552 / 664
続編2 北支部の戦い
日本に巣くう本当の闇
しおりを挟む
「更に下区の日本人養護施設も減っているんです。
殆どが虐待、誘拐で子供の数が減少しているんですが、
子供応援庁の阿川大臣は、
少子化を理由に削減の発表をしました。
裏を返せば、
下区では既に人身売買の温床が出来上がっている、
という事です。
リトルカントリーがあるのは貧民街と下区。
危険度の少ない中区から上では、
観光客による利益が上がっているので、
騒音やゴミ問題は多少あっても経済も回してくれるし、
差別はよくないでしょうって楽観視していました」
「そうだよね」
新田も釜めしを食べながら頷いた。
「それはその地域に根差してしまった移民問題ではないからです。
少子化で学校が余るから移民を、
定住移民の為に新しい一貫校を、
そんな事をしてるから生徒数が益々減っていきます。
天下りコーディネーターが動いているので、
学校を減らすことはできない。
今までは戦う国民がいましたが、
捨て地に追いやられ、
結果的に移民天国になっています。
安田が揉めた人間達がいい例でしょう? 」
「安田? 」
黒谷が向井を見た。
「今、日本を取り戻そうと戦っている、
黒地の若い新人政治家です」
「えっ? 黒地にそんな人いるの?
あんな場所にいて平気なの? 」
「大丈夫よ」
アンが笑顔で言った。
「黒地で負から守られている人々は、
自ら護符のブレスレットや、
冥王のシェイカーを身につけてます。
真実の壁以降、
何か目に見えない危険を感じ取っている国民が、
増えてきているんですよ。
それに彼は階級者なので、
そこまでの危険はないという事です」
「そんな政治家が味方にいたんだ」
驚く黒谷に向井が笑った。
「彼は今、利権を取り除き、
この状況をゼロにして、
昔の強い日本を取り戻す為に戦っているんです」
「あ………そうか。だからみんな慌ててるんだ」
牧野が言った。
「そりゃそうでしょう。
グローバリズム陶酔者だって襲われてるんだから、
みんな仲良くなんて言ってられない」
「まぁ、それも自業自得って感じだけどね」
アンと早紀が話した。
「世界地図では名称は日本となっていますけど、
中身は既に多民族国家です。
国際平和連盟は大喜びでしょう。
日本の寄付支援額も世界第四位です。
それなのに理事にもなれず、
国際平和協会。国際救済協会。国際地球保護協会。
連盟に言われるままに連合作って、
そこに天下りを役員として入れてるわけですからね。
裏には国際マフィアも暗躍してるので、
殺害が怖くて誰も手が出せないのが現状です」
「怖いな。大沢が倒れてから田口達が動き出して、
たった二、三年でこんな状態なのよね」
アンが顔を顰めた。
殆どが虐待、誘拐で子供の数が減少しているんですが、
子供応援庁の阿川大臣は、
少子化を理由に削減の発表をしました。
裏を返せば、
下区では既に人身売買の温床が出来上がっている、
という事です。
リトルカントリーがあるのは貧民街と下区。
危険度の少ない中区から上では、
観光客による利益が上がっているので、
騒音やゴミ問題は多少あっても経済も回してくれるし、
差別はよくないでしょうって楽観視していました」
「そうだよね」
新田も釜めしを食べながら頷いた。
「それはその地域に根差してしまった移民問題ではないからです。
少子化で学校が余るから移民を、
定住移民の為に新しい一貫校を、
そんな事をしてるから生徒数が益々減っていきます。
天下りコーディネーターが動いているので、
学校を減らすことはできない。
今までは戦う国民がいましたが、
捨て地に追いやられ、
結果的に移民天国になっています。
安田が揉めた人間達がいい例でしょう? 」
「安田? 」
黒谷が向井を見た。
「今、日本を取り戻そうと戦っている、
黒地の若い新人政治家です」
「えっ? 黒地にそんな人いるの?
あんな場所にいて平気なの? 」
「大丈夫よ」
アンが笑顔で言った。
「黒地で負から守られている人々は、
自ら護符のブレスレットや、
冥王のシェイカーを身につけてます。
真実の壁以降、
何か目に見えない危険を感じ取っている国民が、
増えてきているんですよ。
それに彼は階級者なので、
そこまでの危険はないという事です」
「そんな政治家が味方にいたんだ」
驚く黒谷に向井が笑った。
「彼は今、利権を取り除き、
この状況をゼロにして、
昔の強い日本を取り戻す為に戦っているんです」
「あ………そうか。だからみんな慌ててるんだ」
牧野が言った。
「そりゃそうでしょう。
グローバリズム陶酔者だって襲われてるんだから、
みんな仲良くなんて言ってられない」
「まぁ、それも自業自得って感じだけどね」
アンと早紀が話した。
「世界地図では名称は日本となっていますけど、
中身は既に多民族国家です。
国際平和連盟は大喜びでしょう。
日本の寄付支援額も世界第四位です。
それなのに理事にもなれず、
国際平和協会。国際救済協会。国際地球保護協会。
連盟に言われるままに連合作って、
そこに天下りを役員として入れてるわけですからね。
裏には国際マフィアも暗躍してるので、
殺害が怖くて誰も手が出せないのが現状です」
「怖いな。大沢が倒れてから田口達が動き出して、
たった二、三年でこんな状態なのよね」
アンが顔を顰めた。
2
あなたにおすすめの小説
王命って何ですか? 虐げられ才女は理不尽な我慢をやめることにした
まるまる⭐️
恋愛
【第18回恋愛小説大賞において優秀賞を頂戴致しました。応援頂いた読者の皆様に心よりの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました】
その日、貴族裁判所前には多くの貴族達が傍聴券を求め、所狭しと行列を作っていた。
貴族達にとって注目すべき裁判が開かれるからだ。
現国王の妹王女の嫁ぎ先である建国以来の名門侯爵家が、新興貴族である伯爵家から訴えを起こされたこの裁判。
人々の関心を集めないはずがない。
裁判の冒頭、証言台に立った伯爵家長女は涙ながらに訴えた。
「私には婚約者がいました…。
彼を愛していました。でも、私とその方の婚約は破棄され、私は意に沿わぬ男性の元へと嫁ぎ、侯爵夫人となったのです。
そう…。誰も覆す事の出来ない王命と言う理不尽な制度によって…。
ですが、理不尽な制度には理不尽な扱いが待っていました…」
裁判開始早々、王命を理不尽だと公衆の面前で公言した彼女。裁判での証言でなければ不敬罪に問われても可笑しくはない発言だ。
だが、彼女はそんな事は全て承知の上であえてこの言葉を発した。
彼女はこれより少し前、嫁ぎ先の侯爵家から彼女の有責で離縁されている。原因は彼女の不貞行為だ。彼女はそれを否定し、この裁判に於いて自身の無実を証明しようとしているのだ。
次々に積み重ねられていく証言に次第に追い込まれていく侯爵家。明らかになっていく真実を傍聴席の貴族達は息を飲んで見守る。
裁判の最後、彼女は傍聴席に向かって訴えかけた。
「王命って何ですか?」と。
✳︎不定期更新、設定ゆるゆるです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
侯爵夫人のハズですが、完全に無視されています
猫枕
恋愛
伯爵令嬢のシンディーは学園を卒業と同時にキャッシュ侯爵家に嫁がされた。
しかし婚姻から4年、旦那様に会ったのは一度きり、大きなお屋敷の端っこにある離れに住むように言われ、勝手な外出も禁じられている。
本宅にはシンディーの偽物が奥様と呼ばれて暮らしているらしい。
盛大な結婚式が行われたというがシンディーは出席していないし、今年3才になる息子がいるというが、もちろん産んだ覚えもない。
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる