7 / 16
就職先は王宮魔導士団
しおりを挟む
結局、卒業パーティーは華やかに終了し、断罪もへったくれもない。
お貴族様の子息令嬢、皆が皆、将来の王子妃を称え、幸せオーラ全開の締めくくり。
私の存在は学園きっての誇るべき大変優秀な生徒として終了、チーン!
「……攻略するつもりはなかったのに回避できなくてごめんなさい」
パーティー最後でアナベルに握手を求められ、そっと優しく耳打ちされた。
攻略という言葉で心臓が跳ねる。おかしいと思ったんだよね。
これってアレかぁ~? うん、アレだよね?
悪役令嬢は転生者! ってヤツだ。
ゲーム知識のある人が悪役令嬢に転生しちゃって奮闘し、悪役から脱却するっていう。
かなり前からの根回しで立派な貴族令嬢へと成長し、善人へと生まれ変わってしまった。
しかも先に起こるであろうイベントを回収されたことによって私は何もできなかったってオチ?
こんなところで知らぬ間に流行りもの設定に乗っかっていた私の存在って!
「あ、あのちょっと、待って……!」
そのことに気付いて後を追おうとしたものの、アナベルは攻略対象者たちに囲まれ、遠ざかって行く。
「私にも握手をお願いいたします!」
「これからの活躍も期待してますわ!」
あっという間に卒業生たちに囲まれ、称賛を浴びつつ、別れを惜しまれた。
こうして私の「魔法と恋のスクランブルライフ♡」はエンディングを迎えた……。
ってか、これからどーすりゃいいのよ!
この3年間、攻略といえる攻略もできずにただただ自力で魔法に関してスキルが爆上がり。
平民のくせに魔法ではトップの成績を修めてやったし、能力はチート級だから当たり前。
そのせいで総代を務めるまで上り詰めてしまった……。
だけどまほスクは必ず誰かと結ばれるENDなのにどうなってんの?
6人の誰かと幸せになるのが肝なはずの恋愛ゲームだったのに。
最後は攻略対象者全てをアナベルがゲットしたハーレムエンド。私は一人。
せめて今世では恋人を掴み楽して幸せになりたかったよ、ぴえん。
けど、訳が分からずとも周りが放って置かないのが現実。
高度な白魔法を習得しちまったという優秀な私はなんとスカウトされるんだな、これが。
卒業後の就職先はなんと王宮魔導士団。
魔法学校でもAクラス出身の上位者で推薦でしか入団を許されないという最高峰。
お貴族様といえどなかなか就けないという憧れの職業。
ある程度の魔力や才能がないとやっていけない難関な職場らしい。
つまりは前世でいう国家公務員みたいなところで安定で高給。しかもエリート扱いされる。
ほぼ平民なんか踏み入ることがない場所ということで異例の待遇だったし。
まあ、それもこれもヒロインという立場でこのチート級な能力を高めたおかげ。
恋愛する間もなく各パロメータだけを上げたんだから当たり前か。
ちなみにアナベルは高度な光魔法習得に限界があったらしい。
これは正ヒロインでない弊害なのかもだけど光適性を強められただけでもすごいよね。
もう学園から離れたけれど将来の王子妃だし、会う機会があればちゃんと話してみたいな。
とりあえずは王宮勤めが始まることだし、これからが何かのスタートだと期待するよ。
お貴族様の子息令嬢、皆が皆、将来の王子妃を称え、幸せオーラ全開の締めくくり。
私の存在は学園きっての誇るべき大変優秀な生徒として終了、チーン!
「……攻略するつもりはなかったのに回避できなくてごめんなさい」
パーティー最後でアナベルに握手を求められ、そっと優しく耳打ちされた。
攻略という言葉で心臓が跳ねる。おかしいと思ったんだよね。
これってアレかぁ~? うん、アレだよね?
悪役令嬢は転生者! ってヤツだ。
ゲーム知識のある人が悪役令嬢に転生しちゃって奮闘し、悪役から脱却するっていう。
かなり前からの根回しで立派な貴族令嬢へと成長し、善人へと生まれ変わってしまった。
しかも先に起こるであろうイベントを回収されたことによって私は何もできなかったってオチ?
こんなところで知らぬ間に流行りもの設定に乗っかっていた私の存在って!
「あ、あのちょっと、待って……!」
そのことに気付いて後を追おうとしたものの、アナベルは攻略対象者たちに囲まれ、遠ざかって行く。
「私にも握手をお願いいたします!」
「これからの活躍も期待してますわ!」
あっという間に卒業生たちに囲まれ、称賛を浴びつつ、別れを惜しまれた。
こうして私の「魔法と恋のスクランブルライフ♡」はエンディングを迎えた……。
ってか、これからどーすりゃいいのよ!
この3年間、攻略といえる攻略もできずにただただ自力で魔法に関してスキルが爆上がり。
平民のくせに魔法ではトップの成績を修めてやったし、能力はチート級だから当たり前。
そのせいで総代を務めるまで上り詰めてしまった……。
だけどまほスクは必ず誰かと結ばれるENDなのにどうなってんの?
6人の誰かと幸せになるのが肝なはずの恋愛ゲームだったのに。
最後は攻略対象者全てをアナベルがゲットしたハーレムエンド。私は一人。
せめて今世では恋人を掴み楽して幸せになりたかったよ、ぴえん。
けど、訳が分からずとも周りが放って置かないのが現実。
高度な白魔法を習得しちまったという優秀な私はなんとスカウトされるんだな、これが。
卒業後の就職先はなんと王宮魔導士団。
魔法学校でもAクラス出身の上位者で推薦でしか入団を許されないという最高峰。
お貴族様といえどなかなか就けないという憧れの職業。
ある程度の魔力や才能がないとやっていけない難関な職場らしい。
つまりは前世でいう国家公務員みたいなところで安定で高給。しかもエリート扱いされる。
ほぼ平民なんか踏み入ることがない場所ということで異例の待遇だったし。
まあ、それもこれもヒロインという立場でこのチート級な能力を高めたおかげ。
恋愛する間もなく各パロメータだけを上げたんだから当たり前か。
ちなみにアナベルは高度な光魔法習得に限界があったらしい。
これは正ヒロインでない弊害なのかもだけど光適性を強められただけでもすごいよね。
もう学園から離れたけれど将来の王子妃だし、会う機会があればちゃんと話してみたいな。
とりあえずは王宮勤めが始まることだし、これからが何かのスタートだと期待するよ。
19
あなたにおすすめの小説
王子好きすぎ拗らせ転生悪役令嬢は、王子の溺愛に気づかない
エヌ
恋愛
私の前世の記憶によると、どうやら私は悪役令嬢ポジションにいるらしい
最後はもしかしたら全財産を失ってどこかに飛ばされるかもしれない。
でも大好きな王子には、幸せになってほしいと思う。
モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します
みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが……
余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。
皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。
作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨
あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。
やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。
この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
聖女の力は使いたくありません!
三谷朱花
恋愛
目の前に並ぶ、婚約者と、気弱そうに隣に立つ義理の姉の姿に、私はめまいを覚えた。
ここは、私がヒロインの舞台じゃなかったの?
昨日までは、これまでの人生を逆転させて、ヒロインになりあがった自分を自分で褒めていたのに!
どうしてこうなったのか、誰か教えて!
※アルファポリスのみの公開です。
脅迫して意中の相手と一夜を共にしたところ、逆にとっ捕まった挙げ句に逃げられなくなりました。
石河 翠
恋愛
失恋した女騎士のミリセントは、不眠症に陥っていた。
ある日彼女は、お気に入りの毛布によく似た大型犬を見かけ、偶然隠れ家的酒場を発見する。お目当てのわんこには出会えないものの、話の合う店長との時間は、彼女の心を少しずつ癒していく。
そんなある日、ミリセントは酒場からの帰り道、元カレから復縁を求められる。きっぱりと断るものの、引き下がらない元カレ。大好きな店長さんを巻き込むわけにはいかないと、ミリセントは覚悟を決める。実は店長さんにはとある秘密があって……。
真っ直ぐでちょっと思い込みの激しいヒロインと、わんこ系と見せかけて実は用意周到で腹黒なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:4274932)をお借りしております。
婚約破棄したら食べられました(物理)
かぜかおる
恋愛
人族のリサは竜種のアレンに出会った時からいい匂いがするから食べたいと言われ続けている。
婚約者もいるから無理と言い続けるも、アレンもしつこく食べたいと言ってくる。
そんな日々が日常と化していたある日
リサは婚約者から婚約破棄を突きつけられる
グロは無し
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる