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第一章
神様は俺にだけ厳しい。
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2日後、俺達は王様に呼ばれた。
2日間の話し合いの答えは条件付きで了解。
今はそれを説明しに王様へ伝えに行っている。
「さて、君達の返答はどうかな。」
「俺達はこの国を救うことに了解した。ただし、条件がある」
いやぁ、やっぱ代表になってくれる人がいるっていいね。
俺には緊張で出来たもんじゃない。
あいつも緊張しているだろうが、そんな中でよく相模はやってのけるよ。
ホント尊敬する。
「して、条件とは何かな。」
王様はそう言う。
本当にこの人は一言一言に威厳があり過ぎてお前が魔王なんじゃないかって思うほどだ。
「俺達が出す条件は俺達の安全の確保と、生活の保証だ」
相模がそう言うが、王様は少し困った顔を見せる。
「安全の保証か…普段の生活の中では勿論だが、魔物の討伐や、魔王との戦闘の中での保証はできないな。」
まあ、これも元から予想してた答えだ。
「じゃあ、それでいいです」
「本当か?本当なんじゃな?」
「はい。ここに居る40名の意見がそれで有る事を私、相模勇太が此処に示します。」
相模がそう言い終わると同時に部屋中から歓声が湧き上がる。
王様まで涙を流して喜んでいる。
改めて、俺は自分達が背負った責任の重さをを感じたのだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
その後は着々と契約等が進み、次の日になり、陽和達は何やら重大な発表があると城の一室に呼び出されたのだった。
「私が勇者御一行を守る第一騎士団騎士団長のアーヴシュバルツである!」
そう言ったはかなり筋肉質だが、ボディビルダーというほどでもない、ガタイのいいイケメンのオッサンだった。
この人、強そうだけどめちゃくちゃノリ良さそうだな。恐らく、陽和達の内7割は感じたであろう感想だった。
「よし、今からすることを説明する!今からするのは皆のステータス調査だ!ステータスはHP、MP、筋力、防御、魔防の5つだ。Lv1の平均は大体10だ!最初に知りたい奴はいるか!!」
そう言って、騎士団長は持っていた数十キロはあるであろう石版を地面にどすり、と置いた。
これだこれ。俺が楽しみにしていた物だよ。
だってスキルが弱くてもステータスが高いかもしれないだろ?
ステータスは正に俺の希望だ。
おっ、相模が調べた。
俺もそれを覗く。
相模 勇太 Lv1/∞(限界突破の効果)
基礎ステータス
HP 20/20 MP 7/7
筋力35 防御 13
魔防 7
(ステータス補正 筋力2500%)
「「「うぉおおおお!!」」」
周りで見ていた人達から大きな歓声が上がる。
そりゃそうだ。平均が10なのにその三倍以上ある筋力と、それに25倍の補正がかかっているんだから。
そして、俺の番が来る。
鑑定があるって? そう。実はみんなと一緒に知りたくて鑑定は今まで一度もしてない。
だから、俺はこれで初めてステータスを知ることになる。
来いっ!
スキルみたいにならずに高いステータスになってくれ!
しかし、2度も俺の希望は打ち砕かれる事になる。
祈里 陽和 Lv1/1
基礎ステータス
HP 25/25 MP 8/8
筋力 17 防御 11
魔防 12
(ステータス補正無し)
……うん。なんだこれ。そりゃーこの基礎ステータスは嬉しいよ。
かなり高いしね。
…………でもさ。何これ?最大Lvが1って。
たしかにさ。ステータスはLv3位分あるけど…
それでも、これ、どういう……
俺は何が起こったのか分からず、俺に出来ることはただバグや、間違いであることを祈るだけだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
後日、俺は騎士団長のアーブさんに呼び出された。
「なんで自分が呼び出されたか分かっているな?」
「俺の…最大レベルのことでしょうか…」
「そうだ。あれは、本当にごく稀に起こる現象だが、異世界からの召喚者に起きる事だ。前回この現象が起きたのは1200年前のヤルゥァ人類滅亡戦争…まあ1200年前に起きた現象だと言われてる。ただ、原因はこの世界に体が適応できなかった結果、起きてしまう事だと最近の研究で分かった。しかし、これは言いにくいんだが…その症例が少なすぎるが故に対処方法は見つけられておらんのだ…すまんが、自分には何もできない…」
騎士団長のその話を俺は聞き流すことしか出来なかった。
俺は不適合者ってことか?
俺はせっかく異世界に行ったのにレベルが上がらないのか?
なんで俺だけ?
ただでさえ、スキルで周りと格差をつけられていた上にこの仕打ちだ。
何かあれば泣き出してしまいそうなほどに、俺の精神は壊れかけていた。
2日間の話し合いの答えは条件付きで了解。
今はそれを説明しに王様へ伝えに行っている。
「さて、君達の返答はどうかな。」
「俺達はこの国を救うことに了解した。ただし、条件がある」
いやぁ、やっぱ代表になってくれる人がいるっていいね。
俺には緊張で出来たもんじゃない。
あいつも緊張しているだろうが、そんな中でよく相模はやってのけるよ。
ホント尊敬する。
「して、条件とは何かな。」
王様はそう言う。
本当にこの人は一言一言に威厳があり過ぎてお前が魔王なんじゃないかって思うほどだ。
「俺達が出す条件は俺達の安全の確保と、生活の保証だ」
相模がそう言うが、王様は少し困った顔を見せる。
「安全の保証か…普段の生活の中では勿論だが、魔物の討伐や、魔王との戦闘の中での保証はできないな。」
まあ、これも元から予想してた答えだ。
「じゃあ、それでいいです」
「本当か?本当なんじゃな?」
「はい。ここに居る40名の意見がそれで有る事を私、相模勇太が此処に示します。」
相模がそう言い終わると同時に部屋中から歓声が湧き上がる。
王様まで涙を流して喜んでいる。
改めて、俺は自分達が背負った責任の重さをを感じたのだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
その後は着々と契約等が進み、次の日になり、陽和達は何やら重大な発表があると城の一室に呼び出されたのだった。
「私が勇者御一行を守る第一騎士団騎士団長のアーヴシュバルツである!」
そう言ったはかなり筋肉質だが、ボディビルダーというほどでもない、ガタイのいいイケメンのオッサンだった。
この人、強そうだけどめちゃくちゃノリ良さそうだな。恐らく、陽和達の内7割は感じたであろう感想だった。
「よし、今からすることを説明する!今からするのは皆のステータス調査だ!ステータスはHP、MP、筋力、防御、魔防の5つだ。Lv1の平均は大体10だ!最初に知りたい奴はいるか!!」
そう言って、騎士団長は持っていた数十キロはあるであろう石版を地面にどすり、と置いた。
これだこれ。俺が楽しみにしていた物だよ。
だってスキルが弱くてもステータスが高いかもしれないだろ?
ステータスは正に俺の希望だ。
おっ、相模が調べた。
俺もそれを覗く。
相模 勇太 Lv1/∞(限界突破の効果)
基礎ステータス
HP 20/20 MP 7/7
筋力35 防御 13
魔防 7
(ステータス補正 筋力2500%)
「「「うぉおおおお!!」」」
周りで見ていた人達から大きな歓声が上がる。
そりゃそうだ。平均が10なのにその三倍以上ある筋力と、それに25倍の補正がかかっているんだから。
そして、俺の番が来る。
鑑定があるって? そう。実はみんなと一緒に知りたくて鑑定は今まで一度もしてない。
だから、俺はこれで初めてステータスを知ることになる。
来いっ!
スキルみたいにならずに高いステータスになってくれ!
しかし、2度も俺の希望は打ち砕かれる事になる。
祈里 陽和 Lv1/1
基礎ステータス
HP 25/25 MP 8/8
筋力 17 防御 11
魔防 12
(ステータス補正無し)
……うん。なんだこれ。そりゃーこの基礎ステータスは嬉しいよ。
かなり高いしね。
…………でもさ。何これ?最大Lvが1って。
たしかにさ。ステータスはLv3位分あるけど…
それでも、これ、どういう……
俺は何が起こったのか分からず、俺に出来ることはただバグや、間違いであることを祈るだけだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
後日、俺は騎士団長のアーブさんに呼び出された。
「なんで自分が呼び出されたか分かっているな?」
「俺の…最大レベルのことでしょうか…」
「そうだ。あれは、本当にごく稀に起こる現象だが、異世界からの召喚者に起きる事だ。前回この現象が起きたのは1200年前のヤルゥァ人類滅亡戦争…まあ1200年前に起きた現象だと言われてる。ただ、原因はこの世界に体が適応できなかった結果、起きてしまう事だと最近の研究で分かった。しかし、これは言いにくいんだが…その症例が少なすぎるが故に対処方法は見つけられておらんのだ…すまんが、自分には何もできない…」
騎士団長のその話を俺は聞き流すことしか出来なかった。
俺は不適合者ってことか?
俺はせっかく異世界に行ったのにレベルが上がらないのか?
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