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3章 領地改革と帝国の襲来
第20話 魔帝戦争開戦と前夜
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要塞が完成してから5日後、ランスホース帝国10000の軍勢が魔頂村の南の平原に到着した。
【アーサー軍視点】
「報告します。目の前に巨大な要塞が。殿下いかがなさいますか?」
「へぇ~どうやら知恵のある魔族がいるようだなぁ。村での籠城戦では無く、砦を作っての防衛か。ガウェイン、まずは様子見だ。奴隷兵士2千に突撃命令だ」
「了解だ。おいテメェら、聞いたなぁ出陣だ。戦功を上げたやつを奴隷から平民に取り立ててやる。気張ってこいや」
「はぃ、、、」
「なんだその気の抜けた返事は、あっ言い忘れたが撤退したやつは俺の重装歩兵隊の餌食になると思え」
「くっ」
こうして、奴隷歩兵2000を捨て石にするという様子見の突撃が開始された。
【クレオ視点】
話は少し遡り、ランスホース帝国軍が到着する前日の軍議にて。
「アーサーは、奴隷歩兵を捨て石に様子見の突撃をするだろう」
「聖騎士と謳われるアーサー殿がそんなこと」
「あり得ないって思うかいエレイン。だが権力に囚われたものというのはそんなものさ。それは聖騎士であっても例外ではない。精鋭に被害を出さないために目の前に現れた巨大な要塞に捨て石の奴隷を突撃させる。至極当然な判断だ」
「ですが殿、そんなものたちでも攻めてくるなら討ち取らねばなりますまい」
「いやシュテン、奴隷歩兵2000は捕虜にする。捕虜交換を求めても来ないだろう。終わった後に説得を試みる」
「なるほど流石は殿、戦場でも人員を増やすのですなぁ」
「人は石垣だからね。ジョロミ、スピニングスパイダーたちを使い、突撃してくる奴隷兵士2000をグルグル巻きにして抵抗できないようにしてくれるか?」
「お安い御用です。糸でグルグル巻きにして空中吊りにします」
「よろしく」
これで奴隷歩兵2000の無力化は容易だろう。
だがこれでアーサーに慎重になられると困る。
エレインからアーサーのことを聞いて、一つ邪推してしまったがアーサーはエレインに惚れていたのではないだろうか?
グィネヴィアとは戦略結婚であると聞いた。
アーサーの初恋がエレインならその気持ちを利用して激情させて更なる突撃を誘発させよう。
「エレイン、一肌脱いでもらっても良い?」
「なっ何を馬鹿なこと。戦の前にそんな。えっ」
「あっ違う違う。そういう意味じゃないよ。明日の作戦に協力してもらいたいんだ。ちょっと耳を傾けて」
僕はエレインの耳元で囁くように作戦を告げる。
「私にできるかわからぬが精一杯やってみよう」
「この作戦はエレインにかかってるからね」
「そんなこと言ったって、やったことないこと言われて、できるわけが」
「大丈夫だよ。エレインなら」
「うむ頑張る」
「クレオ様~エレインと内緒話ずるいです私も~」
「アリッサ、ここは戦場なんだよ。皆の命を預かっているんだ。作戦において、内緒話も時には必要なんだ。いちいち目くじら立てるようならスイーツ作ってあげないぞ」
「えっそれはやだ~。もう嫉妬しないからスイーツ食べた~い」
「ヨシヨシわかれば良いんだ」
僕はアリッサの頭をナデナデする。
これではまるで、妻では無く子供だな(笑)
「でどんなスイーツですか?ケーキですか?プリンですか?クッキーですか?」
あちゃ~スイーツの頭になっちゃったみたいだ。
ここにはりんごと生地しかってあれひょっとしてアップルパイできる。
「アップルパイなんてどう?」
目をキラキラさせながらコクコクと頷くアリッサ。
「じゃあ、軍議が終わった後の夕飯時に出すからもうしばらく待っててね」
「はぁ~い」
アレは完全に子供だなぁ(笑)
アランに指示を出す。
「アラナミには裏から回り込んでくる部隊の相手をしてもらう。恐らくグィネヴィアの率いる軽騎兵1000になるはずだ」
「御館様の命とあれば喜んで」
「グィネヴィアを生け取りにできれば1番良いがアラナミ隊の役目は俊敏な機動力を活かして敵を翻弄させ兵数を削ることだ。決して無理はするな」
「はっ」
「残りの者たちは砦にて敵を迎え撃つ。ゴブリットとフレイムとハピネスには別に指示がある。他の者たちは持ち場に戻ってよし」
みんなが返事をしゴブリットとフレイムとハピネスが残る。
「まずはゴブリットには部隊を二つに分けてもらう。砦後方の村近くにある高台拠点で秘密兵器を扱うものと要塞内の秘密兵器を扱う者だ。ハピネスには双方への物資の輸送を。フレイムには高台拠点にて投石機から火の玉を打ち出すための爆弾の製造を命じる」
「任された」「了解ボン」「輸送は任せて」
「各々よろしく頼む」
高台拠点は簡易拠点で村と砦を繋ぐ間にある高台を盛り土でさらに高くしそこに何かに利用できるかなと前々から準備していたある秘密兵器3台と兵士たちが休める寄宿舎のみがある。
一通り作戦を伝える軍議も終わったので約束通りアップルパイを作り、今日の夕飯であるシチューと共に皆の英気を養った。
一夜明け目の前にランスホース帝国の軍勢10000が現れた。
最初は僕の予想通り、奴隷歩兵による突撃での様子見をしてくれるようだ。
「ジョロミ、抜かりなく」
「はいな」
砦の目の前まで引きつけて一斉に現れたスピニングスパイダーたちにより糸で宙吊りにされていく奴隷歩兵。
「うわーーーー」「ぎゃーーーー」「こいつらどこから、うっうわーーーー」
悲鳴を上げながらどんどんグルグル巻きなされ宙吊りされていく奴隷歩兵。
初戦は作戦通り完勝。
あっという間に無力化した。
次の作戦に移るとしよう。
【アーサー軍視点】
「報告します。目の前に巨大な要塞が。殿下いかがなさいますか?」
「へぇ~どうやら知恵のある魔族がいるようだなぁ。村での籠城戦では無く、砦を作っての防衛か。ガウェイン、まずは様子見だ。奴隷兵士2千に突撃命令だ」
「了解だ。おいテメェら、聞いたなぁ出陣だ。戦功を上げたやつを奴隷から平民に取り立ててやる。気張ってこいや」
「はぃ、、、」
「なんだその気の抜けた返事は、あっ言い忘れたが撤退したやつは俺の重装歩兵隊の餌食になると思え」
「くっ」
こうして、奴隷歩兵2000を捨て石にするという様子見の突撃が開始された。
【クレオ視点】
話は少し遡り、ランスホース帝国軍が到着する前日の軍議にて。
「アーサーは、奴隷歩兵を捨て石に様子見の突撃をするだろう」
「聖騎士と謳われるアーサー殿がそんなこと」
「あり得ないって思うかいエレイン。だが権力に囚われたものというのはそんなものさ。それは聖騎士であっても例外ではない。精鋭に被害を出さないために目の前に現れた巨大な要塞に捨て石の奴隷を突撃させる。至極当然な判断だ」
「ですが殿、そんなものたちでも攻めてくるなら討ち取らねばなりますまい」
「いやシュテン、奴隷歩兵2000は捕虜にする。捕虜交換を求めても来ないだろう。終わった後に説得を試みる」
「なるほど流石は殿、戦場でも人員を増やすのですなぁ」
「人は石垣だからね。ジョロミ、スピニングスパイダーたちを使い、突撃してくる奴隷兵士2000をグルグル巻きにして抵抗できないようにしてくれるか?」
「お安い御用です。糸でグルグル巻きにして空中吊りにします」
「よろしく」
これで奴隷歩兵2000の無力化は容易だろう。
だがこれでアーサーに慎重になられると困る。
エレインからアーサーのことを聞いて、一つ邪推してしまったがアーサーはエレインに惚れていたのではないだろうか?
グィネヴィアとは戦略結婚であると聞いた。
アーサーの初恋がエレインならその気持ちを利用して激情させて更なる突撃を誘発させよう。
「エレイン、一肌脱いでもらっても良い?」
「なっ何を馬鹿なこと。戦の前にそんな。えっ」
「あっ違う違う。そういう意味じゃないよ。明日の作戦に協力してもらいたいんだ。ちょっと耳を傾けて」
僕はエレインの耳元で囁くように作戦を告げる。
「私にできるかわからぬが精一杯やってみよう」
「この作戦はエレインにかかってるからね」
「そんなこと言ったって、やったことないこと言われて、できるわけが」
「大丈夫だよ。エレインなら」
「うむ頑張る」
「クレオ様~エレインと内緒話ずるいです私も~」
「アリッサ、ここは戦場なんだよ。皆の命を預かっているんだ。作戦において、内緒話も時には必要なんだ。いちいち目くじら立てるようならスイーツ作ってあげないぞ」
「えっそれはやだ~。もう嫉妬しないからスイーツ食べた~い」
「ヨシヨシわかれば良いんだ」
僕はアリッサの頭をナデナデする。
これではまるで、妻では無く子供だな(笑)
「でどんなスイーツですか?ケーキですか?プリンですか?クッキーですか?」
あちゃ~スイーツの頭になっちゃったみたいだ。
ここにはりんごと生地しかってあれひょっとしてアップルパイできる。
「アップルパイなんてどう?」
目をキラキラさせながらコクコクと頷くアリッサ。
「じゃあ、軍議が終わった後の夕飯時に出すからもうしばらく待っててね」
「はぁ~い」
アレは完全に子供だなぁ(笑)
アランに指示を出す。
「アラナミには裏から回り込んでくる部隊の相手をしてもらう。恐らくグィネヴィアの率いる軽騎兵1000になるはずだ」
「御館様の命とあれば喜んで」
「グィネヴィアを生け取りにできれば1番良いがアラナミ隊の役目は俊敏な機動力を活かして敵を翻弄させ兵数を削ることだ。決して無理はするな」
「はっ」
「残りの者たちは砦にて敵を迎え撃つ。ゴブリットとフレイムとハピネスには別に指示がある。他の者たちは持ち場に戻ってよし」
みんなが返事をしゴブリットとフレイムとハピネスが残る。
「まずはゴブリットには部隊を二つに分けてもらう。砦後方の村近くにある高台拠点で秘密兵器を扱うものと要塞内の秘密兵器を扱う者だ。ハピネスには双方への物資の輸送を。フレイムには高台拠点にて投石機から火の玉を打ち出すための爆弾の製造を命じる」
「任された」「了解ボン」「輸送は任せて」
「各々よろしく頼む」
高台拠点は簡易拠点で村と砦を繋ぐ間にある高台を盛り土でさらに高くしそこに何かに利用できるかなと前々から準備していたある秘密兵器3台と兵士たちが休める寄宿舎のみがある。
一通り作戦を伝える軍議も終わったので約束通りアップルパイを作り、今日の夕飯であるシチューと共に皆の英気を養った。
一夜明け目の前にランスホース帝国の軍勢10000が現れた。
最初は僕の予想通り、奴隷歩兵による突撃での様子見をしてくれるようだ。
「ジョロミ、抜かりなく」
「はいな」
砦の目の前まで引きつけて一斉に現れたスピニングスパイダーたちにより糸で宙吊りにされていく奴隷歩兵。
「うわーーーー」「ぎゃーーーー」「こいつらどこから、うっうわーーーー」
悲鳴を上げながらどんどんグルグル巻きなされ宙吊りされていく奴隷歩兵。
初戦は作戦通り完勝。
あっという間に無力化した。
次の作戦に移るとしよう。
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