマン、探索の二大エースがいるからここまで無傷だったが、これまで以上の罠をビラコ一人で探知するのは難しいだろう。
「じゃあ一層早くやらないとダメだね。急いでゴブリンたちを駆逐しよう」
 チーンは腰に付けた剣に手を掛け、覚悟を決めた。


「ゴブ嫁――おまえやってくれたな」
「ち、違いますのよ!! 不可抗力ですわ!!」
「もうメチャクチャですね」
 本来ナトリたちの様に探知係が先行し、そのあとを追うのが正しい攻略である。
 しかしゴブリンの嫁は格が違った。

「ふつう宝箱をむやみに開ける? ここはただでさえゴブリンの巣なのよ。あのくっさいあんたのマンコと同レベルの異臭魔物が宝箱を普通の用途で使う訳無いでしょ?」
「わたくしのマンコは綺麗で良い臭いですわ!!」
「いや新品でもいい匂いはしないのでは?」
 無造作に置かれていた宝箱。普通はナトリが居れば彼女が、いなければ最悪ビラコが中身と罠の確認をする。しかしこの女は何時ぞやのダンジョンでの過ちを繰り返したのだ。

「マーキさまは学習しないのですね」
「止めてください! あなたに辛辣に言われるとガチ度が違ってきますのよ! ビラコさんたちが言うなら冗談と自分に言い聞かせて吹っ切れますけど」
「まあ分かってんだろうけどわたしもマンビラも冗談では言ってないのよ?」
 宝箱の罠はビラコによる鑑定結果、催眠ガスであった。これはゴブリンたちのお得意の罠である。ゴブリンたちの糞には他の種族を眠らせる効果があるのだ。
 本来ヒーラーであるイーヤンが状態回復魔法を行使すればいいだけであるが、ことゴブリンの糞による催眠罠はヒーラー(女)の弱点でもある。
「ふう、お分かりでしょうけど私たちヒーラーの回復魔法は精神が安定しているときに一番効果を発揮します。しかしこのガスは」
 ゴブリンのガスには催眠のほかにもう一つ、催淫の効果もある。故にそれを嗅ぐと精神が安定せず回復魔法が使えなくなるのだった。



「ねえ、考えうる限り最悪じゃない? この状況」
 ナトリがそう言ってしまうのも無理は無かった。
 ナトリの探知、ビンカンのバフ魔法、チーンの剣技によって奥にいたゴブリンたちを瞬殺していたメンバーの前に立ちはだかったのは、体長三メートルはあるホブゴブリンであった。しかも三体、そしてそれぞれ裸の仲間たちを持っていた。

「オマエタチ、ソコデミテイロ」
 真ん中のイーヤンを持ったホブはそう言い放ち、イーヤンを持っている手と逆の左手で彼女のおっぱいを鷲掴みした。
 寝ているとはいえ催淫状態でもある彼女は、おっぱいを揉まれただけで股間から愛液が流れ出していた。
「コノママクッテモイイ、イヤナラオマエラモヌゲ」
 揉みながらホブは三人に命令をした。

「どうする? いやまあ従うほかないとは思うけど」
「脱ごう! 彼女たちを見殺しには出来ない」
 三人は武器を捨て、脱ぎ始めた。

「オオ、ウマソウ」
「アノダークエルフオカシタイ」
「ロリマンコナメタイオレイレタイ!!」
 生き残っていたゴブリンたちはストリップ三人組を囃し立てていた。

「脱いだぞ! 次の要求は何だ!」
 チーンは堂々と裸でホブと対峙した。
「オマエタチトラエロ」
 ホブの命令により生き残っていたゴブリンたちが一斉に三人を掴み掛る。男のチーンはぞんざいに、女の二人はいやらしく、局部を揉み撫でし、自分のチンコを彼女たちの体に擦り付ける者、乳首やマンコを舐める者もいる。

「く、んっ! はあ、あんっ!!」
「止めて、そこ、は、んっ! 汚い!!」
 二人は敏感な部分を刺激され嫌悪感よりも、快感が上回ってしまった。
 そんな二人を前に唇を噛み締め、チーンはホブを睨み付ける。

「イイメダナ、アキラメガナイ」
「俺たちのパーティはこんなことで心が折れる奴はいない! みんな覚悟はある!!」

「!!??」
 言い放ったチーンの言葉に一番驚愕したのはナトリだった。
「(いやいや! 無いから! 犯される覚悟とか無いから!! セクハラとはわけが違うんだよ!? ああもう、絶対この状況マーキのせいだー!! あの女、丁稚とかそこら辺の汚い男をけしかけてメチャクチャにしてやるからな!!)」

「――しなさい」
「ナンダ」
「私のお尻を犯しなさい!! 他の物には手を出さないで!!」
 一番おっぱいを揉まれていたイーヤンが目覚め、ホブを睨む。
「ジコギセイカ、オマエタチヒーラーガヨクヤルコトダ」
 そう思うのも無理はない。このホブたちはたくさんの冒険者を相手取ってきた歴戦の魔物。故にヒーラーの様な回復魔法を使うものは、慈悲の精神が無いと使えない。それを理解していた。が、イーヤンは自己犠牲で言ったのでは無かった。

「デハオコトバニアマエテ、オラア!」
 我慢汁でてっかてかの人の腕ほどあるホブのチンコ。それを一気にアナルに突き刺した。
「っっっ!! んっ!! がはっ!!」
 あまりの衝撃に意識は飛び、穴は割け、血が流れ出す。

「コノママツイテヤル……ン? ウ、ウゴカナ、イ」
「わ、私のお尻に入れたのはあなたのチンコが初めてです。感激して死になさい!!」
 彼女の尻の穴が光だし、入れたチンコが消滅した。
「グ、グギャアアアア!!」
「ナ、ナンダ!!?」
「ア! オレタチモ!!!」
 彼女の尻からの光。洞窟内のこの空間を照らし、六人以外の全ての魔物を消し去った。




「――と言う訳なんだ」
 いやどういう訳だよ。


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