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不純な教師との関わり 4 ~印刷室でのキス~
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昨日のふざけた出来事を忘れていた放課後。
最悪なことに廊下で高山が待ち伏せていた。
「倉持が昨日帰ったせいでプリントができなかっただろう?」
白衣姿で腕を組み、ニヤニヤと笑いながら片手には原本を持っている。
テスト用の大事なプリントを私のために1日延ばすか? 普通?
悪どいというか意地悪というか…、呆れてしまう。
「じゃ、これ、印刷、頼むから」
にっこりと笑いながら手渡すとその場を去っていく。
途中、女子生徒に絡まれながら談笑。
…っておい、暇そうじゃんか!
面倒なことを押し付けやがって~~!!
沸々と怒りが込み上げてくるけど、ちゃっちゃっと用事は済ませよう!
1秒でも早く、プリントを仕上げてさっさと帰ろう!
そう決意して印刷室へと駆け込んだ。
「全く、何で私がこんなことしなきゃいけないんだろう」
4枚にもなる対策プリント×クラス人数分を輪転機にかけ印刷。
規則正しい音が響き、一枚一枚転写される。
それを順番に並べて1枚ずつ重ねてホッチキスで留める。
慣れたくない雑用で手際も良くなったため、作業はあっという間に終わった。
問題は随分と分厚くなったプリントを生物準備室に運ぶことだ。
「せーの」
束になったプリントを下からすくい上げる。
で、そうやって運び出そうとして振り返ると立ち塞がる気配があった。
って、高山っ!
「さすが倉持、もう終わったのか?」
いつの間に入ってきたのよ? こいつってば~~!
畳3帖分ほどの窓も無く豆電球1個の明かりで薄暗い狭い室内。
ビックリしながらも両手が塞がってる現状で身動きが取れない。
プリントの束を境に向かい合う状態で二人きりっ!
「重いだろ?」
にっこり笑って嬉しそうに言う。
この~~っ! 分かってて聞くなっつーの。
「だったら持ってくれてもいいんじゃないですか?」
キッと睨み付けるとすっと手を伸ばしてきた。
おおっ、言ってみるもんだとニンマリした途端!
う、嘘でしょ~~~~~~!!!
コトもあろうに高山ってば私の顎を上げて~~~っ。
チュッと軽い音を立てた。
つまり高山の唇が私の唇にぃ。
キ、キス~~~~?
バサバサと大きな音を立てて床に散らばるプリントの束。
両手の自由が利かないことをいいことに私の唇を奪いやがった~~!!
「おいおい、しっかり持ってないから散らばっちゃったじゃないか」
硬直して動けない私から顔を離すとヤレヤレと肩をすくめる。
「どうした? 寒いのか? 震えてるぞ?」
未だに状況に対応し切れない私は頭の中が真っ白。
ふと気づいた時は昨日に引き続き、またもや高山に抱きしめられている始末。
「こ、この最低なエロ教師がぁ~~!!」
我に返ると力の限りに突き飛ばして叫び、印刷室を飛び出した。
呼吸も整わずして運動を得意としない私が全力疾走。
足元を見ると上履きのまま、学校を出ていた。
あんな後だし、今更、履き直しに戻るのも嫌だ。
仕方なくそのまま自宅へ帰宅するしかなかった。
最悪なことに廊下で高山が待ち伏せていた。
「倉持が昨日帰ったせいでプリントができなかっただろう?」
白衣姿で腕を組み、ニヤニヤと笑いながら片手には原本を持っている。
テスト用の大事なプリントを私のために1日延ばすか? 普通?
悪どいというか意地悪というか…、呆れてしまう。
「じゃ、これ、印刷、頼むから」
にっこりと笑いながら手渡すとその場を去っていく。
途中、女子生徒に絡まれながら談笑。
…っておい、暇そうじゃんか!
面倒なことを押し付けやがって~~!!
沸々と怒りが込み上げてくるけど、ちゃっちゃっと用事は済ませよう!
1秒でも早く、プリントを仕上げてさっさと帰ろう!
そう決意して印刷室へと駆け込んだ。
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4枚にもなる対策プリント×クラス人数分を輪転機にかけ印刷。
規則正しい音が響き、一枚一枚転写される。
それを順番に並べて1枚ずつ重ねてホッチキスで留める。
慣れたくない雑用で手際も良くなったため、作業はあっという間に終わった。
問題は随分と分厚くなったプリントを生物準備室に運ぶことだ。
「せーの」
束になったプリントを下からすくい上げる。
で、そうやって運び出そうとして振り返ると立ち塞がる気配があった。
って、高山っ!
「さすが倉持、もう終わったのか?」
いつの間に入ってきたのよ? こいつってば~~!
畳3帖分ほどの窓も無く豆電球1個の明かりで薄暗い狭い室内。
ビックリしながらも両手が塞がってる現状で身動きが取れない。
プリントの束を境に向かい合う状態で二人きりっ!
「重いだろ?」
にっこり笑って嬉しそうに言う。
この~~っ! 分かってて聞くなっつーの。
「だったら持ってくれてもいいんじゃないですか?」
キッと睨み付けるとすっと手を伸ばしてきた。
おおっ、言ってみるもんだとニンマリした途端!
う、嘘でしょ~~~~~~!!!
コトもあろうに高山ってば私の顎を上げて~~~っ。
チュッと軽い音を立てた。
つまり高山の唇が私の唇にぃ。
キ、キス~~~~?
バサバサと大きな音を立てて床に散らばるプリントの束。
両手の自由が利かないことをいいことに私の唇を奪いやがった~~!!
「おいおい、しっかり持ってないから散らばっちゃったじゃないか」
硬直して動けない私から顔を離すとヤレヤレと肩をすくめる。
「どうした? 寒いのか? 震えてるぞ?」
未だに状況に対応し切れない私は頭の中が真っ白。
ふと気づいた時は昨日に引き続き、またもや高山に抱きしめられている始末。
「こ、この最低なエロ教師がぁ~~!!」
我に返ると力の限りに突き飛ばして叫び、印刷室を飛び出した。
呼吸も整わずして運動を得意としない私が全力疾走。
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