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4章 聖血戦争とクーデターの結末
第17話 王城の落城
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第五門も破られ、城内にモルドレッド率いる反乱軍が傾れ込むが城内にいるのはモルガンだけであった。ランスロットは部下たちに王を探すように命令し、モルガンと対峙する。
「王はどこかにいるはずだ、探せ」
「残念だがここに王はもうおらん。さぁ死合おうぞ」
「どういうことだ、モルガン」
「反逆者に語ることなどない」
「では、仕方ない。退屈させてくれるなよ」
「その傲慢打ち砕いてやろう。ランスロットよ」
今にも始まろうとしていたその瞬間モルドレッドが現れる。
「待て、ランスロット。モルガンを殺せば王の居場所がわからなくる。コイツはそれを狙っている。お前もそうなれば困ることになるぞ。本当にコイツの言葉が正しいのかどうかお前は城内をくまなく探せ」
「ぐっ了解した」
ランスロットは城内の探索に向かった。
「モルガン将軍、話してもらいましょうか」
「話すことなどない。ランスロットを行かせたことが貴様の敗因だモルドレッド」
「俺1人なら殺せるとでも、舐められたものです。黒影よ。モルガンを捕らえよ」
急に現れた黒影たちに手足を掴まれるモルガン。
「ぐっこの卑怯者がぁ。皇子なら正々堂々戦わぬか」
「ククク。ハーッハッハッ。馬鹿かお前はどんな手を使っても勝てば良いんだよ。負ければ死あるのみだろうが」
「クソー離せ離せー」
モルドレッドは、モルガンに近づき首を上に向け吐き出させないように固定し、小瓶の中の物を流し込んだ。吐き出さず行き場の無くなったそれはやがてゴクッという音と共にモルガンの体内に入る。それを見届けてモルドレッドは固定した首を解放する。
「貴様、何を飲ませた?」
「魔素ですよ」
悪びれる様子もなくそういうモルドレッドにモルガンは戦慄を覚える。
「魔素だと?ではやはり貴様が魔王と繋がっていたのか。どうして魔族と何を血迷ったのだ」
「血迷った?ククク。ハーッハッハッ。お前は何も知らないのだな。父上の兄アンブロシウスは、サキュバスの女に入れ込み子を成した。父上も雪女との間に子を設けている。確かエレインと言ったか?俺がエレインを魔王に献上するためスレイブシティに送り込んだのだからな」
「なんだと、ではエレイン様は魔王の元に。貴様ー許さんぞ絶対に」
「魔族の血が流れていると知ってもエレイン様と呼ぶお前が魔王と繋がっていた俺を馬鹿にしていたのか。ふざけるなと少し前の俺なら言っていただろう。だが今の俺は違う魔素は良い。これさえあればなんでも言うことの聞く操り人形が完成するのだ。俺は魔王との関係を強化して人間世界を統一する王となるのだ」
「貴様の野望などアーサー殿下が必ずや打ち砕くであろう」
「成程、父上はアーサーの元へ逃げたのか。墓穴を掘るとはこう言うことを言うのだろうなモルガン。俺はアーサーも殺すつもりだ。そこに逃げたのならそう遠くないうちに殺してやる。さて、貴様に用は無くなった。死んで俺の操り人形として、お前の敬愛する父上と戦わせるのも一興よな」
「許さぬ、許さぬぞモルドレッド」
「お前は特別に俺の暗黒兵全員で串刺しにしてやる。やれ」
モルドレッドの言葉で、暗黒軍団が現れ各々の武器でモルガンを串刺しにする。モルガンは絶命して暗黒将軍モルガンとして蘇る。
「暗黒将軍に命じる。反逆者ウルゼとアーサーを殺せ」
「モルドレッド様のために」
「ククク。ハーッハッハッ。やはり魔素は良い。もっと貰うために魔王様に女たちを献上せねば。もう集め終わってる頃だろう。そちらに向かい検分するとしよう」
スタスタと王城を後にするモルドレッド。
城下町の広場には帝国内の女達が一纏めに集められていた。その周りを旦那や恋人、息子だったもの達が取り囲む。
「目を覚ましてよ」
「私が分からないの?」
「母さんのことが分からないのかい?」
見た目そのままに禍々しいオーラで暗黒兵となっている彼らに彼女たちの悲痛な叫び声は届かない。
「お前たち、何をしている」
急に現れたモルドレッドの言葉に逃げてゆく暗黒兵。
「ご無事ですか?」
「モルドレッド様、旦那が旦那が」
「まさか、国王は住民たちにも魔素を投与していたのか。許せぬ。貴方たちを信頼する人の元に送り届けたいと思います。付いてきてもらえますか?」
「えぇもちろんです」
ククク。何も知らぬ馬鹿女どもめ。今から売られるとも知らずに。ククク。魔王様はプライドの高い女を砕くのが大好きな御方だ。村娘の可愛いどころは貰うとして、貴族の令嬢は魔王様に献上、それ以外は魔王派の魔族への手土産としよう。
馬車に仕分けされ乗せられる女たちは、モルドレッドのことを信じ切っていた。その行き先が魔王城だと分かるまで。その時初めて、あれ全てがモルドレッドの謀略だったと気付いたのである。魔王は後日献上品である女たちの礼として、大量の魔素をモルドレッドに贈った。こうしてランスホース帝国はモルドレッドと魔王の元に落ちたのである。クーデターの成功したモルドレッドにとって誤算があるとすれば、エレインがクレオの妻となっていたこと。そして、アーサーがクレオに殺されずに無事に逃げ帰っていたことであった。
「王はどこかにいるはずだ、探せ」
「残念だがここに王はもうおらん。さぁ死合おうぞ」
「どういうことだ、モルガン」
「反逆者に語ることなどない」
「では、仕方ない。退屈させてくれるなよ」
「その傲慢打ち砕いてやろう。ランスロットよ」
今にも始まろうとしていたその瞬間モルドレッドが現れる。
「待て、ランスロット。モルガンを殺せば王の居場所がわからなくる。コイツはそれを狙っている。お前もそうなれば困ることになるぞ。本当にコイツの言葉が正しいのかどうかお前は城内をくまなく探せ」
「ぐっ了解した」
ランスロットは城内の探索に向かった。
「モルガン将軍、話してもらいましょうか」
「話すことなどない。ランスロットを行かせたことが貴様の敗因だモルドレッド」
「俺1人なら殺せるとでも、舐められたものです。黒影よ。モルガンを捕らえよ」
急に現れた黒影たちに手足を掴まれるモルガン。
「ぐっこの卑怯者がぁ。皇子なら正々堂々戦わぬか」
「ククク。ハーッハッハッ。馬鹿かお前はどんな手を使っても勝てば良いんだよ。負ければ死あるのみだろうが」
「クソー離せ離せー」
モルドレッドは、モルガンに近づき首を上に向け吐き出させないように固定し、小瓶の中の物を流し込んだ。吐き出さず行き場の無くなったそれはやがてゴクッという音と共にモルガンの体内に入る。それを見届けてモルドレッドは固定した首を解放する。
「貴様、何を飲ませた?」
「魔素ですよ」
悪びれる様子もなくそういうモルドレッドにモルガンは戦慄を覚える。
「魔素だと?ではやはり貴様が魔王と繋がっていたのか。どうして魔族と何を血迷ったのだ」
「血迷った?ククク。ハーッハッハッ。お前は何も知らないのだな。父上の兄アンブロシウスは、サキュバスの女に入れ込み子を成した。父上も雪女との間に子を設けている。確かエレインと言ったか?俺がエレインを魔王に献上するためスレイブシティに送り込んだのだからな」
「なんだと、ではエレイン様は魔王の元に。貴様ー許さんぞ絶対に」
「魔族の血が流れていると知ってもエレイン様と呼ぶお前が魔王と繋がっていた俺を馬鹿にしていたのか。ふざけるなと少し前の俺なら言っていただろう。だが今の俺は違う魔素は良い。これさえあればなんでも言うことの聞く操り人形が完成するのだ。俺は魔王との関係を強化して人間世界を統一する王となるのだ」
「貴様の野望などアーサー殿下が必ずや打ち砕くであろう」
「成程、父上はアーサーの元へ逃げたのか。墓穴を掘るとはこう言うことを言うのだろうなモルガン。俺はアーサーも殺すつもりだ。そこに逃げたのならそう遠くないうちに殺してやる。さて、貴様に用は無くなった。死んで俺の操り人形として、お前の敬愛する父上と戦わせるのも一興よな」
「許さぬ、許さぬぞモルドレッド」
「お前は特別に俺の暗黒兵全員で串刺しにしてやる。やれ」
モルドレッドの言葉で、暗黒軍団が現れ各々の武器でモルガンを串刺しにする。モルガンは絶命して暗黒将軍モルガンとして蘇る。
「暗黒将軍に命じる。反逆者ウルゼとアーサーを殺せ」
「モルドレッド様のために」
「ククク。ハーッハッハッ。やはり魔素は良い。もっと貰うために魔王様に女たちを献上せねば。もう集め終わってる頃だろう。そちらに向かい検分するとしよう」
スタスタと王城を後にするモルドレッド。
城下町の広場には帝国内の女達が一纏めに集められていた。その周りを旦那や恋人、息子だったもの達が取り囲む。
「目を覚ましてよ」
「私が分からないの?」
「母さんのことが分からないのかい?」
見た目そのままに禍々しいオーラで暗黒兵となっている彼らに彼女たちの悲痛な叫び声は届かない。
「お前たち、何をしている」
急に現れたモルドレッドの言葉に逃げてゆく暗黒兵。
「ご無事ですか?」
「モルドレッド様、旦那が旦那が」
「まさか、国王は住民たちにも魔素を投与していたのか。許せぬ。貴方たちを信頼する人の元に送り届けたいと思います。付いてきてもらえますか?」
「えぇもちろんです」
ククク。何も知らぬ馬鹿女どもめ。今から売られるとも知らずに。ククク。魔王様はプライドの高い女を砕くのが大好きな御方だ。村娘の可愛いどころは貰うとして、貴族の令嬢は魔王様に献上、それ以外は魔王派の魔族への手土産としよう。
馬車に仕分けされ乗せられる女たちは、モルドレッドのことを信じ切っていた。その行き先が魔王城だと分かるまで。その時初めて、あれ全てがモルドレッドの謀略だったと気付いたのである。魔王は後日献上品である女たちの礼として、大量の魔素をモルドレッドに贈った。こうしてランスホース帝国はモルドレッドと魔王の元に落ちたのである。クーデターの成功したモルドレッドにとって誤算があるとすれば、エレインがクレオの妻となっていたこと。そして、アーサーがクレオに殺されずに無事に逃げ帰っていたことであった。
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