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第一章
やっぱ、異世界召喚されたらそうなるわな。
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その後、俺は女神様にまで慰められ、アイテムストレージのスキルをおまけで貰った。
「アイテムストレージ···アイテムや道具を無限に収納可能重さは感じない。魔力を消費しない」
いや、嬉しいんだけどね、やっぱりそれより周りよりも何百倍もスキルの強さに差があるのが悲しかったなぁ。
そうこうしていたら俺の泣きかけの目を光が覆った。
そうか。本題は異世界召喚だったな。っと、ここはどこだ?
やっぱり召喚は森……じゃないな。かなり豪華な場所だ。
まさかあの王国フラグが回収されるとは思ってもなかった。
と、そこで目の前に立っているどう見ても疲労困憊している銀髪の女性が言葉を放つ。
「わた、しは、この国の聖女で、第一王女の、フレアール · ペキサヘトルですっ..皆さんゲホッゴホゴホ…」
そう言うと倒れ込み、それを周りにいた憲兵がしっかりと支える。
そして、憲兵らしき集まりの中から一人が前に出て自分達にこういった。
「先程のお方はこの国の第一王女であります!皆様方をあのお方が別世界から召喚致しました!皆様、混乱しているでしょうからしっかりとお話をするまで時間が必要でしょう!皆様のために部屋をご用意しました!数刻したら呼びに行きますので、しっかりと休んで待っていてください!」
そう言うと憲兵が道を開けた。なに、近くにいるこのメイドらしき女性が案内してくれるそうだ。
部屋についた俺らはどうするか話し合っていた。
なんでかって、いきなり召喚されたことの上に地球での常識は多分通じないからだ。
俺もこのままでは俺は殺されてしまうのではないのか、というような懸念を持っていて、頭を悩ませていた。
と、そこに部屋にノックが響く。
数秒後、部屋に先程自分達に説明をした憲兵が入ってきた。
「お待たせしました。少しは落ち着けましたでしょうか!」
お前のほうが落ち着いたほうがいいぞ…と思ったのは内緒である。
「それでは、国王様との謁見となります!私に着いてきてください!」
そう言うと憲兵は回れ右をして部屋を移動する。
自分達も特に何もしようがないのでそれについていく。
少し移動した後、憲兵がドアを開ける。
この城であろう場所の中で一際大きいドアだ。
ドアの奥にはなんとも威厳がある人が座っている。見るからに王様だ。やはり、王様になるにはこのような威厳が必要なのであろうか。だとしたら俺には無理そうだ。
そんな男が口を開く。
「単刀直入に言う。この国を、いや、この世界を救ってくれないか」
俺の周囲からどよめきが起こる。当然だ。いきなり呼ばれていきなりこんな頼みごとをされたらそりゃそうなる。しかし、俺のようにオタク…もといライトノベル好きはこの展開を予期していた。
だから、納得している者も少なくない。
「で、俺たちゃ何をすればいいんだ?」
「そなた達召喚者…この国では一般的に勇者と呼ばれておるがの。勇者は最初から一般人がどうあがいても手に入らないようなスキルを持っているのじゃ。」
「だから、そのスキルを使って何すりゃいいのかって聞いてんだよ」
おい勇太、王様を急かすんじゃねえ。
こっちまでヒヤヒヤする。
「そなた達にはな。その力を使って魔王を倒してもらいたい」
先程までもみんなはざわめいていたがより一層大きなざわめきが起こる。
「どうしてそんなこと俺らがやらなければいけねぇんだよ!」
「なんでそんなことをしなきゃいけねぇんだ!」
ま、普通はそうなるわな。
だってこっちの都合なんて分かるはずも無い。
ただ、やはりみんな魔王がめっちゃ強い、みたいな事は知ってそうだ。
「そうであろう。いきなりこんな事を言われても納得できないよな。だがしかし、我らの国ももう対抗手段がないのじゃ。本当に申し訳無いが手伝ってくれんかの」
「実際に魔王からこの国はどんな被害を受けてるんですか?」
「そうじゃな。人が死ぬ、なんてことは無いんじゃが、物資を盗られたり、備蓄している食料を奪われたりして、民が生活に苦しんでおる。」
マジかよ。
聞いてみたけどそういう感じの被害なのね。
思ってた感じと違う。
「自分勝手なのは重々承知だが、この通り我が国を救ってくれんか…」
王様がそう言うとみんなのざわめきが鎮める。
そりゃそうだ。国のトップがここまで頼んでるんだから。
「…俺も救えるものは救いたい。でも、まだ整理がついてないんだ。返答は、もう少し経ってからにしてくれないか」
相模がそう言う。
他のみんなもそれに賛成しているようだ。
「分かった。では2日後にまた聞こう。」
これにて、謁見は終了した。
「アイテムストレージ···アイテムや道具を無限に収納可能重さは感じない。魔力を消費しない」
いや、嬉しいんだけどね、やっぱりそれより周りよりも何百倍もスキルの強さに差があるのが悲しかったなぁ。
そうこうしていたら俺の泣きかけの目を光が覆った。
そうか。本題は異世界召喚だったな。っと、ここはどこだ?
やっぱり召喚は森……じゃないな。かなり豪華な場所だ。
まさかあの王国フラグが回収されるとは思ってもなかった。
と、そこで目の前に立っているどう見ても疲労困憊している銀髪の女性が言葉を放つ。
「わた、しは、この国の聖女で、第一王女の、フレアール · ペキサヘトルですっ..皆さんゲホッゴホゴホ…」
そう言うと倒れ込み、それを周りにいた憲兵がしっかりと支える。
そして、憲兵らしき集まりの中から一人が前に出て自分達にこういった。
「先程のお方はこの国の第一王女であります!皆様方をあのお方が別世界から召喚致しました!皆様、混乱しているでしょうからしっかりとお話をするまで時間が必要でしょう!皆様のために部屋をご用意しました!数刻したら呼びに行きますので、しっかりと休んで待っていてください!」
そう言うと憲兵が道を開けた。なに、近くにいるこのメイドらしき女性が案内してくれるそうだ。
部屋についた俺らはどうするか話し合っていた。
なんでかって、いきなり召喚されたことの上に地球での常識は多分通じないからだ。
俺もこのままでは俺は殺されてしまうのではないのか、というような懸念を持っていて、頭を悩ませていた。
と、そこに部屋にノックが響く。
数秒後、部屋に先程自分達に説明をした憲兵が入ってきた。
「お待たせしました。少しは落ち着けましたでしょうか!」
お前のほうが落ち着いたほうがいいぞ…と思ったのは内緒である。
「それでは、国王様との謁見となります!私に着いてきてください!」
そう言うと憲兵は回れ右をして部屋を移動する。
自分達も特に何もしようがないのでそれについていく。
少し移動した後、憲兵がドアを開ける。
この城であろう場所の中で一際大きいドアだ。
ドアの奥にはなんとも威厳がある人が座っている。見るからに王様だ。やはり、王様になるにはこのような威厳が必要なのであろうか。だとしたら俺には無理そうだ。
そんな男が口を開く。
「単刀直入に言う。この国を、いや、この世界を救ってくれないか」
俺の周囲からどよめきが起こる。当然だ。いきなり呼ばれていきなりこんな頼みごとをされたらそりゃそうなる。しかし、俺のようにオタク…もといライトノベル好きはこの展開を予期していた。
だから、納得している者も少なくない。
「で、俺たちゃ何をすればいいんだ?」
「そなた達召喚者…この国では一般的に勇者と呼ばれておるがの。勇者は最初から一般人がどうあがいても手に入らないようなスキルを持っているのじゃ。」
「だから、そのスキルを使って何すりゃいいのかって聞いてんだよ」
おい勇太、王様を急かすんじゃねえ。
こっちまでヒヤヒヤする。
「そなた達にはな。その力を使って魔王を倒してもらいたい」
先程までもみんなはざわめいていたがより一層大きなざわめきが起こる。
「どうしてそんなこと俺らがやらなければいけねぇんだよ!」
「なんでそんなことをしなきゃいけねぇんだ!」
ま、普通はそうなるわな。
だってこっちの都合なんて分かるはずも無い。
ただ、やはりみんな魔王がめっちゃ強い、みたいな事は知ってそうだ。
「そうであろう。いきなりこんな事を言われても納得できないよな。だがしかし、我らの国ももう対抗手段がないのじゃ。本当に申し訳無いが手伝ってくれんかの」
「実際に魔王からこの国はどんな被害を受けてるんですか?」
「そうじゃな。人が死ぬ、なんてことは無いんじゃが、物資を盗られたり、備蓄している食料を奪われたりして、民が生活に苦しんでおる。」
マジかよ。
聞いてみたけどそういう感じの被害なのね。
思ってた感じと違う。
「自分勝手なのは重々承知だが、この通り我が国を救ってくれんか…」
王様がそう言うとみんなのざわめきが鎮める。
そりゃそうだ。国のトップがここまで頼んでるんだから。
「…俺も救えるものは救いたい。でも、まだ整理がついてないんだ。返答は、もう少し経ってからにしてくれないか」
相模がそう言う。
他のみんなもそれに賛成しているようだ。
「分かった。では2日後にまた聞こう。」
これにて、謁見は終了した。
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