『アンダーワールド・続編』冥王VS人間~魑魅魍魎の戦が今始まる~

八雲翔

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続編2 北支部の戦い

日本に巣くう本当の闇

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「更に下区の日本人養護施設も減っているんです。

殆どが虐待、誘拐で子供の数が減少しているんですが、

子供応援庁の阿川大臣は、

少子化を理由に削減の発表をしました。

裏を返せば、

下区では既に人身売買の温床が出来上がっている、

という事です。

リトルカントリーがあるのは貧民街と下区。

危険度の少ない中区から上では、

観光客による利益が上がっているので、

騒音やゴミ問題は多少あっても経済も回してくれるし、

差別はよくないでしょうって楽観視していました」

「そうだよね」

新田も釜めしを食べながら頷いた。

「それはその地域に根差してしまった移民問題ではないからです。

少子化で学校が余るから移民を、

定住移民の為に新しい一貫校を、

そんな事をしてるから生徒数が益々減っていきます。

天下りコーディネーターが動いているので、

学校を減らすことはできない。

今までは戦う国民がいましたが、

捨て地に追いやられ、

結果的に移民天国になっています。

安田が揉めた人間達がいい例でしょう? 」

「安田? 」

黒谷が向井を見た。

「今、日本を取り戻そうと戦っている、

黒地の若い新人政治家です」

「えっ? 黒地にそんな人いるの? 

あんな場所にいて平気なの? 」

「大丈夫よ」

アンが笑顔で言った。

「黒地で負から守られている人々は、

自ら護符のブレスレットや、

冥王のシェイカーを身につけてます。

真実の壁以降、

何か目に見えない危険を感じ取っている国民が、

増えてきているんですよ。

それに彼は階級者なので、

そこまでの危険はないという事です」

「そんな政治家が味方にいたんだ」

驚く黒谷に向井が笑った。

「彼は今、利権を取り除き、

この状況をゼロにして、

昔の強い日本を取り戻す為に戦っているんです」

「あ………そうか。だからみんな慌ててるんだ」

牧野が言った。

「そりゃそうでしょう。

グローバリズム陶酔者だって襲われてるんだから、

みんな仲良くなんて言ってられない」

「まぁ、それも自業自得って感じだけどね」

アンと早紀が話した。

「世界地図では名称は日本となっていますけど、

中身は既に多民族国家です。

国際平和連盟は大喜びでしょう。

日本の寄付支援額も世界第四位です。

それなのに理事にもなれず、

国際平和協会。国際救済協会。国際地球保護協会。

連盟に言われるままに連合作って、

そこに天下りを役員として入れてるわけですからね。

裏には国際マフィアも暗躍してるので、

殺害が怖くて誰も手が出せないのが現状です」

「怖いな。大沢が倒れてから田口達が動き出して、

たった二、三年でこんな状態なのよね」

アンが顔を顰めた。
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