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終章 この世界の守護者
スーパーマグロ
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俺はデーモンロードちゃんに案内してもらい客室へと向かう。
「それでは、御主人様、私は扉の前で護衛します」
「えー。ナイアもたまには一緒に」
「御遠慮しておきます」
「最近、俺に冷たくない?」
「気のせいです」
「それなら中に入って主様の護衛は私が」
「アイリスさんは、屋上に出て、誰か潜んでないかの確認を」
「そんなことよりも主様の安全を守り」
「わ・か・り・ま・し・た・か?」
「は、はい」
有無を言わさない圧力だ。
「ティナさんは、空を飛んで、周辺に潜んでいる敵がいないかの確認を」
「わかった」
「では、私もナイアと共に扉の前を守るアル」
「いえ、レイさんには」
「1人でなんでもかんでも背負う必要はないアルよ」
「わかりました。お言葉に甘えます」
他のみんなも魔王城の至る所を見張るとかで、客室に入るのはどうやら俺とデーモンロードちゃんの2人きりのようだ。
「兄者、テルミスと話し合うことがあるゆえ、こちらも失礼する。あまりナイアの怒りを買わぬようにな」
「では、夜の手合わせと行こうかガイル」
話し合いと誤魔化したガイルと違って、テルミスさんは直球だな。
「大兄者、俺様もミクリヤを労ってやりてぇからよ。これで失礼するぜ」
「まぁ、リードったらぁ。今宵は前回の2倍はイカせてもらいますからね」
リードも人前だからか労うとぼかしたのに、ミクリヤさんが直球で言った。
義兄弟とも別れ、俺はデーモンロードちゃんを伴い客室の中へと入っていった。
「んぐっ♡」
部屋に入るなり俺はデーモンロードちゃんの唇を奪った。
舌を舐め合うディープな奴なのだが、こちらが一方的に舐め回す形となっている。
「あの、お客人様。舌を舐める必要はあるのですか?お互い、別に好き同士の結婚ではありませんし、そのやることだけやれば良いのではないでしょうか?」
全く情緒もロマンもなく、淡々と抑揚なくデーモンロードちゃんに言われてしまった。
「お互いが好き同士でなくても舌を舐め合う必要はあるよ」
「それは何故でしょうか?僕は元々男です。成り行きで身体がこうなってしまったことに驚いてもいます。僕はあくまで大恩ある魔王様のため政略結婚に応じただけであり、お客人様と恋愛をするつもりはありません」
頑固だなぁ。
絶対にこの鉄仮面顔を赤らめ顔に変えて、『お帰りなさいませ旦那様。ご飯にします?お風呂にします?それとも私?』って、言わせてやるんだからな。
「デーモンロードちゃんの言い分は、わかるよ。でも、前戯を無しにして、いきなり挿入すると痛いんだ。だから濡らす必要があって」
「痛くても構いません。所詮、政略結婚です。僕とお客人様との間に証ができさえすれば、魔王様もアリシア様も満足するはずです」
ここまで頑固なのかよ。
ここは、有る事無い事言ってみて、騙すか。
「デーモンロードちゃん、その証のために必要なんだよ」
「証のためにあんなことが必要なのですか?」
「必要だよ。お互い気持ち良い方が証ができる確率が跳ね上がるんだ。直ぐにできた方がデモンもアリシアも安心するだろ?そのためにしてるんだよ」
「では、勝手になさってください」
えっ?
大の字で寝転んでるだけ?
「さっき言ったよねお互いが気持ち良くって?」
「えぇ。それが何か変でしょうか?僕は、そう言う経験はありません。ましてや元男の僕に女の身体のことなんて何もわかりません。だからお客人様の好きになさってください」
要は私は大の字で寝てるので、好きにして、気持ちの良いタイミングで、勝手に出してくださいってことか。
マグロじゃねぇか!
スーパーに冷凍漬けで、送られてきたマグロじゃねぇか!
それも全く何もしないなんて、スーパーマグロじゃねぇか!
「そのお互いが気持ちよくなるためにオチンチンを舐めてくれたりとかは?」
「身体だけが女になっただけの心は男の僕に男性器を舐めさせるのですか?」
「それは悪いよね?」
「当然です」
「ならその豊満なオッパイで挟んで気持ちよくしてくれたりとかは?」
「やり方なんて知りませんし、使いたいのならお好きにどうぞ」
こんな感じで、デーモンロードちゃんは自分は全く何もしないと公言して憚らないのだ。
「わかったよ。俺の好きにさせてもらうよ」
でも反応は悪くないんだよな。
さっきも胸を鷲掴みにしてたけど普通に濡れてたし、エッチな声は出てた。
でも、自発的にはしてくれない。
要は、SEX=ただの子作りとしての認識ってことだ。
とっとと男の俺は、デーモンロードちゃんの中に突っ込んで出して終わりでしょって。
いや、そこに愛はあるんか?
信じられる愛はあるんか?
某、有名CMが頭に浮かんでしまった。
俺は相手の都合なんて気にしない。
デモンやアリシアが政略結婚で良いならと許してくれたとしても俺はデーモンロードちゃんと愛し会いたいんだ。
でも、そうだよな。
今でも心は男なんだよな。
身体だけ性転換手術されて、政略結婚の道具に使われたとはいえ、割り切れない気持ちはあるよな。
どうしたものかな。
俺は、デーモンロードちゃんとの仲は強引に進めるのを辞めることにした。
「あのお客人様?されないのですか?」
「うん。先ずは君のことを知ることから始めてみることにしたんだ」
「そうですか。僕は話すことはありませんので、されないのでしたら魔王様とアリシア様の護衛に戻ります」
「理想の2人だよな」
俺の何気ない言葉にデーモンロードちゃんは、俺の両手を掴んで、熱い想いを語ってきたのだった。
「それでは、御主人様、私は扉の前で護衛します」
「えー。ナイアもたまには一緒に」
「御遠慮しておきます」
「最近、俺に冷たくない?」
「気のせいです」
「それなら中に入って主様の護衛は私が」
「アイリスさんは、屋上に出て、誰か潜んでないかの確認を」
「そんなことよりも主様の安全を守り」
「わ・か・り・ま・し・た・か?」
「は、はい」
有無を言わさない圧力だ。
「ティナさんは、空を飛んで、周辺に潜んでいる敵がいないかの確認を」
「わかった」
「では、私もナイアと共に扉の前を守るアル」
「いえ、レイさんには」
「1人でなんでもかんでも背負う必要はないアルよ」
「わかりました。お言葉に甘えます」
他のみんなも魔王城の至る所を見張るとかで、客室に入るのはどうやら俺とデーモンロードちゃんの2人きりのようだ。
「兄者、テルミスと話し合うことがあるゆえ、こちらも失礼する。あまりナイアの怒りを買わぬようにな」
「では、夜の手合わせと行こうかガイル」
話し合いと誤魔化したガイルと違って、テルミスさんは直球だな。
「大兄者、俺様もミクリヤを労ってやりてぇからよ。これで失礼するぜ」
「まぁ、リードったらぁ。今宵は前回の2倍はイカせてもらいますからね」
リードも人前だからか労うとぼかしたのに、ミクリヤさんが直球で言った。
義兄弟とも別れ、俺はデーモンロードちゃんを伴い客室の中へと入っていった。
「んぐっ♡」
部屋に入るなり俺はデーモンロードちゃんの唇を奪った。
舌を舐め合うディープな奴なのだが、こちらが一方的に舐め回す形となっている。
「あの、お客人様。舌を舐める必要はあるのですか?お互い、別に好き同士の結婚ではありませんし、そのやることだけやれば良いのではないでしょうか?」
全く情緒もロマンもなく、淡々と抑揚なくデーモンロードちゃんに言われてしまった。
「お互いが好き同士でなくても舌を舐め合う必要はあるよ」
「それは何故でしょうか?僕は元々男です。成り行きで身体がこうなってしまったことに驚いてもいます。僕はあくまで大恩ある魔王様のため政略結婚に応じただけであり、お客人様と恋愛をするつもりはありません」
頑固だなぁ。
絶対にこの鉄仮面顔を赤らめ顔に変えて、『お帰りなさいませ旦那様。ご飯にします?お風呂にします?それとも私?』って、言わせてやるんだからな。
「デーモンロードちゃんの言い分は、わかるよ。でも、前戯を無しにして、いきなり挿入すると痛いんだ。だから濡らす必要があって」
「痛くても構いません。所詮、政略結婚です。僕とお客人様との間に証ができさえすれば、魔王様もアリシア様も満足するはずです」
ここまで頑固なのかよ。
ここは、有る事無い事言ってみて、騙すか。
「デーモンロードちゃん、その証のために必要なんだよ」
「証のためにあんなことが必要なのですか?」
「必要だよ。お互い気持ち良い方が証ができる確率が跳ね上がるんだ。直ぐにできた方がデモンもアリシアも安心するだろ?そのためにしてるんだよ」
「では、勝手になさってください」
えっ?
大の字で寝転んでるだけ?
「さっき言ったよねお互いが気持ち良くって?」
「えぇ。それが何か変でしょうか?僕は、そう言う経験はありません。ましてや元男の僕に女の身体のことなんて何もわかりません。だからお客人様の好きになさってください」
要は私は大の字で寝てるので、好きにして、気持ちの良いタイミングで、勝手に出してくださいってことか。
マグロじゃねぇか!
スーパーに冷凍漬けで、送られてきたマグロじゃねぇか!
それも全く何もしないなんて、スーパーマグロじゃねぇか!
「そのお互いが気持ちよくなるためにオチンチンを舐めてくれたりとかは?」
「身体だけが女になっただけの心は男の僕に男性器を舐めさせるのですか?」
「それは悪いよね?」
「当然です」
「ならその豊満なオッパイで挟んで気持ちよくしてくれたりとかは?」
「やり方なんて知りませんし、使いたいのならお好きにどうぞ」
こんな感じで、デーモンロードちゃんは自分は全く何もしないと公言して憚らないのだ。
「わかったよ。俺の好きにさせてもらうよ」
でも反応は悪くないんだよな。
さっきも胸を鷲掴みにしてたけど普通に濡れてたし、エッチな声は出てた。
でも、自発的にはしてくれない。
要は、SEX=ただの子作りとしての認識ってことだ。
とっとと男の俺は、デーモンロードちゃんの中に突っ込んで出して終わりでしょって。
いや、そこに愛はあるんか?
信じられる愛はあるんか?
某、有名CMが頭に浮かんでしまった。
俺は相手の都合なんて気にしない。
デモンやアリシアが政略結婚で良いならと許してくれたとしても俺はデーモンロードちゃんと愛し会いたいんだ。
でも、そうだよな。
今でも心は男なんだよな。
身体だけ性転換手術されて、政略結婚の道具に使われたとはいえ、割り切れない気持ちはあるよな。
どうしたものかな。
俺は、デーモンロードちゃんとの仲は強引に進めるのを辞めることにした。
「あのお客人様?されないのですか?」
「うん。先ずは君のことを知ることから始めてみることにしたんだ」
「そうですか。僕は話すことはありませんので、されないのでしたら魔王様とアリシア様の護衛に戻ります」
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俺の何気ない言葉にデーモンロードちゃんは、俺の両手を掴んで、熱い想いを語ってきたのだった。
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