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3章 領地改革と帝国の襲来
間話 リン・リーディス帰還する
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【リン視点】
私の名前はリン・リーディス、エルフェアリーナ王国の名門貴族リーディス家の令嬢として産まれました。
エルフの寿命は長寿で最低でも200歳は超えます。
私が16歳の時両親が亡くなりました。
新たにできたダンジョンから溢れ出た魔物から村を守るために勇敢に戦って村を守ったのです。
私はラスお爺様の隣で涙が枯れるまで泣きました。
そして両親を超えると誓ったのです。
その2年後、私はラスお爺様と意見の相違で喧嘩して家を飛び出しました。
そして、ランスホース帝国の南にある総人口1万程の小国サウザンド王国で弓兵としてお仕えすることになりました。
その半年後ランスホース帝国による侵略により私は捕虜となり魔王に売られることに。
私だけでなく王妃様や姫様たちそれにその侍女、兵士の妻、どれも容姿が淡麗な者だけ、それ以外の女性はランスホース帝国が自国に連れ去り、男どもは容赦なく殺されました。
男どもで生き残ったのは兵士9人と兵士長、それに農民5人でした。
魔王の趣味で男の前で女を蹂躙して服従の言葉を誓わせるらしいです。
農民は魔王国の畑で永久労働。
兵士長と残りの兵士4人は魔王が目の前で王妃や姫様たちを従わせるために見せしめにするとのことです。
ここまでランスホース帝国と魔王国が深い関係にあることに私は驚きを隠せませんでした。
最近ランスホース帝国が周辺の小国との融和関係を一転させての奇襲攻撃。
容姿端麗な女性を魔王国に献上残りの女性を帝国領に連れ去る。
10万を超える大軍で兵士1000人しかいないサウザンド王国に襲撃なす術もなく蹂躙され女性たちは捕まり、男どもは殺される。
見るも無惨な地獄絵図でした。
総人口1万のサウザンド王国はこうして滅びました。
私と元サウザンド王国王家の者たちはスレイブという奴隷商人に引き渡され、魔王国への輸送中、王家の者たちを励まし、いつか必ずランスホース帝国に一泡吹かせると決意しました。
そんな私たちに転機が訪れたのがスレイブシティ滞在中の夜でした。
魔族共が襲撃し奴隷商人共を追い立て、ガラ空きになった荷馬車を解放してくれました。
目の前のオークですが自分たちを助けてくれたということもあり5割マシに見えていたのでしょう胸がドキドキしていました。
でも近づいてくるそのオークの顔はオークとは思えないほど顔立ちが整っていてカッコよかったのです。
「俺は貴方たちを助けにきた者だ。オークという魔族だが安心してくれ、君たちに決して被害は加えない。だから信じて俺に付いてきてくれ、領主様に合わせたい」
私たちは助けてくれた彼を信じられず動けませんでした。
そんな時後ろからスレイブが襲いかかってきたのですがそのオークは私たちを守り傷を負いました。
「ぐっ、メディアめ取り逃したやつが居たのか。だが誰もやらせはせん」
目の前のオークがそう呟くとスレイブの剣を弾き落とし柄の方で牙突して気絶させたのです。
「私はエルフのリン・リーディスと申します。貴方を信じてここにいる皆で領主様に会いますので連れて行ってください」
「丁寧な挨拶痛みいる。俺はダスティル・ピッグマン、オークで構成される単槍匹馬の軍団長を務めている」
そういうと周りのオークたちが私たちの縄を解き周りを警護してくれました。
ダスティル殿がスレイブのところに向かい縄で縛ろうとしたところ女騎士に阻まれる。
「この者にはまだ私の役に立って貰わねばならない。魔族如きに渡すことなどできん」
「団長、助太刀致す」
「待て、お前たちは人間たちを守れ、この者は手練れだ。俺が相手をする」
「なるほど苗床の人間が大事ということか。貴様を討ち果たしその者たちも解放する」
ガキーンガキーンと槍と槍がぶつかり合うが怪我をしているダスティル殿の方が劣勢だ。
この人をここで死なせるのはダメだと思った私は、「おやめください」と遮り理由を話す。
それでも納得しない女騎士を止めたのは、吸血鬼の男の子でした。
そのあとその御方と女騎士による一騎打ちにより、女騎士は負け従うことになり、私たちも共に参ることになりました。
その過程でこの吸血鬼の男の子がエルフェアリーナ王国でも有名なクレオ様だと分かったのです。
そして表向きはサウザンド王家の人たちを守る名目として裏向きはダスティル様をもう少しお側で見守りたいという理由で残ろうとした私にクレオ様は『お爺様の許可をもらってきなさい』とダスティル様を護衛としてエルフェアリーナ王国に向かうことになったのです。
国境付近に差し掛かるところでエルフェアリーナ王国が誇る第一師団に囲まれましたが私とダスティル様をみた第一師団の団長と副団長が矛を収めるように言い共に参ることになりました。
「まさかリーフが結婚していて、こんな素敵な旦那がいるとは思わなかったぞ」
その言葉を聞いたフランクリンの顔が真っ赤でした。
フランクリンは『ダークエルフと結婚するなんて何考えてんだ』と周りに言われたのを『好きになったのがたまたまダークエルフだっただけだそれにもうダークエルフは立派なエルフェアリーナ王国の仲間だ』と言い切り、人を色眼鏡で見ない男なのです。
「私こそ、009兄様がクレオ様から名前を貰ってダスティル兄様になり、クレオ様の名代としてリン様の護衛でエルフェアリーナ王国にくるとは思わなかったわ」
「ハハハ、きっとこうなると見越していたのだ。クレオ様は俺がリーフと会って謝る機会をくれたのだろう。生まれたばかりのお前を捨てる結果となったこと本当にすまない今は亡き両親に代わり俺が誠心誠意謝罪する」
「頭をあげてください兄様、最初は恨んでいました。ですが今はあのことがあったからこそ大事な伴侶にも出会えたのです。それに兄様はずっと泣いていましたね。もう良いのです。その肩の荷を下ろしてください。私はこうして元気なのですから」
「ありがとう」
そう言いながら泣き顔のダスティル様の顔はリーフと話す前より穏やかになっていました。
「リン様のことをラス様がどれほど心配していたことか。良く御無事で。それにオークの義兄に会えるとは」
「俺もリーフの旦那である義弟のフランクリン殿に会えてとても嬉しい。これからもリーフのことを守ってやってください。それにハハハこれはリーフ本人から聞くべきことだな。いらぬ節介はやめておくとしよう」
「はぁ。なんだか分かりませぬが深くは聞かぬことにいたしましょう」
「お爺様に会いにきたのです。それに話したいこともあるので後でエイミー女王陛下様を呼んでくださいますか?」
「わかりました」
私とお爺様とエイミー女王陛下を交えた3人での話し合いの内容はエルフェアリーナ王国の外交担当としてクレオ様の街の住民になる。
それが双方にとっての利点になると力説しました。
ラスお爺様は「何言ってんだ。お前は大事なリーディス家の跡取りなのだぞ。認められん」と怒り心頭。
エイミー女王陛下がゆっくりと口を開いた。
「ラスが心配する気持ちはわかります。ですが私は正直に言うとリンほど適任はいないと思っています。クレオと接点を持てたことそこには確かな縁があるのだろうとそれに貴方が連れてきたオークは私たちの知るオークとは明らかに違う。恐らくあの知性あるオークとエルフとの間に産まれるのがダークエルフなのでしょう。実はエルフの女性の中にオークと接点を持ちたいと言う者も最近現れていまして、ダンジョンのオークに会いに行こうとして話も通じず苗床にされそうになったところを兵士に救出される始末。そんなものと関わり合うより貴方が連れてきた知性あるオークと関わる方が有意義でしょう」
「しかし女王陛下」
「ラスくどいです」
「うっ」
「では命令にしましょう。リンよ魔頂村に赴きエルフェアリーナ王国の外交官として、領主クレオ殿と友好を築き、知性あるオークとエルフによるお目通りをお願いしたい」
「リン・リーディス、女王陛下の御命令承りました」
こうして私はクレオ様の村で外交官として滞在できることになりました。
私の名前はリン・リーディス、エルフェアリーナ王国の名門貴族リーディス家の令嬢として産まれました。
エルフの寿命は長寿で最低でも200歳は超えます。
私が16歳の時両親が亡くなりました。
新たにできたダンジョンから溢れ出た魔物から村を守るために勇敢に戦って村を守ったのです。
私はラスお爺様の隣で涙が枯れるまで泣きました。
そして両親を超えると誓ったのです。
その2年後、私はラスお爺様と意見の相違で喧嘩して家を飛び出しました。
そして、ランスホース帝国の南にある総人口1万程の小国サウザンド王国で弓兵としてお仕えすることになりました。
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私だけでなく王妃様や姫様たちそれにその侍女、兵士の妻、どれも容姿が淡麗な者だけ、それ以外の女性はランスホース帝国が自国に連れ去り、男どもは容赦なく殺されました。
男どもで生き残ったのは兵士9人と兵士長、それに農民5人でした。
魔王の趣味で男の前で女を蹂躙して服従の言葉を誓わせるらしいです。
農民は魔王国の畑で永久労働。
兵士長と残りの兵士4人は魔王が目の前で王妃や姫様たちを従わせるために見せしめにするとのことです。
ここまでランスホース帝国と魔王国が深い関係にあることに私は驚きを隠せませんでした。
最近ランスホース帝国が周辺の小国との融和関係を一転させての奇襲攻撃。
容姿端麗な女性を魔王国に献上残りの女性を帝国領に連れ去る。
10万を超える大軍で兵士1000人しかいないサウザンド王国に襲撃なす術もなく蹂躙され女性たちは捕まり、男どもは殺される。
見るも無惨な地獄絵図でした。
総人口1万のサウザンド王国はこうして滅びました。
私と元サウザンド王国王家の者たちはスレイブという奴隷商人に引き渡され、魔王国への輸送中、王家の者たちを励まし、いつか必ずランスホース帝国に一泡吹かせると決意しました。
そんな私たちに転機が訪れたのがスレイブシティ滞在中の夜でした。
魔族共が襲撃し奴隷商人共を追い立て、ガラ空きになった荷馬車を解放してくれました。
目の前のオークですが自分たちを助けてくれたということもあり5割マシに見えていたのでしょう胸がドキドキしていました。
でも近づいてくるそのオークの顔はオークとは思えないほど顔立ちが整っていてカッコよかったのです。
「俺は貴方たちを助けにきた者だ。オークという魔族だが安心してくれ、君たちに決して被害は加えない。だから信じて俺に付いてきてくれ、領主様に合わせたい」
私たちは助けてくれた彼を信じられず動けませんでした。
そんな時後ろからスレイブが襲いかかってきたのですがそのオークは私たちを守り傷を負いました。
「ぐっ、メディアめ取り逃したやつが居たのか。だが誰もやらせはせん」
目の前のオークがそう呟くとスレイブの剣を弾き落とし柄の方で牙突して気絶させたのです。
「私はエルフのリン・リーディスと申します。貴方を信じてここにいる皆で領主様に会いますので連れて行ってください」
「丁寧な挨拶痛みいる。俺はダスティル・ピッグマン、オークで構成される単槍匹馬の軍団長を務めている」
そういうと周りのオークたちが私たちの縄を解き周りを警護してくれました。
ダスティル殿がスレイブのところに向かい縄で縛ろうとしたところ女騎士に阻まれる。
「この者にはまだ私の役に立って貰わねばならない。魔族如きに渡すことなどできん」
「団長、助太刀致す」
「待て、お前たちは人間たちを守れ、この者は手練れだ。俺が相手をする」
「なるほど苗床の人間が大事ということか。貴様を討ち果たしその者たちも解放する」
ガキーンガキーンと槍と槍がぶつかり合うが怪我をしているダスティル殿の方が劣勢だ。
この人をここで死なせるのはダメだと思った私は、「おやめください」と遮り理由を話す。
それでも納得しない女騎士を止めたのは、吸血鬼の男の子でした。
そのあとその御方と女騎士による一騎打ちにより、女騎士は負け従うことになり、私たちも共に参ることになりました。
その過程でこの吸血鬼の男の子がエルフェアリーナ王国でも有名なクレオ様だと分かったのです。
そして表向きはサウザンド王家の人たちを守る名目として裏向きはダスティル様をもう少しお側で見守りたいという理由で残ろうとした私にクレオ様は『お爺様の許可をもらってきなさい』とダスティル様を護衛としてエルフェアリーナ王国に向かうことになったのです。
国境付近に差し掛かるところでエルフェアリーナ王国が誇る第一師団に囲まれましたが私とダスティル様をみた第一師団の団長と副団長が矛を収めるように言い共に参ることになりました。
「まさかリーフが結婚していて、こんな素敵な旦那がいるとは思わなかったぞ」
その言葉を聞いたフランクリンの顔が真っ赤でした。
フランクリンは『ダークエルフと結婚するなんて何考えてんだ』と周りに言われたのを『好きになったのがたまたまダークエルフだっただけだそれにもうダークエルフは立派なエルフェアリーナ王国の仲間だ』と言い切り、人を色眼鏡で見ない男なのです。
「私こそ、009兄様がクレオ様から名前を貰ってダスティル兄様になり、クレオ様の名代としてリン様の護衛でエルフェアリーナ王国にくるとは思わなかったわ」
「ハハハ、きっとこうなると見越していたのだ。クレオ様は俺がリーフと会って謝る機会をくれたのだろう。生まれたばかりのお前を捨てる結果となったこと本当にすまない今は亡き両親に代わり俺が誠心誠意謝罪する」
「頭をあげてください兄様、最初は恨んでいました。ですが今はあのことがあったからこそ大事な伴侶にも出会えたのです。それに兄様はずっと泣いていましたね。もう良いのです。その肩の荷を下ろしてください。私はこうして元気なのですから」
「ありがとう」
そう言いながら泣き顔のダスティル様の顔はリーフと話す前より穏やかになっていました。
「リン様のことをラス様がどれほど心配していたことか。良く御無事で。それにオークの義兄に会えるとは」
「俺もリーフの旦那である義弟のフランクリン殿に会えてとても嬉しい。これからもリーフのことを守ってやってください。それにハハハこれはリーフ本人から聞くべきことだな。いらぬ節介はやめておくとしよう」
「はぁ。なんだか分かりませぬが深くは聞かぬことにいたしましょう」
「お爺様に会いにきたのです。それに話したいこともあるので後でエイミー女王陛下様を呼んでくださいますか?」
「わかりました」
私とお爺様とエイミー女王陛下を交えた3人での話し合いの内容はエルフェアリーナ王国の外交担当としてクレオ様の街の住民になる。
それが双方にとっての利点になると力説しました。
ラスお爺様は「何言ってんだ。お前は大事なリーディス家の跡取りなのだぞ。認められん」と怒り心頭。
エイミー女王陛下がゆっくりと口を開いた。
「ラスが心配する気持ちはわかります。ですが私は正直に言うとリンほど適任はいないと思っています。クレオと接点を持てたことそこには確かな縁があるのだろうとそれに貴方が連れてきたオークは私たちの知るオークとは明らかに違う。恐らくあの知性あるオークとエルフとの間に産まれるのがダークエルフなのでしょう。実はエルフの女性の中にオークと接点を持ちたいと言う者も最近現れていまして、ダンジョンのオークに会いに行こうとして話も通じず苗床にされそうになったところを兵士に救出される始末。そんなものと関わり合うより貴方が連れてきた知性あるオークと関わる方が有意義でしょう」
「しかし女王陛下」
「ラスくどいです」
「うっ」
「では命令にしましょう。リンよ魔頂村に赴きエルフェアリーナ王国の外交官として、領主クレオ殿と友好を築き、知性あるオークとエルフによるお目通りをお願いしたい」
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